サンバB5W41902 瀬島菜那
ビザが失効してしまったことで、フランス国内に滞在できなくなったサンバが、NPOで働くアリスや、移民仲間のウィルソンなどと関わって生活(?)する(生活って何?)様子が描かれている映画だった。
滞在を許可されなくても警察に捕まらなければフランスで生活することができる、ということが分かった。ただし、今までの仕事は続けられず、日雇いのような仕事しかできないこと、人と喧嘩するなどして警察の目に留まらないようにしないといけないことが分かった。ビザの申請を得るのが難しいということ、ビザなしで生活することの大変さなどが少しだけ分かった。(ビザって何か、基本を知ってますか?)日本で普通に生活していると、そのようなことは全く分からない。(母国の国内だけの生活なら、何も関係ありません。)一度テレビでも、日本に滞在している外国人で、滞在の許可を得て生活しているが、許可が下りず強制退去させられてしまうのではないかとおびえながら生活している人を特集していた。今回の映画は、その滞在許可がおりていない状態で生活しているから、普通に生活していたら、見えにくい存在なのだろう。日本でもそのような人がいるのに、問題が可視化されていないのかもしれないと思った。どの国にも、不法滞在者はいます。日本にも現在5、6万人いるとされております。そうした問題を理解するのが「国際学」です。国家主義の立場に立たず、どう対応できるのかを、あなたはどう考えますか?
アリスは燃え尽き症候群で休職中だった。アリスのように休職しても生活できるほどの貯金があり、休職することが可能だというのは、彼女がキャリアウーマンだったからだろうか。いいえ、フランスでは、一般労働者において、3年間、病欠でき、6ヶ月間は手当が出ます。また、日本ではどのくらい休職が認められているのか気になった。気になったら、調べましょう。調べ方も調べましょう。日本では、労働法での規定はなく、企業ごとに就業規則で定めていますが、規定のない企業が大半です。(企業次第という恐ろしい労働環境です。)日本で働く女性は育休、産休も取り辛くげ(現在は、法整備が進み、正社員は取れる状況ではあります。)、男性は育休をほとんど取れない(取れますが、現在、取得率は2%です。)。そのような中で、彼女のように精神的につらいという理由で休職ができるのだろうか。休職ではなく退職させられてしまうのではないだろうか。(非正規労働者が半分での状況です。)映画では、アリスが復職した様子が描かれていた。フランスでは休職が認められていて、復職もできるということが分かった。(はい)労働権を獲得しています。そのために労働者たちは、日々の闘争をしています。