映画『聖地には蜘蛛が巣を張る』本予告【4/14(金)全国公開】
実在した連続殺人鬼“スパイダー・キラー”による16人の娼婦連続殺人事件を基に15年の構想を経て、鬼才アリ・アッバシが人間の深淵に潜む狂気を描く。
映画『聖地には蜘蛛が巣を張る』【4/14(金)全国公開】
公式HP:https://gaga.ne.jp/seichikumo/
Twitter:https://twitter.com/holyspider_jp
【第75回カンヌ国際映画祭女優賞受賞】
北欧ミステリー『ボーダー 二つの世界』で、私たちが無意識に引く“境界”を暴き出し、差別や優劣意識を白日の下に晒した北欧ミステリーの鬼才アリ・アッバシ監督。
実在した連続殺人鬼“スパイダー・キラー”による16人の娼婦連続殺人事件を基に15年の構想を経て描く本作は、世界49以上の映画祭を席巻、アカデミー賞デンマーク代表作品にも選出された。
主演は、国民的女優として成功を収めていたイランで第三者に私的なセックステープを流出される被害に遭い、フランスへの亡命を余儀なくされたザーラ・アミール・エブラヒミ。自身の人生と重なる、主人公が直面する不条理への怒りに基づく鬼気迫る演技は、彼女にカンヌ国際映画祭女優賞をもたらした。人間の深淵に潜む狂気を極限まで掘り下げたとき、私たちは何を見るのか――。緊迫感途切れぬ衝撃のクライム・サスペンスが誕生した。
■STORY
聖地マシュハドで起きた娼婦連続殺人事件。「街を浄化する」という犯行声明のもと殺人を繰り返す“スパイダー・キラー”に街は震撼していた。だが一部の市民は犯人を英雄視していく。事件を覆い隠そうとする不穏な圧力のもと、女性ジャーナリストのラヒミは危険を顧みずに果敢に事件を追う。ある夜、彼女は、家族と暮らす平凡な一人の男の心の深淵に潜んでいた狂気を目撃し、戦慄する——。
監督・共同脚本・プロデューサー:アリ・アッバシ 『ボーダー 二つの世界』
出演:メフディ・バジェスタニ、ザーラ・アミール・エブラヒミ
原題:Holy Spider/2022年/デンマーク・ドイツ・スウェーデン・フランス/ペルシャ語/シネスコ/5.1chデジタル/118分/字幕翻訳:石田泰子/デンマーク王国大使館後援 ©Profile Pictures / One Two Films
映倫:R-15
配給:ギャガ
『聖地には蜘蛛が巣を張る』本編映像_聖地を訪れたラヒミのファーストシーン&主演ザーラ・アミール・エブラヒミからのメッセージ【4/14(金)全国公開】
『聖地には蜘蛛が巣を張る』本編映像_ラヒミに迫る危機【4/14(金)全国公開】
『聖地には蜘蛛が巣を張る』本編映像_”スパイダーキラー”【4/14(金)全国公開】
イランで実際にあった娼婦連続殺人事件、女性ジャーナリストが追う/映画『聖地には蜘蛛が巣を張る』予告編
昨年のカンヌ国際映画祭にてザーラ・アミール・エブラヒミが女優賞を受賞した、鬼才アリ・アッバシ監督(『ボーダー 二つの世界』)の最新作『HOLY SPIDER』(原題)。2000年から2001年にかけ、イランで実際にあった娼婦連続殺人事件から着想を得て描いた衝撃作。
聖地マシュハドで起きた娼婦連続殺人事件。「街を浄化する」という犯行声明のもと殺人を繰り返す“スパイダー・キラー”に街は震撼していたが、一部の市民は犯人を英雄視していた。事件を覆い隠そうとする不穏な圧力のもと、女性ジャーナリスト・ラヒミは危険を顧みずに事件を追う。ある夜、彼女は、家族と暮らす平凡な一人の男の心の深淵に潜んでいた狂気を目撃し、戦慄する——。
実在の連続殺人鬼サイード・ハナイによる事件を基に北欧の鬼才アリ・アッバシが描く、緊迫感途切れぬ衝撃のクライム・サスペンス。
『聖地には蜘蛛が巣を張る』は2023年4月14日公開
『聖地には蜘蛛が巣を張る』アリ・アッバシ監督からのメッセージ【絶賛公開中】
イラン国内からの批判を恐れ、予定の主演女優が降板したシーン 「聖地には蜘蛛が巣を張る」本編映像
2023年4月14日より劇場公開される、2022年第75回カンヌ国際映画祭でザーラ・アミール・エブラヒミが女優賞を受賞した、アリ・アッバシ監督最新作「聖地には蜘蛛が巣を張る」から、“スパイダー・キラー”による娼婦連続殺人事件の取材のため、明け方の聖地マシュハドを訪れたラヒミ(ザーラ・アミール・エブラヒミ)が、ホテルでチェックインをするシーンの、本編映像が公開された。
ラヒミに対して、「このマシュハド出身?」と尊大な態度で尋ねるフロントの男。「そうよ」と答えるラヒミだが、男はすぐには部屋を案内せず、こそこそと支配人に「予約しているけど、未婚です」「どうします?1人です」と確認している。そして、「すみません、システムエラーのせいで今夜はすでに満室になっています」とラヒミの宿泊を断る。予約をしているラヒミは引き下がらず「まったく面倒ね。私はジャーナリスト」とIDを見せると、なぜか宿泊を認められる。部屋についたラヒミは、ヒジャブを取り、着替えを始める。
ラヒミを演じたザーラ・アミール・エブラヒミは、第三者による私的なセックステープの流出によってスキャンダルの被害者となり、2008年に国民的女優として成功を収めていたイランからフランスへの亡命を余儀なくされた過去を持つ。本作ではキャスティング・ディレクターを務めていたが、ラヒミ役に決まっていた女優がこのシーンが国内から批判を受けることを恐れて降板。ザーラ・アミール・エブラヒミがあらためてオーディションを受け、主演に抜擢されたという経緯があったという。
アリ・アッバシ監督は、ラヒミ役を演じたザーラについて「動画の流出によって私生活と仕事で味わった挫折感を自分の演技に取り入れてくれた」「私や制作陣以外で、この作品が誰のものかと聞かれたら、間違いなく彼女の作品だ」と賛辞を送っている。
また、ザーラ・アミール・エブラヒミの日本公開に向けたメッセージも公開された。「この映画は、イランの女性を描いた作品です。直視し難い作品ですが 一見の価値があります。本当に。それは私が保証します。時間をムダにさせません。素晴らしい映画体験ができるはずです。お願いします。 「楽しんでください」とは言えませんが、この作品をぜひとも心で感じて、しっかり見届けてください」と、メッセージを送っている。
「聖地には蜘蛛が巣を張る」は、2000年から2001年にかけてイランで実際に起こった、16人もの犠牲者を出した売春婦連続殺人事件から着想を得て作られた作品。監督を務めたのは、「ボーダー 二つの世界」などで知られる、イラン出身でデンマークやスウェーデンで活躍するアリ・アッバシ。主演の女性ジャーナリストを演じたザーラ・アミール・エブラヒミは、イランで活躍していたが、2008年フランスへ亡命した女優。その後はフランスの映像業界で活躍し、2017年にフランス国籍を取得後、意欲的に映画に出演している。
【作品情報】
聖地には蜘蛛が巣を張る
2023年4月14日(金) 新宿シネマカリテ、ヒューマントラストシネマ渋谷、TOHOシネマズシャンテ他全国順次公開
配給:ギャガ
©Profile Pictures / One Two Films
Holy Spider (2022) oficjalny zwiastun PL
KUB BILET: https://bilety.gutekfilm.pl/holyspide…
Oparty na faktach thriller w duchu filmów Davida Finchera, a jednocześnie bezkompromisowy obraz współczesnego Iranu. „Holy Spider” w reżyserii Aliego Abbasiego, twórcy nominowanej do Oscara „Granicy”, obnaża przemoc, jaką posługuje się opresyjny, patriarchalny system. Doskonale przy tym tłumaczy, jak zrodził się gniew protestujących dziś Iranek i Irańczyków.
Choć akcja filmu rozgrywa się w Iranie, ten mroczny thriller świadomie nawiązuje do wybitnych amerykańskich klasyków gatunku, takich jak „Taksówkarz” Scorsesego i „Zodiak” Finchera. Posępny i gęsty jak parna, miejska noc film Abbasiego miał swoją premierę w konkursie festiwalu w Cannes, skąd z nagrodą dla najlepszej aktorki wyjechała Zar Amir Ebrahimi.
„Holy Spider” to mistrzowski true crime o kobiecie, która z narażeniem życia docieka prawdy, rzucając wyzwanie patriarchalnej zmowie. Ebrahimi zagrała dziennikarkę tropiącą seryjnego zabójcę pracownic seksualnych w świętym irańskim mieście Meszhed (zbrodnie w Meszhedzie wydarzyły się naprawdę – zginęło szesnaście kobiet). Religijni przywódcy, policja i media nie kryją cichego podziwu dla fanatyka, który „czyści” ulice z zepsucia i grzechu. Bohaterka ma więc przeciwko sobie nie tylko mordercę, ale także drapieżników w mundurach i na stanowiskach, dla których życie kobiet – w tym jej własne – nie ma żadnej wartości. Świat „Holy Spider” jest jak zastawiona na nie lepka pajęczyna.
————————————————————————————————————–
Reżyseria: Ali Abbasi
Występują: Zar Amir-Ebrahimi, Mehdi Bajestani, Arash Ashtiani
Kraj produkcji: Niemcy, Francja, Szwecja, Dania
Rok produkcji: 2022
Język oryginalny: perski
Gatunek: dramat
Czas trwania: 116 min.
https://eiga.com/movie/97007/
「ボーダー 二つの世界」の鬼才アリ・アッバシ監督が、イランに実在した殺人鬼サイード・ハナイによる娼婦連続殺人事件に着想を得て撮りあげたクライムサスペンス。
2000年代初頭。イランの聖地マシュハドで、娼婦を標的にした連続殺人事件が発生した。「スパイダー・キラー」と呼ばれる殺人者は「街を浄化する」という声明のもと犯行を繰り返し、住民たちは震撼するが、一部の人々はそんな犯人を英雄視する。真相を追う女性ジャーナリストのラヒミは、事件を覆い隠そうとする不穏な圧力にさらされながらも、危険を顧みず取材にのめり込んでいく。そして遂に犯人の正体にたどりついた彼女は、家族と暮らす平凡な男の心に潜んだ狂気を目の当たりにする。
ザーラ・アミール・エブラヒミがジャーナリストのラヒミを熱演し、2022年・第75回カンヌ国際映画祭で女優賞を受賞。
2022年製作/118分/R15+/デンマーク・ドイツ・スウェーデン・フランス合作
原題:Holy Spider
配給:ギャガ
https://ja.wikipedia.org/wiki/聖地には蜘蛛が巣を張る
公式サイト:https://gaga.ne.jp/seichikumo/
ABOUT THE MOVIE
TRAILER
THEATER




カンヌ国際映画祭「ある視点」部門グランプリを受賞した北欧ミステリー『ボーダー 二つの世界』で、私たちが無意識に引く“境界”を暴き出し、差別や優劣意識を白日の下に晒した北欧ミステリーの鬼才アリ・アッバシ。彼が着想を得たのは、2000年~2001年にイランの聖地マシュハドで殺人鬼“スパイダー・キラー”が16人もの娼婦を殺害した連続殺人事件。前作『ボーダー 二つの世界』で、善と悪、美と醜など世の中のあらゆる“境界”の既成概念を揺さぶり、私たちに潜む差別や優劣意識を白日の下に晒したアッバシ監督。人間の本性を凝視する視線はそのままに、本作では、娼婦連続殺人事件の全容から、私たち人間に潜在する狂気と恐怖を暴き出す。15年の構想を経て描く本作は、世界49以上の映画祭を席巻、デンマークのアカデミー賞ロバート賞で11部門を制覇、アカデミー賞デンマーク代表作品にも選出された。
デンマーク・ドイツ・スウェーデン・フランス合作映画の本作は、イラン出身で北欧を拠点に活躍するアッバシ監督ならではの視点で人間の暗部を大胆に暴く、イラン国内の映画では描き得なかった作品。イランでの撮影の許可が下りず、撮影地はヨルダンのアンマンになった。
カンヌ国際映画祭女優賞を受賞したのは、主演のザーラ・アミール・エブラヒミ。彼女は、第三者による私的なセックステープの流出によってスキャンダルの被害者となり、2008年、国民的女優として成功を収めていたイランからフランスへの亡命を余儀なくされた。一方、彼女が演じる果敢な主人公ラヒミにも、性差別的なスキャンダルで不当に職を追われた過去がある。自身の人生に重なる役柄を、主人公が直面する不条理への怒りに基づく鬼気迫る演技で体現、その素晴らしい演技は、彼女に受賞という大きな栄誉をもたらした。
人間の深淵に潜む狂気を極限まで掘り下げたとき、私たちは何を見るのか――。緊迫感途切れぬ衝撃のクライム・サスペンスが誕生した。

聖地マシュハドで起きた娼婦連続殺人事件。「街を浄化する」という犯行声明のもと殺人を繰り返す“スパイダー・キラー”に街は震撼していた。だが一部の市民は犯人を英雄視していく。事件を覆い隠そうとする不穏な圧力のもと、女性ジャーナリストのラヒミは危険を顧みずに果敢に事件を追う。ある夜、彼女は、家族と暮らす平凡な一人の男の心の深淵に潜んでいた狂気を目撃し、戦慄する――。


映画化のきっかけ
監督が作ろうとしたもの
犯人・サイードについて
『聖地には蜘蛛が巣を張る』が 描くもの
聖地マシュハドについて About Mashhad
映画化のきっかけ
『聖地には蜘蛛が巣を張る』は、イランで最も悪名高き連続殺人犯、サイード・ハナイの壮絶な一生を描いた作品だ。犯人が敬虔な信者で模範的な人物であることを踏まえると、イラン社会に対する風刺作品であるともいえる。ハナイが聖なる街マシュハドで娼婦を襲っていた2000年代初頭は、私もまだイランに住んでいた頃だった。ハナイは、逮捕され、裁判にかけられるまでに、16人もの女性を殺害した。私がこの事件に関心を持ったのは、その裁判が行われている時だった。普通の世界なら、16人も殺した男は犯罪者として見られるはずだ。しかし、ここでは違った。一部の市民や保守派メディアは、ハナイを英雄として称え始め、ハナイは“汚れた”女たちを街から始末するという宗教的な務めを果たしただけだと擁護したのだ。私はそれを知った時に、この出来事を基に映画を作ろうと思った。
犯人・サイードについて
サイード・ハナイは加害者であり、被害者でもある。イラン・イラク戦争では、兵士として青春時代を国に捧げた。国はより良くなり、意義深い人生になると思ったのだろう。しかし、そこで彼が気づいたのは、戦争で身を犠牲にしたところで何も変わらず、社会にとっては自分はどうでもいい存在であるということだった。彼は自分の存在意義を失うも、神を信じることはやめなかった。ハナイはモスクに通い、礼拝堂で涙を流す。そこで彼は、アッラーからの使命という新たな目的を見つけるのだ。
監督が作ろうとしたもの
連続殺人犯の映画を作りたかったわけではない。私が作ろうと思ったのは、連続殺人犯も同然の社会についての映画だった。イラン社会に深く根付いている女性蔑視(ミソジニー)の風潮は、宗教や政治が理由というわけではなく、単純にそういう文化として存在している。女性蔑視は、国に限らず、人々の習慣の中で植え付けられる。イランには昔から、女性を憎むべき対象とする考えがあり、差別というかたちになって現れることも少なくない。それがありのままに描かれているのがハナイの物語だ。だからこそ、彼の物語を伝えるならば、賛成から反対意見まで、イラン社会には様々な意見が行き交っていることを示す必要があったのだ。
『聖地には蜘蛛が巣を張る』が描くもの
『聖地には蜘蛛が巣を張る』は、イラン政府への批判でも、腐敗した中東社会に対する批判でもない。一部の人達、中でも女性に対する人間性の抹殺は、イランに限ったことではなく、世界中のあらゆる場所で起きている。
私は、本作を、社会問題を扱った作品ではなく、特定の人物に焦点を当てた物語として捉えている。ハナイの物語や人格に支配されてしまうような作品にはしたくなかった。一人の男がどんな方法を駆使して大勢の女性を殺したのかを描くより、問題の複雑さと様々な立場の主張に光を当てたいと思った。それは事件の被害者のためでもある。また、ラヒミの物語も、ハナイと同じく本作のカギとなる。彼女が事件を追う姿を描きながら、家族、社会、そして自己との葛藤をどのように乗り越えるのかに迫りたいと思った。
ハナイの被害者となった女性達を、娼婦という肩書だけで片づけることはできない。彼女たちは皆、一人の人間として存在していたのだ。そんな彼女たちから奪われてしまった尊厳と人間らしさが、少しでも取り戻せることを願っている。聖人としてでも、不運な被害者としてでもなく、私達と同じ一人の人間として。
聖地マシュハドについて
About Mashhad
マシュハドは、350万人の人口を抱える、イランで2番目に大きな都市であり、非常に保守的な宗教の中心地でもある。マシュハドは、イラン国内における最大の聖地として、毎年2000万人以上もの観光客と巡礼者が訪れる。訪れる人の大半の目的が、「シーア派イランの心臓部」と呼ばれている壮麗なモスク、イマーム・レザー廟への参拝だ。イマーム・レザー廟は中世からの歴史を持つ巡礼地で、メッカ巡礼を終えた者は「ハッジ」の称号を与えられる。マシュハドに巡礼した者は「マシュティー」と呼ばれ、マシュハドの住民も同じように呼ばれている。2009年10月30日(イマーム・レザーの殉教記念日)には、当時のイラン大統領、マフムード・アフマディネジャードが、マシュハドを「イランの精神的中心」と呼んだ。


メフディ・バジェスタニ
(サイード役)
MORE
メフディ・バジェスタニMehdi Bajestani
(サイード役)
1975年1月12日生まれ。舞台や映画で活躍しているイラン人俳優。1997年にイランのシティ・シアターで上演された、ベルトルト・ブレヒトの戯曲、ハミド・サマンダリアン演出の『コーカサスの白墨の輪』で舞台デビューを果たした。それ以来、ヴァヒド・ラフバニ、シャハブ・ホセイニ、マエデ・タフマセビなど、イランの現代舞台演出家たちとタッグを組み、800回以上もの舞台を踏んできた。この20年間では、テレビや映画作品に定期的に出演しており、その代表的な作品に、“Sweet Taste of Imagination”(15)、“There Are Things You Don’t Know”(10)などの長編映画や、テレビドラマ “Whisper”(18)、高い評価を受けているアスガー・ファルハディ監督の『美しい都市(まち)』(04)などがある。

ザーラ・アミール・エブラヒミ
(ラヒミ役、アシスタント・プロデューサー、キャスティング兼務)
ザーラ・アミール・エブラヒミ Zar Amir Ebrahimi
(ラヒミ役、アシスタント・プロデューサー、キャスティング兼務)
1981年7月9日生まれ。パリ在住のイラン人女優。テヘラン出身のエブラヒミは、大学で演劇芸術を専攻した。舞台作品や、テレビや映画の人気作品で活躍し、“Help Me”(04)、“Nargees”(07)などの連続テレビドラマで国内の注目を集めた。エブラヒミがイランで出演した長編映画、“Waiting”(01)、“Trip to Hidalu”(06)は、政府による検閲の結果、上映禁止となった。イラン国外では、2017年にカンヌ国際映画祭でプレミア上映されたロトスコープアニメ映画“Tehran Taboo”で世界の注目を集めた。2018年には“Bride Price vs Democracy”の演技で、ニース国際映画祭の最優秀女優賞に輝いた。また “Tomorrow We Are Free”(19)は、タリン・ブラックナイト映画祭やハンブルグ映画祭などで上映された。次作であるギヨーム・レヌッソン監督の“Les Survivants/White Paradise”(22)では、ドゥニ・メノーシェの相手役として主演している。

監督・共同脚本・プロデューサー
アリ・アッバシ Ali Abbasi
1981年にイランで生まれ、テヘランの大学に在学中にストックホルムに留学し、建築学の学士号を取得。その後、デンマーク国立映画学校で演出を学び、2011年に短編映画“M for Markus”を制作して卒業した。長編映画デビュー作『マザーズ』は、2016年にベルリン国際映画祭でプレミア上映され、アメリカで公開された。2018年の映画『ボーダー 二つの世界』は、カンヌ国際映画祭でプレミア上映され、ある視点部門のグランプリを受賞した。また、アカデミー賞スウェーデン代表作品に選出、世界中で公開、スウェーデン・アカデミー賞(ゴールデン・ビートル6部門受賞 作品賞、主演女優賞、助演男優賞、音響編集賞、メイクアップ&ヘア賞、視覚効果賞)、第91回 アカデミー賞(2019年)メイクアップ&ヘアスタイリング賞ノミネート、ヨーロッパ映画賞では監督賞、脚本賞、作品賞の3部門にノミネートされるという快挙を遂げた。最新作は、HBO製作のテレビ版 “The Last of Us”。
kino cinema横浜みなとみらい:13:10-15:15 (118分)
https://ttcg.jp/human_shibuya/movie/0953800.html
https://qualite.musashino-k.jp/movies/20007/
https://news.yahoo.co.jp/articles/1281f8c6f404dbd9fe6ea9beb0964924c9fed65a
<今月見るべき新作映画>実際に起きた連続殺人事件をもとにした『聖地には蜘蛛が巣を張る』
https://news.yahoo.co.jp/articles/101e47fcfc452adde712eb9e27fba99077e770bd
三島由紀夫ファン、アリ・アッバシが日本のファンに向け「聖地には蜘蛛が巣を張る」語る
https://news.yahoo.co.jp/articles/b8f43036cd455e4a4d04cc81ca7cdc66214a84ec
僧侶の英月さんが戦慄した「聖地には蜘蛛が巣を張る」に描かれた〝民意〟
https://www.banger.jp/news/94451/
娼婦16人を殺害した“スパイダー・キラー事件” 英雄視されていく犯人の真の姿とは 『聖地には蜘蛛が巣を張る』冒頭シーン解禁