モンサントの作った遺伝子組み換え作物の危険性を指摘した作品だった。日本ではあまりこの問題がメディアで報道されている印象がない。他国では反対のデモが行われているように、多くの市民が声をあげるほど問題が深刻化している。日本がいままでこの問題を意識しなくてもよかったのは実際、モンサントの脅威にさらされていなかったからだろうが、これからTPPが本格化し、海外からの安い作物、種子が輸入されるとなると、日本人もそんなに悠長に構えてられないと思う。はい、そうですね。日本のメディアは現政府権力と密接な関係があり、(スポンサーである)大企業の悪い点などを報道しない傾向にあるため、この問題も報道しない可能性も十分に考えられる。日本の大手メディアは、権力に従順にならずに市民の側に立って、世界の問題について報道してほしい。(〜ほしい、とおねだりで終わるのではなく、そのためにはどうしたら良いのかを考えてみませんか。)
また、モンサントが作っている遺伝子組み換え作物は、モンサント自身は悪いと思っていないのではないかと推測できる。(食料問題を解決する良いことをしていると思っているのです。)悪いことをしているという自覚があれば、直ちに販売をやめるだろう。彼らの作った種子と農薬が実際に世界中で被害を出していることを考えると、彼らが悪いと思っていないことがとても恐ろしい。アメリカ政府とも密接に関わっていて、いまだに彼らを止められていないことに危機感を覚える。彼らの作る種子に世界中が支配されるのを防ぐためにも、世間に大きな影響力を与えられるメディアがもっとこの問題について報道してくれたらと思う。メディア信仰の発想に頼っている限り、問題は解決しませんね。メディア信仰でなく、何ができるのか、何をすべきかを考え始めませんか。