B3W41087 苗木
この映画に出てきた女の子は兵士にレイプされ子供を産んでいて、戦場で兵士が女性をレイプするのはただ性欲処理のためだと思っていたが、兵士にレイプをさせることでその女性が嫁に行けず、その人種が減ったり、女性が子供を産んだらその子はハーフになり、血が薄れていくという思惑があったと学んだ。
以下、参照。
ベヴェリー アレン(鳥居 千代香訳)『ユーゴスラヴィア 民族浄化のためのレイプ』柘植書房新社 2001
http://www.ahni.co.jp/kitazawa/sei/kantougen0502.htm
http://www.l.u-tokyo.ac.jp/ginnan/ginnan28/101ronbun.pdf
映画「サラエボの花」http://www.albatros-film.com/movie/saraebo/
https://ja.wikipedia.org/wiki/サラエボの花
サテライトという少年が機械に詳しく、村の長老たちに頼りにされていたが、子供の知識に頼るほど、大人のほうが知識がないのが不思議だった。
はい、内戦状態、難民問題の中では、「不思議」なことがたくさん起きます。お大人たちは、機能不全に陥っています。難民でもない現代日本においても、同じことが起こっています、ということは日本も「難民」状態なのかもしれません。
この映画の結末では女の子が自分の子供を殺し、自分も自殺したが、両腕のない兄とレイプされてできた目の見えない子供を連れて、住む場所も定まっていないというのは想像よりはるかに辛いことだろう。急に一人になった兄も両手がないまま補助なしに生きていくのは困難だろうから、彼も妹たちのあとを追ってしまうんではないかと思った。
内戦、難民状態であるということで、何が起こっているのかを知りましょう。このようなことがたくさん起こっているのが、内戦、難民状態であるということなのです。