海と大陸
B3W41102 蛭田一樹
海と大陸でフォーカスされたのは、その人間に与えられた情報だ。(どんな人間がいましたか?)私にとって、難民と認定された人はあくまで「難民」でしかなく、それ以上でもなかった。(映画を見た後でも、ですか?)難民として移動した先で人間関係を構築していくことはできても、移動前は個人であるように思っていた。(「個人」って何ですか?)思えば「グッド・ライ」の映画では、難民キャンプで兄を待つ主人公がいた。(意味不明、ストーリーの把握に誤解が?)難民は家族と一緒にいないのではなく、家族と一緒にいられない場合が多いのかもしれない。私の住む社会は、多くの場合望むのであれば一緒にいられる。(一緒にいたくない人とも、一緒にいなければならない場合もありますが。)こうして考えると、いかに自分の想像力が貧しいかがわかる。独立した個人だと思っていた。(「独立した個人」って何ですか?)ではヨーロッパではどのように考えらえているのか、(上記の「情報」との関連で、考察してください。)「ダブリン規約」をもとにgoogle検索してみた。すると、アイランくんという少年の写真が見つかった。彼は3歳で、波間に打ち上げられていた。これは世界中を駆け巡り、ドイツのメルケル首相にまで影響を与えた。ダブリン規約は「最初に足をつけた国で難民申請を行う」という決まりだが、ドイツでは難民を積極的に受け入れるという声明を発表した。難民もドイツやオーストリアを目指していて、経済的に厳しいギリシャ・ハンガリーで難民と認定してもらうことは難民側も避けていて(ハンガリーは、反EU/反難民の政策を実行しています。)、ギリシャ、ハンガリーもその余裕はないとして、多くを見逃している。こうした難民は歩いてドイツまで向かっていたのだが、メルケル首相の言葉で、難民のバスが用意され、2000台の簡易ベッドを用意し、受け入れ態勢を整えた。このまま増えるわけにもいかないので50万人を限度としているらしく、EU周辺諸国に助けを求めている。ドイツは、昨年100万人の難民を受け入れたのです。同じ記事で、このような難民は安価な労働力に変えることができるため、ヨーロッパでも格差が広がってしまうという意見もあった(もう少し、情報収集してください。)。あくまで難民を助けることが目的なので、それは副作用のようなものだと思うが、難民にとっては、また厳しい状況をもたらしてしまうことにもつながってしまう。ドイツの難民施設を放火する事件も多発しているため、国と国民と周辺諸国(?)がうまくリンクしていない現実があるということがわかる。受け入れようとしている国の思惑と労働環境におけるイスラム化や税金が難民のために使われてしまうことに危機感を覚える人たち、反発派には、難民を受け入れすぎたから追い出さなくてはとデモをしている人たちもいる。ユダヤ人迫害の歴史があるために、こうして移民・難民を受け入れていたのに、皮肉にも結果的にまたドイツ人を邪魔する人はだめだという意識が生まれてきてしまった(この結果は、そうなのだろうか?)。一国が背負ってしまうからその国の重荷に変わってしまう、EUは連合なのに、1枚岩で難民対策を講じられていない。(政策は講じてますよ、EUがどのような「連合」unionなのかを、もっと理解してください。メルケルは、9月以降、難民受け入れ政策の誤りを認め始めていますが、政策を変更したわけではありません。)ヨーロッパはアフリカから近いからこういった問題が出てくるわけだが(中東問題もありますよ)、アジアでも難民問題がある。(シリア、アフガニスタンは、アジアなのですが。)ボートピープルとなっているロヒンギャ族だ。このロヒンギャ族を難民ビジネスの中に組み込もうとしている人が国境を越えて存在している。ASEANが対策を講じているが、内政不干渉の原則のため、ミャンマーにかかわるわけにもいかず、オーストラリアの首相は、「上陸させず送り返すことだ。」という声明を発表している。どうして難民になってしまったのかを考え、その部分にアジア諸国がメスを入れることが重要である。(まずは、ロヒンギャ難民問題以前に、ミャンマーを(ビルマを)理解してください。ビルマ時代、反政府の難民ロヒンギャが日本にも数百人います。)日本も例外ではない。日本人難民の問題をどう考えますか?