日時:2014年3月11日(火) 13:20〜,15:00〜
会場:(1101 教室)
●映画上映 13:20-14:50 (1101教室)
●講演会 15:00-16:30 (1101教室) ゲスト:デイビット矢野
●会場 文教大学湘南キャンパス
お問い合わせ:国際学部事務室
(0467‐54‐3717)/ b0w41147@shonan.bunkyo.ac.jp(吉村)
* 入場無料・一般の方もご参加ください。(バスをご利用ください)
映画『ハーフ』(日本/2013 年/87 分/カラー)
厚生労働省の統計によると、日本の新生児の49人に1人が、日本人と外国人の間に生まれています。「ハーフ」と言う日本語が私たちの生活の中で日常的に使われる一方で、日本に住む「ハーフ」たちが何を感じ、何に悩み、どのように生きているのかはあまり知られていません。 外見が目立つ人と全く目立たない人、日本語を話せる人と話せない人、日本で暮らす人と日本での生活は未知の世界という人・・・。背景や国籍、年齢もばらばらな5組のハーフたちの本音に、自身もハーフである女性監督二人が迫った貴重なドキュメンタリー。
主催:文教大学国際学部(対外活動委員会/国際教育連帯小委員会)映画上映委員会
概要:
人々が頻繁に世界中を移動する時代となり、日本でもますます人々の移動が盛んになっています。そして、その日本には、両親のどちらかが外国人という人々が多く存在するようになりました。中には外見的に目立つ人もいれば、全く目立たない人もいます。ドキュメンタリー作品『ハーフ』は、このようなハーフたちの複雑な心境や、現代の日本での多文化的な経験を通して、発見の旅へと導きます。本作品は、5人の「ハーフ」たちがかつて単一民族と言われてきた国において、多文化・多人種であるとは、どういうことなのかを探求する日々を追います。ハーフたちの中には日本しか知らない人たちもいれば、日本での生活は全くの未知の世界という人たちもおり、その二つの異なる世界の狭間で生きている人たちもいます。
監督:西倉 めぐみNISHIKURA Megumi
映像作家。1980年、東京・早稲田生まれ。4歳まで千葉県で育つ。その後、フィリピン、中国、東京、ハワイで数年ずつ過ごし、ニューヨーク大学で映画製作を専攻。米国でのテレビ番組製作を経て、2006年から平和学研究のため国際基督教大学修士課程に進学。その間、日本や東南アジアの歴史問題をテーマにドキュメンタリー映画を製作、2009年から国際連合大学のメディアスタジオで主に日本の環境問題に関する映像制作に取り組む。同じ頃、高木ララさんと共同で、5人のハーフを取り上げた『ハーフ』の撮影を始め、2013年4月に米国でプレミア上映、10月から日本で劇場公開。
デイビッド矢野 デイビッド矢野(ガーナx 日本)
デイビッドは、ガーナの小さな村で、ガーナ人の母親と日本人の父親の間に生まれました。ガーナで6年間過ごし、その後東京へ移ったのですが、両親は日本の新しい生活に慣れず、デイビッドが10歳の時に別れました。その後8年間、二人の兄弟と一緒に養護施設で育ちました。デイビッドは20代になって間もなく、初めてガーナに戻りました。そこで発見したのはあまりにも異なる2つの故国でした。日本で育った事を幸運と思い、今彼はガーナに学校を建てる基金集め運動をしています。