2014年12月6日(土)(1101教室)文教大学国際学部映画上映委員会
- 映画上映 13:20-14:40 (1101教室)
- 講演会 15:00-16:30 (1101教室)ゲスト:片山信彦
(ワールド・ビジョン・ジャパン事務局長)
- 会場 文教大学湘南キャンパス
お問い合わせ:国際学部事務室(0467‐54‐3717)/ shiino@shonan.bunkyo.ac.jp
- 入場無料
映画『世界の果ての通学路』(2012フランス77分) HP http://www.sekai-tsugakuro.com/
予告編 http://www.youtube.com/watch?v=BkTjJLPT2fQ
あなたは信じられますか。毎日往復30kmの通学路を、たった4時間で駈け抜ける兄妹がいることを。 見渡す限り人のいないパタゴニア平原を、馬に乗って通学する兄妹がいることを。
『世界の果ての通学路』は、道なき道を何時間もかけて通学する子どもたちを追った、驚きと感動のドキュメンタリーだ。 本国フランスでは2013年9月25日よりドキュメンタリー作品としては200館と破格の扱いで公開された。現在、公開18週目に突入、動員数は123万人を越えている。(2/4現在)2013年にフランスで公開されたドキュメンタリー作品では第1位の成績に登り詰めたのだ。8月にスイスで開催されたロカルノ国際映画祭で絶賛された本作が、日本でついに公開される。
あらすじ
ケニアの15kmものサバンナを、命懸けで駆け抜けるジャクソン。
360度見渡す限り誰もいないパタゴニア平原を、妹と共に馬に乗って通学するカルロス。
モロッコの険しいアトラス山脈を越えて、女友達3人と寄宿舎を目指すザヒラ。
幼い弟たちに車椅子を押されならが、舗装されていない道を学校に向かうインドのサミュエル。
これは命懸けで学校に通う世界各国の子供たちの通学路に密着した、驚きと感動のドキュメンタリー!
パスカル・プリッソン 監督
自然を題材にした映像で、ナショナル・ジェオグラフィック誌やBBC放送向けTVドキュメンタリーを制作してきた。12年間ケニアのマサイ村に通いつめ、世界で初めて部族の映画撮影に成功した『マサイ』(03)が劇場デビュー作となる。2作目となる『世界の果ての通学路』がフランスで2013年ドキュメンタリー作品の興業成績1位を記録した。ほか『Safari』(08) の共同脚本、『Les mysteres de Clipperton』(05)の共同監督など。
主催:国際学部(対外活動委員会/国際教育連帯小委員会)映画上映委員会
(映画に込めた思い)
私たちは、登場する4人の子どもを通して、女子教育の問題、身体的な障害、貧困といったテーマも描きたかった。住環境が厳しければ厳しいほど、学習に対する子どもたちのモチベーションは高くなる。映画からわかるように、子どもたち自身も親の世代とは違い、勉強できる時代に生まれて幸運だと身に浸みているからだ。私たち大人は、エネルギッシュでモチベーションの高い彼らを、もっとサポートすべきだ。 今は地球上の最も辺境の地でさえ、教育が子どもの将来を左右すると気づき、学校に通わせる流れに変わってきている。15年後が楽しみだ。何もないようなところから来た人々が学び、人間的にも、知的に成長しているだろう。地球規模で考えてもとても幸運なことだ。この作品の子どもたちが与えてくれる希望やエネルギーから、そんなことを感じてもらえたら嬉しいね。
講師:片山信彦(ワールド・ビジョン・ジャパン事務局長)
1953生まれ。大学卒業後、三井住友海上火災保険株式会社(旧大正海上火災)入社。1982年同社を退職し、キリスト者学生会(KGK)の関東地区主事となる。海外との文化交流事業、日本人学生の海外派遣事業、在日留学生の支援事業等も行う。フィリピンにおける2カ月間の研修および中国、タイ、インド、インドネシア等の視察を行う。 1992年同会を退会し、特定非営利活動法人ワールド・ビジョン・ジャパン入団、事務局長。 1999年イギリス マンチェスター大学大学院IDPMにて「社会開発」と「NGOマネージメント」を学ぶ。 2001年から常務理事を兼務。 共著:「連続講義 国際協力NGO」(日本評論社)