(瀬島)
今回の映画で、自分が領土問題や近代史について知らないことがたくさんあることが分かった。(無知の知)北方領土問題はいままで授業でならったことがあったが、いまだに返還されない理由や領土問題を解決する方法があることなど、知らないことがたくさんあることが分かり、もっと学ばないといけないと痛感した。(問題意識や関心を持つように自己形成しましょう。)
作中、色丹島の住民は強制的にソ連(サハリン)に移送され、日本人全員の帰還が合意されるまでソ連で(収容所生活や)強制労働させられたことが描かれていた。また、ソ連は不当に外国人(敗戦国日本の国民)の元軍人や一般人を抑留者として極寒の地で重労働を強いていた。このシベリア抑留によって、約34万人の日本人が亡くなったとウイリアム・ニンモ著の『検証-シベリア抑留』に記されている。(読んだのですか?)全国強制抑留者協会のホームページには、公式文書による謝罪と日本人抑留者に対する公正な労働賃金の補償がなされていないと書かれている。謝罪に関してはロシア初代大統領であるエリツィン大統領が1993年に公の場で謝罪している。労働賃金の補償がされていない点については、2010年にシベリア特措法によって一時金が給付された。謝罪と補償がされていないと全国強制抑留者協会のサイト上にはあるが、謝罪も補償も解決済みの問題だと私は思う。(そうだろうか?)なされたのは大統領の謝罪と日本政府からの給付です)サイト上でいまだ未解決とされていることが疑問にのこった。疑問を持つことはよいことだが、日本語の読解力をつけましょう。ロシアからの公式文書による謝罪および補償はなされていないのです。
ディスカッション内で、緊急事態条項の創設が国会で議論されていることを指摘していた。自民党が早急につくろうとしている緊急事態条項とは、国が緊急事態に陥った際に、政府が自由に法律をつくれるようにするという法案である。この法案があれば、政府が正しい判断を即時にできた場合は国民を守ることができる。しかし、政府に権力が偏ってしまっては、民主主義とはいえない。また、緊急事態の判断基準がなく政府独自が緊急事態を判断すると、緊急事態が常態化し政府が独裁化する危険もある。はい、人権の抑圧が行われ、司法(最高裁判所)による事後チェックも成文化されないようです。
アメリカに次いで、ファシズム国家にまっしぐらの日本国の現状を、学生さんたちは無関心です。