2024/1/19(金)公開『サン・セバスチャンへ、ようこそ』60秒本予告
『ミッドナイト・イン・パリ』ウディ・アレン監督最新作
スペイン、情熱と美食の街。華やかな映画祭の裏で恋が踊る
映画愛が詰まった至福のロマンチック・コメディ!
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『サン・セバスチャンへ、ようこそ』
2024年1月19日(金)新宿ピカデリーほか全国公開
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人生は映画のように、想定外!?
映画と美食の街として名高い、スペインのサン・セバスチャンで毎年9月に開催されるサン・セバスチャン国際映画祭。スペイン最大の国際映画祭であり、ヨーロッパにおいてカンヌ、ベルリン、ヴェネチアに次いで重要な映画祭に位置付けられるこの映画祭を舞台に、ウディ・アレン監督が自身の集大成ともいえる映画愛溢れる一作を完成させた。
【ストーリー】かつて大学で映画を教えていたモートは、今は人生初の小説の執筆に取り組んでいる熟年のニューヨーカー。そんな彼が映画業界のプレス・エージェントである妻スーに同行し、サン・セバスチャン映画祭に参加する。ところがスーとフランス人の著名監督フィリップの浮気を疑うモートはストレスに苛まれ、現地の診療所に赴くはめに。そこでモートは人柄も容姿も魅力的な医師ジョーとめぐり合い、浮気癖のある芸術家の夫との結婚生活に悩む彼女への恋心を抱く。サン・セバスチャンを訪れて以来、なぜか昼も夜も摩訶不思議なモノクロームの夢を垣間見るようになったモートは、いつしか自らの“人生の意味”を探し求め、映画と現実の狭間を迷走していくのだった…。
2024年1月19日(金)新宿ピカデリーほか全国公開
公式サイト:https://longride.jp/rifkin
監督・脚本:ウディ・アレン
撮影監督:ヴィットリオ・ストラーロ
出演:ウォーレス・ショーン ジーナ・ガーション ルイ・ガレル エレナ・アナヤ セルジ・ロペス クリストフ・ヴァルツ
提供:ロングライド、松竹 配給:ロングライド
© 2020 Mediaproducción S.L.U., Gravier Productions, Inc. & Wildside S.r.L.
2024/1/19(金)公開『Rifkin’s Festival(原題)』海外版予告
ウディ・アレン監督 待望の最新作にして集大成!
リーほか全国公開
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映画と美食の街として名高い、スペインのサン・セバスチャンで毎年9月に開催されるサン・セバスチャン国際映画祭。スペイン最大の国際映画祭であり、ヨーロッパにおいてカンヌ、ベルリン、ヴェネチアに次いで重要な映画祭に位置付けられるこの映画祭を舞台に、ウディ・アレン監督が自身の集大成ともいえる映画愛溢れる一作『Rifkin’s Festival』(原題)を完成させた。
ニューヨークの大学の映画学の教授で、売れない作家のモート・リフキン(ウォーレス・ショーン)は、妻スー(ジーナ・ガーション)に同行し、サン・セバスチャン映画祭に参加。妻は有名なフランス人監督フィリップ(ルイ・ガレル)の広報を担当している。
モート・リフキンが映画祭に同行したのには理由がある。いつも楽しそうな二人を横目に妻の浮気を疑っているのだ。モート・リフキンが街を一人ふらついていると、突如、フェデリコ・フェリーニ監督の『8 1/2』の世界が目の前に現れる!さらに夢の中では、自分がオーソン・ウェルズ監督の『市民ケーン』、ジャン=リュック・ゴダール監督の『勝手にしやがれ』に出ていたりと、ウディ・アレン監督も実際に敬愛する、傑作クラシック映画の世界に没入する不思議な体験が次々に巻き起こる。そんな中、妻への疑惑のストレスで心気症となったモート・リフキンは美しい医師ジョー(エレナ・アナヤ)と出会うのだった。
2024/1/19(金)公開『サン・セバスチャンへ、ようこそ』ウディ・アレン監督、日本のファンへメッセージ!
爆笑問題・太田光×ウディ・アレン監督、念願の初対談!映画『サン・セバスチャンへ、ようこそ』
最新作『サン・セバスチャンへ、ようこそ』が本日公開されるウディ・アレン監督と、爆笑問題・太田光との対談が実現。百戦錬磨の太田も、敬愛するアレン監督を目の前に緊張の面持ちを見せた。
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https://www.crank-in.net/news/140013
映画『サン・セバスチャンへ、ようこそ』は全国公開中。
<作品情報>
ウディ・アレン監督が手がけたロマンティックコメディ。国際映画祭を舞台に、映画業界で働く妻と映画祭を訪れた小説家が、ストレスを募らせ現地の病院で医師と恋に落ちる様を、リゾート地サン・セバスチャンの風光明媚な景色と共に映しだす。出演はウォーレス・ショーン、ジーナ・ガーション、ルイ・ガレル、エレナ・アナヤ、セルジ・ロペスら。
公式サイト:https://longride.jp/rifkin/
(C) 2020 Mediaproducción S.L.U., Gravier Productions, Inc. & Wildside S.r.L.
https://eiga.com/movie/100509/
ウッディ・アレン監督が、スペイン最大の国際映画祭であるサン・セバスチャン国際映画祭を舞台に、妻の浮気を疑う映画学の大学教授が体験する不思議な出来事を描いたコメディ。
ニューヨークの大学の映画学を専門とする教授で、売れない作家のモート・リフキンは、有名なフランス人監督フィリップの広報を担当している妻のスーに同行して、サン・セバスチャン映画祭にやってくる。リフキンはいつも楽しそうな妻とフィリップの浮気を疑っているが、そんな彼が街を歩くと、フェデリコ・フェリーニ監督の「8 1/2」の世界が突然目の前に現れる。さらには、夢の中でオーソン・ウェルズ監督の「市民ケーン」、ジャン=リュック・ゴダール監督の「勝手にしやがれ」の世界に自身が登場するなど、クラシック映画の世界に没入する不思議な体験が次々と巻き起こる。
アレン作品の常連俳優ウォーレス・ショーンがリフキンを演じるほか、ジーナ・ガーション、エレナ・アナヤ、ルイ・ガレルが顔をそろえる。
2020年製作/88分/G/スペイン・アメリカ・イタリア合作
原題:Rifkin’s Festival
配給:ロングライド
劇場公開日:2024年1月19日
ウッディ・アレン Woody Allen
米ニューヨーク・ブルックリン出身。60年代初頭にスタンダップコメディアンとして活躍する。初めて映画の脚本を手がけた「何かいいことないか子猫チャン」(65)で俳優としてもデビューし、「泥棒野郎」(69)が単独での初監督作となる。
当時の恋人ダイアン・キートンをヒロインに迎えた「アニー・ホール」(77)で、アカデミー監督賞と脚本賞を受賞するが授賞式は欠席。その時間にニューヨークのパブで趣味のクラリネットを演奏していたというエピソードが知られている。その後、私生活でもパートナーになったミア・ファローをミューズに「ブロードウェイのダニー・ローズ」(84)、「ハンナとその姉妹」(86)などを撮る。後者でアカデミー脚本賞を再び受賞。
ほとんどの作品でニューヨークを舞台にしていたが、近年は「マッチ・ポイント」(05)、「タロットカード殺人事件」(06)、「ウディ・アレンの夢と犯罪」(07)の“ロンドン3部作”のようにヨーロッパの都市を舞台にした作品が増えてきた。スペイン・バルセロナが舞台の「それでも恋するバルセロナ」(08)で女優ペネロペ・クルスにオスカーをもたらし、仏パリで撮影した「ミッドナイト・イン・パリ」(11)は自身最大のヒット作となり、3度目のアカデミー脚本賞も受賞した。ファローの養女で、34歳年下のスン・イー・プレビンとの結婚も話題になった。
ジーナ・ガーションGina Gershon
ロサンゼルス郊外に生まれ、幼少期から俳優を志してビバリーヒルズ高校に進学。ニューヨーク大学ティッシュ芸術学部を1983年に卒業後、演技の研鑽を積みながら舞台俳優のヘレン・スレイターとともに劇団を旗揚げする。
「ビートルマニア」(81)の端役で映画に初出演し、「プリティ・イン・ピンク 恋人たちの街角」(86)やトム・クルーズ主演作「カクテル」、「シュワルツェネッガー レッドブル」(ともに88)などでキャラクター俳優としてのキャリアを重ね、ポール・バーホーベン監督作「ショーガール」(95)の演技でブレイク。
続くウォシャウスキー兄弟監督作「バウンド」(96)でも脚光を浴びた。以降の映画出演作に「フェイス/オフ」(97)、主演作「ライアー・ハウス」(12)、ウッディ・アレン監督作「サン・セバスチャンへ、ようこそ」(20)など。舞台でも活躍を続け、2001年にブロードウェイデビュー。童話作家としても活動する。
ルイ・ガレル Louis Garrel
祖父は俳優モーリス・ガレル、父はフィリップ・ガレル監督、母は女優で映画監督のブリジット・シィという芸能一家に生まれ育つ。1989年、父がメガホンをとった「Les baisers de secours(原題)」に子役として出演し、01年の「これが私の肉体」でジェーン・バーキンと共演、ベルナルド・ベルトルッチ監督の「ドリーマーズ」(03)で国際的に注目を浴びる。翌04年にフランス国立高等演劇学校を卒業し、以降クリストフ・オノレやジャック・ドワイヨンの作品で実績を積み上げ、父フィリップの監督作でも「恋人たちの失われた革命」(05)を筆頭に「愛の残像」(08)、「灼熱の肌」(11)、「ジェラシー」(13)で主演を務める。ファッションデザイナー、イブ・サンローランの伝記映画「サンローラン」で愛人だったジャック・ドゥ・バシェを好演し、セザール賞助演男優賞にノミネートされた。長編監督デビュー作「Les Deux Amis(原題)」(15)では主演も兼ねるなど、フランス映画界を代表する新たな逸材としてさらなる活躍が期待される。
エレナ・アナヤElena Anaya
スペイン出身。17歳のとき俳優を志す決意を固め、地元の演劇学校で俳優のマヌエル・モロンに師事した後、マドリードの王立演劇アカデミーに移る。1996年、主演を務めた「アフリカ」で映画デビューを果たし、フリオ・メデム監督のエロティックサスペンス「ルシアとSEX」(01)の演技で高い評価を獲得。
ペドロ・アルモドバル監督作「トーク・トゥ・ハー」(02)で国際的な注目を集め、「ヴァン・ヘルシング」(04)でハリウッドに進出する。メデム監督と再タッグを組んだ「ローマ、愛の部屋」(10)を経て、アルモドバル監督の「私が、生きる肌」(11)でスペインのアカデミー賞と言われるゴヤ賞の最優秀女優賞を受賞。
スペイン映画界を代表する俳優のひとりとして、「潜入者」(16)、アクション大作「ワンダーウーマン」(17)、ウッディ・アレン監督作「サン・セバスチャンへ、ようこそ」(20)などに出演している。
https://eiga.com/movie/100509/interview/
インタビュー:「ロマンスは人生に喜びをもたらすもの」ウッディ・アレンが恋愛、結婚を描き続ける理由 正しい人生の選択とは?
https://ja.wikipedia.org/wiki/サン・セバスチャンへ、ようこそ
公式サイト:https://longride.jp/rifkin/
Introduction & Story




かつて大学で映画を教えていたモート・リフキン(ウォーレス・ショーン)は、今は人生初の小説の執筆に取り組んでいる。映画の広報の妻スー(ジーナ・ガーション)に同行し、サン・セバスチャン映画祭に参加。スーとフランス人監督フィリップ(ルイ・ガレル)の浮気を疑うモートはストレスに苛まれ診療所に赴くはめに。そこで人柄も容姿も魅力的な医師ジョー(エレナ・アナヤ)とめぐり合い、浮気癖のある芸術家の夫(セルジ・ロペス)との結婚生活に悩む彼女への恋心を抱き始めるが…。

主人公モートはサン・セバスチャンを訪れて以来、昼も夜も摩訶不思議なモノクロームの夢を垣間見るようになる。街を散策中、突如フェデリコ・フェリーニ監督『8 1/2』の世界が目の前に!夢の中では、クロード・ルルーシュ監督『男と女』、ジャン=リュック・ゴダール監督『勝手にしやがれ』の世界に自身が出現したり。モートは、いつしか、映画の名作たちの中に、自らの“人生の意味”を探し求め、映画と現実の狭間を迷走していくのだった…。主人公のおかしな人生問答を、アレン自身がこよなく愛するヨーロッパの名作映画を引用したモノクロのイメージで映像化。“ビスケー湾の真珠”と呼ばれる風光明媚なリゾート地の景観をカメラに収めながら、まさしく“映画のように”儚くも美しい人生模様を紡ぎ上げた一作である。 最後にあっと驚くキャストが登場するのもお見逃しなく!
Cast
ウォーレス・ショーン /モート・リフキン
WALLACE SHAWN (Mort Rifkin)
1943年生まれ。アメリカ、ニューヨーク出身。ハーバード大学で歴史を学んだ後、オックスフォード大学で哲学、経済学を学ぶ。1970年代、舞台演出に関わったことをきっかけに国立劇場にて俳優デビュー。ウディ・アレン監督『マンハッタン』(1979)で映画デビューを果たす。アレン作品に多数出演し、『ラジオ・デイズ』(1987)、『ウディ・アレンの影と霧』(1992)、『スコルピオンの恋まじない』(2001)、『メリンダとメリンダ』(2004)などがある。その他の映画作品は、スティーブン・フリアーズ監督『プリック・アップ』(1987)、ロブ・ライナー監督『プリンセス・ブライド・ストーリー』(1987)、エイミー・ヘッカリング監督『クルーレス』(1995)、『トイ・ストーリー』シリーズ(声の出演:レックス)、ノア・バームバック監督『マリッジ・ストーリー』(2019)など。
ジーナ・ガーション /スー
GINA GERSHON (Sue)
1962年生まれ。アメリカ、ロサンゼルス出身。これまで50以上の映画に出演しており、歌手、作家としても高い評価を受けている。映画出演作にポール・ヴァーホーヴェン監督『ショーガール』(1995)、ウォシャウスキー監督『バウンド』(1996)、ジョン・ウー監督『フェイス/オフ』(1997)、ポール・オースター監督『ルル・オン・ザ・ブリッジ』(1998)、マイケル・マン監督『インサイダー』(1999)、ヒラリー・スワンク主演の『P.S.アイラブユー』(2007)などがある。テレビでは、「ハウス・オブ・ヴェルサーチ〜モードの王国を甦らせた女」(2013)で伝説的なデザイナー、ドナテラ・ヴェルサーチ役、メラニア・トランプ役で出演する「グッド・ファイト」(2019)などで印象を残している。
ルイ・ガレル /フィリップ
LOUIS GARREL (Philippe)
1983年生まれ。フランス、パリ出身。2003年にベルナルド・ベルトルッチ監督『ドリーマーズ』に出演し、高く評価される。父であるフィリップ・ガレル監督『恋人たちの失われた革命』(2005)でセザール賞有望若手男優賞を受賞。また映画監督としても活躍し、2022年に監督・脚本・主演を務めた『L’INNOCENT』(原題)ではセザール賞脚本賞を受賞、セザール賞主演男優賞、ルミエール賞主演男優賞、脚本賞など数々の賞にノミネートされた。主な出演作にフィリップ・ガレル監督『愛の残像』(2008)、グザヴィエ・ドラン監督『胸騒ぎの恋人』(2010)、ミシェル・アザナヴィシウス監督『グッバイ!ゴダール』(2017)、ロマン・ポランスキー監督『オフィサー・アンド・スパイ』(2019)、グレタ・ガーウィグ監督『ストーリー・オブ・マイライフ/わたしの若草物語』(2019)など。
エレナ・アナヤ /ドクター・ジョー・ロハス
ELENA ANAYA (Dr. Jo Rojas)
1975年生まれ。スペイン、バレンシア出身。マドリードの王立演劇学院で学び、1996年に映画デビュー。フリオ・メデム監督『ローマ、愛の部屋』(2010)でゴヤ賞とスペイン俳優協会賞で最優秀女優賞にノミネート。2011年にはペドロ・アルモドバル監督『私が、生きる肌』で主演し、ゴヤ賞最優秀女優賞を受賞。世界中から注目を浴びる。そのほかの出演作に、ヒュー・ジャックマンと共演した『ヴァン・ヘルシング』(2004)ジュリアン・ムーア主演『美しすぎる母』(2007)、パティ・ジェンキンス監督『ワンダーウーマン』(2017)など。最新主演作に『檻の中』(2022・NETFLIX)。
セルジ・ロペス /パコ
SERGI LÓPEZ (Paco)
1965年生まれ。スペイン、バルセロナ出身。演技を学ぶためフランスに移住し、1992年マニュエル・ボワリエ監督『アントニオの恋人』で主演デビュー。2000年ドミニク・モル監督『ハリー、見知らぬ友人』でセザール賞男優賞を受賞した。主な出演作にギレルモ・デル・トロ監督『パンズ・ラビリンス』(2006)、スティーブン・フリアーズ監督『堕天使のパスポート』(2002)、アリーチェ・ロルヴァケル監督『幸福なラザロ』(2018)など。セザール賞を受賞したアニメーション映画『ジュゼップ 戦場の画家』(2020)では主人公の声を担当した。
クリストフ・ヴァルツ /死神
CHRISTOPH WALTZ (Death)
1956年生まれ。オーストリア、ウィーン出身。2009年のクエンティン・タランティーノ監督『イングロリアス・バスターズ』でアカデミー賞、SAG賞、B A F T A賞、ゴールデン・グローブ賞、カンヌ映画祭で数々の賞を受賞した。また、タランティーノ監督『ジャンゴ 繋がれざる者』(2012)では2度目のアカデミー賞男優賞、ゴールデン・グローブ賞助演男優賞を受賞した。そのほかの出演作にテリー・ギリアム監督『ゼロの未来』(2013)、ティム・バートン監督『ビッグ・アイズ』(2014)、サム・メンデス監督『007 スペクター』(2015)、ウェス・アンダーソン監督『フレンチ・ディスパッチ』(2021)など。
Staff
脚本・監督: ウディ・アレン
Writer/Director: WOODY ALLEN
1935年、アメリカ、ニューヨーク州出身。1966年『What’s Up, Tiger Lily?』で監督デビュー。『アニー・ホール』(77)でアカデミー賞作品賞、監督賞、脚本賞、主演女優賞の4部門を受賞。今なお多くの映画ファンに愛される名作である。ほぼ年に1本のペースで作品を撮り続け、『ミッドナイト・イン・パリ』(11)は世界中で大ヒットを記録。アカデミー賞4部門の候補となり、脚本賞を受賞。『ブルージャスミン』(13)では主演女優ケイト・ブランシェットにオスカー像をもたらし、自らも16回目のアカデミー賞脚本賞ノミネート(うち3度受賞)を果たしている。同年ゴールデン・グローブ賞では、長年にわたり映画界に多大な功績を残した人物に贈られるセシル・B・デミル賞を受賞した。近作に『マジック・イン・ムーンライト』(14)、『カフェ・ソサエティ』(16)、『女と男の観覧車』(17)、『レイニーデイ・イン・ニューヨーク』(19)など。次回作『Coup de Chance(原題)』はパリでの撮影を終え、公開を控えている。
撮影監督: ヴィットリオ・ストラーロ
Cinematographer: VITTORIO STORARO
1940年、イタリア・ローマ出身。イタリア国立映画実験センターで撮影技術を学んだのち、偉大な芸術家たちの作品の研究に数年を費やす。ベルナルド・ベルトルッチ監督に『暗殺のオペラ』(70)、『暗殺の森』(70)の撮影を任され、フランシス・フォード・コッポラ監督の『地獄の黙示録』(79)、『ワン・フロム・ザ・ハート』(82)にも携わっている。そのほかの主な作品は『ドン・ジョヴァンニ 天才劇作家とモーツァルトの出会い』(09)、『フラメンコ・フラメンコ』(10)など。『地獄の黙示録』、『レッズ』(81)、『ラストエンペラー』(87)でアカデミー賞撮影賞に3度輝いたほか、数多くの撮影賞や功労賞を受賞。ウディ・アレン監督作品は『カフェ・ソサエティ』、『女と男の観覧車』、『レイニーデイ・イン・ニューヨーク』に続き、本作が4作目である。
Map
映画の舞台となったサン・セバスチャン
黒田香奈恵(バスク地方観光ガイド)
サン・セバスチャンは、北スペインとフランスにまたがるバスク地方のスペイン側に位置する、人口約18万人の街。もともとは小さな港町だったのですが、19世紀後半からはスペイン王室や貴族のリゾート地として栄えていきました。映画の舞台となっているサン・セバスチャン国際映画祭は1953年に誕生し、ヴェネツィア、カンヌ、ベルリンと並ぶ四大映画祭の1つとなり、サン・セバスチャンへ行くのを楽しみにしている俳優や映画監督が数多くいます。そしてこの街を訪れる人々の楽しみは何といっても美食。スターシェフが腕を振るうレストランや、美味しいピンチョスを提供するバルが立ち並ぶサン・セバスチャンは、世界中の美食家たちが集まる食のテーマパークさながら。美しい景色を見ながらの散歩も最高の思い出となり、1度訪れると、また何度も行きたくなってしまう魔法の街。映画を観終わったらサン・セバスチャンへ行きたくなってしまうことでしょう。
横浜ブルク:11:00-12:40 (88分)
https://ttcg.jp/cinelibre_ikebukuro/movie/1047800.html