映画『遠いところ』予告編
2023年7月7日(金)全国順次公開
6月9日(金)より沖縄先行公開
公式HP: https://afarshore.jp
公式Twitter: https://twitter.com/afarshore_jp
沖縄県・コザ。
17歳のアオイは、夫のマサヤと幼い息子の健吾(ケンゴ)と3人で暮らし。
おばあに健吾を預け、生活のため友達の海音(ミオ)と朝までキャバクラで働くアオイだったが、建築現場で働いていた夫のマサヤは不満を漏らし仕事を辞め、アオイの収入だけの生活は益々苦しくなっていく。
マサヤは新たな仕事を探そうともせず、いつしかアオイへ暴力を振るうようになっていた。
そんな中、キャバクラにガサ入れが入り、アオイは店で働けなくなる。
悪いことは重なり、マサヤが僅かな貯金を持ち出し、姿を消してしまう。
仕方なく義母の由紀恵(ユキエ)の家で暮らし始め、昼間の仕事を探すアオイだったがうまくいかず、さらにマサヤが暴力事件を起こし逮捕されたと連絡が入り、多額の被害者への示談金が必要になる。
切羽詰まったアオイは、キャバクラの店長からある仕事の誘いを受ける―
花瀬 琴音
石田 夢実、佐久間 祥朗、長谷川 月起 /松岡 依都美
監督・脚本:工藤 将亮
エグゼクティブプロデューサー:古賀 俊輔 プロデューサー:キタガワ ユウキ アソシエイトプロデューサー:仲宗根 久乃
キャスティング:五藤 一泰 撮影:杉村 高之 照明:野村 直樹 サウンドデザイン:木原広滋、伊藤 裕規
音楽:茂野 雅道 美術:小林 蘭 共同脚本:鈴木 茉美
製作:Allen ザフール 配給:ラビットハウス
2022 / 日本 / カラー / ヨーロピアンビスタ / 5.1ch / 128分
©2022 「遠いところ」 フィルムパートナーズ
映画『遠いところ』予告編 <沖縄先行公開>
2023年6月9日(金)沖縄先行公開
7月7日(金)より全国順次公開
公式HP: https://afarshore.jp
公式Twitter: https://twitter.com/afarshore_jp
沖縄県・コザ。
17歳のアオイは、夫のマサヤと幼い息子の健吾(ケンゴ)と3人で暮らし。
おばあに健吾を預け、生活のため友達の海音(ミオ)と朝までキャバクラで働くアオイだったが、建築現場で働いていた夫のマサヤは不満を漏らし仕事を辞め、アオイの収入だけの生活は益々苦しくなっていく。
マサヤは新たな仕事を探そうともせず、いつしかアオイへ暴力を振るうようになっていた。
そんな中、キャバクラにガサ入れが入り、アオイは店で働けなくなる。
悪いことは重なり、マサヤが僅かな貯金を持ち出し、姿を消してしまう。
仕方なく義母の由紀恵(ユキエ)の家で暮らし始め、昼間の仕事を探すアオイだったがうまくいかず、さらにマサヤが暴力事件を起こし逮捕されたと連絡が入り、多額の被害者への示談金が必要になる。
切羽詰まったアオイは、キャバクラの店長からある仕事の誘いを受ける―
花瀬 琴音
石田 夢実、佐久間 祥朗、長谷川 月起 /松岡 依都美
監督・脚本:工藤 将亮
エグゼクティブプロデューサー:古賀 俊輔 プロデューサー:キタガワ ユウキ アソシエイトプロデューサー:仲宗根 久乃
キャスティング:五藤 一泰 撮影:杉村 高之 照明:野村 直樹 サウンドデザイン:木原広滋、伊藤 裕規
音楽:茂野 雅道 美術:小林 蘭 共同脚本:鈴木 茉美
製作:Allen ザフール 配給:ラビットハウス
2022 / 日本 / カラー / ヨーロピアンビスタ / 5.1ch / 128分
©2022 「遠いところ」 フィルムパートナーズ
沖縄・コザ 幼い息子を持つ17歳のアオイ 直面する社会の過酷な現実 「遠いところ」予告
2023年6月6日より沖縄で先行公開、7月7日より全国公開される映画「遠いところ」の、予告編が公開された。
予告編は、沖縄のコザに生きる17歳のアオイと親友の海音が年齢を偽ってキャバクラで働いていることに対する、「あんた達二人は、沖縄の恥だ」という”おばぁ”の痛烈なひと言で始まる。2歳の息子のいるアオイにとって、貧困、若年出産、家庭内暴力、少年犯罪などの沖縄が抱えている問題は日常だった。生活費がなくなり父に会うと「キャバクラでも何でも働いて稼ぎなさい」と絶縁され、アオイの働くキャバクラをガサ入れした警官からは突き放される。さらに、酒に溺れる夫のマサヤをいさめようとするが暴力を振るわれてしまう。
ガサ入れされたキャバクラでは働けなくなったアオイだが、ついにはすさんだ生活を見かねた保護観察官に息子を奪われてしまう。ただ「普通に生きたい」と願い、厳しい現実から逃げることすらできないがアオイ。終わりには、「どっか行きたい。遠いところ」というアオイの言葉で締められている。
「遠いところ」は、沖縄のコザを舞台に、幼い息子と夫との3人暮らしをする17歳のアオイが、社会の過酷な現実に直面する姿を描いた作品。映画初主演となる花瀬琴音がアオイ役で映画初主演を務め、アオイの友人の海音には映画初出演となる石田夢実、夫のマサヤには「衝動」の佐久間祥朗が起用されている。監督は、「アイムクレイジー」で長編デビューした工藤将亮。「遠いところ」は長編3作目となり、4年に渡り沖縄で取材を重ねて脚本を執筆し、全編沖縄での撮影を実施した。
【作品情報】
遠いところ
2023年6月9日(金)より沖縄先行公開 7月7日(金)より全国順次ロードショー
配給:ラビットハウス
©2022 「遠いところ」 フィルムパートナーズ
沖縄が抱える問題、若年出産…主題歌は唾奇が歌う「Thanks」/映画『遠いところ』予告編
これは“映画”ではなく、“現実” 。次世代に残してはいけない問題がここにある。映画『遠いところ』から胸を突かれる衝撃の予告編が解禁!主題歌は唾奇“Thanks”に決定!
主人公アオイを演じるのは、昨年『すずめの戸締り』に出演で話題を呼び、本作が映画初主演となる花瀬琴音。東京出身の彼女が、撮影の1ヶ月前から現地で生活し、“沖縄で生まれ育った若者”アオイを体現する。
アオイの友人、海音には映画初出演となる石田夢実、夫のマサヤには『衝動』(21)の佐久間祥朗が起用され、花瀬と同様に撮影1ヶ月前から現地入り、沖縄・コザで実際に体感した生活感溢れるリアルな演技を披露している。
監督は、長編デビュー作『アイムクレイジー』(19)で、第22回富川国際ファンタスティック映画祭NETPAC賞(最優秀アジア映画賞)に輝いた工藤将亮。長編3作目のオリジナル作品『遠いところ』は、4年に渡り沖縄で取材を重ね脚本を執筆、全編沖縄での撮影を敢行した。日本公開に先立ち、第56回カルロヴィ・ヴァリ国際映画祭で最高賞を競うコンペティション部門に日本映画として10年ぶりに正式出品、約8分間のスタンディング・オベーションを受けた。さらに第23回東京フィルメックス[コンペティション部門観客賞受賞]、第44回カイロ国際映画祭[インターナショナル・パノラマ部門]、第53回インド国際映画祭(ゴア)[シネマ・オブ・ザ・ワールド部門]、ヨハネスブルグ映画祭など、海外映画祭で高く評価されている。
初披露された予告編は、「あんた達二人は、沖縄の恥だ」というおばぁ(吉田妙子)の痛烈なひと言で始まる。
沖縄のコザに生きる17歳のアオイと親友の海音が年齢を偽ってキャバクラで働いているからだ。アオイには2歳の息子がいる。貧困、若年出産、家庭内暴力、少年犯罪など、沖縄が抱えている問題は、彼女にとって日常だった。生活費がなくなり父に会うと「キャバクラでも何でも働いて稼ぎなさい」と絶縁され、店にガサ入れした警官からは「あんたの子どもでしょ」と突き放される。酒に溺れる夫のマサヤを諫めようとするが暴力を振るわれてしまう。「普通に生きたい。」アオイの当たり前の願いは、目の前に突きつけられた厳しい現実と不寛容な社会の前に脆くも崩れそうになる。
「避けては通れない衝撃」(Jeremy C Processing)、「巨匠ケン・ローチに対する日本のアンサーのよう」(Ray Magazine)、「貧困にあえぐ日本の性差別を、痛烈に告発する。溝口健二的な現代悲劇」(Variety)、「尊厳を持って生きる強い女性の物語」(Quinlan)など、リアルな現実を鮮烈に描写した『遠いところ』をいち早く作品を鑑賞した海外メディアの激賞が紹介されていく。
ガサ入れされたキャバクラでは働けなくなったアオイ。だが、酒浸りの夫を頼ることすらない。遂には荒んだ生活を見かねた保護観察官に息子を奪われてしまう。ただ「普通に生きたい」と願い、厳しい現実から逃げることすらできないが彼女が最後に選んだ未来とは。『遠いところ』が突きつけるメッセージに期待が高まる予告編となっている。
『遠いところ』は2023年6月9日より沖縄先行公開、7月7日より全国順次ロードショー
遠いところ(A Far Shore)海外ディザー
監督・脚本:工藤 将亮
【CAST】
花瀬 琴音
石田 夢実、佐久間 祥朗、長谷川 月起/松岡 依都美
小倉 綾乃、NENE、奥平 紫乃
髙橋 雄祐、カトウ シンスケ、中島 歩
岩谷 健司、岩永 洋昭、米本 学仁
浜田信也、尚玄、上地 春奈、きゃん ひとみ
早織、宇野 祥平、池田 成志、吉田 妙子
【STAFF】
エグゼクティブプロデューサー:古賀 俊輔 プロデューサー:キタガワ ユウキ
アソシエイトプロデューサー:仲宗根 久乃
キャスティング:五藤 一泰 撮影:杉村 高之 照明:野村 直樹
サウンドデザイン:Keefar、伊藤 裕規 音楽:茂野 雅道
美術:小林 蘭 共同脚本:鈴木 茉美
製作:Allen、ザフール 企画・制作プロダクション:Allen
制作協力:ザフール ワールドセールス:Alpha Violet 配給:ラビットハウス
【ストーリー】
沖縄県沖縄市-胡坐(コザ)。
17歳のアオイは、夫のマサヤと幼い息子の健吾(ケンゴ)と3人で暮らしている。おばあに健吾を預け、友達の海音(ミオ)と朝までキャバクラで働くアオイ。マサヤは仕事を辞め、アオイへの暴力は日に日に酷くなっていく。キャバクラで働けなくなったアオイは、マサヤに僅かな貯金も奪われ、仕方なく義母の由紀恵(ユキエ)の家で暮らし始める。生活のために仕事を探すアオイだったが、そこには一筋縄ではいかない現実があった。
2022年/日本/日本語/カラー/ヨーロピアンビスタ/5.1ch/128分
©2022「遠いところ」フィルムパートナーズ
公式HP
https://afarshore.jp/
花瀬琴音、生活に苦しむ17歳の母親を熱演 “父”宇野祥平から「キャバクラでもなんでも働いて稼ぎなさい」と冷たいひと言 映画『遠いところ』本編映像
沖縄で上映中の映画『遠いところ』。沖縄のコザを舞台に、幼い息子とを抱える17歳のアオイ(花瀬琴音)が社会の過酷な現実に直面する姿を描く映画『遠いところ』が、7日より全国順次公開する。
17歳の少女、夫への切なる願い『遠いところ』本編映像
『遠いところ』/7月7日(金)公開
作品情報はこちら:https://moviewalker.jp/mv77787/?mw=yo…
配給:ラビットハウス
ムビチケの購入はこちら:https://mvtk.jp/Film/077787/?mw=youtube
#遠いところ
『遠いところ』本編映像(悲痛な叫び編)
今回解禁された映像は、疲れ果てたアオイが仕事から帰宅した場面から始まる。道には合羽を着た男が立ち、家の中を見知らぬ人々が伺っている。
ただならぬ気配に慌てて玄関に駆け寄ったアオイが「なにや?」と問う。奥からひとりの女性が健吾を抱いて現れると、「新垣さん、健吾君、一旦預かりましょうね」告げる。「なんでよ?」と戸惑うアオイの横を、児童相談所の職員たちは息子を連れて行く。
その姿を玄関に現れた義母の由紀恵が言葉なく見つめている。
雨が降り始め傘を差した職員たちを追ったアオイは、「ちょっと待ってよ。いいよ。大丈夫。ねえ待って」と健吾に手を伸ばす。
更に「待って、健吾」と追いすがるが「大丈夫だから」と2人がかりで止められてしまう。その視線の先には健吾が大好きなぬいぐるみが見える。
「健吾、待ってよ。ねぇ、待ってよ」、心の支えである息子と離れ離れになってしまうアオイの悲痛な叫びが心を揺さぶる内容となっている。
【キャスト】
花瀬 琴音
石田夢実、佐久間祥朗、長谷川月起/松岡依都美
【スタッフ】
監督・脚本:工藤 将亮
エグゼクティブプロデューサー:古賀 俊輔 プロデューサー:キタガワ ユウキ アソシエイトプロデューサー:仲宗根 久乃
キャスティング:五藤 一泰 撮影:杉村 高之 照明:野村 直樹 サウンドデザイン:木原広滋、伊藤 裕規
音楽:茂野 雅道 美術:小林 蘭 共同脚本:鈴木 茉美
主題歌:“Thanks” by 唾奇
製作:Allen、ザフール
【作品公式サイト】 https://afarshore.jp
【公式SNS】:https://twitter.com/afarshore_jp
【配給】ラビットハウス https://usaginoie.jp/
『遠いところ』7月7日(金)よりヒューマントラストシネマ渋谷他全国順次ロードショー
沖縄先行公開中
【ストーリー】
沖縄県・コザ。17歳のアオイは、夫のマサヤと幼い息子の健吾(ケンゴ)と3人で暮らし。
おばぁに健吾を預け、生活のため友達の海音(ミオ)と朝までキャバクラで働くアオイだったが、建築現場で働いていた夫のマサヤは不満を漏らし仕事を辞め、アオイの収入だけの生活は益々苦しくなっていく。マサヤは新たな仕事を探そうともせず、いつしかアオイへ暴力を振るうようになっていた。そんな中、キャバクラにガサ入れが入り、アオイは店で働けなくなる。
悪いことは重なり、マサヤが僅かな貯金を持ち出し、姿を消してしまう。仕方なく義母の由紀恵(ユキエ)の家で暮らし始め、昼間の仕事を探すアオイだったがうまくいかず、さらにマサヤが暴力事件を起こし逮捕されたと連絡が入り、多額の被害者への示談金が必要になる。
切羽詰まったアオイは、キャバクラの店長からある仕事の誘いを受ける―
https://youtu.be/a2vpOImgrdo
H91- 映画『遠いところ』息子を失ってしまう17歳の母アオイの悲痛な叫びを描く本編映像解禁
H91- 映画『遠いところ』息子を失ってしまう17歳の母アオイの悲痛な叫びを描く本編映像解禁 / @cosmonaute666
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家庭内暴力、貧困の連鎖…主人公が直面する過酷な現実、映画『遠いところ』本編映像【2023年7月7日全国公開】
沖縄のコザを舞台に、幼い息子と夫との3人暮らしをする17歳のアオイ(花瀬琴音)が社会の過酷な現実に直面する姿を描き、第56回カルロヴィ・ヴァリ国際映画祭 [クリスタル・グローブ・コンペティション部門]に出品、Variety誌が“貧困にあえぐ日本の性差別を、痛烈に告発する。溝口健二的な現代悲劇。”と激賞した映画『遠いところ』が沖縄先行上映を経て、7月7日より全国公開される。
主人公アオイを演じるのは、昨年『すずめの戸締り』に出演で話題を呼び、本作が映画初主演となる花瀬琴音。東京出身の彼女が、撮影の1ヶ月前から現地で生活し、“沖縄で生まれ育った若者”アオイになり切った。
アオイの友人、海音には映画初出演となる石田夢実、夫のマサヤには『衝動』(21年)の佐久間祥朗が起用され、花瀬と同様に撮影1ヶ月前から現地入り、沖縄・コザで実際に体感した生活感あふれるリアルな演技を披露している。
監督は、長編デビュー作『アイムクレイジー』(2019年)で、「第22回富川国際ファンタスティック映画祭」NETPAC賞(最優秀アジア映画賞)に輝いた工藤将亮。長編3作目のオリジナル作品『遠いところ』は、4年に渡り沖縄で取材を重ね脚本を執筆、全編沖縄での撮影を敢行した。
主人公のアオイを演じる花瀬琴音は、「お金のために、自分自身の心身や大切なものを犠牲にしながら貧困と戦い、必死に生きている方が全世界に沢山いると思います。どんな環境でも、一生懸命に必死で生きる人間の強さに、学ぶところが沢山ありました。同世代の方にも映画を通して、苦しい環境の中で生きるために必死に頑張る姿を見て、何か感じていただけることがあればと思い作品と向き合ってきました」と本作に臨んだ気持ちを振り返る。
本作より、生活費を借りるためにやって来たアオイに対して実の父親が“絶縁宣言”する衝撃的な本編映像が解禁された。仕事にも行かず酒に溺れる夫マサヤ。アオイは幼い息子、健吾との生活費を稼ぐために年齢を偽ってキャバクラで働いていたが、警察のガサ入れで仕事を失い、収入源を断たれてしまう。
映像は、お金に困ったアオイがおばぁ(祖母:吉田妙子)に相談し、二人で実の父親(宇野祥平)の元を訪れる場面だ。いざという時のための“へそくり”もマサヤに奪われ、さらには暴力を振るわれた彼女の顔や腕には痛々しい傷痕が生々しく残っている。「これで最後ど。おとう(お父さん)もそんな何回も渡せんからや」とお金を手渡した父は、「キャバクラでもなんでも働いてちゃんと稼ぎなさい」と我が子を突き放す。お金を受け取ってもお礼も言わないアオイに「母親にそっくりだ」とあきれ果てた体で手を伸ばす父を払いのけた彼女は息子の健吾を抱えて立ち去ろうとする。
「じゅんにわじわじする(本当にいらいらする)」と言葉をこぼした父は、「こないだやー(お前)の母親から連絡きて、九州の拘置所にいるってよ。親子そろって金欲しがってからにや。もう二度と来るなよや」と娘に絶縁を宣言する。アオイがキャバクラで働いている間健吾の面倒を見てくれていたおばぁも、「ちゃんと子どものこと、考えないとね。健吾もあんたみたいになってしまう」と厳しい言葉でアオイを責める。
目の前には働かない夫と幼い息子、生活費を稼ぐための仕事もない、厳しい現実から逃れることができず、頼れる人いない。ただ「普通に生きたい」と願うアオイが最後に選んだ未来とは…。
花瀬 琴音
石田夢実、佐久間祥朗、長谷川月起/松岡依都美
監督・脚本:工藤 将亮
エグゼクティブプロデューサー:古賀俊輔
プロデューサー:キタガワ ユウキ
アソシエイトプロデューサー:仲宗根 久乃
キャスティング:五藤 一泰
撮影:杉村高之
照明:野村直樹
サウンドデザイン:木原広滋、伊藤 裕規
音楽:茂野雅道
美術:小林蘭
共同脚本:鈴木茉美
主題歌:「Thanks」by 唾奇
製作:Allen、ザフール
https://afarshore.jp
Tweets by afarshore_jp
配給:ラビットハウス
(C)2022 「遠いところ」 フィルムパートナーズ
https://eiga.com/movie/97282/
沖縄県のコザで幼い息子を抱えて暮らす17歳の女性が、社会の過酷な現実に直面する姿を描いたドラマ。
沖縄のコザで夫と幼い息子と暮らす17歳のアオイは、生活のため友達の海音と朝までキャバクラで働いている。建築現場で働く夫のマサヤは不満を漏らして仕事を辞めてしまい、新たな仕事を探そうともしない。生活が苦しくなっていくうえに、マサヤはアオイに暴力を振るうようになっていく。そんな中、キャバクラにガサ入れが入ったことでアオイは店で働けなくなり、マサヤは貯金を持ち出し、行方をくらましてしまう。仕方なく義母の家で暮らし、昼間の仕事を探すアオイにマサヤが暴力事件を起こして逮捕されたとの連絡が入る。
「すずめの戸締まり」に声優として出演した花瀬琴音が主人公アオイ役を演じ、映画初主演を果たした。「アイムクレイジー」の工藤将亮監督が、実際に沖縄で取材を重ねて脚本を執筆し、オール沖縄ロケで撮影を敢行した。第23回東京フィルメックスのコンペティション部門で観客賞を受賞。
2022年製作/128分/PG12/日本
配給:ラビットハウス
公式サイト:https://afarshore.jp
INTRODUCTION
次の世代に残してはいけない問題がここにある――
2020年代に入って国際的な映画賞や映画祭では、第77回ヴェネチア国際映画祭で金獅子賞、第93回アカデミー賞では作品賞に輝いた『ノマドランド』、第78回ヴェネチア国際映画祭の金獅子賞に輝いた『あのこと』(21)、第70回ベルリン国際映画祭で銀熊賞に輝いた『17歳の瞳に映る世界』(20)など“社会的に過酷な立場に置かれた女性の姿”を描いた作品が高い評価を得ている。
沖縄では、一人当たりの県民所得が全国で最下位。子ども(17歳以下)の相対的貧困率は28.9%であり、非正規労働者の割合や、ひとり親世帯(母子・父子世帯)の比率でも全国1位(2022年5月公表「沖縄子ども調査」)。さらに、若年層(19歳以下)の出産率でも全国1位となっているように、窮状は若年層に及んでいる。『遠いところ』は、そんな沖縄市のコザを舞台に、幼い息子と夫との3人暮らしをする17歳のアオイ(花瀬琴音)が、社会の過酷な現実に直面する姿を描き、全編沖縄ロケにこだわって撮影された。
本作の監督は長編デビュー作『アイム・クレイジー』(19)で、第22回富川国際ファンタスティック映画祭NETPAC賞(最優秀アジア映画賞)に輝いた工藤将亮。森田芳光、滝田洋二郎、行定勲、白石和彌など、日本映画界を代表する映画監督の現場で助監督を務めてきた。
長編映画3作目の『遠いところ』は、第56回カルロヴィ・ヴァリ国際映画祭で最高賞を競うコンペティション部門に日本映画として10年ぶりに正式出品。約1200席ある上映会場のチケットは事前に完売。上映後は約8分間にわたるスタンディング・オベーションによって、観客から熱狂的に迎えられた。
主人公アオイを演じたのは、これが映画初主演となった花瀬琴音。彼女は撮影前の1ヶ月間、実際に沖縄で生活し、東京生まれ・東京育ちである彼女が、沖縄在住の方々から見ても、違和感なく“沖縄で生まれ育った若者”に見えるアオイ像を体現。アオイの友人役・海音には映画初出演となる石田夢実、アオイの夫マサヤ役には『衝動』(21)の佐久間祥朗など、花瀬と同様に撮影1ヶ月前から現地に入り、沖縄市コザで実際に生活することによって体感したリアルな感覚は、各々が演じる役に反映されている。
『遠いところ』で描かれているのは、沖縄における局地的な社会問題などではない。日本中のどこでも今まさに起こっている事象である。愛する人からの暴力は、地獄のような現状から必死で逃げる道を間違えてしまうのは、すべて自己責任なのだろうか。社会の理不尽と不条理を突きつけられ、悲痛な想いを抱いて絶望しながらも、もがくアオイの姿には、自らの選択肢が正しいかどうかの想像力を持てない少女たちがいることを思い知らされる。主人公・アオイの間違ってしまった、それでも必死に生きた日々の物語を体感して、生まれ落ちた環境が人生を決めるすべてであって良いのだろうかと、今一度問いかける衝撃作がこの夏誕生した。
STORY
沖縄県・コザ。
17歳のアオイは、夫のマサヤと幼い息子の健吾(ケンゴ)と3人で暮らし。
おばあに健吾を預け、生活のため友達の海音(ミオ)と朝までキャバクラで働くアオイだったが、 建築現場で働いていた夫のマサヤは不満を漏らし仕事を辞め、アオイの収入だけの生活は益々苦しくなっていく。
マサヤは新たな仕事を探そうともせず、いつしかアオイへ暴力を振るうようになっていた。
そんな中、キャバクラにガサ入れが入り、アオイは店で働けなくなる。
悪いことは重なり、マサヤが僅かな貯金を持ち出し、姿を消してしまう。仕方なく義母の由紀恵(ユキエ)の家で暮らし始め、昼間の仕事を探すアオイだったがうまくいかず、さらにマサヤが暴力事件を起こし逮捕されたと連絡が入り、多額の被害者への示談金が必要になる。切羽詰まったアオイは、キャバクラの店長からある仕事の誘いを受ける―
若くして母となった少女が、連鎖する貧困や暴力に抗おうともがく日々の中で たどり着いた未来とは。
STAFF
脚本・監督 工藤将亮
1983年10月31日生まれ。
京都府出身。 森田芳光監督、石井岳龍監督、犬童一心監督、行定勲監督、山崎貴監督ら現代の日本映画界を代表する名監督達の右腕として、時代劇からSFファンタジーまで幅広いジャンルで研鑽を積む。初長編監督作「アイム・クレイジー」がインディーズ作品ながら、第22回富川国際ファンタスティック映画祭にてNETPAC賞(最優秀アジア映画賞)を受賞する。コロナ禍でのステイホーム出来ない若者を描いた長編2作品目「未曾有」(21)がタリンブラックナイト国際映画祭Rebels with A Cause部門で正式上映され、本年の富川国際ファンタスティック映画祭でも再び公式招待を受けている。本作が長編第3作目となる。
主題歌 唾奇「Thanks」
自身の経験や心情を赤裸々に歌った楽曲が支持を集め、地元沖縄を拠点としながら、多くのイベントで活躍し、日本のヒップホップシーンにおいて大きな注目を集めている。映像作品に楽曲を提供するのは本作が初めてである。
COMMENT
今回主題歌、挿入歌を担当させて頂いたRapperの唾奇(つばき)です。今回お話を頂いて作品を観させて頂き、自分を取り巻く環境ととても似ていました。裕福とは言えない環境で育ち、おばぁの存在の大きさなどが描かれていて、僕が生まれ育った沖縄のリアルを感じ取る事ができました。
この作品はフィクションでは無く沖縄のとても小さな一つの物語です。映画を通して少しでも沖縄を知って頂けたら幸いに思います。
唾奇 ✕ HANG(glitsmotel)- Thanks @ りんご音楽祭2018
Provided to YouTube by TuneCore Japan
Thanks · TSUBAKI
道 TAO (Remasterd Edition)
℗ 2020 HITO-BASHIRA
Released on: 2020-08-19
Lyricist: TSUBAKI
Composer: Jambo Lacquer
Auto-generated by YouTube.
遠いところ 自棄
遠いところ コザの夜
遠いところ 遠い海の子守唄
https://mora.jp/package/43000002/bigup13636186/?fmid=newRelease_all_0001
CAST
アオイ 花瀬琴音
2002年生まれ。
2020年-2021年に開催された総勢600名を越す沖縄、東京オーディションから選ばれ、内包された怒りと野生的な存在感は海外映画祭、海外メディアから高い注目を浴びている。主な出演は、テレビドラマ「下剋上アイドル」(17)の主演や、舞台「東京リベンジャーズ」の橘日向役に加え、2022年『すずめの戸締り』海部千果役に抜擢される。本作が映画初主演。
海音 石田夢実
2000年2月10日福岡県生まれ。
2014年アミューズオーディションを機に芸能界入り。高校3年生まで12年間続けていた新体操ではインターハイ・国体への出演経験を持つ。2020年UNIQLOワールドワイドモデルに抜擢。その他、「ヴァンサンカン」「VOGUE JAPAN」2021年より女優として本格的に始動。
マサヤ 佐久間祥朗
1998年東京都生まれ。
主な出演作に映画「衝動」(2021/土井笑生監督)、「のぼる小寺 さん」(2020/古厩智之監督)、ドラマ「湘南純愛組!」(2020/AmazonPrime)、MV ビッケ ブランカ「北斗七星」、SEKAI NO OWARI「Diary」、indigo la End「夜の恋は」、Wurts「分かってないよ」など多数。
kino cinema横浜みなとみらい:15:15-18:00 (128分)
上映終了後、舞台挨拶
https://kinocinema.jp/minatomirai/news/news-single/509
出演の花瀬琴音さんと工藤将亮監督が登壇
ABOUT THE MOVIE
映画、ではなく現実
次の世代に残してはいけない問題がここにある―
沖縄県・コザ。17歳のアオイは、夫のマサヤと幼い息子の健吾と3人暮らし。おばあに健吾を預け、友達の海音と朝までキャバクラで働くアオイ。マサヤは仕事を辞め、アオイへの暴力は日に日に酷くなっていく。キャバクラで働けなくなったアオイは、マサヤにわずかな貯金も奪われ、仕方なく義母の由紀恵の家で暮らし始める。生活のために仕事を探すアオイだったが、キャバクラの店⻑からある仕事の誘いを受ける。
https://ttcg.jp/movie/0972900.html
映画「遠いところ」 役を通して向き合った“貧困”(沖縄テレビ)2023/6/9
「OTV Live News イット!」毎週月-金の夕方5時48分放送
これまでのローカルニュースがさらにパワーアップ!より地域に密着した、生活に役立つ情報をお届けします。
沖縄県内のローカルニュースに加え、「嘉例ニュース」「沖縄アーカイブ」などの人気企画が満載!
沖縄の少女の”リアル”描く 映画「遠いところ」公開前に高校で試写会
貧困にあえぐ沖縄の少女たちの現実をリアルに描いた映画「遠いところ」が今月9日に県内で先行公開されます。2023/06/06
映画「遠いところ」コザに生きる少女を描く
映画『遠いところ』東京フィルメックス・コンペティション部門に選出、上映後Q&Aレポート
https://www.synca.jp/iamcrazy/
映画『アイムクレイジー』予告編
映画『アイムクレイジー』
8/24(土)よりシアター・イメージフォーラムほか全国順次公開!
監督:工藤将亮
出演:古舘佑太郎、桜井ユキ、佐々木聖輝、 中田絢千、田本清嵐、 岩谷健司、曽我部恵一他
〜STORY〜
ミュージシャンの佑樹(古舘佑太郎)は音楽の道を諦めようとラストライブの日を迎えていた。
バイトに向かう途中、交通事故に遭い車を運転していた作曲家の美智子(桜井ユキ)と広汎性発達障害を持った息子・健吾と出会う。バイト先の店長(曽我部恵一)に半ば強引に健吾の子守をさせられたことをきっかけに佑樹は親子と深く関わっていく。
かつての仲間の活躍、元カノの妊娠、”ヤバイ”なんて言葉でまとめられる音楽、周囲の全てに苛立つ佑樹。厳しい現実の中でも強い信念を持ち、明るく振る舞う美智子の姿を見て佑樹の中で何かが変わっていく・・。
◾️脚本:加藤結子、工藤将亮
◾️製作統括:古賀俊輔
◾️プロデューサー:大日方教史 ◾️企画協力:小川真司 ◾️撮影監督:福本淳
◾️サウンドデザイン:伊藤裕規 ◾️衣装プロデュース:澤田石和寛 ◾️音楽:加藤綾太(2)
◾️製作:ザフール&スタッフ
◾️配給:シンカ ◾️スペック:2019/日本/カラー/アメリカン・ビスタ/5.1ch/86分
◾️コピーライト:©2019ザフール&スタッフ
◾️公式HP:http://www.synca.jp/iamcrazy/
https://eiga.com/movie/91349/
ミュージシャンとしても活躍する古舘佑太郎が主演、行定勲作品や白石和彌作品などで助監督を務めた工藤将亮の長編監督デビュー作。音楽の道を諦めことにしたミュージシャンの佑樹は、ラストライブが目前に迫っていたある日、徒歩でバイトに向かう途中で車と事故に遭い、車を運転していた作曲家の美智子と広汎性発達障害を持った息子の健吾と出会う。バイト先の店長から半ば無理やり健吾の子守りをさせられたことをきっかけにして、佑樹は美智子と健吾親子に深く関わっていく。厳しい現実に直面しながらも強い信念を持ち、明るく振る舞う美智子。そんな彼女の姿は、周囲のさまざまな事柄にいらだちを感じていた佑樹を少しずつ変えていった。主人公の佑樹を古舘が演じるほか、美智子役を「真っ赤な星」「娼年」の桜井ユキ、バイト先の店長役を映画初出演となる「サニーデイ・サービス」の曽我部恵一が演じる。
2019年製作/86分/PG12/日本
配給:シンカ
http://allen-co.com/mizou/
映画『未曾有』(海外版ティザー映像)Feature Film “Unprecedented”
ワールドプレミア
第25回 エストニア/タリンブラックナイト映画祭 Rebels with A Cause部門
ジャパンプレミア
TAMA NEW WAVE ある視点部門
■作品説明
コロナ禍の下、緊急事態宣言が敷かれた東京の街で、未曾有の事態に戸惑う若者達の群像劇。
人気が減った都会の中、車を走らせるマナブとルー。ルーは金を稼ぐために素人AVの撮影を行う事をマナブに打ち明ける。ルーはマナブから借りたビデオカメラ持って、撮影相手であるサクラと合流する。ルーはサクラと身の上話をしながら撮影を試みるが…マナブと同棲しているユウカは(インスタグラマーだ。)SNSでファンと交流し、自宅待機(STAYHOME)を日々呼びかけている。ユウカは外出を続けるマナブに不満を隠せない。マナブはユウカに秘密でとある中年男性と密会を続けていた。久乃(ひさの)はルイと結婚している。ルイの会社は、大手飲食店のオーナーであるが、コロナ禍で自粛を強いられ、二人は会話の無い夫婦生活を送っている。ストレスを送る毎日を過ごす、久乃は人気インフルエンサーで若手実業家の先輩であるダイキの部屋に呼び出されるが…それぞれの人生が交錯する。そこに待ち受ける、彼らの運命とは?隠すより現る、未曾有の現実。
STAFF
監督・脚本・編集 工藤将亮
プロデューサー キタガワユウキ
アソシエイトプロデューサー 鈴木茉美
撮影 大内泰
サウンドデザイナー 伊藤裕規
美術 小林蘭
装飾 龍田哲児
音楽 鈴木光男
海外トレイラー 藤元明緒
ポスターデザイン 小倉美緒
スチール 木村健太郎
CAST
髙橋 雄祐
栗田学武
小倉綾乃
辻千恵
桜木梨奈
磯野大
來河侑希
製作 Allen
©Allen
公式サイト:http://allen-co.com/mizou/
https://eiga.com/movie/95929/