1月3日(祝・金)公開決定『サタデーフィクション』60秒本予告解禁
監督:ロウ・イエ
出演:コン・リー、マーク・チャオ、パスカル・グレゴリー、トム・ヴラシア、ホァン・シャンリー、中島歩、ワン・チュアンジュン、チャン、ソンウェン/オダギリジョー
2019年/中国/中国語・英語・フランス語・日本語/126分/モノクロ/5.1ch/1:1.85/日本語字幕:樋口裕子
原題:蘭心大劇院/英題:SATURDAY FICTION/配給:アップリンク 宣伝:樂舎/©YINGFILMS
オダギリジョー出演 映画『サタデー・フィクション』本編映像
『天安門、恋人たち』『スプリング・フィーバー』などのロウ・イエがメガホンを取り、コン・リーやオダギリジョーらが共演を果たす歴史ドラマ。中国・上海に実在する劇場を舞台に、諜報(ちょうほう)員の顔を持つ女優や日本から来た暗号通信の専門家らが暗躍する。コン・リーとオダギリのほか、『グッド・ストライプス』などの中島歩、ドラマシリーズ「ゲーム・オブ・スローンズ」などのトム・ヴラシアなど国際色豊かなキャストが集結する。
劇場公開:2023年11月3日
作品情報:https://www.cinematoday.jp/movie/T002…
配給: アップリンク
公式サイト:https://www.uplink.co.jp/saturdayfiction
(C) YINGFILMS
キャストメッセージ&本編映像 映画『サタデー・フィクション』
https://eiga.com/movie/88734/
中国の名匠ロウ・イエが、太平洋戦争直前の上海で繰り広げられる愛と謀略の行方を美しいモノクロ映像で描いたスパイ映画。
日中欧の諜報員が暗躍する魔都・上海。真珠湾攻撃7日前の1941年12月1日、人気女優ユー・ジンは新作舞台「サタデー・フィクション」に主演するため上海を訪れる。かつてフランスの諜報員ヒューバートに孤児院から救われた過去を持つ彼女は、女優であると同時に諜報員という裏の顔をもっていた。ユー・ジンの到着から2日後、日本の暗号通信の専門家である海軍少佐・古谷三郎が、暗号更新のため上海にやって来る。古谷の亡き妻によく似たユー・ジンは、古谷から太平洋戦争開戦の奇襲情報を得るためフランス諜報員が仕掛けた「マジックミラー作戦」に身を投じていく。
主人公ユー・ジンをコン・リー、日本海軍少佐・古谷をオダギリジョーが演じ、「よだかの片想い」の中島歩、テレビドラマ「ゲーム・オブ・スローンズ」のトム・ブラシア、「エディット・ピアフ 愛の讃歌」のパスカル・グレゴリー、台湾の国民的俳優マーク・チャオが共演。
2019年製作/127分/G/中国
原題:蘭心大劇院 Saturday Ficiton
配給:アップリンク
劇場公開日:2023年11月3日
https://ja.wikipedia.org/wiki/サタデー・フィクション
公式サイト:https://www.uplink.co.jp/saturdayfiction/

イントロダクション
ロウ・イエ監督の第11作目に当たる本作『サタデー・フィクション』は、2019年の第76回ベネチア国際映画祭コンペティション部門正式出品作である。
上海出身のロウ・イエ監督は国際的にデビューした『ふたりの人魚』(2001)で上海の蘇州川の水中ダンサーに恋する男を描き、『パープル・バタフライ』(2003)では、チャン・ツィイーと仲村トオルを起用し、1939年日本軍占領下の上海を描いた。
本作『サタデー・フィクション』は、再び上海を舞台にし、映画の冒頭「1937年11月に上海は陥落したが日本軍の侵入を免れた英仏租界は“孤島”と呼ばれていた」という説明が表示され、太平洋戦争開戦7日前の1941年12月1日から映画は始まる。
監督が一度は挑戦したかったという映画の原点でもあるモノクロ映像を用い、映画音楽を一切排したストイックなつくり。「蘭心大劇場」「キャセイ・ホテル」など当時からある選りすぐりの建物をロケ地として、スタイリッシュな本格スパイ映画が完成した。原作は、ロウ・イエ監督とプロデューサーのマー・インリーの友人でもあるホン・インの小説『上海の死』で描かれる女スパイの物語を脚色し、その脚色した物語の中での演劇公演の物語の主役に横光利一の『上海』中国共産党の女性闘士・芳秋蘭(コン・リー)の設定を採用している。
魔都と呼ばれていた上海は当時、欧米中日各国の諜報部員が暗躍する都市だった。フランス諜報部員に女スパイとして育てられたユー・ジンの使命は暗号変更のため上海にやってきた日本海軍少佐古谷三郎(オダギリジョー)から太平洋戦争の奇襲作戦の場所を聞き出すことだった。古谷の日本で亡くなった美代子にそっくりなユー・ジンを利用してのマジックミラー計画が始まるのだった。
物語
「マジックミラー計画を開始せよ」
1941年、日本軍の占領を免れた上海の英仏租界は、当時「孤島」と称されていた。魔都と呼ばれるこの上海では、日中欧の諜報部員が暗躍し、機密情報の行き交う緊迫したスパイ合戦が繰り広げられていた。
日本が真珠湾攻撃をする7日前の12月1日、魔都上海に、人気女優のユー・ジン(コン・リー)が現れる。新作の舞台「サタデー・フィクション」で主役を演じるためだ。一方、この大女優ユー・ジンには、幼い頃、フランスの諜報部員ヒューバート(パスカル・グレゴリー)に孤児院から救われ、諜報部員として訓練を受けた過去があり、銃器の扱いに長けた「女スパイ」という裏の顔があった。
そして2日後の12月3日、日本から海軍少佐の古谷三郎(オダギリジョー)が海軍特務機関に属する梶原(中島歩)と共に、暗号更新のため上海にやってくる。ヒューバートはユー・ジンに告げる。「古谷の日本で亡くなった妻は君にそっくりだ」と。それは、古谷から太平洋戦争開戦の奇襲情報を得るためにフランス諜報部員が仕掛けた“マジックミラー計画”の始まりだった……。
ロウ・イエ監督:コメント
私が子供だった頃、両親が裏方として働いていた上海の蘭心大劇院に、よくついていった。そこで、数多くの面白い経験をした。
衣装をつけた俳優と知り合い、また舞台で繰り広げられる彼らが演じる様々な役柄や、恋愛や憎しみ合い、そして生き別れや、死別を見た。そしてステージを降りてきた彼らと、楽屋でおしゃべりをしたりした。その後、俳優たちの後を追うと、劇場を出た後、彼らは何の変哲もないごく普通の暮らしに戻っていく…。
虚と実の世界を行ったり来たりする奇妙な体験だった。それから何年も経った後、ホン・インが書いた「上海の死」(上海の“孤島期”を描いた小説)を読んだ時、同じような感覚を味わった。
1941年12月の最初の週、世界の歴史が変わることになるんだが、もちろん当時の人は、そんなことを知る由もない。訪れる運命を知らないまま、彼らはいつものごとく日々の暮らしを過ごしており、それぞれの日課をこなし、ゴールを目指している。
上海の“孤島期”、劇場の内外で、また舞台の上や外で、彼らの運命が変わる“土曜日”が、ゆっくりと近づいてくる…。
『サタデー・フィクション』は、複雑な世界危機の時に様々な人の運命を描いた映画だ。また中国文学史上で最も重要な位置を占める“礼拜六派(サタデー派)”へのオマージュでもある。
― ロウ・イエ(2019)
人物紹介

ユー・ジン役
コン・リー(鞏俐) Li Gong
1965年、遼寧省瀋陽市生まれ。一歳になる前、山東省濟南市に移住。中央戯劇学院を卒業。主な国際映画祭で数多くの賞に輝いている。デビュー作『紅いコーリャン』(1987)は、第38回ベルリン国際映画祭で金熊賞を受賞。1993年には、『秋菊の物語』(1992)の彼女の見事な演技は金鳳凰賞・最優秀女優賞を、またベネチア国際映画祭でも金獅子賞も受賞した。同じ年、彼女が主演した『さらば、わが愛/覇王別姫』(1993)も、第47回カンヌ国際映画祭のパルムドールに輝いた。
中国・遼寧省瀋陽生まれ、山東省済南育ち。中国戯劇学院在学中、ベルリン国際映画祭で金熊賞を受賞した「紅いコーリャン」(87)で女優デビュー。以降、チャン・イーモウ監督作の顔としてアカデミー外国語映画賞ノミネート作「菊豆」(90)、「紅夢」(91)などに出演し、イーモウ監督とともに世界的名声を手にする。「秋菊の物語」(92)でベネチア国際映画祭の女優賞を受賞。「さらば、わが愛 覇王別姫」(93/チェン・カイコー監督)はカンヌ国際映画祭でパルムドールに輝き、名実ともに中国を代表する女優となる。「チャイニーズ・ボックス」(97)で初めて英語作品に挑戦し、「SAYURI」(05)、「マイアミ・バイス」(06)、「ハンニバル・ライジング」(07)などのハリウッド作品にも出演する。私生活では、イーモウ監督と長年にわたり交際していたが、95年に破局。翌年、シンガポールの実業家と結婚した。
スタッフ
監督
ロウ・イエ 婁燁 Lou Ye 1965年生まれ
プロフィール
1965年生まれ。中国の脚本家、監督、プロデューサー。
1994年、『デッド・エンド/最後の恋人』で監督デビュー。2000年、『ふたりの人魚』は当局の許可なしにロッテルダム国際映画祭に出品したため中国では上映禁止となった。2003年、チャン・ツィイーを主演に1930年代の中国と日本の間の対立を描いた『パープル・バタフライ』は、カンヌ国際映画祭の公式コンペティション部門に選出。2006年、天安門事件にまつわる出来事を扱った『天安門、恋人たち』はカンヌ国際映画祭で上映された結果、再び5年間の映画制作・上映禁止処分となる。禁止処分の最中、検閲を避けるためフランスと香港合作で作られた『スプリング・フィーバー』は2009年カンヌ国際映画祭で脚本賞を受賞。その2年後、2011年タハール・ラヒム主演で『パリ、ただよう花』をフランスで撮影。2012年、カンヌ国際映画祭“ある視点部門”オープニング作品に選ばれた『二重生活』は、映画制作禁止後に、ロウ・イエが公式に復活を果たした作品。2013年、『ブラインド・マッサージ』はベルリン国際映画祭にコンペティション部門に選出され、台湾のアカデミー賞金馬奨で作品賞を含む6冠を受賞。2018年、広州・香港・台北を舞台にしたクライムサスペンス『シャドウプレイ』は金馬奨で4部門ノミネート。本作『サタデー・フィクション』はコン・リー主演、オダギリジョー共演による、1941年の太平洋戦争開戦前夜の上海租界を舞台としたスパイ映画で、第 76 回ベネチア国際映画祭コンペティション部門正式出品した。最新作は、『少年の君』のイー・ヤンチェンシー(易烊千璽)と『象は静かに座っている』のチャン・ユー(章宇)が出演する『三文字(原題:三個字)」(公開未定)と、日本及び欧米でも有名なバンド「重塑雕像的權利(Re-TROS)」のドキュメンタリー(公開未定)。
フィルモグラフィー
1993年 『周末情人(原題)』 2000年 『ふたりの人魚』 2003年 『パープル・バタフライ』 2006年 『天安門、恋人たち』 2009年 『スプリング・フィーバー』 2011年 『パリ、ただよう花』 2012年 『二重生活』 2014年 『ブラインド・マッサージ』 2017年 『シャドウプレイ』 2019年 『サタデー・フィクション』(本作) 2023年 『三文字』(公開未定) 2023年 『重塑雕像的權利「喝彩之後」南京』(ドキュメンタリー)(公開未定)
https://ja.wikipedia.org/wiki/婁燁
https://ja.wiki5.ru/wiki/Lou_Ye
プロデューサー
マー・インリー 馬英力
プロフィール
1965年生まれ。中国の監督、脚本家、プロデューサー。
マー・インリーは、中国伝媒大学監督科を専攻。その後、ドイツ映画・テレビ大学を卒業。監督・脚本家として、長編映画『面的時節』(1996)や、『再見-你好』(1997)、『夜女郎』(2001)などのドキュメンタリーを制作。2000年以降、ロウ・イエ監督とコンビを組み、『天安門、恋人たち』(2006)と『シャドウプレイ』(2017)の共同脚本家として活躍。『ブラインド・マッサージ』の脚本を担当し、第51回台湾金馬奨最優秀脚色賞を受賞。2019年、『シャドウプレイ』の制作の裏側を追ったドキュメンタリー『夢の裏側』を監督。本作『サタデー・フィクション』(2019)において、脚本家とプロデューサーを務める。
スタッフ
監督: ロウ・イエ(婁燁)
プロデューサー: マー・インリー(馬英力)、チャン・ジーホン(常繼紅)、ロウ・イエ(婁燁)、ドン・ペイウェン(董培雯)、ウー・イー(吳毅)
共同プロデューサー:チャン・ジン(張進)、ホァン・シン(黃欣)、リー・シンユェ(李新月)エグゼクティブプロデューサー: マー・インリー(馬英力)
ライン・プロデューサ: シュー・ラー(徐樂)アソシエイトプロデューサー:リー・シンユー(李星宇)脚本:マー・インリー(馬英力)
撮影:ツォン・ジエン(曾劍) サウンドディレクター:フー・カン(富康)編集:ロウ・イエ(婁燁)、フォンシャンユーリン(封山育林)
衣装:マイ・リンリン(邁琳琳)キャスティングディレクター:チャン・ルン(張蓉)アートディレクター:ジョン・チョン(鐘誠)VFXディレクター:ワン・レイ(王磊)
アクションディレクター:ヤン・ダイー(楊德毅)
キャスト
コン・リー(鞏俐)
マーク・チャオ(趙又廷)中島歩 パスカル・グレゴリー(Pascal Greggory)トム・ヴラシア(Tom Wlaschiha)
ホァン・シャンリー(黄湘麗)ワン・チュアンジュン(王傳君)チャン・ソンウェン(張頌文)
オダギリジョー
新宿武蔵野館:14:55-17:10 (126分)
https://shinjuku.musashino-k.jp/movies/34889/
太平洋戦争開戦前の七⽇間に繰り広げられる
⽇本海軍少佐と⼥スパイの偽りの愛と策略の物語…
中国に生きる若者の心情を瑞々しく、過激に描き続けてきた映画監督ロウ・イエ。『ふたりの人魚』(00)、『天安門、恋人たち』(06)、『スプリング・フィーバー』(09)など、映画史に残る数多くの名作を世に送りだした彼が最新作で選んだ題材は、太平洋戦争が勃発する直前の魔都、上海。世界各国の諜報員が暗躍していた時代を舞台に、人気女優とスパイの二つの顔を持つ主人公を中心に据え、当時上海の中心とされていた現存する劇場「蘭心大劇場」で巻き起こる愛と謀略の物語を美しいモノクロ映像で描き出す。
諜報員という裏の顔をもつミステリアスな人気女優の主人公ユー・ジン役には、ディズニー・アニメーション『ムーラン』の実写版などハリウッドでも活躍する、中国を代表する女優のコン・リー。日本軍の暗号通信の専門家・古谷三郎に扮するのは、中国でも高い人気を誇るオダギリジョー。さらに、オダギリ演じる古谷の護衛・梶原には出演映画の公開が続く中島歩。その他、海外ドラマ『ゲーム・オブ・スローンズ』『ストレンジャー・シングス 未知の世界』で知られるトム・ヴラシア、『エディット・ピアフ~愛の讃歌~』のパスカル・グレゴリー、台湾の国民的人気俳優マーク・チャオら国際色豊かなインターナショナルキャストが名を連ねる。この度、ティザービジュアルと特報映像が解禁!ティザービジュアルは、モノクロ映像を活かしたスパイアクション感満載のデザインとなり、「孤島」と化した1941年の上海で敵も味方も入り乱れる諜報合戦が繰り広げられる物語を捉えている。
【STORY】
日本が真珠湾攻撃をする7日前の1941年12月1日、魔都と呼ばれる上海に、人気女優のユー・ジン(コン・リー)が現れる。新作の舞台「サタデー・フィクション」で主役を演じるためだ。一方、この大女優ユー・ジンには、幼い頃、フランスの諜報部員ヒューバート(パスカル・グレゴリー)に孤児院から救われ、諜報部員として訓練を受けた過去があり、銃器の扱いに⻑けた「女スパイ」という裏の顔があった。日本軍の占領を免れた上海の英仏租界は、当時「孤島」と呼ばれていた。その魔都上海では、日中欧の諜報部員が暗躍し、機密情報の行き交う緊迫したスパイ合戦が繰り広げられていた。そして2日後の12月3日、日本から海軍少佐の古谷三郎(オダギリジョー)が海軍特務機関に属する梶原(中島歩)と共に、暗号更新のため上海にやってくる。ヒューバートはユー・ジンに告げる。「古谷の日本で亡くなった妻は君にそっくりだ」と。それは、古谷から太平洋戦争開戦の奇襲情報を得るためにフランス諜報部員が仕掛けたマジックミラー作戦の始まりだった……。
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