(瀬島)
私の好きだったNHKの番組が地上波からBSに移ってしまい、見ることができなくなってしまったことがあったが、ここ最近、比較的まともな番組がBSに移ってしまっているというのはとても残念だ。地上派には、思想統制がかかってしまって、ほぼ見る番組がないことがこの数年間で露見しています。視聴者(=組織的極右)からの文句がなくなるようにとBSに移しているそうだが、BSを見るにはわざわざお金を払わなくてはいけない。それでなくてもNHKは受信料を取っているのに、
(なぜ受信料を払っているのかを自覚してますか?)BSをみるために余計にお金を払わなくてはいけないのはとても面倒だ。無料の情報はインターネット上にあふれているが、いい情報を手に入れるためにはお金が必要だということを改めて感じた。(はい、情報は只ではないのです。大学には100万円払っているのに、数千円単位ではケチって情報を買いませんね。)BSが本当に有益な情報を発信しているかは疑問だが。あなたにとって「有益」とは何ですか?日本の極右(アメリカのフォックス)系の情報が欲しい人なら、たくさんの「有益」な情報が地上波にもあふれております。
横浜にいる人々を映した番組だった。小学生の時に行ってからまったく用がなかったため、ぴんと来なかった。一度横浜に行ってみようと思う。(今の学生さんは、「都市」に関心を持たないように仕組まれた世の中に生きているのですね。)関心のあるのは消費のできる街のみ。
米兵相手に体を売って生きていたメリーさんの話があったが、あの番組だけではよくわからなかった。メリーさんはどうして娼婦になったのか、どうしてあの白塗りの化粧を始めたのか、なぜメリーさんは横浜を去ったのか、作中では特に言及されていなかった。もっと深く取り上げてほしかった。メリーさんはあの年になるまでずっと娼婦を続けていたそうだが、当時の女性で結婚もせず一人で生きるには風俗のような仕事しかなかったのだろうか。はい、21世紀日本の今でも、基本的にはそうですよ。昔と比べると現在は、女性の社会進出も進んできているのかもしれないが(いいえ、「ガラスの天井」だらけです。)、子育てと仕事を両立できず離職する人はたくさんいるし、シングルマザーがまともに生活できる制度も整っていない(はい、自己防衛のために、社会保障制度についての基礎知識は持ちましょう。)。男並みに働けず誰にも頼れない女の行きつく先はメリーさんなのではないだろうか。はい、メリーさんは実はまだよい方なのです。さらには「女性の貧困化」(1/3)そしてホームレス、「孤独死」であります。これが豊かな日本の現実なのです。