映画『福田村事件』予告編
映画『福田村事件』
9月1日(金) テアトル新宿、ユーロスペースほか全国公開
▼公式サイト
www.fukudamura1923.jp
映画『福田村事件』特報
9月1日(金)関東大震災から100年
テアトル新宿、ユーロスペースほか全国ロードショー
映画『福田村事件』森達也監督インタビュー
関東大震災から100年となる、2023年9月1日。これまでほとんどの人が知ることのなかった大事件「福田村事件」…その実話をもとにした一本の映画が公開される。
第93回キネマ旬報ベストテンで文化部門第1位となった『i-新聞記者ドキュメント-』など骨太のドキュメンタリーを手掛けてきた森達也監督が劇映画として完成させた。ラスト40分の衝撃。この惨事にあなたは何を思うでしょうか?
森達也監督『福田村事件』INTERVIEW
シーツーWEB版
http://www.riverbook.com/C2/WELCOME.html
▶『A』『FAKE』などのドキュメンタリー監督・森達也による、関東大震災直後に起きた福田村事件を基にした群像劇。今回、公開前の2023年8月10日(木)に森達也監督が来名!撮影エピソードを語ってくれた。
★『福田村事件』
2023年9月1日(金)よりシネマスコーレ、刈谷日劇にてROADSHOW
公式サイト
https://www.fukudamura1923.jp
映画監督・森達也さん/映画「福田村事件」・ふつうの人が豹変する恐ろしさ伝えたい●8月8日 The News ●スピンオフ
👉映画監督・作家の森達也さんは8月8日のThe News で、9月1日公開の映画「福田村事件」について語りました。映画の予告編は太秦提供
https://eiga.com/movie/97856/
「A」「A2」「i 新聞記者ドキュメント」など、数々の社会派ドキュメンタリー作品を手がけてきた森達也が自身初の劇映画作品として、関東大震災直後の混乱の中で実際に起こった虐殺事件・福田村事件を題材にメガホンを取ったドラマ。
1923年、澤田智一は教師をしていた日本統治下の京城(現・ソウル)を離れ、妻の静子とともに故郷の千葉県福田村に帰ってくる。澤田は日本軍が朝鮮で犯した虐殺事件の目撃者であったが、静子にもその事実を隠していた。その年の9月1日、関東地方を大地震が襲う。多くの人びとが大混乱となり、流言飛語が飛び交う9月6日、香川から関東へやってきた沼部新助率いる行商団15名は次の地に向かうために利根川の渡し場に向かう。沼部と渡し守の小さな口論に端を発した行き違いにより、興奮した村民の集団心理に火がつき、後に歴史に葬られる大虐殺が起こってしまう。
澤田夫妻役を井浦新、田中麗奈が演じるほか、永山瑛太、東出昌大、柄本明らが顔をそろえる。
2023年製作/137分/PG12/日本
配給:太秦
公式サイト:https://www.fukudamura1923.jp
序説
1923年9月1日11時58分、関東大地震が発生した。そのわずか5日後の9月6日のこと。千葉県東葛飾郡福田村に住む自警団を含む100人以上の村人たちにより、利根川沿いで香川から訪れた薬売りの行商団15人の内、幼児や妊婦を含む9人が殺された。行商団は、讃岐弁で話していたことで朝鮮人と疑われ殺害されたのだ。逮捕されたのは自警団員8人。逮捕者は実刑になったものの、大正天皇の死去に関連する恩赦ですぐに釈放された…。これが100年の間、歴史の闇に葬られていた『福田村事件』だ。行き交う情報に惑わされ生存への不安や恐怖に煽られたとき、集団心理は加速し、群衆は暴走する。これは単なる過去の事件では終われない、今を生きる私たちの物語。
大正デモクラシーの喧騒の裏で、マスコミは、政府の失政を隠すようにこぞって「…いずれは社会主義者か鮮人か、はたまた不逞の輩の仕業か」と世論を煽り、市民の不安と恐怖は徐々に高まっていた。そんな中、朝鮮で日本軍による虐殺事件を目撃した澤田智一(井浦新)は、妻の静子(田中麗奈)を連れ、智一が教師をしていた日本統治下の京城を離れ、故郷の福田村に帰ってきた。同じ頃、沼部新助(永山瑛太)率いる薬売りの行商団は、関東地方へ向かうため四国の讃岐を出発する。長閑な日々を打ち破るかのように、9月1日、空前絶後の揺れが関東地方を襲った。木々は倒れ、家は倒壊し、そして大火災が発生して無辜なる多くの人々が命を失った。そんな中でいつしか流言飛語が飛び交い、瞬く間にそれは関東近縁の町や村に伝わっていった。2日には東京府下に戒厳令が施行され、3日には神奈川に、4日には福田村がある千葉にも拡大され、多くの人々は大混乱に陥った。福田村にも避難民から「朝鮮人が集団で襲ってくる」「朝鮮人が略奪や放火をした」との情報がもたらされ、疑心暗鬼に陥り、人々は恐怖に浮足立つ。地元の新聞社は、情報の真偽を確かめるために躍起となるが、その実体は杳としてつかめないでいた。震災後の混乱に乗じて、亀戸署では、社会主義者への弾圧が、秘かに行われていた。そして9月6日、偶然と不安、恐怖が折り重なり、後に歴史に葬られることとなる大事件が起きる―。

関東大震災から五日が過ぎた1923年9月6日、千葉県東葛飾郡福田村の利根川沿いで、多くの人が殺された。多くの人が殺した。でもこの事件を知る人はほとんどいない。皆が目をそむけてきた。見て見ないふりをしてきた。惨劇が起きてから100年が過ぎたけれど、事実を知る人はもうほとんどいない。
450万年前に樹上から地上に降りてきた僕たちの祖先(ラミダス猿人)は、直立二足歩行を始めると同時に単独生活だったライフスタイルを集団生活へと変えた。つまり群れだ。なぜなら地上には天敵である大型肉食獣が多い。一人だと襲われたらひとたまりもない。でも集団なら天敵も簡単には襲ってこないし、迎撃できる可能性も高くなる。
こうしてヒトは群れる生きものになった。つまり社会性。だからこそこの地球でここまで繫栄した。でも群れには副作用がある。イワシやハトが典型だが、多くの個体がひとつの生きもののように動く。だってみんながてんでばらばらに動いていたら、群れは意味を失う。特に不安や恐怖を感じたとき、群れは同質であることを求めながら、異質なものを見つけて攻撃し排除しようとする。
この場合の異質は、極論すれば何でもよい。髪や肌の色。国籍。民族。信仰。そして言葉。多数派は少数派を標的とする。こうして虐殺や戦争が起きる。悪意などないままに。善人が善人を殺す。人類の歴史はこの過ちの繰り返しだ。だからこそ知らなくてはならない。凝視しなくてはならない。
だから撮る。僕は映画監督だ。それ以上でも以下でもない。ドキュメンタリーにはドキュメンタリーの強さがある。そしてドラマにはドラマの強さがある。区分けする意味も必要もない。映画を撮る。面白くて、鋭くて、豊かで、何よりも深い映画だ。
荒井晴彦、佐伯俊道、片嶋一貴、小林三四郎、井上淳一、心強い映画人たちが結集した。関東大震災が起きた1923年から100年となる2023年9月1日に公開します。ご期待ください。
J&B:14:50-17:15 (136分)
https://www.jackandbetty.net/cinema/detail/3222/
1923年9月1日11時58分、関東大地震が発生した。そのわずか5日後の9月6日のこと。千葉県東葛飾郡福田村に住む自警団を含む100人以上の村人たちにより、利根川沿いで香川から訪れた薬売りの行商団15人の内、幼児や妊婦を含む9人が殺された。行商団は、讃岐弁で話していたことで朝鮮人と疑われ殺害されたのだ。逮捕されたのは自警団員8人。逮捕者は実刑になったものの、大正天皇の死去に関連する恩赦ですぐに釈放された…。これが100年の間、歴史の闇に葬られていた『福田村事件』だ。行き交う情報に惑わされ生存への不安や恐怖に煽られたとき、集団心理は加速し、群衆は暴走する。これは単なる過去の事件では終われない、今を生きる私たちの物語。
<物語>
大正デモクラシーの喧騒の裏で、マスコミは、政府の失政を隠すようにこぞって「…いずれは社会主義者か鮮人か、はたまた不逞の輩の仕業か」と世論を煽り、市民の不安と恐怖は徐々に高まっていた。そんな中、朝鮮で日本軍による虐殺事件を目撃した澤田智一(井浦新)は、妻の静子(田中麗奈)を連れ、智一が教師をしていた日本統治下の京城を離れ、故郷の福田村に帰ってきた。同じ頃、沼部新助(永山瑛太)率いる薬売りの行商団は、関東地方へ向かうため四国の讃岐を出発する。長閑な日々を打ち破るかのように、9月1日、空前絶後の揺れが関東地方を襲った。木々は倒れ、家は倒壊し、そして大火災が発生して無辜なる多くの人々が命を失った。そんな中でいつしか流言飛語が飛び交い、瞬く間にそれは関東近縁の町や村に伝わっていった。2日には東京府下に戒厳令が施行され、3日には神奈川に、4日には福田村がある千葉にも拡大され、多くの人々は大混乱に陥った。福田村にも避難民から「朝鮮人が集団で襲ってくる」「朝鮮人が略奪や放火をした」との情報がもたらされ、疑心暗鬼に陥り、人々は恐怖に浮足立つ。地元の新聞社は、情報の真偽を確かめるために躍起となるが、その実体は杳としてつかめないでいた。震災後の混乱に乗じて、亀戸署では、社会主義者への弾圧が、秘かに行われていた。そして9月6日、偶然と不安、恐怖が折り重なり、後に歴史に葬られることとなる大事件が起きる―。
福田村事件
1923年9月1日11時58分、関東大地震が発生した。
そのわずか5日後の9月6日のこと。千葉県東葛飾郡福田村に住む自警団を含む100人以上の村人たちにより、利根川沿いで香川から訪れた薬売りの行商団15人の内、幼児や妊婦を含む9人が殺された。行商団は、讃岐弁で話していたことで朝鮮人と疑われ殺害されたのだ。逮捕されたのは自警団員8人。逮捕者は実刑になったものの、大正天皇の死去に関連する恩赦ですぐに釈放された…。これが100年の間、歴史の闇に葬られていた『福田村事件』だ。行き交う情報に惑わされ生存への不安や恐怖に煽られたとき、集団真理は加速し、群衆は暴走する。これは単なる過去の事件では終われない、今を生きる私たちの物語。
100年の時を超え、遂に、実話に基づいたかつてない日本映画が公開される。
大正デモクラシーの喧騒の裏で、マスコミは、政府の失政を隠すようにこぞって「…いずれは社会主義者か鮮人か、はたまた不逞の輩の仕業か」と世論を煽り、市民の不安と恐怖は徐々に高まっていた。そんな中、朝鮮で日本軍による虐殺事件を目撃した澤田智一(井浦新)は、妻の静子(田中麗奈)を連れ、智一が教師をしていた日本統治下の京城を離れ、故郷の福田村に帰ってきた。同じ頃、沼部新助(永山瑛太)率いる薬売りの行商団は、関東地方へ向かうため四国の讃岐を出発する。長閑な日々を打ち破るかのように、9月1日、空前絶後の揺れが関東地方を襲った。木々は倒れ、家は倒壊し、そして大火災が発生して無辜なる多くの人々が命を失った。そんな中でいつしか流言飛語が飛び交い、瞬く間にそれは関東近縁の町や村に伝わっていった。2日には東京府下に戒厳令が施行され、3日には神奈川に、4日には福田村がある千葉にも拡大され、多くの人々は大混乱に陥った。福田村にも避難民から「朝鮮人が集団で襲ってくる」「朝鮮人が略奪や放火をした」との情報がもたらされ、疑心暗鬼に落ち入り、人々は恐怖に浮足立つ。地元の新聞社は、情報の真偽を確かめるために躍起となるが、その実体は杳としてつかめないでいた。震災後の混乱に乗じて、亀戸署では、社会主義者への弾圧が、秘かに行われていた。そして9月6日、偶然と不安、恐怖が折り重なり、後に歴史に葬られることとなる大事件が起きる――。
福田村事件の他にも 『検見川事件』 『妻沼町事件』
https://www.nhk.or.jp/shutoken/chiba/article/015/51/
「福田村事件」を伝え続ける人たち
現代の我々に問いかけるものとは
辻野弥生
*
* 辻野弥生『福田村事件―関東大震災・知られざる悲劇』崙書房、2013年7月。ISBN 4845502062。
* 辻野弥生『福田村事件―関東大震災・知られざる悲劇(増補改訂版)』五月書房新社、2023年6月。ISBN 4909542558。
https://web.archive.org/web/20190401170004/https://blogs.yahoo.co.jp/kumakuni05/35368955.html
「福田村事件」著者・辻野弥生さんインタビュー
江戸川大学 隈本ゼミ卒業作品 「福田村事件」の再検証と慰霊祭
2015年度隈本ゼミ卒論生が作成したドキュメンタリービデオ。1923年に現在の千葉県野田市で起きた「福田村事件」について、2年間かけて取材をし、3年の専門ゼミの学生とともに、2015年の命日に現地で慰霊祭を実施しました。
訂正とお詫び
途中2分19秒くらいのところに出てくる字幕は ✕愛媛県→〇香川県 の誤りでした。お詫びして訂正します。

千葉県福田村事件真相調査会 編『歴史の闇にいま光が当たる―福田村事件の真相 第1集』千葉県福田村事件真相調査会、2001年3月。全国書誌番号:20291294。
https://ja.wikipedia.org/wiki/福田村事件
福田村事件
https://web.archive.org/web/20190330083557/https://kotobank.jp/word/福田村事件-886399
福田村事件
映画『福田村事件』とは?事件現場・加害者や生存者などネタバレ
http://kagawa-jinken.org/publics/index/72/
特定非営利活動法人香川人権研究所のホームページ

https://blog.goo.ne.jp/people_03/e/fcb3fe12019d6ea77681b9913c10310a
☆ 関東大震災100年、福田村事件追悼慰霊碑保存会代表に聞く事件の真相
森達也監督登場!映画「福田村事件」舞台裏を語る【SP鼎談①】全4話
水道橋博士が各界からゲストを招き政治・経済から芸能・エンタメまで、ジャンルと常識の垣根を越えて世界の今に迫るトークバラエティ!
この動画は2023年8月27日に撮影されたものです
【解禁】博士出演の新作映画「福田村事件」超過酷な撮影現場のウラ側【俳優】東出昌大のストイックな役作りとは!?【ハリウッド】今のアメリカ映画の演技法を町山