映画『世界が食べられなくなる日』
2012 年/フランス/118分/原題:Tous Cobayes?
ジャン=ポール・ジョー監督
ジュース、ビスケット、冷凍食品、肉…、地球上の子供たちが、知らないうちに遺伝子組み換え食品を口にしています。スーパーに並ぶ加工食品の 80%に、遺伝子組み換え作物が混在しているのです。私たちはどんな未来を選ぶか考えなくてはいけません。
HP: www.uplink.co.jp/sekatabe/
予告編:http://www.youtube.com/watch?v=gr8DiizVX2s
2014 年 1 月24日(金)
【時間】映画上映 15時10分~17時10分 (教室)
講演会 17時20分~18時10分 (浅井 隆 氏)
有限会社アップリンク取締役
【場所】文教大学 湘南キャンパス 1402教室(1号館4階)
住所:神奈川県茅ケ崎市行谷 1100
URL:http://www.bunkyo.ac.jp/access/shonan.htm
【料金】 入場無料
【問い合わせ先】 文教大学国際学部事務室(0467‐54‐3717 渡辺)
主催:国際学部対外活動委員会(国際教育連帯小委員会)映画上映委員会
本作で、遺伝子組み換え作物の影響と同時に描かれるのが“原発がある風景”。世界第2 位の原発保有数 58 基が稼働中で常にリスクと隣り合わせのフランスと、福島第一原発事故以降の日本。その地に住む農家がどのような影響を受けたのか。『未来の食卓』 『セヴァンの地球のなおし方』で“食の重要性”を訴え続けるフランス人監督ジャン=ポール・ジョーがカメラを向ける。 “遺伝子組み換え”と“原子力”、いのちの根幹を脅かす二つのテクノロジーの三つの共通点、それは後戻りができないこと、すでに世界中に拡散していること、そして体内に蓄積されやすいこと。セラリーニ教授は映画の冒頭で警告する「20 世紀に世界を激変させたテクノロジーが二つあります。核エネルギーと遺伝子組み換え技術です。これらは密接に関係しています。米国エネルギー省は原爆につぎ込んだ金と技術者を使って、ヒトゲノムの解析を始めました。そこから遺伝子組み換え技術が誕生しました」。
監督:ジャン=ポール・ジョー Jean-Paul Jud
国立ルイ・リュミエール大学卒業後、1979 年より監督として多くのテレビ番組の制作を行う。1984 年の Canal +(フランスの大手ケーブル放送局)の設立当初より、主なスポーツ番組の制作と中継を担当し、スポーツ映像に革命をもたらす。 1992 年には自身の制作会社 J+B Sequencesを設立。2004 年自らが結腸ガンを患ったことを機会に、「食」という生きるための必須行為を取り巻く様々な事象を振り返り、『未来の食卓』を製作。フランスでドキュメンタリーとしては異例のヒット作となる。2010 年、環境活動家のセヴァン・スズキを追い地球環境への警鐘を鳴らした『セヴァンの地球のなおし方』では、すでに遺伝子組み換え食品と原発の危険性を示唆していた。その際の来日で、東日本大震災後の日本を取材し、今作『世界が食べられなくなる日』を完成させる。
講演者:浅井 隆(アサイ タカシ)
18歳で天井桟敷に入って、寺山修司の天井桟敷舞台監督を経て、87年、有限会社アップリンクを設立。 映画の制作・配給・プロデュースを行ない、映画上映やイベントができる「UPLINK FACTORY」、「UPLINK X」や、ギャラリー「UPLINK Gallery」、の他、多国籍レストラン「TABELA」なども運営。8月1日に、休刊していた雑誌「骰子」をweb上でリニューアルオープンし、ジャンルにとらわれない情報発信を続けている。
UPLINK社長:http://www.uplink.co.jp/
webDICE編集長:http://www.webdice.jp/
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メール:asai@uplink.co.jp