苗木
この映画を見るまでは、ドイツの人は歴史をきちんと学んでいて自分たちがなにをしてきたかを知っていると思っていたが、それはこのアウシュヴィッツ裁判があったことで変わったのだと初めて理解した。はい。この裁判は、アウシュビッツでの残虐行為の細部(ガス室による大量虐殺や、親衛隊員らによる拷問、虐待)を初めてドイツ人に広く伝えたものです。その後1979年に、西独議会は、悪質で計画的な殺人については時効を廃止し、司法当局はナチスによる虐殺に加担した者に対する捜査を、今も続けています。
この映画を見た後のディスカッションで、先生が日本の私たちの世代は戦後を語れないと言っていて、この日のディスカッションで自分の意見よりも疑問が多く出てきていた(意味不明)私はその戦後を語れないうちの1人になってしまっていると気づいたし(例えば、以下などを参照して、自己理解してください。https://shibari.wpblog.jp/archives/5287「日本の戦後史をまとめてみたら、なんでこうなったか分かる」)、国際学部生として自分からもっと知ろうとしなければと思う。勉強の基礎は、「無知の知(自分の無知を自覚すること)」です。まず私はそれまで60年安保を知らず、先生や菊池(地)くんの話でだいたいは理解できたが、自分の中でまとめて人に説明できるほどにはなっていないので自分で学ぼうと思う。とりあえず、以下参照。https://ja.wikipedia.org/wiki/日本国とアメリカ合衆国との間の安全保障条約
私は中学高校で歴史を学んでも、当時は興味も持たず、学んだから何になるともわからなくて知識をつけないまま来てしまったことをこのゼミの中で何度も後悔していて、「歴史」とは、過去の事で、教科科目としては、暗記モノとなっている歴史観(高校までに持たされた歴史観)を「アンラーン」してください、と私は、授業の中で言っています。歴史は、過去と現在の対話である、と言ったのは、歴史家のE.H.カー(『歴史とは何か』岩波新書)ですが、私は、歴史とは、過去と現在と未来の対話だと考えています。歴史とは、今現在を理解したいがために知ることであり、現在を知るのは未来を知りたいからに他なりません。
卒業間近になった今でも全然知識が足りないことを理解しているので、卒業後もずっと自分で勉強しようということを心に誓った時間だった。はい、21世紀は、生涯学習の時代です。とりあえず、以下参照。https://ja.wikipedia.org/wiki/生涯学習