ものすごくうるさくて、ありえないほど近い レポート
B5W41902 瀬島菜那
アスペルガー症候群の少年が、9.11で亡くなった父親の(ツボの中の)鍵が何を開けるためにものだったのか知るために多くの人に会いに行く映画だった。(どんな人に会ったのですか?)
アスペルガー症候群という名称は知っていたが、どういったものなのかは今まで知らなかった。知能と言語の発達に異常はないが、対人関係に困難を抱えるのがアスペルガー症候群を持つ人の特徴だと知った。映画の中で少年は、母親の姿を見ると隠れてしまったり、おじいさん(?)と一緒に外出する際に自分の中のルールを守ろうとしたり(自分の立てたルールに固執する傾向があります。)、タンバリンを常に持っていたりしていた。この映画の少年のように、人と関わるのに困難を抱えるということが、アスペルガー症候群の人には見られるのだということが分かった。(言語においても、抽象語の使用、相手を無視する話し方など、問題があります。自己表現ができず、社会的ルールに従えず、物事に過敏に反応する症候があります。)映画を見る限り、少年は普通に喋れるので一目見ると全く生活するのに問題がないようにも見えた。(いや、言葉の使い方に対人的問題があることは、描かれていました。)知能も言語の発達にも異常がなく、問題があるように見えないのに、うまく人と関われなかったりするというのは、アスペルガー症候群の人にとってはとてもつらいことなのかもしれない。認知度が高まり、多くの人がアスペルガー症候群についてよく知ることが必要だと感じた。(他人事とせずに、自分もアスペルガーだと思うことはありませんか?)また自分も、これで分かった気にならずに、もっとよく知らなくてはいけないと思った。自分の中のアスペルガーも含めて、もっと、自分を知りましょう。
少年は父親と、冒険ごっこと称して外に出るように心がけていた。冒険ごっこをすることで、外の世界と関わるようにし、自分の問題を乗り越えようとしていることが印象的だった。はい。父親の助けが最初はあったのかもしれないが、亡くなってからは自分ひとりで外出をしていた。(背後に、母親の援助はありました。)人と関わるのに問題を抱えていたとしてもそれを乗り越えようとしていた姿がとても印象的で、誰にでもできることではないと感じた。(あなたは、そうしない、という表明ですか?私はできない子のアイデンティティを保持したいのですね。)
父と子の関係だけでなく、それを取り巻く人間・家族関係のあり方にも、注意が向くようになりましょう。