海と大陸
B5W41902 瀬島菜那
イタリアの地中海にある小さな島が舞台の物語である。かつては漁業で成り立っていたがその後衰退し、観光業が盛んになった(盛んでもないが、それしか産業がない)島で暮らす家族(どんな家族?)がメインの話となっている。(難民は?)
難民の母親が、夫以外の男性の子を身ごもっていたことについて、ゼミではあの母親はレイプされたのだろうという意見が出たことで、レイプが起こるような大変な道のりを歩いてあそこにたどり着いたことが分かった(はい。助っ人が罪人なのです。)。島の人からは身を隠しながら一時的に生活し、船に乗る際にもこそこそと隠れながら移動している姿から、自分がここにいてもいいとおもえるような安心できる場所があの難民の親子にはないこと分かった(はい、難民すべての人の状況です。)。そういった生活を難民の人が送っているなどと想像したことがなかったので、今回の映画で知ることができてよかった。(「難民」についての社会学的想像力を養いましょう。)
自宅をリフォームして人が泊まれるようにし、接客が得意ではないのに必死に働き客を連れて来るフィリッポと母親を見て、仕事のイメージが変わった。(仕事とは、好き嫌い以前に生活の糧の稼ぎ手段なのです。)今まで私は、仕事は自分で選ぶもので、夢を叶えるためにする、というイメージを今まで持っていたのだ(小学生的ですね)が、彼らが生活を成り立たせるために必死に働いている姿を見て、自己実現がメインではない、生活費を稼ぐための仕事もある(それが大半であるのが現実です。)がということが分かった(あなたはどのように自分の生活費を稼ぐのですか?)。また、仕事を選べるというのは、選べるだけの職種があって、それに就くことで食べていけるからだということも知ることができた。はい。(職業選択の自由は、小学生の夢物語ですね。)昔から将来の夢を聞かれて職業を答えていたのだが、それもなんだかおかしいと思うようになった。(おかしいです。夢が職業であることも、それを聞いて何も言わない人たちもおかしいです。)働くことで将来の夢を実現させなくてもいいじゃないかと思えるようになった(現実、無理です。)。観光に力を入れているのは、産業がなく、食べていけないからであることが分かり(はい)、日本も最近観光に力を入れているので、産業がなくなってきたのかもしれないと思った。かもしれないでなく、現実です。日本人の大半は、ある意味、難民と同じ状態に置かれているのです。それに気づいていない人がほとんどですが。