椎野ゼミ課題
選挙
2015年2月5日
チョウ ロセン
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中国人の若者として、政治に関わる投票は一度だけの経験があった。正直、この映画にも、今回の投票にも、共鳴ができるところがないと思う。この映画は、そのことを描いた映画なのです。ウィキペディアに載っている「選挙方法」の項目を見ても、日本、あるいは民主国家の選挙に関する投票はまだよく分からない。「民主国家」とは何かを今後も考える必要があるでしょう。ただし、日本にいる間、何度も投票率が低いという二ュース報道を見た。調べたら、日本より島が多く、人口が2倍弱のインドネシアの2014年の投票率は75.11%であった。同じく、日本より広く、人口が多くのブラジルの2014年の投票率は77.75%であった。それらに対し、去年年末の日本の選挙では、衆院選の投票率は小選挙区で52.66%であり、戦後最低の数値を更新したそうだ。毎日新聞の記事「社説:投票率の低下 もはや国民的な課題に」によると、「『大都市圏よりも地方は投票率が高い』という従来の常識はすでに揺らいでいる。」という。この結果から、地方にある投票所の数が少ない、あるいは配置がまばらではないかという推測ができるだろう。真冬の中、高齢者に投票所に行かせるのも無理だろう。投票しやすさにも様々な工夫が必要だと思う。それがあくまで有権者のうちの投票者の投票率を下げない方法である。しかし、未投票者の中では、「行きたくないから、行かない」というパターンのほうが多いだろう。去年の選挙直後のインタビューの中には、40代、50代でも、投票に行かなかった人もいた。理由は様々で、例えば、「どうせ、自民党の勝利でしょう」という政治に関心はある理由でありながら、その理由には結果に期待してないから行かないという裏面情報が含まれているではないか。このような若者の中に「政治が難しいから分からない」や「行かないほうが格好いい」などの理由ではなく、きちんと自分の権利を活用した「棄権」だと思う。(そうだろうか?政治を投票に還元しすぎていないか?)例の記事にも書かれていた改善点は若い世代の低投票率への対策である。選挙権の年齢が18歳に下げるという意見は置いておく。教育現場での模擬投票や、討論の学習には賛成である。「政治が難しいから」なら、学校で教われば(何をどう教えるのか?)分かるようになると思う。また、投票について、自分の一票の大切さも教育できちんと認識させるべきだと思う。映画「レント」のときも多数と少数について少し書いた。確かに多数決では、一部の人の考えが反映されないかもしれないが、実際に投票してみないと分からないし、当選した人も宣言したとおりにできるかどうかも未知数であるため、自分の権利をきちんと駆使するのが先である。「権利」とは何かを再考する必要があります。
参考:
http://www.globalnote.jp/post-12889.html 投票率の国別データ
http://mainichi.jp/opinion/news/20141219k0000m070130000c.html 毎日新聞 社説:投票率の低下 もはや国民的な課題に