苗木
この映画はイギリスのロンドンのホテルで働く不法滞在者たち(とは限りません)を描いたドラマ映画だ。
私はこの映画を事前に2回見て、ゼミの時間で3回目を見たのだが、同じ映画を何度も繰り返し見ることで、1回目では気づけなかった細かいことも考える部分があるとわかった。はい、良い気づきです。映画は何度も見て良いのですよ。
私はこの映画を見て、大変な思いをして国を渡って、死ぬかもしれないと思いながら臓器を売ってパスポートを手に入れて、しかしその後も安心して暮らせるわけではない移民の姿を見て、そんなに苦しい思いをしてまでどうして生きていたいのか疑問に思った。移民は死ねばいいとか、そう思っているわけではなく、日本で安全に生きていても自殺する(形容矛盾?)人が多いのに、ただ移民は苦しい生活が続くなら死のうと思ったりしないのかなと、自殺率などが気になった。以前見た映画で描かれていたように、自殺者も多いですよ。調べてみてください。ただし「自殺率」のような数字統計が入手できるかは疑問です。誰が調べるのですか?
この映画で何を描きたかったのかについて、私は不法滞在者たちは悪い人ばかりではなく、必死に生きているということ(これが世界の人々の現状です。)をいいたかったのかなと考えた。先生の解説を聞いて、移民がどんな生活を送っていて、きちんと人間関係を築いていることを描いているという考えがしっくりきた。(日本人はこうした「人間関係」が築けなくなっています。だから、人生が面白くありません。)
まだ全然知識が足りず、知らないことの方が多いことは感じているが、アメリカの次期大統領がトランプに決まったりする今、移民について勉強してよかったと思う。まだ、移民問題は他人事ですね。