映画『あのこと』本予告
ヴェネチア国際映画祭金獅子賞受賞!
1960年代、中絶が違法だったフランス
大学生のアンヌは予期せぬ妊娠をするが、学位と未来のために今は産めない
選択肢は1つー。
映画『あのこと』
12月2日(金)全国順次公開
公式サイト:https://gaga.ne.jp/anokoto/
アンヌの毎日は輝いていた。貧しい労働者階級に生まれたが、飛びぬけた知性と努力で大学に進学し、未来を約束する学位にも手が届こうとしていた。
ところが、大切な試験を前に妊娠が発覚し、狼狽する。中絶は重罪。アンヌはあらゆる解決策に挑むのだが──。
監督:オードレイ・ディヴァン
出演:アナマリア・ヴァルトロメイ、サンドリーヌ・ボネール
配給:ギャガ
英題:HAPPENING
© 2021 RECTANGLE PRODUCTIONS – FRANCE 3 CINÉMA – WILD BUNCH – SRAB FILM
映画『あのこと』本編映像 妊娠発覚【12月2日(金)全国順次公開】
1960年代、中絶が違法だったフランス
大学生のアンヌは予期せぬ妊娠をするが、学位と未来のために今は産めない
選択肢は1つー。
<観る>のではなく、彼女を<体感する>かつてない鮮烈な映画体験。
本年度ノーベル文学賞受賞!
フランス人女性作家 アニー・エルノー「事件」が原作
ポン・ジュノ率いる審査員が満場一致の絶賛!!
ヴェネチア国際映画祭金獅子賞受賞!
公式サイト:https://gaga.ne.jp/anokoto/
公式Twitter:https://twitter.com/anokoto_movie
<STORY>
アンヌの毎日は輝いていた。貧しい労働者階級に生まれたが、飛びぬけた知性と努力で大学に進学し、未来を約束する学位にも手が届こうとしていた。
ところが、大切な試験を前に妊娠が発覚し、狼狽する。中絶は重罪。アンヌはあらゆる解決策に挑むのだが──。
監督:オードレイ・ディヴァン
出演:アナマリア・ヴァルトロメイ『ヴィオレッタ』、サンドリーヌ・ボネール『仕立て屋の恋』
配給:ギャガ
英題:HAPPENING/2021/フランス/カラー/ビスタ/5.1chデジタル/100分/翻訳:丸山垂穂
© 2021 RECTANGLE PRODUCTIONS – FRANCE 3 CINÉMA – WILD BUNCH – SRAB FILM
https://eiga.com/movie/95604/
2022年度のノーベル文学賞を受賞した作家アニー・エルノーが若き日の実体験をもとにつづった短編小説「事件」を映画化。「ナチス第三の男」などの脚本を手がけたオドレイ・ディワンが監督を務め、2021年・第78回ベネチア国際映画祭で金獅子賞を受賞した。法律で中絶が禁止されていた1960年代フランスを舞台に、望まぬ妊娠をした大学生の12週間にわたる戦いを、主人公アンヌの目線から臨場感たっぷりに描く。
労働者階級に生まれたアンヌは、貧しいながらも持ち前の知性と努力で大学に進学。未来を掴むための学位にも手が届こうとしていたが、大切な試験を前に自分が妊娠していることに気づく。中絶が違法とされる中、解決策を見いだすべく奔走するアンヌだったが……。
「ヴィオレッタ」のアナマリア・バルトロメイが主演を務め、「仕立て屋の恋」のサンドリーヌ・ボネール、「燃ゆる女の肖像」のルアナ・バイラミが共演。
2021年製作/100分/R15+/フランス
原題:L’evenement
配給:ギャガ
https://en.wikipedia.org/wiki/Happening_(film)
公式サイト:https://gaga.ne.jp/anokoto/
ノーベル文学賞受賞を祝して
アニー・エルノーが『あのこと』寄せた手紙を公開!
アニー・エルノーからの手紙
映画『あのこと』を鑑賞し、私はとても感動しています。オードレイ・ディヴァン監督に伝えたいことはただ一つ。
「あなたは真実の映画を作った」ということです。
ここでいう真実味というのは、法律で中絶が禁止され、処罰されていた1960年代に、少女が妊娠することの意味にできる限り、真摯に近づいたという意味です。この映画は、その時起こったことに、異議を唱えるわけでも判断を下すわけでもなく、事実を劇的に膨らませているわけでもありません。オードレイ・ディヴァンには、私に起きた残酷な現実のすべてを、臆せず見せる勇気がありました。また、「23歳の私自身」でもあるアンヌを演じるのは、アナマリア・ヴァルトロメイ以外には考えられません。当時のことを覚えている限りでは、彼女はとてつもなく忠実かつ正確に演じています。
20年前、私は本の最後に、1964年のあの3ヶ月間に私に起きたことは、私の身体があの時代と当時のモラルを「総合的に経験」した結果だと書きました。中絶が禁止されていたあの時代から、新しい法律の制定へ。私が描いた真実を、オードレイ・ディヴァン監督は、映画の中で余すことなく伝えてくれました。
アニー・エルノー【PROFILE】
1940年、フランス、ノルマンディーのリルボンヌ生まれ。両親はカフェ兼食料品店を営んでいた。ルーアン大学、ボルドー大学で学び、卒業後、教員となり高校や中学で教える。1974年、「Les Armoires vides」(原題)で作家デビュー、以後の全著作を名門出版社ガリマールから上梓する。性の欲望をテーマにした「シンプルな情熱」でセンセーションを巻き起こし、「場所」でルノードー賞、「Les Années」(原題)でマルグリット・デュラス賞とフランソワ・モーリアック賞を受賞。2017年に全作品に対して、マルチメディア作家協会からマルグリット・ユルスナール賞を授与される。ほとんどが自伝的な小説で、オートフィクションの作家と呼ばれ、2022年ノーベル文学賞を受賞。本作の原作「事件」は、「嫉妬」(早川書房)に併録されている。
INTRODUCTION
『パラサイト 半地下の家族』でアカデミー賞®4冠に輝いたポン・ジュノ監督が、審査員長を務めた2021年ヴェネチア国際映画祭での最高賞受賞を皮切りに、世界の映画賞を席巻。決して見逃せない傑作が、ついに日本にも衝撃の嵐を送りこむ! 舞台は1960年代、法律で中絶が禁止されていたフランス。望まぬ妊娠をした大学生のアンヌが、自らが願う未来をつかむために、たった一人で戦う12週間が描かれる。この作品の特別なところは、本作と対峙した観客が、「観た」ではなく「体験した」と、語ること。全編アンヌの目線で描かれる本作は、特別なカメラワークもあり、観ている者の主観がバグるほどの没入感をもたらし、溺れるほどの臨場感であなたを襲う。 原作はノーベル賞に最も近い作家とリスペクトされるアニー・エルノーが、自身の実話を基に書き上げた「事件」。主演は本作でセザール賞を受賞したアナマリア・ヴァルトロメイ。 タイムリミットが迫る中、闇をくぐり抜け、アンヌがたどり着く光とは?身を焦がすほどの映画体験をあなたに──。
STORY
アンヌの毎日は輝いていた。貧しい労働者階級に生まれたが、飛びぬけた知性と努力で大学に進学し、未来を約束する学位にも手が届こうとしていた。ところが、大切な試験を前に妊娠が発覚し、狼狽する。中絶は違法の60年代フランスで、アンヌはあらゆる解決策に挑むのだが──。
PRODUCTION NOTES
ABOUT THE CAST
1999年、ルーマニア生まれ。12歳の時に『ヴィオレッタ』(11)で映画デビュー。写真家である母親に幼い頃にヌード写真を撮られた女優のエヴァ・イオネスコが、自らの経験を元に監督した問題作で、彼女をモデルにした役を演じ話題となる。その後、『乙女たちの秘めごと』(17・劇場未公開)、『ジャスト・キッズ』(19)、ジュリエット・ビノシュ主演の『5月の花嫁学校』(20)などに出演。本作で、セザール賞最優秀新人女優賞、ルミエール賞に輝き、2022年のベルリン国際映画祭でシューティング・スター賞を受賞するなど、今後が期待される若手俳優のトップに躍り出る。
Anamaria Vartolomei
1999年生まれ。エバ・イオネスコ監督の「ヴァイオレッタ」(11)で子役としてデビュー。演技未経験者ながら、約500人のオーディション参加者のなかからタイトルロールに大抜てきされる。女性写真家イリナ・イオネスコを母に持ち、幼くしてヌード写真のモデルとなったイオネスコ監督が自身の体験をもとにした作品で、撮影当時10歳だったバルトロメイは大人の色気と退廃的なムードを漂わせていく少女を演じきり、その美貌でも注目を集めた。現在は仏パリに移住し、映画「Jacky au royaume des filles(原題)」(14)に出演したほか、モデルとしても活動する。
【単独インタビュー】『あのこと』主演アナマリア・ヴァルトロメイが追求した真実
ABOUT THE FILMMAKERS
1980年、フランス生まれ。2008年から脚本家として活躍し、セドリック・ヒメネス監督の『フレンチ・コネクション -史上最強の麻薬戦争-』(14・劇場未公開)、『ナチス第三の男』(17)、『バック・ノール』(20・配信)などの脚本を手掛ける。2019年に『Mais vous êtes fous』(原題)で監督デビュー。そして監督2作目となる本作で、ヴェネチア国際映画祭金獅子賞を受賞し、英国アカデミー賞、セザール賞、ヨーロッパ映画賞、ルミエール賞など数々の栄誉ある賞にノミネートされ、世界的にその名を知られる。さらなる期待が高まる新作『Emmanuelle』(原題)では、製作と脚本も担当し、レア・セドゥ主演と発表されている。
Audrey Diwan
フランス出身。2008年に脚本家として活動を始め、セドリック・ヒメネス監督の「フレンチ・コネクション 史上最強の麻薬戦争」(14)、「ナチス第三の男」(17)、「バック・ノール」(20)の脚本を手がける。
19年、「Mais vous etes fous」で長編監督デビュー。監督第2作「あのこと」(21)で作家アニー・エルノーの実体験に基づく短編小説「事件」を映画化し、第78回ベネチア国際映画祭金獅子賞を受賞、国際的な知名度を得た(エルノーは22年、ノーベル文学賞を受賞)。
自身初の英語作品となる次作「Emmanuelle」では主演にレア・セドゥを迎え、監督のほか製作と脚本も兼ねる。
1940年、フランス、ノルマンディーのリルボンヌ生まれ。両親はカフェ兼食料品店を営んでいた。ルーアン大学、ボルドー大学で学び、卒業後、教員となり高校や中学で教える。1974年、「Les Armoires vides」(原題)で作家デビュー、以後の全著作を名門出版社ガリマールから上梓する。性の欲望をテーマにした「シンプルな情熱」でセンセーションを巻き起こし、「場所」でルノードー賞、「Les Années」(原題)でマルグリット・デュラス賞とフランソワ・モーリアック賞を受賞。2017年に全作品に対して、マルチメディア作家協会からマルグリット・ユルスナール賞を授与される。ほとんどが自伝的な小説で、オートフィクションの作家と呼ばれ、2022年ノーベル文学賞を受賞。本作の原作「事件」は、「嫉妬」(早川書房)に併録されている。
• マチュー・アマルリック主演の『シンク・オア・スイム イチかバチか俺たちの夢』(18)でセザール賞、そして本作でルミエール賞にノミネートされる。その他の主な作品は、『突然、みんなが恋しくて』(11・劇場未公開)、『ザ・インシデント』(11)、『フレンチ・コネクション -史上最強の麻薬戦争-』(14・劇場未公開)、『ナチス第三の男』(17)、『ゲット・イン』(19)、『バック・ノール』(20・配信)、『OSS 117 アフリカより愛をこめて』(21・劇場未公開)など。
• 世界的大ヒット映画『最強のふたり』(11)の衣装を手掛けたことで知られる。その他の主な作品は、『君と歩く世界』(12)、『消えたアイリス』(16・配信)、『少女ファニーと運命の旅』(16)、セザール賞にノミネートされた『BPM ビート・パー・ミニット』(17)、『スペシャルズ! ~政府が潰そうとした自閉症ケア施設を守った男たちの実話~』(19)、『悪なき殺人』(19)、『地下室のヘンな穴』(22)など。
2022.11.25
『あのこと』 オードレイ・ディヴァン監督&主演アナマリア・ヴァルトロメイ 来日舞台挨拶決定!
本作の公開を記念して、キャスト&監督による来日舞台挨拶付き上映が決定いたしました。
この機会にぜひ、ご来場ください。
■日時:12/2(金)19:20の上映回終了後、舞台挨拶
※対象回は予告編なし、本編からの上映
■会場:Bunkamuraル・シネマ
■登壇者(予定):アナマリア・ヴァルトロメイ、オードレイ・ディヴァン監督
※登壇者は予告なく変更になることがございます。予めご了承ください。
https://www.agara.co.jp/article/242144
望まぬ妊娠をした大学生の物語『あのこと』主演俳優&監督が来日「映画は質問を投げかけるもの」
https://www.bunkamura.co.jp/cinema/lineup/22_anokoto.html
https://eiga.com/movie/95604/interview/
2022年12月7日更新
「映画を見た男性が卒倒した」中絶が違法だった時代、大学生の命がけの闘いをリアルに描く「あのこと」監督&主演女優に聞く
今年10月にノーベル文学賞を受賞したフランスの作家、アニー・エルノーの自伝的小説が原作で、2021年・ベネチア映画祭金獅子賞を受賞した「あのこと」(公開中)。法律で中絶が禁止されていた1960年代フランスを舞台に、望まぬ妊娠をした大学生の12週間にわたる闘いを、主人公アンヌの目線からリアルに描いた作品だ。来日したオドレイ・ディワン監督とアナマリア・バルトロメイに話を聞いた。
<あらすじ>
労働者階級に生まれたアンヌは、貧しいながらも持ち前の知性と努力で大学に進学。未来を掴むための学位にも手が届こうとしていたが、大切な試験を前に自分が妊娠していることに気づく。中絶が違法とされる中、アンヌは解決策を見いだすべく、たったひとりで奔走する。
――アニー・エルノーの小説は、主人公が60年代の体験を振り返る物語ですが、映画は観客がアンヌの身に起きた出来事を追体験するような構成です。まずは、映画化の理由を教えてください。
ディワン監督:私自身が妊娠中絶を経験し、それを機にアニー・エルノーの小説を読みました。私が経験した合法的な妊娠中絶と違法だった時代の厳しさ、その壮絶さの差に私は興味を持ったのです。そしてエルノーに会い、この映画について説明しました。外部からアンヌを見つめるのではなく、アンヌになりきって、エルノーの小説の延長線上にあるような、そんな映画を作りたいと話しました。
――映画化にあたって、アニー・エルノーから注文やリクエストはありましたか? 今やフランスを代表する作家の作品を映像化するプレッシャーはありませんでしたか?
ディワン監督:彼女からの注文は何もありませんでしたが、シナリオを読んでもらって、時代背景や描き方に間違いがあった場合にそこを指摘してもらいました。
私は偉大な作家の作品を映画化するということは、原作を裏切るリスクがあると気づいたのが遅かったのです。ですからそのことを考えずに映画を作りました。主人公のアンヌが常に自由を求めていたことに何より惹かれたのです。知的な自由、性的な自由など、自分の自由は何としてでも勝ち取りたい、そういった姿勢に心打たれました。
アニー・エルノーの受容のされ方も時代と共に変わっていきました。最初はジャーナリストたちから無視されていましたが、今では学校の教科書にも取り入れられ、彼女の声がより多くの読者に届いています。
――現代とは異なる時代を生き、たったひとりで困難を背負ったアンヌを演じるのは難しかったと思います。20代のあなたはどのようなところに共感しましたか?
バルトロメイ:脚本を読んで、私と同じような年齢の女性が、かつてこのような苦労をしていたことを何も知らなかった自分に怒りが湧きました。また、中絶が違法であったことの不平等性への怒りもありました。原作者のアニー・エルノー、そして若い女性の苦しみとの闘いを描いています。今の時代でも、世界のどこかで苦しんでいる女性がいるわけですから。未だに口に出すことがはばかられる、そんなタブーのような作品に参加したいと思ったのです。
――正視するのがつらくなるような痛みの表現があります。どのような演出をされたのですか。
ディワン監督:中絶が違法の時代に行われた処置の痛みについては、私もアナマリアも未経験のことなので、共に研究しました。監督と女優がパートナーとして、あのシーンを作りました。お互いが鏡であるようにアクションをし合って、それを見ながらどうするかを考えていきました。
――現在のフランスで広く選択されているような、経口妊娠中絶薬を用いてより安全に、身体への負担を軽微に済ませる処置は、日本ではまだ認可されていません。
ディワン監督:今回、日本の取材を受けて初めてその状況を知りました。妊娠中絶が合法というだけで納得するのはではなく、実際どういった状況で許可されているのか――それは日本だけではなく、どこでもしっかり考えられなければいけないと思います。
――今回の映画に出演した経験はどのようなものになりましたか。
バルトロメイ:撮影前の私はただの若い女の子でしたが、終わった後に女性になっていた――そんな気分でした。アニー・エルノーという女性はとても自由で、その自由を主張し、全うした女性です。そんな彼女が描いた人物を演じたので、私にとって糧となる豊かな経験でした。自分が大きく成長したと思うのです。この映画で受け取ったものを今後も大事にしたいと思います。
――世代を超えて、女性の共感や支持を得られる作品だと思います。男性からはどのような反応がありましたか?
ディワン監督:フランスでも、ヨーロッパのいくつかの国でも映画を見て気を失った男性がいました。(妊娠中絶が)こういうことなのだと、全く想像していなかったと言っていました。上映後に私とアナマリアが卒倒した男性を介護せざるを得ないような状況もあったんです。
重いテーマの作品であるが、姉妹のような仲の良さで、ときおり冗談も交えながら取材に対応してくれたふたり。撮影中も、明るい雰囲気の現場だったそう。
最後に、女性であることで理不尽な思いをしたことはありますか?と尋ねると、バルトロメイは「ノン」とひとこと。その回答を受けて、ディワン監督は「それは、ラッキーなこと。私は仕事の世界、監督としては今でも(男性社会と)闘っています」という。長編2作目の本作がベネチア受賞など高く評価されたことで、「より自由を得ることができた」そうで、レア・セドゥを主演に迎える新作「エマニエル夫人」のリメイク版も注目されている。「賞を得たことで、展望が開け、以前より声を聞いてもらえるようになりましたが、並行してプレッシャーも大きくなりました。『エマニエル』は来年の9月にクランクインです」と語った。
Kino cinema 横浜みなとみらい:15:00-16:45 (100分)
https://kinocinema.jp/minatomirai/movie/movie-detail/495
ABOUT THE MOVIE
ポン・ジュノ率いる審査員絶賛!!満場一致でベネチア国際映画祭金獅子賞受賞! 1960年代、中絶が違法だったフランス 大学生のアンヌは予期せぬ妊娠をするが、学位と未来のために今は産めない。選択肢は1つー。
アンヌの毎日は輝いていた。貧しい労働者階級に生まれたが、飛びぬけた知性と努力で大学に進学し、未来を約束する学位にも手が届こうとしていた。ところが、大切な試験を前に妊娠が発覚し、狼狽する。中絶が違法の60年代フランスで、アンヌはあらゆる解決策に挑むのだがーー。