2015年2月28日(土) 文教大学湘南キャンパス国際学部映画上映委員会
- 映画上映 14:30-15:40 (1402教室)
- 講演会 15:50- 17:00 (1402教室)ゲスト:長谷川健一監督
- 会場 文教大学湘南キャンパス
お問い合わせ:国際学部事務室(0467‐54‐3717)/ a7w21053@shonan.bunkyo.ac.jc(小林)
- 入場無料・一般の方もご参加ください。(バスをご利用ください)
映画『飯舘村わたしの記録』(2013年/日本/68分)
HP http://www.iitate-watashi.net
予告編 https://www.youtube.com/watch?v=PpjbxmAeMco
主催:国際学部(対外活動委員会/国際教育連帯小委員会)映画上映委員会
http://open.shonan.bunkyo.ac.jp/sysroom/wp-content/uploads/2015/02/iidate.pdf
原発事故後、飯舘村は全村避難となり6,200人もの住人が村を追われ避難生活を強いられている。「当事者の目線で、自分が実際に味わっていることを伝え、後世に残さないとだめだ」飯舘村で酪農家として、家族とともに暮らしてきた長谷川健一さんはビデオカメラを購入し、独学で撮影をはじめた。長谷川さんが伝える、「あの日」からの日々の記録。
「飯舘村 わたしの記録」は福島映像祭2013で劇場初公開となったドキュメンタリー映画です。2011年4月中旬にヒテオカメラを購入し、記録を続けてきた長谷川さん。ホームビデオで撮影された映像には、テレビでは描かれることのない視点から、311から変わりゆく暮らしが静かに描かれています。本作品は2011年4月23日から8月23日まての4ヶ月間に撮りためられた約37時間に及ぶ映像を、OurPlanet-TVによる協力のもと68分にまとめました。当事者か自らの思いを伝える意味、シャーナリスムとは何かを問いかけます。
制作背景
フォトジャーナリスト・森住卓さんの写真集「福島第一原発 風下の村」(扶桑社)。5月25日に撮影された写真「悔し涙」に、飼っていた牛が屠場に送り出されるときにビデオを構えながら涙を流す長谷川健一さんの姿が写っている。
OurPlanet-TVが長谷川健一さんを知ったのは、この1枚の写真がきっかけだ。代表の白石草がその後、長谷川さんのもとを訪れる。ホームビデオで撮影された映像には、テレビでは描かれることのない視点から、311から変わりゆく暮らしが静かに記録されていた。「当事者が伝える」ことの意味、そしてジャーナリズムの原点。「自分が実際に味わっていることを伝え、後世に残したい。」という長谷川さんの思いに共感し、ドキュメンタリー作品としてまとめることを提案した。 2013年9月14日から9月20日、OurPlanet-TV は東京・ポレポレ東中野で「福島映像祭 2013」 を開催。この映像祭での公開を目標に、2013年7 月から編集を開始し、長谷川さんとともに「飯舘村 わたしの記録」を完成させた。 伊達市の応急仮設住宅に移った現在も、長谷川さんは記録を続けている。
撮 影 ・ 監 督 長谷川 健一(はせかわ・けんいち) 1953年福島県飯舘村生まれ。酪農家。飯舘村前田地区区長。福島県酪農業協同組合理事。福島第一原発事故後、 飯舘村を映像と写真で記録し続け、国内外で村の現状を伝える活動を展開している。著書に『原発に「ふるさと」を奪われて』(宝島社)、『【証言】奪われた故郷―あの日飯舘村で何が起こったのか』(オフィスエム)。
編 集 ・ 構 成 細谷修平(ほそや・しゅうへい)
映像作家、美術・メディア研究者。アート・ドキュメンテーションの一形態として、パフォーマーや美術家、音楽家などの活動を映像で記録、聞き取りを行っている。2011年の震災後は、せんだいメディアテークと協働のもと、さまざまな支援活動や人びとの営みを記録、そのなかで酪農家・長谷川健一と出会う。また一方で、1960 年代の芸術と社会、メディアを主たる研究テーマとして、関係者からの聞き取り及び映像による記録を継続している。
製 作 OurPlanet-TV(アワープラネットティービー)
非営利の独立系メディア。(2001 年設立)ジェンダーや子ども、環境や人権などのテーマを中心に 番組を制作し主にインターネットで配信している。また、オフィス内に設置しているメディアセンターでの「映像制作ワークショップ」や情報発信にまつわる様々な活動を通して、当事者による発信を支援している。http://www.ourplanet-tv.org