ドキュメンタリー映画『ハマのドン』予告編
カジノ誘致問題に揺れた横浜で、誘致反対の最先鋒に立った“ハマのドン”こと藤木幸夫と市民を追ったドキュメンタリー。
テレビ版放映後、大きな話題を呼び「テレメンタリー 2021年度最優秀賞」「放送人グランプリ2022優秀賞」を受賞した本作が、劇場版としてパワーアップし5月5日(金)より新宿ピカデリー、ユーロスペースにて公開!
https://eiga.com/movie/99072/
カジノ誘致問題に揺れた2021年の横浜市長選で反対派の急先鋒に立った政治家・藤木幸夫を追ったドキュメンタリー。テレビ朝日が製作した2022年2月放送のドキュメンタリー番組を劇場版として公開。
2019年8月、「ハマのドン」と呼ばれる91歳の政治家・藤木幸夫が、横浜港へのカジノ誘致阻止に向けて立ちあがった。地元政財界に顔が効き、歴代総理経験者や自民党幹部との人脈も持つ保守の重鎮が、政権中枢に対して全面対決の姿勢を示したのだ。決戦の場となった横浜市長選で藤木は、住民投票条例の署名を法定数の3倍も集めた市民の力にすべてを懸けた。
裏の権力者とされてきた藤木が市民と手を取りあい、カジノ誘致を覆すまでの軌跡を追う。テレビ朝日「報道ステーション」のプロデューサーを務めた松原文枝が監督を務めた。リリー・フランキーがナレーションを担当。
2023年製作/100分/G/日本
配給:太秦
https://ja.wikipedia.org/wiki/ハマのドン_(映画)
公式サイト:http://hama-don.jp
イントロダクション
2019年8月、“ハマのドン”こと藤木幸夫が横浜港をめぐるカジノ阻止に向けて立ち上がった。御年91歳。地元政財界に顔が効き、歴代総理経験者や自民党幹部との人脈、田岡一雄・山口組三代目組長ともつながりがあり、隠然たる政治力をもつとされる保守の重鎮だ。
その藤木が、カジノを推し進める政権中枢に対して、真っ向から反旗を翻した。今の時代が、戦前の「ものを言えない空気」に似てきたと警鐘を鳴らし、時の最高権力者、菅総理と全面対決した。
決戦の場となったのは横浜市長選。藤木が賭けたのは、住民投票を求める署名を法定数の3倍をも集めた市民の力だった。裏の権力者とされる藤木が、市民とカジノ反対の一点で手を結び、時の総理と官房長官が推し進めた「カジノ誘致」の国策阻止を成し遂げた。
パーソナルな話題があふれるこの情報社会の中で、本来の保守とはなにか、人心を動かすとはどういうことか、社会のありよう、メディアの在り方、民主主義とはなんなのか。
本作を手掛けた監督はテレビ朝日「報道ステーション」プロデューサーを務めた松原文枝。プロデューサーは「テレメンタリー」の江口英明と「民教協」の雪竹弘一。ナレーションにはリリー・フランキーが加わった。藤木が市民と手を取り合い、カジノ誘致を覆したその軌跡を追うとともに、市民の声が届かない今の時代の政治権力をどう見るのか。政治を諦め無関心となる間に、国の根本となる重要政策の転換がなされ、手遅れの事態となる。
藤木の闘いは今の政治を変えて行くために何が必要なのかーここには一条の光がある。
ストーリー
世界のカジノ王「ラスベガス・サンズ」CEOのアデルソンは、日本進出を狙っていた。1兆円という巨額の投資額。ターゲットは横浜港の山下ふ頭だった。藤木が長年仕切ってきた現場だ。アデルソンは、トランプと安倍の首脳会談の前に開かれた朝食会にも出席している。
態度を曖昧にしてきた市長の林文子は、カジノ誘致に向けて動き出した。これに敢然と立ち向かったのが藤木だった。藤木は横浜大空襲を生き延び、父親の時代からの港湾を引き継いできた。
藤木の反対はただの反対ではない。藤木が辿ってきた背景がある。港は苦難の歴史だった。日雇いで危険と隣り合わせ。荒くれ者が集まり、博打は当たり前。野毛の木賃宿でその日暮らしの不安定な生活。家族持ちは、はしけの中での水上生活だ。その港の苦難を知り、博打が行われていた時代を知り尽くしているからこその反対だ。身体を張った勝負師の行動は、多くの市民、自民党の長老、カジノ側の人物までも動かす。カジノ関係者が公にしたその実態は驚愕だ。
一方、横浜市民のカジノ反対の動きは燎原の火のごとく広がっていた。コロナ禍の中で、市民は住民投票を求めて法定数の3倍を超える19万超の署名を集めていた。だが、その声は市議会に届かず、横浜市長選に持ち込まれる。藤木は無名の新人を押し立て、現職市長、そして、菅側近の現職閣僚を相手に闘うことになる。無謀とも言える闘い。藤木は市民の力にかけた。藤木と署名を集めた市民とを結びつけたのはー。
藤木が長年大切にして義理人情恩返しの世界が結合し、大きなうねりとなった。
キャスト
ハマのドン
藤木幸夫
1930年(昭和5年)横浜市に生まれる。戦時中は県立神奈川工業高校で軍需工場に従事。1945年横浜大空襲を潜り抜け、戦後、町の不良少年を集めて少年野球チーム「レディアンツ」を結成。1953年早稲田大学政経学部卒。外資の船会社に就職後、藤木企業に入社。港湾荷役事業に従事する。神戸港で港湾荷役事業を行っていた山口組三代目田岡一雄組長とも知己を得る。藤木企業会長、横浜港運協会前会長、港湾事業者の元締め的存在。地元政財界に顔が効き、歴代総理や自民党幹部との人脈の広さ、その政治力から“ハマのドン”の異名を持つ。横浜ハーバーリゾート協会を作り会長に就任。カジノ反対を貫き、誘致を推し進める菅総理と全面対決、カジノ誘致を阻止した。強面だが、その素顔は、読書家で知識人、早寝早起き、港をこよなく愛する91歳。(撮影時)
https://ja.wikipedia.org/wiki/藤木幸夫
スタッフ
* 監督
松原文枝
1991年テレビ朝日入社。1992年政治部・経済部記者。2000年から「ニュースステーション」、「報道ステーション」ディレクターを経て同番組チーフプロデューサー。2015年に経済部長、報ステ特集「独ワイマール憲法の教訓」(2016年)でギャラクシー賞テレビ部門大賞、JCJ賞。テレメンタリー「史実を刻む~語り継ぐ“戦争と性暴力”」(2019年)でアメリカ国際フィルム・ビデオ祭銀賞。2019年放送ウーマン賞。2019年からビジネスプロデュース局イベント戦略担当部長を務める。
【注目の人】映画「ハマのドン」松原文枝監督【直撃インタビュー】
2年前の夏、横浜で「カジノ誘致」の是非を争点にした市長選が行われ、反対派の市長が誕生。当時の菅首相退陣の引き金になった。菅に反旗を翻した「ハマのドン」を追ったドキュメンタリー映画が来月5日から公開される。日本にカジノはいるのか、民主主義とは、保守とは何なのか、など様々なテーマが浮かび上がる。監督に話を聞いた。(聞き手=小塚かおる)
「ハマのドン」 監督:松原文枝
企画:テレビ朝日 協力:公益財団法人 民間放送教育協会
プロデューサー:江口英明(テレビ朝日) 雪竹弘一(民教協) ナレーション:リリー・フランキー
製作:テレビ朝日 配給:太秦 【2023年/日本/DCP/100分】
©テレビ朝日 hama-don.jp
【映画あらすじ】
2019年8月〝ハマのドン〟こと藤木幸夫が横浜港をめぐるカジノ阻止に向けて立ち上がった。御年91歳。地元政財界に顔が効き、歴代総理経験者や自民党幹部との人脈、田岡一雄・山口組三代目組長ともつながりがあり、隠然たる政治力をもつとされる保守の重鎮だ。今の時代が、戦前の「ものを言えない空気」に似てきたと警鐘を鳴らし、カジノを推し進める政権中枢の時の最高権力者、菅首相と全面対決した。
決戦の場となったのは21年夏の横浜市長選。藤木が賭けたのは、住民投票を求める署名を法定数の3倍をも集めた市民の力だった。裏の権力者とされる藤木が、市民とカジノ反対の一点で手を結び、「カジノ誘致」の国策阻止を成し遂げた。
◎プロフィール
まつばら・ふみえ 1966年青森県生まれ。90年東京大学卒。金融機関を経て、91年テレビ朝日入社。92年政治部・経済部記者。2000年から「ニュースステーション」「報道ステーション」ディレクターを経て、同番組のチーフプロデューサー。15年に経済部長、19年から、総合ビジネス局イベント事業部イベント戦略担当部長。報ステ特集「独ワイマール憲法の教訓」でギャラクシー賞テレビ部門大賞。
#ハマのドン #藤木幸夫 #日刊ゲンダイ
西谷文和 路上のラジオ 第130回 松原文枝監督「ハマのドン『毒の花』と対決した人々の闘い」
ゲスト: 松原文枝さん(映画「ハマのドン」監督)※オンライン・インタビュー
先の統一地方選挙において大阪では、維新が勢力を拡大させ、ますますIR推進に拍車がかかりそうです。国からの設置認可も降り、いよいよ日本にもカジノ上陸が現実味を帯びてきました。そこで今回は、同じカジノが争点となった2021年の横浜市長選で、誘致反対の急先鋒に立った藤木幸夫氏を追ったドキュメンタリー映画「ハマのドン」、これをお撮りになった松原文枝監督をお迎えしオンラインでお話を伺います。
横浜港湾の流通や労働者をまとめ、地元政財界に顔がきくハマのドン・藤木氏が、一体なぜ最強の政権に楯突いてまでカジノ誘致を阻止しようとしたのか?じわじわと忍び寄る利権の闇、ギャンブル依存の恐怖。松原監督には、藤木氏への密着を通して知り得たカジノ推進の闇についてたっぷりと語っていただきます。
また後半では、テレビ朝日「報道ステーション」のプロデューサーを務めたこともある松原監督に、現代社会をとりまくメディアの存在意義や責任にフォーカスしてお話を伺います。アベ政権下、放送法の解釈が歪められようとしたこと、政治権力の圧力が番組編成に大きな影を落としている現実、そして健全な民主主義の守るためにますます求めれるメディア人の良識とは?現役のテレビ局員としての松原監督に、じっくりと伺います。
今回も聴き応えたっぷりの60分、どうぞ最後までごゆっくりお付き合いください。
上映スケジュールなどは、映画「ハマのドン」公式ホームページをご覧ください。
http://hama-don.jp/
00:03 前枠 TM~
03:29 前半 Jingle~
29:35 後半 Jingle~
56:13 後枠 ETM~
58:22 アナ尻
60:00 曲尻 ~FO
https://maonline.jp/articles/movie215
テレ朝松原ディレクターが『ハマのドン』を撮った理由(わけ)
* プロデューサー
江口英明
1991年テレビ朝日入社。「ザ・スクープ」「サンデープロジェクト」「報道ステーション」など30年以上にわたり報道系番組を担当。
* 事件、政治、国際問題など多岐にわたる現場を取材し、現在は報道ドキュメンタリー系番組のプロデューサー・担当部長を務める。
* プロデューサー
雪竹弘一
1990年 テレビ朝日入社。「ミュージック・ステーション」、「リングの魂」などバラエティー番組制作を経て現在、ドキュメンタリー番組 「日本のチカラ」「民教協スペシャル」の総合プロデューサー。
* ナレーション
リリー・フランキー
1963年生まれ、福岡県出身。
* イラストやデザインのほか、文筆、写真、作詞・作曲、俳優など、多分野で活動。初の長編小説「東京タワー オカンとボクと、時々、オトン」は06年本屋大賞を受賞。
* 映画では、『ぐるりのこと。』(08)でブルーリボン賞新人賞、『そして父になる』(13/)で第37回日本アカデミー賞最優秀助演男優賞。第71回カンヌ国際映画祭では、主演を務めた『万引き家族』(18)がパルムドールを受賞。
撮影:金森 之雅
花山 陽子
鈴木 正隆
岩切 天平
齋藤 茂 編集:東樹 大介 音響効果:宮本 陽一
菅原 和 MA:兼清 和寛 特別協力:千葉 史子
山根将人 井上祐介 塚本勝彦 岩佐亮太郎
竹本一良 森正 石原康伸 小沼梨紗 村田奈緒子 監修:秦 聖浩
松本 仁司
川辺 竜之 著作権監修:伊藤 真 資料協力:堀口利通 五十嵐英寿 別所弥八郎 押尾泰 橋口普
神奈川県ドローン協会 横浜港湾福利厚生協会 横浜開港資料館
横浜都市発展記念館 横浜市史資料室 横浜市港湾局
東京大空襲・戦災資料センター 朝日新聞社 AP/アフロ 制作協力:民間放送教育協会 配給宣伝:太秦
小林 三四郎
今村 花 製作:テレビ朝日
2023年/日本/DCP/100分
横浜ブルク13:9:00-10:50 (100分)
https://www.jackandbetty.net/cinema/detail/3178/
ハマのドン screen ベティ. 公式サイト
ハマのドン | 横浜シネマリン
「ハマのドン」の魅力 松原文枝さん【佐高信の隠し味】20230424
強面評論家佐高信を醸す隠し味。ゲストは、5月5日公開の映画「ハマのドン」の監督松原文枝さん。横浜へのカジノ誘致に反対し、最高権力者に敢然と立ち向かった横浜港のドン藤木幸夫に密着しました。”義理・人情・恩返し”が何より大切な港湾の世界を背景に、裏街道も熟知して、保守政治家を育て自ら権力を牛耳ってきたハマのドンは、なぜ、安倍にも菅にもトランプにも一歩も引かず、敢然と反旗を翻したのか、その軌跡をたどり、2年間、間近に見続けた91歳の熱血漢の溢れる魅力を語ります。
映画「ハマのドン」、テレ朝が制作する初めてのドキュメンタリー映画です。
ぜひ見に来てください。映画「ハマのドン」公式HP http://hama-don.jp/
あわせて、集英社新書「ハマのドン 横浜カジノ阻止をめぐる闘いの記録」(5月17日発売)もどうぞ。
「報ステ」の元プロデューサー松原さん、しなやかに頑張ってます。
収録は、2023年4月24日
公開中の映画「ハマのドン」で注目の藤木幸夫さん【中島岳志】2023年5月16日(火)大竹まこと 小島慶子 砂山圭大郎 中島岳志【大竹紳士交遊録】
2023年5月16日(火)文化放送にて放送された「大竹まことゴールデンラジオ」の大竹紳士交遊録です。
出演者:)大竹まこと 小島慶子 砂山圭大郎 中島岳志
https://www.tv-asahi.co.jp/event/renew/contents/0115/
ドキュメンタリー映画 「ハマのドン」|イベントウェブ
ハマのドン “最後の闘い” ー博打は許さないー 予告動画
https://www.rbc.co.jp/tv/infomation/hamanodon/
第36回民教協スペシャル ハマのドン”最後の闘い”〜博打は許さない〜
第36回 ハマのドン“最後の闘い” ─ 博打は許さない ─
2022年2月5日(土)10:30~11:25 (テレビ朝日 放送)