映画『浦安魚市場のこと』予告編
ずっとあると思っていた しかしその瞬間は、突然訪れる・・・
人情色濃い”まち”の魚屋たちの日常を追ったドキュメンタリー!
12月17日(土)より渋谷イメージフォーラムにてロードショー、ほか全国劇場公開
◎映画『浦安魚市場のこと』公式サイト:https://urayasu-ichiba.com/
◎公式Twitter:https://twitter.com/urayasu_ichiba
◎公式Facebook:https://www.facebook.com/urayasuICHIBA/
監督・撮影・録音・編集・製作:歌川達人
編集:秦岳志 整音:山本タカアキ カラリスト:田巻源太(Interceptor) 音楽:POSA(すぎやまたくや&紫藤佑弥) プロデューサー:長倉徳生 植山英美 歌川達人 製作:有限会社カサマフィルム
配給:Song River Production
お問合せ:info@songriver-p.com
https://eiga.com/movie/97936/
2019年に3月に閉場した千葉県浦安市の浦安魚市場と、周辺に暮らす人びとを追ったドキュメンタリー。
古くからの漁師町だった千葉県浦安。工場汚染水の影響により漁業権を放棄し埋立地となったこの町にとって、かつての浦安と現代をつなぐ町のシンボルが魚市場だ。魚屋の活きのよいかけ声、貝を剥き続ける年老いた女性、年末の買い出しに訪れる客と店の賑わい。昼は町の魚屋、夜はロックバンド「漁港」のボーカルとして活動する森田釣竿も、そんな魚市場と生活を共にしているひとりだ。しかし、時代の流れとともに魚の流通と消費の形が変化し、浦安魚市場閉場という現実が訪れる。
カンボジアで短編中編のドキュメンタリーを制作してきた経歴を持つ映像作家・歌川達人の初の長編ドキュメンタリー作品。
2022年製作/98分/日本
配給:Song River Production
【Urayasu Made】ドキュメンタリー映画『浦安魚市場のこと』2022年12月~全国公開中|歌川達人(うたがわたつひと)
公式サイト:https://urayasu-ichiba.com
人情色濃い”まち”の魚屋たちの日常を追ったドキュメンタリー!
イントロダクション
“まち”のアイデンティティーが
危機に瀕するときを
カメラは見つめた
魚屋の活きのよい掛け声。貝を剥き続ける年老いた女性。年末のお客たちとお店の賑わい。─古くから漁師町だった浦安には魚市場があった。工場汚染水の影響で漁業権を放棄し埋立地となった浦安にとって、魚市場が漁村だった町のシンボルでもある。そんな魚市場には、昼は町の魚屋、夜はロックバンドとして活動する森田釣竿がいた。時代の流れと共に変わっていく魚の流通と消費の形。脈々とつながってきた暮らしを謳歌する浦安の人々。しかし、その瞬間は、緩やかに、そして突然訪れる…。
ある町の、ある市場をめぐる
ありのままの記憶と記録
監督は、映像作家の歌川達人。これまで主にカンボジアで短編中編のドキュメンタリー(『時と場の彫刻』『カンボジアの染織物』)を制作し、本作が初の長編となる。撮影期間中、歌川は浦安魚市場近くへ移り住み、緻密な撮影を重ねた。本プロジェクトでは、映画製作に限らず、写真集作成や魚市場内での映像インスタレーション展示など、多角的なアウトプットを行ってきた。カメラを持った1 人のアーティストとして、滅びゆく場や営みに対し何ができるのかを見つめた軌跡である。
MESSAGE
監督から
私はたいてい、場所に興味がある。日常生活で、同じ場所をずっと見つめるような余裕はないけれど、カメラを持っていると、注意深く、特定の場所を見つめることができる。その場に出入りする人々、普段は流れてしまうような、何気ない仕草や会話。それらの断片が編集で結びつくと、自分の想像を超えるような、言葉では言い表し難いものが立ち上がってくることがある。それを作る過程は辛く大変なこともあるけれど、総じて楽しい。
インタビュー中心で構成された映画だと、効率よく情報を受け取ることは出来るし、被写体の佇まいから様々なことは想像できる。けれども、本作はそういう構成になっていない。撮影では被写体のそばに居て、何かが起きることをただ待ち続けた。何気ない仕草や会話で語られることの方が美しいし、好きだから。
グローバリズムとローカリズム、漁業や市場、コミニュティの衰退など、大きな言葉で語ることもできるのかもしれないけれど、ただこういう場所や出来事があったということを、映画という形にまとめたいという、極私的な欲求に付き合ってくださった方々、特に、カメラが側にいることを許してくれた寛大な方々に改めて感謝します。何より撮影は楽しく、合間に沢山食べた海鮮物は最高でした。長い時間をかけて、多くの方々に観て頂けると嬉しいです。
監督・撮影・録音・編集・製作
歌川達人Tatsuhito Utagawa
1990年10月6日生まれ、北海道出身。映像作家。主にドキュメンタリーのフィールドで活動する。立命館大学映像学部卒業後、フリーランスとしてNHK番組やCM、映画の現場で働く。初監督ドキュメンタリー『カンボジアの染織物』がカンボジア、スペイン、ブラジルで上映され、ギリシャのBeyond The Borders International Documentary Festival 2018 コンペティション部門審査員特別賞を受賞。中編『東京2018 プノンペン』がFestival/ Tokyo18にて展示上映。短編『時と場の彫刻』がロッテルダム国際映画祭2020、Japan Cuts 2020などで上映。一般社団法人Japanese Film Project 代表理事。
https://maonline.jp/articles/movie196
漁師町だった浦安『浦安魚市場のこと』歌川達人監督インタビュー
【Interview】「日々のできごと」として”魚市場の閉場”を撮る 『浦安魚市場のこと』歌川達人監督
https://www.suikei.co.jp/映画「浦安魚市場のこと」歌川監督インタビュー/
映画「浦安魚市場のこと」歌川監督インタビュー
PHOTO BOOK
写真集
写真集「浦安魚市場のこと」も同時製作
オンラインで絶賛発売中
60年以上もの間、多くの人々に親しまれてきた浦安魚市場が2019年3月末で閉場となりました。東京湾の新鮮な魚介類が豊富で、業者への卸だけではなく一般の方への販売も行い、「市民の台所」として人々に愛されてきた魚市場。年末は大売り出しで賑わい、浦安元町の人々に限らず、多くの人々が訪れ、浦安の風物詩となっていました。その歩みは、浦安の“暮らしの記録そのもの”です。
しかし、これまで浦安魚市場の写真資料は書籍化されておらず、個々人がバラバラに所有しているだけでした。このままでは、浦安魚市場の記録を残すことができません。「浦安に浦安魚市場があったんだよ」と伝えても、それを示す、まとまった写真の記録ßが存在していないのです。このような状況を受け、写真集製作を企画しました
本プロジェクトでは、写真やテキストを通して、”浦安の集団的な記憶”を共有することを目的としています。写真や映像、展示活動などを通して、漁師町だった浦安のアイデンティティーを考え共有していきます。
詳細を見る

http://www.songriver-p.com/urayasuPhoto/index.html
街の記憶と記録と共に
60年以上もの間、多くの人々に親しまれてきた浦安魚市場が2019年3月末で閉場となりました。東京湾の新鮮な魚介類が豊富で、業者への卸だけではなく一般の方への販売も行い、「市民の台所」として人々に愛されてきた魚市場。年末は大売り出しで賑わい、浦安元町の人々に限らず、多くの人々が訪れ、浦安の風物詩となっていました。その歩みは、浦安の“暮らしの記録そのもの”です。
しかし、これまで浦安魚市場の写真資料は書籍化されておらず、個々人がバラバラに所有しているだけでした。このままでは、次の世代(子ども達)に浦安魚市場の記録を残すことができません。「浦安に浦安魚市場があったんだよ」と伝えても、それを示す、まとまった写真の記録が存在していないのです。このような状況を受け、市民が立ち上がり、写真集製作を企画しました。
本プロジェクトでは、写真やテキストを通して、”浦安の集団的な記憶”を共有することを目的としています。写真や映像、展示活動などを通して、漁師町だった浦安のアイデンティティーを考え共有していきます。
写真集の掲載内容

1. 1960年代後半から、浦安魚市場閉場までの写真
2. 市場内で営業していた各店舗からのメッセージ
3. 市場に来場したお客さんからの手書きメッセージ
4. テキスト「浦安魚市場と浦安の歴史」(東京大学・浦安プロジェクト)
5. イラストレーター岡田成生氏による表紙イラスト
6. 浦安在住写真家 野寺治孝氏による撮影写真
B5サイズ・167ページ・フルカラー
製作 発行_浦安魚市場写真集製作委員会
企画・構成_歌川達人
制作協力_大塚玲奈
東京大学 浦安プロジェクト_永門航、伊藤智洋、前山倫子、安藤理紗
カバーイラスト_岡田成生
デザイン協力_市川桂
PR_田中智子
写真提供_浦安魚市場協同組合、浦安市郷土博物館、野寺治孝、今井真、歌川達人
宣伝協力_地域情報総合サイト “浦安に住みたい!”、猫実珈琲店、鮮魚 “泉銀”、天ぷら”天悟”、味わい食堂 “ひねもすのたり”、須藤やや、浦安新聞
記録映像「浦安魚市場のこと」
Slideshow&Interview
2019年3月末、60余年の歴史に幕を閉じた浦安魚市場。本作は2018年春から閉場までの期間に撮影されたインタビュー映像と写真により構成された記録映像。漁師町浦安の象徴として愛されてきた市場の閉場に、人々は何を想うのか。
【作品データ】
Interview&Slideshow / 40min / ステレオ / カラー /16:9 / HD
監督&製作&編集: 歌川達人 / 写真提供: 野寺治孝、今井真 /
整音&音楽: 紫藤佑弥 / 挿入歌: POSA / PR: 田中智子
宣伝&上映協力: 浦安コミュニティデザインラボ
素材提供協力: 浦安魚市場協同組合、浦安市郷土博物館、浦安市役所
【上映歴】
1. 浦安ドキュメンタリー映画祭2019
2. 浦安オータムフェスタ @浦安郷土博物館
3. 「NPO法人ワーカーズコープ浦安地域福祉事業所」様のイベントにて
Photo book “Dear Urayasu Fish Market”
写真集「浦安魚市場のこと」
Special Thanks(敬称略・順不同):
総合食料品 “ほしや” / 精肉・惣菜 “石井大一商店” /まぐろ・鮮魚 “川熊” /まぐろ・えび “山武” / 鮮魚・貝類 “池八” / 中華料理 “浦安中国飯店” / まぐろ・塩干物 “五兵衛” / のり・お茶 “市船” / のり・お茶 “丸茂海苔店” / 鮮魚 “金又” / 鮮魚 “大力” / 和牛専門店 “肉のマルナカ” / 塩干物・鮮魚 “五井直” / 貝類 “堀千代” / まぐろ “丸正” / 鮮魚 “竹山” / 鮮魚 “大信” /鮮魚・魚干物 “魚功” / 佃煮 “山長” / よっちゃん食堂 / うなぎの蒲焼 “内藤” / 貝類・寿司種 “松井” / 鮮魚 “池茂” / 野菜・果物 “丸善青果” / 焼蛤 “さつまや” / 鮮魚 “魚巳之” / 鮮魚 “泉銀” / まぐろ “山科” / 野菜 “えるふ農国” / 塩干物 “伊藤”
横浜シネマリン:17:20-19:05 (98分)
https://www.imageforum.co.jp/theatre/movies/5817/
https://mainichi.jp/articles/20221223/ddm/012/070/068000c
歌川達人さん=映画「浦安魚市場のこと」を監督
https://www.nikkei.com/article/DGKKZO66651400Y2A201C2CE0000/