https://youtu.be/yHhz6qxYTEk
映画『SHE SAID/シー・セッド その名を暴け』90秒予告/2023年1月13日(金)全国公開
世界中の #MeToo運動 に火をつけた1つの記事。
『それでも夜は明ける』『ムーンライト』製作陣が放つ、
ハリウッド”絶対権力者”の大罪<性的暴行事件>を暴いた衝撃の実話。
原題:SHE SAID/邦題:『SHE SAID/シー・セッド その名を暴け』
監督:マリア・シュラーダー/制作:プランB,アンナプルナ
キャスト:キャリー・マリガン、ゾーイ・カザン、パトリシア・クラークソン、アンドレ・ブラウアー、ジェニファー・イーリー、サマンサ・モートン
アメリカ公開:2022年11月18日(金)
配給:東宝東和
映画『SHE SAID/シー・セッド その名を暴け』特別映像(Who have you talked to)/2023年1月13日(金)全国公開
映画『SHE SAID/シー・セッド その名を暴け』特別映像(A Look Inside)/大ヒット上映中!
映画『SHE SAID/シー・セッド その名を暴け』特別映像(サバイバー達の証言)/2023年1月13日(金)全国公開
https://eiga.com/movie/98090/
映画プロデューサーのハーベイ・ワインスタインによる性的暴行を告発した2人の女性記者による回顧録を基に映画化した社会派ドラマ。
ニューヨーク・タイムズ紙の記者ミーガン・トゥーイーとジョディ・カンターは、大物映画プロデューサーのワインスタインが数十年にわたって続けてきた性的暴行について取材を始めるが、ワインスタインがこれまで何度も記事をもみ消してきたことを知る。被害女性の多くは示談に応じており、証言すれば訴えられるという恐怖や当時のトラウマによって声を上げられずにいた。問題の本質が業界の隠蔽体質にあると気づいた記者たちは、取材対象から拒否され、ワインスタイン側からの妨害を受けながらも、真実を追い求めて奔走する。
「プロミシング・ヤング・ウーマン」のキャリー・マリガンと「ビッグ・シック ぼくたちの大いなる目ざめ」のゾーイ・カザンが2人の主人公を演じる。「アイム・ユア・マン 恋人はアンドロイド」のマリア・シュラーダーが監督を務め、ブラッド・ピットが製作総指揮を手がけた。
2022年製作/129分/G/アメリカ
原題:She Said
配給:東宝東和
https://ja.wikipedia.org/wiki/SHE_SAID/シー・セッド_その名を暴け
公式サイト:https://shesaid-sononawoabake.jp
INTRODUCTION
2017年、ニューヨーク・タイムズ紙が報じた1つの記事が世界中で社会現象を巻き起こした。『グッド・ウィル・ハンティング/旅立ち』『恋におちたシェイクスピア』『ロード・オブ・ザ・リング』『英国王のスピーチ』など数々の名作を手掛けた映画プロデューサー、ハーヴェイ・ワインスタインのセクハラ・性的暴行事件を告発したその記事は、映画業界のみならず国を超えて性犯罪の被害の声を促し、#MeToo運動を爆発させた。
ピューリッツアー賞を受賞した調査報道を基に制作された本作には、『それでも夜は明ける』『ムーンライト』の製作陣が集結。巨大権力に挑んだ2人の女性記者を、2度のアカデミー®主演女優賞ノミネートの『プロミシング・ヤング・ウーマン』のキャリー・マリガンと『ビッグ・シックぼくたちの大いなる目ざめ』のゾーイ・カザンが演じる。
キャリー・マリガンCarey Mulligan
英ロンドン出身。3歳でドイツに移りインターナショナルスクールに通い、その後英国に戻る。ウォルデインガム・スクール在学中に演技に目覚め、講演に来たジュリアン・フェロウズに「プライドと偏見」(05)のキャスティング・ディレクターの助手を紹介されて同作で映画デビュー。同年のTVドラマ「Bleak House」に出演し、舞台「かもめ」(07)でロンドン公演に続きブロードウェイにも進出する。映画出演4作目にして主演を務めた「17歳の肖像」(09)でBAFTA主演女優賞を受賞、アカデミー賞にもノミネートされ、一躍注目を集めた。以降「わたしを離さないで」(10)や「華麗なるギャツビー」「インサイド・ルーウィン・デイヴィス 名もなき男の歌」(ともに13)などの話題作でヒロインを演じる。エメラルド・フェネル監督作「プロミシング・ヤング・ウーマン」(20)では性犯罪者に復讐する主人公を演じ、新境地を開拓した。
https://ja.wikipedia.org/wiki/キャリー・マリガン
ゾーイ・カザンZoe Kazan
巨匠エリア・カザンの孫娘にあたり、父のニコラス・カザンと母のロビン・スウィコードはともに脚本家。名門イェール大学で演劇を専攻し、卒業後の2006年秋、オフブロードウェイ作品「ミス・ブロディの青春」で本格的な女優デビューを果たす。08年「愛しのシバよ帰れ」でブロードウェイに進出。その後は映画に軸足を移し、「レボリューショナリー・ロード 燃え尽きるまで」(08)や「恋するベーカリー」(09)などを経て、製作総指揮と脚本も兼ねた「ルビー・スパークス」(12)でタイトルロールを演じた。「イン・ユア・アイズ 近くて遠い恋人たち」(14)や「ビッグ・シック ぼくたちの大いなる目ざめ」(17)、「ニューヨーク 親切なロシア料理店」(19)でもヒロインを好演。「ルビー・スパークス」で共演したポール・ダノとは07年からパートナー関係を築き、ダノの初監督作「ワイルドライフ」(18)では共同脚本と製作を手がけ、18年に第1子も出産した。
https://ja.wikipedia.org/wiki/ゾーイ・カザン
STORY
取材を進める中で、ワインスタインは過去に何度も記事をもみ消してきたことが判明する。さらに、被害にあった女性たちは示談に応じており、証言すれば訴えられるため、声をあげられないままでいた。問題の本質は業界の隠蔽構造だと知った記者たちは、調査を妨害されながらも信念を曲げず、証言を決意した勇気ある女性たちと共に突き進む。そして、遂に数十年にわたる沈黙が破られ、真実が明らかになっていくー。
原作
ピュリッツァー賞受賞!
ハリウッドの性暴力を告発した、傑作ノンフィクション。
その名を暴け
―#MeTooに火をつけたジャーナリストたちの闘い―
ジョディ・カンター、ミーガン・トゥーイー/著
古屋美登里/訳
新潮文庫刊
ハリウッドが黙認した性的虐待を告発! 社会を変革した調査報道ノンフィクション。
2017年、ニューヨーク・タイムズ紙に掲載された記事が世界を変えた。映画界で権力を誇る有名プロデューサーが、女優や従業員らに性的虐待を行ってきた衝撃の事実。報道の背景には、二人の記者による被害者への丹念な取材や加害者側との駆け引きがあった。その日を境に、女性たちは声を上げ始めた――。#MeToo運動を拡げたピュリッツァー賞受賞記事の内幕を描く調査報道ノンフィクション。
目次
はじめに
主要登場人物表
関連年表
第一章 最初の電話
ジョディ・カンターは「ニューヨーク・タイムズ」の調査報道記者として、性差別について数多くの記事を手掛けてきた。彼女は、ハリウッド女優のローズ・マッゴーワンから、有名映画プロデューサーであるハーヴェイ・ワインスタインによる性的暴力の話を聞き「被害に遭った女優がほかにもいるのでは」と疑問を抱く――。
第二章 ハリウッドの秘密
トランプ大統領の女性への性的嫌がらせを記事にしたミーガン・トゥーイー記者も調査に加わるが、彼女たちふたりの世界的女優たちへの接触は困難を極めた。そんななか、ワインスタインの秘蔵っ子、グウィネス・パルトローと話ができることに。だが、彼女を含め女優たちはワインスタインからの報復を恐れ、堅く口を閉ざす――。
第三章 いかに被害者を黙らせるか
ワインスタインの被害者は女優たちだけではなかった。ミーガンとジョディは、彼の会社「ミラマックス」「ワインスタイン・カンパニー」の元従業員の女性たちに取材範囲を広げはじめる。明らかになってきたのは、常軌を逸したワインスタインの手口にくわえ、被害女性を長年苦しめ続ける法律や示談の存在だった――。
第四章 好意的な評判を手に入れる
「タイムズ」の取材を察知したワインスタインは、何人もの大物弁護士を雇い、反撃を開始した。性被害に遭った女性の守護神として名を売っていたフェミニスト弁護士や、私立探偵、イスラエルのスパイ組織「ブラック・キューブ」の諜
ちょう
報
ほう
員
いん
らによる、ジョディやミーガン、取材対象の女性たちへの工作が始まった――。
第五章 会社ぐるみの犯罪
ワインスタインの悪行を長年隠
いん
蔽
ぺい
できたのは、弁護士たちの手腕のせいだけではない。ビジネスパートナーである弟のボブや会社の重役たちも加担者だった。彼に性行動を正すように説得を試みるが失敗し、従業員からの悲痛な訴えにも耳を貸すことはなかった。だが一人の重役がジョディの取材に口を開きはじめた――。
第六章 「ほかにだれがオンレコで話してる?」
沈黙の壁を突破した記者たちに、ついに「タイムズ」編集長は「書け!」と指示を出した。ワインスタインの過去の性的暴力を明らかにするさまざまな証拠を突き付け、直接対
たい
峙
じ
する時がきた。ワインスタイン側と「タイムズ」の駆け引きが緊張を増すなか、アシュレイ・ジャッドが女優ではじめて実名告発を決意する――。
第七章 「動きがあるだろうな」
女優ジャッド、元女性従業員らの実名告発をもとにした記事は整いつつあった。そしてワインスタインには、最後の弁明の機会のための期限が切られた。時間が迫るなか、ワインスタインは弁護士らを引き連れ「タイムズ」本社に乗り込んだ。最後の抵抗が繰り広げられ、記事はついにネット上に公開された――。
第八章 浜辺のジレンマ
「タイムズ」のワインスタイン報道に背中を押され、世界中の女性たちが声を上げ始めた。一方で「#MeToo運動はやりすぎだ」という反
はん
撥
ぱつ
も大きくなっていく。そんな中、ジョディはある弁護士から連絡を受ける。「最高裁判事候補に指名されている人物から高校時代に性的暴行を受けた、と告発している女性がいる」と――。
第九章 「DCに行くという約束はできない」
中間選挙を間近に控え、共和党・民主党の両党は告発者を政争の具にすべく画策する。三十年以上前の性的暴行を罰することはできるのか? 政治的目的があるのでは? そもそも虚偽の告発では? 全国から寄せられる批判と応援の中、公聴会に姿を現した被害者フォードは、過去の辛
つら
い体験を語り始めた――。
終章 集まり
「声を上げた女性は、その後どうなったのだろう?」。だれもが抱く疑問に答えてもらうため、ジョディとミーガンは、これまで取材した女性たちに二日間にわたる合同インタビューをおこなう。年齢も境遇も全く異なる彼女たちだが、公表後に抱いている思いは全員一致していた――。
謝辞
訳者あとがき
文庫版 訳者あとがき
ジョディ・カンター
Kantor,Jodi
ミーガン・トゥーイーとともに「ニューヨーク・タイムズ」紙の調査報道記者。カンターは職場問題、その中でも特に女性の待遇について重点をおくとともに、2度の大統領選挙の取材に従事。著書に『The Obamas』がある。トゥーイーは女性や子供の問題に焦点をあて、ロイターニュース記者時代の2014年にピュリッツァー賞調査報道部門の最終候補者になる。カンターとトゥーイーは『その名を暴け―#MeTooに火をつけたジャーナリストたちの闘い―』の基となったハーヴェイ・ワインスタインについての調査報道で多くの賞を受賞し、ジャーナリズムの分野で最高の名誉とされるジョージ・ポルク賞や、「ニューヨーク・タイムズ」としてピュリッツァー賞公益部門を受賞している。
ミーガン・トゥーイー
Twohey,Megan
ジョディ・カンターとともに「ニューヨーク・タイムズ」紙の調査報道記者。カンターは職場問題、その中でも特に女性の待遇について重点をおくとともに、2度の大統領選挙の取材に従事。著書に『The Obamas』がある。トゥーイーは女性や子供の問題に焦点をあて、ロイターニュース記者時代の2014年にピュリッツァー賞調査報道部門の最終候補者になる。カンターとトゥーイーは『その名を暴け―#MeTooに火をつけたジャーナリストたちの闘い―』の基となったハーヴェイ・ワインスタインについての調査報道で多くの賞を受賞し、ジャーナリズムの分野で最高の名誉とされるジョージ・ポルク賞や、「ニューヨーク・タイムズ」としてピュリッツァー賞公益部門を受賞している。
古屋美登里
フルヤ・ミドリ
翻訳家。著書に、『雑な読書』『楽な読書』(シンコーミュージック)。訳書に、ノンフィクションではデイヴィッド・マイケリス『スヌーピーの父 チャールズ・シュルツ伝』、カール・ホフマン『人喰い――ロックフェラー失踪事件』、デイヴィッド・フィンケル『帰還兵はなぜ自殺するのか』『兵士は戦場で何を見たのか』(以上亜紀書房)、ダニエル・タメット『ぼくには数字が風景に見える』(講談社文庫)、フィクションでは、イーディス・パールマン『蜜のように甘く』(亜紀書房)『双眼鏡からの眺め』(早川書房)、M・L・ステッドマン『海を照らす光』(ハヤカワ epi 文庫)、エドワード・ケアリー『おちび』〈アイアマンガー三部作>『堆塵館』『穢れの町』『肺都』(以上東京創元社)など多数。
TジョイPRINCE品川:18:40-20:55 (129分)
https://tjoy.jp/tjoy-prince-shinagawa/cinema_detail/C3218
https://ja.wikipedia.org/wiki/ハーヴェイ・ワインスタイン
https://eiga-pop.com/critic/252
SHE SAID シー・セッド その名を暴けの町山智浩さんの解説レビュー
2023-01-10(火) たまむすび 町山智浩 アメリカ流れ者 町山さん帰国中スタジオ生出演 映画『モリコーネ 映画が恋した音楽家』『SHE SAID/シー・セッド その名を暴け』
#MeToo に火をつけた衝撃の実話、映画『SHE SAID/シー・セッド その名を暴け』解説!(前編)【町山&藤谷のアメTube】
衝撃のセクハラ事件の真相を実名告発!ハリウッドの絶対権力者を追い詰めた2人の女性記者。
2017年、ニューヨーク・タイムズ紙が報じた1つの記事が世界中で社会現象を巻き起こした。
「英国王のスピーチ」など数々の名作を手掛けた映画プロデューサー、ハーヴェイ・ワインスタインのセクハラ・性的暴行事件を告発したその記事は、映画業界のみならず国を超えて性犯罪の被害の声を促し、#MeToo運動 を爆発させた。
ピューリッツアー賞を受賞した、調査報道に基づいて制作された本作には「それでも夜は明ける」「ムーンライト」の製作陣が集結。
巨大権力に挑んだ2人の女性記者を、キャリー・マリガンとのゾーイ・カザンが演じる。
ベストセラー回顧録の映画化、本作を町山&藤谷が解説します。「SHE SAID」そのタイトルの意味はー?後編へ続く!
映画『SHE SAID/シー・セッド その名を暴け』タイトル「SHE SAID」の理由とはー(後編)【町山&藤谷のアメTube】
世界中の #MeToo運動 に火をつけた1つの記事。衝撃のセクハラ事件の真相を実名告発!
2017年、ニューヨーク・タイムズ紙が報じた1つの記事が世界中で社会現象を巻き起こした。
映画プロデューサー、ハーヴェイ・ワインスタインのセクハラ・性的暴行事件を告発したその記事は、映画業界のみならず国を超えて性犯罪の被害の声を促し、#MeToo運動 を爆発させた。
本作には「それでも夜は明ける」「ムーンライト」の製作陣が集結。
巨大権力に挑んだ2人の女性記者を、キャリー・マリガンとのゾーイ・カザンが演じる。
本作を町山&藤谷が解説します。
he said, she said
ある事柄について、人々が好き勝手にさまざまなことを言って論争を巻き起こしていること、またその様子
彼の言い訳・彼女の言い訳◆米1991年映画
he-said-she-said scenario
〔彼は言った彼女は言ったの〕水掛け論