苗木
この映画を見て、イギリスでは女性もこんなに堂々と仕事をしているのかと感じたのだが、議論の中で実際とは若干異なっていて、作品が現実を引っ張ることもあるのだと知ることができた。(とは言え、実際のレベルにおいても、現在のイギリスでは「堂々と仕事をしている女性」は、日本の比ではありません。)
映画についてもコメントしてください。(映画で中東地域の勉強をしております。)
作品の話からずれていたが、「天皇になれるのが男性だけなのは日本だけ」(天皇がいるのも日本だけなのです)、「日本の天皇は名字もなく国民ともみなされないため人権もない」(日本国憲法では、国民に人権を保障するとなっていますが、日本国民は戸籍を援用して規程してますので、戸籍でなく、皇室典範で規程している天皇は、日本国民ではないのです。)ということや「君が代が国歌になったのは15年前」(1999年の国旗・国歌法です)。ということついて私は何も知らなかったので、自分の国に対する知識や一般常識が乏しいということを実感した。(はい、無知の知が初めの一歩ですね、一歩も進んでない人が大半の日本ですが。)
ロストジェネレーションの話では、今の私たちくらいの年代は、人生で大切なものが欠けていて、教えてもらえていないと言っていたが、自分ではそのことがわからないし、本当にそうなのかも判断できなかった。(はい、そのこと自体がロストジェネレーションですね。「人生で大切なもの」を教えてもらっていないか分からないくらい「人生で大切なもの」を分からないまま、そのことに気を留めずに、これまで生きてきたし、これからも生きていくのでしょうね。)確かに、なにか行動するときの相互監視はきついと感じることはあるが、そのこととなにかが足りないことに関係があるのか、(「人生で大切なもの」を知らずに、相互監視だけには敏感になっている人生なのですね。)私たちがもっていなくて、もう少し上の年代の人は持っているものは何なのか、本当にあるのか気になった。(なにもないのですね。)(私見では日本の今のロストジェネレーションの「喪失物」とは、有り体に言えば、「社会(関係)」なのです。「社会」がないところで、即物的に生きているのでしょうね。上記の「日本」のことについても知らない、のもその一環なのでしょうね。)