2015年1月15日(湘南キャンパス教室)文教大学国際学部映画上映委員会
- 映画上映 15:00-16:30 (湘南キャンパス6319教室予定)
- 講演会 16:40-18:10 ゲスト:稲場雅紀 (NPO法人アフリカ日本協議会)
- 会場 文教大学湘南キャンパス
お問い合わせ:国際学部事務室(0467‐54‐3717)/b1w41057@shonan.bunkyo.ac.jp(小林)
入場無料・一般の方もご参加ください。(バスをご利用ください)
映画『Call Me Kuchu』(2012年米国・ウガンダ87分)
HP https://sites.google.com/site/callmekuchujp/
映画予告編 https://www.youtube.com/watch?v=M1m020Mp39E
2014年2月、アフリカ中部のウガンダで、同性愛者を終身刑にできる「反同性愛法」が成立しました。国際的な非難が巻き起こる中で、ウガンダに生きる性的少数者たちはより深刻な状況とおかれるようになりました。本映画はこの法案をめぐり2009年に闘っていたウガンダの性的少数者やその仲間たちを描いた渾身のドキュメンタリーです。
本映画の舞台はメディアや政治家による激しいホモフォビア(同性愛嫌悪)トランスフォビアが横行するウガンダ。
法案の反対運動に取り組む当事者たちが「私が私であること」を奪われる日常が描かれます。
重い事実に胸が痛む一方死を覚悟しながら仲間と行動し人生を謳歌しようとする彼らの姿は実に力強く多くの方々に観ていただきたい内容です。
“たぶん、生きる理由がまだ1つある。私たちの話を知りたい人たちがいる。”
“私たちはずっといないことにされ続けた。だから今言うよ。私たちはここにいると“
2009年、アフリカ東部のウガンダでは、同性愛者を死刑にできる法案が議会に提出された。民衆の差別感情を煽り立てるメディアや政治家と、それでも自らの存在を確かめ今日を生きのびる人々、神という名の暴力と希望……。
「私が私である」ことによって奪われていく日常は、遠い国のことなのか、それとも私たちの別の姿なのか…。渾身のドキュメンタリー作品を通して、多くの方々にぜひこの状況を知って、ともに考えてほしい。
ウガンダでは「反同性愛法」の成立をめぐり、非常に激しい攻防が行われてきました。世界を見渡した時、ジェンダーやセクシュアリティによる暴力は非常に多くの国や地域でふるわれています。
きっと日本も例外ではありません。
身近な問題の延長戦上として、世界のLGBTの置かれた状況を考えていけたらいいなと思っています。
監督:Katherine Fairfax Wright, Malika Zouhali-Worrall
http://callmekuchu.com/about-the-filmmakers/
トーク
稲場雅紀 / NPO法人アフリカ日本協議会
「魂のジェノサイド」――ウガンダ「反同性愛法案」とその起源(2014.02.26 Wed)
http://synodos.jp/international/7191
1969年生まれ。90年代初頭から横浜市寿町の日雇労働者の保健・医療の問題に取り組んだ後、94年から「動くゲイとレズビアンの会」のアドボカシー部門ディレクターとして性的少数者の人権問題や国内外のエイズ問題などに取り組む。2002年より、「アフリカ日本協議会」の国際保健部門ディレクターとして主にアフリカのエイズ問題についての調査や政策提言に従事。
主催:国際学部(対外活動委員会/国際教育連帯小委員会)映画上映委員会
共催:やっぱ 愛ダホ!idaho.net