オキュパイラブや幸せの経済学と似ている雰囲気の映画だ。ローカリゼーションムーブメントの映画ドキュメンタリーです。(劇)映画の中で大規模店舗の小売りの廃止を実現しているところが出てきた。わたしは大手小売業でアルバイトをしているが、大規模店舗の小売りの限界のようなものをひしひしと感じていた。このまま食品や衣料だけにとどまらずあれにもこれにも大規模店舗が手を出して、専売?で(専門的に)売っていたお店(単一小売店)が次々に倒産し、この世に出回るすべての商品にこの企業(チェーンストア)の名前が載ることになるのではないか、と。それだったら専門店に戻していって、たとえば受け継がれた伝統のある商品をなくさないようにしていきたいな、と思う。それを「老舗」というが、その格式や信用はどうやって確保するのか?
この映画のテーマであるローカリゼーションを考えていくなかで、地域への愛着も必要だが地域の活性化のためには経済の活性化が不可欠なようである。そのために経済リテラシーや経済の知識も自分に入れていかなければならないし、(はい、言うは易く行うは難し。)それを教える環境も学校だけにとどまらないようにしなくてはならない。(学校があっても日本では学ばないよ。)世の中のもの(例えばなんですか?)がどのような目的で、なぜ存在しているのか、親族や、地域住民、その団体自体も発信していくべきなのだと思う。(発信があっても、どう受信するのかが問題ですね。)
ディスカッションで(出た)の遠藤さんの話で出ていた、行政の使いっぱしりが企業で?(行政はそんなに偉くないよ)、下請けがNPOだということに驚いた。社員とバイト(正社員と非正社員?)の違いと似ているということにも驚いた。日本の町づくり、町おこしには行政が関わっていることが多い、そして観光で興そうとしているケースが多いと思う。そのなケースが多い中でも世田谷区は市長も一緒に頑張っているらしい。東京都の23区は特別区なので区長は公選されます。世田谷区民が選んだ保坂展人区長はどんな人か調べてみましょう。
トランジション・タウン活動をしている人、ローカリゼーションを進めようとしている人、その人たちの強力なつながり、ネットワークが素晴らしいと思う。だれものけ者にしない、だからこそ同じ問題意識をもって、共有できることが多い。具体的に何を行っているのかを知りましょう。
お金で(行政で?)福祉をまかなうのも(福祉国家と福祉社会を区別できますか?)、経済のグローバル化も、地球上の資源も、限界に近づいている(ローマ・クラブが『成長の限界』を発表したのは1972年、もう40年も前ですが、事態は改善されてませんね。)。経済の地産地消や食品の地産地消、地域の資源を考えていき、時代の、地球の要請(具体的に何ですか?)にこたえなけtればならない。自然に生かされているからこそ、自分たちがlocally住んでいる日本の「地域」、ひいては地球に目を向けていかなくてはglocallyならないのだと思う。それを進めていく上でローカリゼーションもグローカリゼーションもトランジション・タウン活動も大きな役割を担っている。長い目で見て、ローカリゼーションを、グローカリゼーションを、トランジション・タウン活動をしているかしていないかで、地球の運命、そして人類の運命を左右されてしまうのではないだろうか?はい、Think and act glibally and locally、で日々、どのようなactionをしてますか?
地域通貨?電子通貨?についてがよくわからなかった。何がメリットなのか・・・。日本銀行が発行したお金で買えないものを買えるようにしたのが電子通貨・・・というか地域通貨(はい、そうでうが。)なのだろうか?上記の経済リテラシーの問題に関わりますが、「通貨(currency)」ってなんですか?まあ、銀行券みたいなものが分かってればよいのですが。銀行券では買えないもの(財やサービス)と交換できる通貨(のようなもの)が地域通貨なのですが、ある特定の「地域交換/交易」システムの中の通貨で、国家の法定通貨ではありません。その財やサービスを、何にするのかはその地域システムの独自性なのです。ある労働の時間サービス(たとえばボランティアサービス)などが多いですが、その通貨流通を通して地域交流が活性化して、地域社会の形成に役に立つのです。日本銀行券が大好きで、銀行券でない通貨/貨幣の経済リテラシーが余り高くない日本では、10年前にブームになりましたが、その後の展開はあまり大きくなっていません。つまりローカリゼーションが機能していないのです。