B3W41087 苗木
「アナと雪の女王」の原題が「Frozen」(凍った、寒い、冷凍の、冷淡な、身動きできない)なのはずっと疑問に思っていたのだが、日本ではエルサよりアナに注目させるためという説明を聞いて、題名でアナを先にもってきた理由はわかったが、日本人がアナに共感しやすいわけではないように感じた。エルサよりは分かりやすい!
「レット・イット・ゴー」を同性愛のカミングアウトの歌と解釈する方法もあるとあったが、私には物語の中でもアナとエルサは家族愛にしか感じなかった。「同性愛」って何ですか?
オラフが真実の愛を「自分より相手を大切に思うこと」と言っていたが、それを自分で見た時にはそのまま受け止めていたので、(キリスト教的愛の「日本語訳」なのです、日本語人の「自然な」解釈となっています。)キリスト教的な隣人愛と理解することや、アナが絵と重なるシーンではアナを不倫している女性と重ねているという解釈(18世紀フランスのフラゴナールの『ぶらんこ』)も聞いて、そういう理解の仕方もあるのかと驚いたし、納得した。いろいろな解釈を知りましょう。
私は日本でこの映画がはやった理由は、テレビでアナ雪の歌がたくさん流れたこと(なぜ、たくさん流れたのでしょうか?)や、評判が良かったこと、映画の中で歌が多く、王子とアナが歌っていたシーンを若いカップルたちが真似して動画を撮り、SNSにアップすること(そうなのですか、知りませんでした。)がはやったことなどが理由にあるんじゃないかと考えた。
この映画を自分で見た時にはディズニーの映画として楽しく見るだけだったので、ゼミで見ると色んな考え方があるんだなあと思った。はい、国際学・社会学のゼミです。