グッドライB5W41902 瀬島菜那
スーダンの内線(番号はいくつですか?スーダンの現代史を理解しましょう。)で親を失いケニアの難民キャンプで育った青年たちが、アメリカに移住し(それもクジ運で)生活する様子を描いた作品だった。
(難民キャンプまで何ヶ月も歩って行くのも命がけの状態であることを、観ましょう。)
アメリカに移住した後のサポートがあまりないことに驚いた。アメリカに入ってしまったら皆対等である、という考えに基づいているそうだが、もっと移民してきた人に対して支援をするのが普通なのかと思っていた。(移民を受け入れないという異常なことをやっている日本人は、受け入れた移民に「普通」の支援を想定してしまう、この異常な状況認識に気が付きましょう。)の人に関わる職に就く人やNPOで働く人は、仕事と割り切らず人に尽くすものだ、という認識があったことに気付いた。(特別の立派な人のお仕事にしてしまうのですね。そして自分は関係ない。)また、作中、女性を性産業に従事させるためにピックアップされてしまうシーンがあった。(?そんなシーンはありません。逆でしょう。女性がトラフィキングに合わないための予防処置としての女性の保護策です。)女性だけがアメリカでの滞在先が違うということから考えられるが、性産業に従事させるためかどうかははっきりとは描かれていなかった。(誤解です)これも、NPOは良いことをするための組織で、意思に関わらず性産業に従事させるようなことはしないものだ、という考えが自分にあったため、驚いた。(日本で「性産業」の認識が軽いのはどうしてなのでしょうか?)風俗産業で、麻痺されていませんか?)NPOで働いている人が必ずしも人に共感し、人に尽くすために努力しているわけではないということが分かった。日本では親身になって仕事をする人がよくテレビなどでよく紹介されていて、それを良いことだとする風潮があるように思う。人に尽くすことは仕事熱心で、仕事熱心なことは良いことだという考えが(全て「慈善事業」と理解して、実態を知ろうとしませんね。)(そして自分は慈善事業はしない、との結論)、アメリカでは通用しないように映画では見て取れた。仕事だと割り切り、一生懸命になりすぎず、適当に働くという選択肢もあるということが分かったのは良かった。(「理想」だけ勝手に高くしておいて、実際には何もしないことを正当化する考えが横行してますね。)「適当」に、100点を目標とせず、60点を実行する発想がアメリカの現状です。
キリスト教では、うそをつくことを嫌うということが分かった。アメリカでは証言は証拠となるくらい、人はうそをつかないということが前提となっている。だからこそ、グッドライというタイトルが生まれたのだと分かった。「You are a liar.」の英語での意味を理解しましょう。