椎野ゼミ課題
アメリカン・スナイパー
2015年10月16日
チョウ ロセン
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見る前に、「戦闘シーン」などに注目し、なぜアメリカはリアルな戦闘状況が撮影できたのかについて考えさせた。しかし、私は戦場での経験もないし、今まで戦争のシーンがあるドラマや映画を多く見たが、ほぼ全部が最近の戦争状況ではないため、リアルかどうかも判断できないことであった。経験がないとリアルかどうか判断できないのだろうか?(他の場合には、経験がなくともリアルかどうか判断していることが沢山ありますが。)「リアル」とは何かを再考してみてください。ただし、この映画に出ていた危険な任務(危険な任務がるのではなく、任務すべてが危険なのです。)の移動中に家族に電話、また屋上で安全確認した直後に気軽な会話などの行動に驚いた。「今の戦場ではこれが普通か?」と少し疑いながら衝撃を受けた。はい。
今回の映画の戦場はイラクである。アメリカが起こしたイラク戦争といえば、多くのアメリカ人がこのことに関して「間違い」だと後悔していると聞いたことがある。そのため、元アメリカ大統領ブッシュの弟が今年の選挙(アメリカ大統領選挙は2016年です)であえて苗字を使わず、下の名前(でもない、John Ellis Bushの頭文字でジェブ)を使う作戦になった。それがお兄さんの起こしたイラク戦争という失敗と連想させたくないという。(否、一時、開戦擁護の発言をしていました。)今回の映画では、この戦争は悪くないという描写があると思う。(イラクに大量破壊兵器があるとの前提での話なのです。)まず、敵は、残虐・凶暴・子どもまで巻き込む人でなしと描かれている。(アメリカのどの戦争でも、使われている敵のイメージです。)それなら、「正義」が悪を消すのが当たり前に思い込む。もちろん、この戦争の意味について映画の中にでも多少触れていた。ただキャラクターを通し、「疑問」を投げただけである。なんの立場も立ってない、なんの分析もないことである。(否、共和党の立場、分析はありますよ。)
この映画を見た後に、平和についての考えたもある。それがは、主人公の「敵」の元オリンピック選手の結末についてである。もし、あの元選手のスナイパーが紛争地域の出身ではなかったら、(「紛争」という抽象語の理解でなく、この具体的な戦闘について考察してください。この戦闘は、アメリカ/イギリスの正当な理由のない他国攻撃なのであり、イラクとしてはそれへの祖国防衛の自衛戦争なのです。)もし、過激派組織(?)に参加してなかったら、(フセイン政府軍の軍隊です)あるいは平和なところで暮らしているなら、オリンピックでメダルを取った国のヒーローとして、賞金やスポンサーを付き、裕福な暮らしを過ごしているはずだと思う。優秀な人材でも、平和な環境ではなかったら、能力を正しく発揮できない。(ある意味、彼は、自衛戦において「正しく」能力を発揮したのではないのか)平和の重要性はもう一回認識できた。平和ぼけの「平和」観をアンラーンしませんか?