苗木
私は先生の説明を聞くまで、FBIとCIAの違いも知らなかったのだが、この映画を見て、人の意見をきいたら、CIAは悪い組織なのではないかというイメージに変わった。(悪い組織なのだが、ただ善悪の判断をして、「悪い」組織で終わり、ではなく、なぜその「悪い」組織が、アメリカ合衆国に存在して、どのような機能を果たしているのかを考えられるようになりましょう。)
CIAという組織があるということはだいたいの日本人も把握しているのに、その有名な組織が暴力や力ずくで証言させようとしている事実にショックを受けた。(暴力や拷問が出てきてショックだで、終わりでなく、パックスアメリカーナ(アメリカ中心の世界平和戦略)の一環として行っていることを理解し、これからの日本はその一兵卒になろうとしているのです。)
また、世界中で有名になった9.11の事件の首謀者として知られているウサーマ・ビン・ラーディンは、真犯人だという証拠がないということを知らなかったので、なぜ証拠がないのに世界中に犯人だとして公表されたのか疑問に思った。(アメリカのCIAの世界戦略の一つなのです。)
CIAがウサーマ・ビン・ラーディンとして殺害した人物も、本人なのか確認がとれないまま死体を処理してしまったということにも驚いた。(世界の、アメリカの、現実を知りましょう。)
この映画のようなことが多く行われているのなら、アメリカの中でCIAという組織があることで、何の利点があるのだろうと思った。国家安全保障に関する「機密」情報を収集する国家権力の秘密の一つなのです。日本でも、2年前に「特定秘密保護法」が成立しており、そのようなことができる体制を作っているのです。アメリカの他人事ではないのですよ。
いろいろなことを知っていきましょう。