映画『裸のムラ』(五百旗頭幸男監督)劇場予告編
映画『裸のムラ』劇場予告編
10月8日(土)より[東京]ポレポレ東中野、[石川]シネモンドほか全国順次
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北陸の保守王国にみる、ニッポンの縮図
『はりぼて』の五百旗頭幸男監督がしかける笑うに笑えないポリティカル・ドキュメンタリー
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怒るか、笑うか、呆れるか・・・
それは映画を観るあなた次第!!
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舞台は北陸の保守王国、石川県。現職最長となる7期27年目の 谷本正憲 知事(75)は、コロナ禍に「無症状の方は石川県にお越しいただければ」と失言、「4人以下での会食」を呼びかけながら自身は90人以上で会食。永すぎた権力集中が招いた綻びか、仕える者は忖度の度合いを強め、為政者は傍若無人になっていく。そんな長期県政もついに終焉を迎えた。8選出馬に前向きに見えた谷本の機先を制したのは、谷本の選対本部長を務めていた衆議院議員の 馳浩 。新知事が掲げたスローガンは「新時代」。そういえば22年前、衆議院に初当選した馳が掲げていたのもまた「新時代」だった。 ムラの男たちが熱演する栄枯盛衰の権力移譲劇。ここ一番で必ず登場するのは、ご存知キングメーカーの 森喜朗 だ。いっぽうキャメラは、市井の生活者へも向けられる。同調圧力の強い社会で暮らすムスリム一家、車で移動しながら生活や仕事をするバンライファーの家族の姿から、理想や自由をめぐる葛藤と矛盾が浮かび上がる。
監督は、富山市議会の不正を丸裸にした映画『はりぼて』の五百旗頭幸男。富山のチューリップテレビを辞した五百旗頭が、新天地の石川テレビで制作した2本のドキュメンタリー番組「裸のムラ」と「日本国男村」から本作は生まれた。映画は、私たちが暮らす社会に偏在する 家父長制 の徴を笑いとともに抉り出していくのだが、被写体と厳しく向き合うなかで、しだいに高圧的になっていく取材者自身の姿も晒すことになり…。
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監督:五百旗頭幸男
撮影:和田光弘 編集:西田豊和 音楽:岩本圭介
音楽プロデューサー:矢﨑裕行 プロデューサー:米澤利彦
製作:石川テレビ放送 配給:東風
2022年|日本|118分|ドキュメンタリー|(C)石川テレビ放送
◇公式HP
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映画『裸のムラ』五百旗頭監督が覚えた“長期政権下の違和感” 10月8日~全国公開
石川テレビが制作したドキュメンタリー映画「裸のムラ」が10月8日から全国で順次公開されます。五百旗頭幸男監督に作品に込めた思いや狙いを聞きました。
舞台はコロナ下の石川県。現職最長7期28年を務めた谷本前知事や、同調圧力の強い社会で暮らすムスリム一家。そして車で移動しながら生活や仕事をするバンライファーにカメラが密着。日本にはびこる「ムラ社会」の空気感や矛盾をあぶりだしていきます。
監督は2020年に映画「はりぼて」で富山市議会の不正を追及した五百旗頭幸男ディレクター。きっかけはある違和感でした。
五百旗頭監督:
「職員の方々の忖度の度合いというか。県庁にいったときの、肌感覚ですがその空気の異様さをすごく感じて」
作品は全編ノーナレーション。被写体となる政治家だけでなく、周りの職員の様子なども織り込みました。
五百旗頭監督:
「やっぱりテレビの報道の取材だと知事がしゃべっていたら、知事をアップでとったりして知事がしゃべっているところしか使わないが、周囲の職員や記者などカメラで拾わないところを意図的に狙った。周りの人が被写体をどう見るか、本質が周囲を撮ることで見えるというところがあるので」
一見関連がないようにみえるムスリムの家族やバンライファーの家族を取材した理由については…。
五百旗頭監督:
「男性中心のムラ社会の象徴が県庁であるならば、そのムラ社会からはじき出されたのがムスリムで。そこの対比があるが、それだけでは足りないと思って、同調圧力が強いムラ社会で全くそういう圧力を気にせず自由に生きている人。そういう人が県内にいないかなと思ってたどり着いたのがバンライファーの中川さんでした。
今回の作品はコメディータッチで描いているしこれまでドキュメンタリーに触れてこなかった若い人に見てもらいたい。被写体の主人公は3つあるが、実は見ている人が本当の主人公というイメージで作っている。なおのこと若い人たちに、これからの社会を担う若い人に見てほしい」
映画「裸のムラ」は10月8日から全国で順次上映されます。
石川さんLiveNewsイット https://www.ishikawa-tv.com/minnano_n…
(2022年10月5日放送)
#ドキュメンタリー映画
#五百旗頭幸男
#インタビュー
石川テレビ ドキュメンタリー「裸のムラ」2021年5月29日(土)14:00~放送
脳性まひによる障がいで幼い頃から車いす生活で、学校にも通ってきた姉妹。大阪市西成区に住む中久保希穂(きほ)さん(当時18)と姉の瑞生(みずき)さん(当時20)。重度障害者の姉・瑞生さんは驚くほどあっけらかんと障がいを受け入れて生きてきました。
一方の妹・希穂さんは高校卒業を控え、希望していた専門学校から障がいを理由に門前払いをされたことで初めて挫折を味わい、人生の岐路にたたずみます。『高校生活』『卒業』『成人』そして『親からの自立』。節目節目でもがき、葛藤しながらその先に何を見出すのでしょうか。ハンデキャップと向き合い、大人の階段を駆け上ろうとする車いす姉妹の、青春のあゆみを長期取材で見つめました。(2010年日本民間放送連盟賞教養部門優秀賞「きほとみずき~大人の階段 車いすで駆けのぼる~」2010年5月16日放送)
https://eiga.com/movie/97566/
「はりぼて」で富山市議会の不正を暴き話題を集めた五百旗頭幸男監督が、新天地・石川県で制作した政治ドキュメンタリー。石川テレビで放送されたドキュメンタリー番組「裸のムラ」「日本国男村」を基に、“北陸の保守王国”石川県にみる日本の縮図を映し出す。
石川県の谷本正憲知事はコロナ禍で失言や失態を繰り返し、27年に及ぶ長期県政はついに終わりを迎えた。新知事に就任したのは、谷本の選対本部長を務めていた衆議院議員・馳浩。馳知事が掲げたスローガンは、彼が22年前に衆議院に初当選した際と同じ「新時代」だった。一方、映画は石川県の市井の人々にもカメラを向け、同調圧力の強い社会で暮らすムスリム一家や、車で移動しながら生活する家族の姿を通し、理想や自由をめぐる葛藤と矛盾を浮かび上がらせていく。
2022年製作/118分/G/日本
配給:東風
公式サイト:https://www.hadakanomura.jp

監督:五百旗頭幸男 いおきべゆきお
撮影:和田光弘 編集:西田豊和 音楽:岩本圭介
音楽プロデューサー:矢﨑裕行 プロデューサー:米澤利彦
製作:石川テレビ放送 配給:東風
2022年|日本|118分|ドキュメンタリー|(C)石川テレビ放送
お問合せ:info@tongpoo-films.jp
イントロダクション
怒るか、笑うか、呆れるか…
それは映画を観るあなた次第!!
舞台は北陸の保守王国、石川県。現職最長となる7期27年目の 谷本正憲
たにもとまさのり
知事(75)は、コロナ禍に「無症状の方は石川県にお越しいただければ」と失言、「4人以下での会食」を呼びかけながら自身は90人以上で会食。永すぎた権力集中が招いた綻びか、仕える者は忖度の度合いを強め、為政者は傍若無人になっていく。そんな長期県政もついに終焉を迎えた。8選出馬に前向きに見えた谷本の機先を制したのは、谷本の選対本部長を務めていた衆議院議員の 馳浩
はせひろし
。新知事が掲げたスローガンは「新時代」。そういえば22年前、衆議院に初当選した馳が掲げていたのもまた「新時代」だった。 ムラの男たちが熱演する栄枯盛衰の権力移譲劇。ここ一番で必ず登場するのは、ご存知キングメーカーの 森喜朗
もりよしろう
だ。いっぽうキャメラは、市井の生活者へも向けられる。同調圧力の強い社会で暮らすムスリム一家、車で移動しながら生活や仕事をするバンライファーの家族の姿から、理想や自由をめぐる葛藤と矛盾が浮かび上がる。
監督は、富山市議会の不正を丸裸にした映画『はりぼて』の五百旗頭幸男。富山のチューリップテレビを辞した五百旗頭が、新天地の石川テレビで制作した2本のドキュメンタリー番組「裸のムラ」と「日本国男村」から本作は生まれた。映画は、私たちが暮らす社会に偏在する 家父長制
パターナリズム
の徴を笑いとともに抉り出していくのだが、被写体と厳しく向き合うなかで、しだいに高圧的になっていく取材者自身の姿も晒すことになり…。
登場人物
谷本正憲
たにもと まさのり
91年から石川県副知事を務め、94年非自民・非共産の保守勢力から推され初当選。2期目以降は自民の支援も受け、共産を除く「オール与党態勢」で当選を重ねた。知事在任期間は7期28年。
馳浩
はせ ひろし
アマチュアレスリングでの五輪出場、プロレスラーを経て、95年に政界へ転身。2015年、第3次安倍改造内閣で文部科学大臣・教育再生担当大臣に就任。22年3月の石川県知事選で保守三つ巴の激戦を制し初当選。
森喜朗
もり よしろう
69年に衆議院議員初当選。83年以降、文部大臣、通産大臣、建設大臣を歴任。2000年4月、第85代内閣総理大臣に就任も、01年4月に内閣総辞職。12年、政界引退。東京五輪・パラリンピック大会組織委員会会長も務めたが、21年の女性蔑視発言により辞任。
松井誠志
まつい せいじ
インドネシアで出会ったヒクマと結婚、ムスリムに改宗。06年、石川ムスリム協会副会長に就任。14年開所の金沢モスク建設時には、建設反対の住民側との交渉役を務め協定書締結につなげた。16年から金沢大学国際交流アドバイザーを務める。22年、金沢市内にムスリムサポートセンターを開設。
HIKMAH BALBEID
ヒクマ・バルベイド
インドネシア生まれ。2000年、松井との結婚を機に金沢市に移住、3人の子供ともに暮らす。16年、金沢大学留学生支援地域アドバイザーに就任。18年、日本女性会議にパネリストとして出席。19年から金沢市町会言語サポーターも務め、21年には「いしかわ女性のチャレンジ賞」を受賞。
中川生馬
なかがわ いくま
IT企業、広報代理店などで勤務後、バックパッカーとして旅を始め、12年からバンライフ開始。バンライフ事業を展開するCarstayの広報責任者を務め、バンライファーが長期滞在できるシェアハウス「田舎バックパッカーハウス」を運営。
(「田舎バックパッカーハウス」HP)
監督メッセージ&プロフィール
世の空気は政治や行政によって醸成され、市井の人々へと伝播する。今作は前作「はりぼて」のように明快に不正を暴くものでなく、この国のムラ社会を覆う空気を描いたものだ。目に見えないが、人々は簡単に流され、染められていく。その様は滑稽で危うい。一昨年、17年勤めた地方局を離れた。社会の空気はテレビ局をも支配し、官僚機構同様、忖度がはびこり同調圧力が強まった。ドキュメンタリーは作り手の今も映し出す。地方局内に染み込んだ空気により傷を負った制作者として、その源を探り、見えない空気を映像化するのは宿命だった。
監督:五百旗頭幸男 いおきべ ゆきお
1978年兵庫県生まれ。同志社大学文学部社会学科卒業。2003年チューリップテレビ入社。スポーツ、県警、県政などの担当記者を経て、16年からニュースキャスター。20年3月退社。同年4月石川テレビ入社。ディレクター作品に「異見~米国から見た富山大空襲~」(16/ギャラクシー賞奨励賞・日本民間放送連盟賞優秀賞)、冬季は閉鎖されている立山黒部アルペンルートの通年営業化計画を検証した「沈黙の山」(18/ギャラクシー賞選奨・日本民間放送連盟賞優秀賞)など。17年に富山市議会の政務活動費不正問題を追ったドキュメンタリー番組「はりぼて~腐敗議会と記者たちの攻防~」にて文化庁芸術祭賞優秀賞、放送文化基金賞優秀賞、日本民間放送連盟賞優秀賞などを受賞。20年、同じく富山市議会の不正を追い続けた映画『はりぼて』を砂沢智史とともに監督し劇場公開。全国映連賞、日本映画復興賞などを受賞した。21年、石川テレビ移籍後に発表したドキュメンタリー番組「裸のムラ」にて地方の時代映像祭選奨を受賞。22年、「日本国男村」を制作。富山市議会政務活動費不正受給問題の取材では菊池寛賞、日本記者クラブ賞特別賞、JCJ賞、ギャラクシー賞大賞を受賞。著書に「自壊するメディア」(講談社、共著)、「富山市議はなぜ14人も辞めたのか~政務活動費の闇を追う~」(岩波書店、共著)。
* 公式ホームページ
どこもかしこも嗚呼、パターナリズム?!
北陸の保守王国にみる、ニッポンの縮図
『はりぼて』の五百旗頭幸男監督がしかける、
笑うに笑えないポリティカル・ドキュメンタリー
監督:五百旗頭幸男
撮影:和田光弘 編集:西田豊和
音楽:岩本圭介 音楽プロデューサー:矢﨑裕行
プロデューサー:米澤利彦
製作:石川テレビ放送 配給:東風
2022年|日本|118分|ドキュメンタリ―
(C)石川テレビ放送
舞台は石川県。現職最長となる7期27年目の谷本正憲知事(75)は、コロナ禍に「無症状の方は石川県にお越しいただければ」と失言、「4人以下での会食」を呼びかけながら自身は90人以上で会食。永すぎた権力集中が招いた綻びか、仕える者は忖度の度合いを強め、為政者は傍若無人になっていく。そんな長期県政もついに終焉を迎えた。8選出馬に前向きに見えた谷本の機先を制したのは、谷本の選対本部長を務めていた衆議院議員の馳浩。新知事が掲げたスローガンは「新時代」。そういえば22年前、衆議院に初当選した馳が掲げていたのもまた「新時代」だった。ムラの男たちが熱演する栄枯盛衰の権力移譲劇。ここ一番で必ず登場するのは、ご存知キングメーカーの森喜朗だ。いっぽうキャメラは、市井の生活者へも向けられる。同調圧力の強い社会で暮らすムスリム一家、車で移動しながら生活や仕事をするバンライファーの家族の姿から、理想や自由をめぐる葛藤と矛盾が浮かび上がる。
監督は、富山市議会の不正を丸裸にした映画『はりぼて』の五百旗頭幸男。富山のチューリップテレビを辞した五百旗頭が、新天地の石川テレビで制作した2本のドキュメンタリー番組「裸のムラ」と「日本国男村」から本作は生まれた。映画は、私たちが暮らす社会に偏在する家父長制(パターナリズム)の徴を笑いとともに抉り出していくのだが、被写体と厳しく向き合うなかで、しだいに高圧的になっていく取材者自身の姿も晒すことになり…。
ポレポレ東中野:12:00-14:05 (118分)
https://pole2.co.jp/showing/452cd94f-7bd5-4d48-a42e-d18d6bd1f787
政治家、公務員、有権者、マスメディア。
みんなそれぞれ一生懸命。だけど、やっぱりズレている?!
怒るか、笑うか、呆れるか…それは映画を観るあなた次第!!
舞台は北陸の保守王国、石川県。現職最長となる7期27年目の谷本正憲(たにもとまさのり)知事(75)は、コロナ禍に「無症状の方は石川県にお越しいただければ」と失言、「4人以下での会食」を呼びかけながら自身は90人以上で会食。永すぎた権力集中が招いた綻びか、仕える者は忖度の度合いを強め、為政者は傍若無人になっていく。
そんな長期県政もついに終焉を迎えた。8選出馬に前向きに見えた谷本の機先を制したのは、谷本の選対本部長を務めていた衆議院議員の馳浩(はせひろし)。新知事が掲げたスローガンは「新時代」。そういえば22年前、衆議院に初当選した馳が掲げていたのもまた「新時代」だった。
ムラの男たちが熱演する栄枯盛衰の権力移譲劇。ここ一番で必ず登場するのは、ご存知キングメーカーの森喜朗(もりよしろう)だ。
いっぽうキャメラは、市井の生活者へも向けられる。同調圧力の強い社会で暮らすムスリム一家、車で移動しながら生活や仕事をするバンライファーの家族の姿から、理想や自由をめぐる葛藤と矛盾が浮かび上がる。
監督は、富山市議会の不正を丸裸にした映画『はりぼて』の五百旗頭幸男。富山のチューリップテレビを辞した五百旗頭が、新天地の石川テレビで制作した2本のドキュメンタリー番組「裸のムラ」と「日本国男村」から本作は生まれた。映画は、私たちが暮らす社会に偏在する家父長制(パターナリズム)の徴を笑いとともに抉り出していくのだが、被写体と厳しく向き合うなかで、しだいに高圧的になっていく取材者自身の姿も晒すことになり…。
五百旗頭幸男、新作ドキュメンタリー「裸のムラ」を語る。【6/29県内再放送決定!】
「裸のムラ」再放送:2021年6月29日(火)深夜24:30から
監督作、映画「はりぼて」が動員2万5000人突破と大ヒットしている五百旗頭幸男ディレクター。今年5月に県内で放送されたドキュメンタリー番組「裸のムラ」も大きな反響を呼んだ。
「めちゃくちゃ面白かった」と放送後に感想を述べた秋末械人アナウンサー。
YouTube担当に「ぜひ話を聞きたい」と直訴しインタビューすることになった。
■五百旗頭幸男
twitter:https://twitter.com/yukioiokibe
映画『裸のムラ』五百旗頭監督が覚えた“長期政権下の違和感” 10月8日~全国公開
石川テレビが制作したドキュメンタリー映画「裸のムラ」が10月8日から全国で順次公開されます。五百旗頭幸男監督に作品に込めた思いや狙いを聞きました。
舞台はコロナ下の石川県。現職最長7期28年を務めた谷本前知事や、同調圧力の強い社会で暮らすムスリム一家。そして車で移動しながら生活や仕事をするバンライファーにカメラが密着。日本にはびこる「ムラ社会」の空気感や矛盾をあぶりだしていきます。
監督は2020年に映画「はりぼて」で富山市議会の不正を追及した五百旗頭幸男ディレクター。きっかけはある違和感でした。
五百旗頭監督:
「職員の方々の忖度の度合いというか。県庁にいったときの、肌感覚ですがその空気の異様さをすごく感じて」
作品は全編ノーナレーション。被写体となる政治家だけでなく、周りの職員の様子なども織り込みました。
五百旗頭監督:
「やっぱりテレビの報道の取材だと知事がしゃべっていたら、知事をアップでとったりして知事がしゃべっているところしか使わないが、周囲の職員や記者などカメラで拾わないところを意図的に狙った。周りの人が被写体をどう見るか、本質が周囲を撮ることで見えるというところがあるので」
一見関連がないようにみえるムスリムの家族やバンライファーの家族を取材した理由については…。
五百旗頭監督:
「男性中心のムラ社会の象徴が県庁であるならば、そのムラ社会からはじき出されたのがムスリムで。そこの対比があるが、それだけでは足りないと思って、同調圧力が強いムラ社会で全くそういう圧力を気にせず自由に生きている人。そういう人が県内にいないかなと思ってたどり着いたのがバンライファーの中川さんでした。
今回の作品はコメディータッチで描いているしこれまでドキュメンタリーに触れてこなかった若い人に見てもらいたい。被写体の主人公は3つあるが、実は見ている人が本当の主人公というイメージで作っている。なおのこと若い人たちに、これからの社会を担う若い人に見てほしい」
映画「裸のムラ」は10月8日から全国で順次上映されます。
石川さんLiveNewsイット https://www.ishikawa-tv.com/minnano_n…
(2022年10月5日放送)
#ドキュメンタリー映画
#五百旗頭幸男
#インタビュー
https://news.yahoo.co.jp/articles/80acb202a0cb7823db834bd3dca1837f98453908
『裸のムラ』五百旗頭幸男監督 三つの意外な視点が描き出すニッポンのムラ社会の本質【Director’s Interview Vol.248】
https://news.yahoo.co.jp/articles/6ac52aab2c20d4ba6a6e7650be1a516bb8e2c3a6
女性を都合よく利用する「ムラ社会」、北陸の保守王国・石川を描く…映画『裸のムラ』五百旗頭幸男監督の視点
https://news.yahoo.co.jp/articles/b70614f2e017fa3878feee1babc8965373244020
「県職員の忖度度合い 空気の異様さ感じた」映画『裸のムラ』監督が覚えた“長期政権下の違和感”
https://news.yahoo.co.jp/articles/284138a943c635cdd708acf27fa64a3bbc3abd67
「裸のムラ」五百旗頭監督があぶり出す“家父長制”というこの国の宿痾(松尾潔)
https://www.tokyo-np.co.jp/article/206995
「裸のムラ」8日から全国公開 男性中心のムラ社会描く五百旗頭監督のドキュメンタリー2作目 ポレポレ東中野などで
「はりぼて」
https://haribote.ayapro.ne.jp
映画『はりぼて』予告編
8/16(日)より渋谷ユーロスペースほか全国順次公開!
保守王国、富山県の小さなテレビ局の追及で市議14人がドミノ辞職し、報道によって人の狡猾さと滑稽さを丸裸にさせた、今の政治を抉るドキュメンタリー映画!
石川テレビ・ドキュメンタリー映画
「裸のムラ」
「日本国男村」
https://www.chunichi.co.jp/amp/article/559009
【石川】家父長制の空気 可視化 「裸のムラ」石川テレビ・五百旗頭さん監督
石川テレビ ドキュメンタリー「裸のムラ」2021年5月29日(土)14:00~放送
長期権力が作り出した裸の王様。ムスリムが見てきた裸の社会。バンライファーの裸の人生。裸の被写体と向き合う時、記者も裸になった。私たちは「裸のムラ」を生きている。
2021年5月29日(土)14:00~
石川テレビ ドキュメンタリー「裸のムラ」
https://www.ishikawa-tv.com/pages/dcu2022/
「日本国男村」
石川テレビ ドキュメンタリー「日本国男村」2022年5月28日(土)13:55~放送
石川県知事の谷本正憲は7期にわたり男性中心の県庁組織を束ねてきた。在職期間が現職最長に及ぶなか、職員はしきりに谷本の顔色を伺い、谷本は緊張感を欠いた言動を繰り返すようになる。コロナ禍に「無症状の方は石川県にお越しいただければ」と失言したかと思えば、「4人以下での会食」を呼びかけた裏で自身は90人以上で会食をしていた。権力を手中におさめる時が長くなるほど、仕える者は忖度の度合いを強め、為政者は傍若無人になっていく。ムードに流されやすい社会は、押し寄せる矛盾にも慣らされる。そんなムラで、谷本は長期県政を築き上げた。
金沢市内で暮らすイスラム教徒の松井誠志さん一家は、2001年の米中枢同時テロ以降、根拠もなくイスラム過激派との関係を疑われてきた。同調圧力の強い社会から受けてきた理不尽な差別。来日して22年の妻ヒクマさんは、永住権を取得したものの帰化はしていない。「国籍を日本に変えても外国人。日本では顔で判断されるから」。厳格なムスリムの目は、ムラ社会の矛盾をえぐりだしていく。
谷本による長期県政は28年で終焉を迎えた。8選出馬に前向きに見えた谷本の機先を制したのは、谷本の選対本部長を務めていた衆議院議員の馳浩。過去2度の知事選前には谷本の多選批判を展開し、対抗馬の擁立を画策してきた。「新時代」をスローガンに掲げ新知事となった馳だが、22年前の衆議院初当選時に掲げたのも「新時代」だった。
28年間カメラが捉えてきたのは、移り行く時代と変わらぬムラの男たち。「谷本vs馳」の権力闘争を紐解くと現れるキングメーカー森喜朗。権力移譲の過渡期に描く栄枯盛衰のコメディーは、この国の「男村」を動かしてきた正体を浮かび上がらせる。
2022年5月28日(土)午後1時55分~午後3時30分放送
石川テレビ ドキュメンタリー「日本国男村」
石川テレビのドキュメンタリー『日本国男村』日本民間放送連盟賞で最優秀賞 “異色の問題作”と高評価
石川テレビが今年5月に放送したドキュメンタリー「日本国男村(にほんこくおとこむら)」が、今年の日本民間放送連盟賞で最優秀賞に選ばれました。
この番組は、7期28年続いた谷本県政から馳県政への権力の移り変わりと、その権力構造を支える男性中心のムラ社会の変わらなさを、県内で差別を受けてきたムスリム家族の視点をまじえ描いたものです。
日本民間放送連盟賞のテレビ報道番組部門は、地区審査を通過した7作品が中央審査に進みました。そして石川テレビが制作した「日本国男村」が最優秀賞に選ばれました。
審査員は「複雑な現実を表現するためのテーマと手法が考え抜かれており、テレビ報道のあり方を問う異色の問題作だ」と評価しています。
報道番組部門で最優秀となった「日本国男村」は、教養番組部門やエンターテインメント部門などテレビの全4部門の中から選考されるグランプリ審査に進み、結果は11月8日の民放大会で発表されます。
石川さんLiveNewsイット https://www.ishikawa-tv.com/minnano_n…
(2022年9月15日放送)