9月16日(金)公開「3つの鍵」予告編
カンヌ映画祭コンペ公式上映 ナンニ・モレッティ監督最新作
「3つの鍵」予告編
2022年9月16日ヒューマントラストシネマ有楽町、新宿武蔵野館、アップリンク吉祥寺他公開
心の扉をひらくと、新しい風が入ってくる
ローマ高級住宅街、同じアパートに住む3つの家族のスリリングな人間ドラマ。
脆く傷つきやすい人間たちが、苦しみの末に手にした人生を開く鍵とは?
公式HP https://child-film.com/3kyes
Twitter @childfilm2
映画『3つの鍵』<2階に住むモニカ編>
9月16日(金)公開ナンニ・モレッティ最新作『3つの鍵』
心の扉をひらくと、新しい風が入ってくる
ローマ高級住宅街、同じアパートに住む3つの家族のスリリングな人間ドラマ。 脆く傷つきやすい人間たちが、苦しみの末に手にした人生を開く鍵とは?
映画『3つの鍵』本編映像(1階に住むルーチョ編)
9月16日より公開されるナンニ・モレッティ監督最新作『3つの鍵』の本編映像と場面写真が公開された。
詳細はこちら
https://realsound.jp/movie/2022/09/po…
■公開情報
『3つの鍵』
9月16日(金)より全国順次公開
監督:ナンニ・モレッティ
原作:エシュコル・ネヴォ
脚本:ナンニ・モレッティ、フェデリカ・ポントレモーリ、ヴァリア・サンテッラ
出演:マルゲリータ・ブイ、リッカルド・スカマルチョ、アルバ・ロルヴァケル、ナンニ・モレッティ
後援:イタリア大使館
特別協力:イタリア文化会館
配給:チャイルド・フィルム
原題:Tre piani
字幕翻訳:関口英子
2021年/119分/イタリア・フランス/ヴィスタサイズ/R15+
© 2021 Sacher Film Fandango Le Pacte
公式サイト:https://child-film.com/3keys/
映画の始まりとなる、衝撃的な自動車事故! 巨匠ナンニ・モレッティ監督最新作『3つの鍵』本編映像
『親愛なる日記』『息子の部屋』のイタリアの巨匠ナンニ・モレッティ監督がイスラエルのベストセラー小説を映画化した『3つの鍵』(9月16日公開)の本編抜粋映像が解禁された。映画の始まりとなる、衝撃的な自動車事故のシーンだ。
「モレッティの大いなる帰還」「開かれた世界への招待」と海外メディアからも高い評価を受けた本作は、イスラエルの作家エシュコル・ネヴォ「Three floors up」の原作舞台をローマに移し、3つの物語を3つの時間を軸に再構成した作品。ローマの高級住宅街にあるアパートに暮らす3つの家族が、ひとつの事故をきっかけに、扉の向こうに隠している素顔が露になり、それぞれの選択がもたらす運命の行方が描かれる。モレッティ監督自らも3階に住む裁判官の父ヴィットリオを演じ、母ドーラ役には『夫婦の危機』からモレッティ作品の常連マルゲリータ・ブイ、1階の住人は『あしたのパスタはアルデンテ』のリッカルド・スカマルチョ、2階の住人に『幸福なラザロ』のアルバ・ロルヴァケルら、イタリア映画界を牽引する演技派俳優たちが豪華競演。リアリティを出すためと監督が語る抑制された演技で、濃密な時間を生み出した。
このたび解禁された本編抜粋映像は、3階に住むアンドレア(アレッサンドロ・スペルドゥティ)が、ある夜車で事故を起こし、1階の壁に激突。父のヴィットリオ(ナンニ・モレッティ)と母ドーラ(マルゲリータ・ブイ)が、車の中で呆然とするアンドレアの元へ駆け寄るという、映画のはじまりのシーンだ。
驚きに目を見開き、息をのむ少女。車が1階を突き破り、部屋に佇む少女の前で停止したのだ。運転席には、血を流しながら青ざめた表情のアンドレアが座っている。ヴィットリオとドーラが、アパートの門から寝間着姿のまま飛び出し、事故現場に走り寄る。壊れた壁から外に出てきたルーチョが、慌てふためくふたりに「大丈夫だ、心配ない」とアンドレアの様子を伝える。ヴィットリオはその言葉を聞くと、「女性の様子を見てくる」と車の中を覗きもせず、うろたえるドーラを置いて道路の方へと歩いていく。アンドレアの車は、道路を歩く女性を跳ねたあとアパートの 1 階の壁に激突したのだ。
ドーラが車の運転席へ近づきアンドレアに「大丈夫?」と話しかけると、アンドレアは「パパもいる?どこ?」と父の存在を気にしている。「女の人の様子を見に」とドーラが答えると、彼は「女の人?」と事故の記憶がなく動揺する。ドーラはアンドレアを落ち着かせようとするが、彼は「来させないで、お願い」と懇願。アンドレアの言葉に戸惑いながら、ドーラは夫ヴィットリオを探す。
衝撃の事故によって、父と息子の不穏な関係、母が男たちの間で板挟みになる様が映し出される。被害にあった女性と、加害者となった 3 階に住む家族、そして事故を目撃し巻き込まれる形となったアパートの住人たち、それぞれの運命はこのあとどうなっていくのか…。スリリングで緊迫感のある場面が、このあとの展開を期待させる映像となっている。
『3つの鍵』は9月16日(金)よりヒューマントラストシネマ有楽町、新宿武蔵野館、UPLINK吉祥寺ほか全国ロードショー。
作品情報
3つの鍵
2022年9月16日(金)よりヒューマントラストシネマ有楽町、新宿武蔵野館、UPLINK吉祥寺ほか全国ロードショー
STORY
ある夜、建物に車が衝突し女性が亡くなる。運転していたのは3階に住むジョバンニとドーラの裁判官夫婦の息子アンドレアだった。同じ夜2階のモニカは陣痛が始まり、夫が長期出張中のためたった一人で病院に向かう。仕事場が事故で崩壊した1階のルーチョとサラの夫婦は、娘を朝まで向かいの老夫婦に預けた。後日、認知症の老夫と娘が行方不明になりルーチョは娘に何か起きたのではと疑念を持ち始める。
第74回カンヌ国際映画祭コンペティション部門正式上映
監督・脚本:ナンニ・モレッティ『息子の部屋』『ローマ法王の休日』 原作:エシュコル・ネヴォ
出演:マルゲリータ・ブイ『ローマ法王の休日』、リッカルド・スカマルチョ『あしたのパスタはアルデンテ』、アルバ・ロルヴァケル『幸福なラザロ』、ナンニ・モレッティ
2021年/119分/イタリア・フランス映画/原題:Tre piani/ 字幕:関口英子/ 後援:イタリア大使館/特別協力:イタリア文化会館/配給:チャイルド・フィルム
© 2021 Sacher Film Fandango Le Pacte
公式サイト child-film.com/3keys
「存命する最も偉大な映画監督のひとり」巨匠ナンニ・モレッティ監督作『3つの鍵』予告編
本作は、カンヌ国際映画祭監督賞受賞作『親愛なる日記』、最高賞パルム・ドール受賞作『息子の部屋』に続き、カンヌに愛されるナンニ・モレッティ監督、7作連続でのコンペティション部門正式上映作品。「ストーリーテリングの気迫と演出の巧みな技」と円熟のモレッティ監督の新境地としてメディアからも称賛された。
予告編は、ローマの高級住宅街のアパートに暮らす3つの家族が、ひとつの事故をきっかけに、扉の向こうに隠している素顔が露になる様を、スリリングな展開で描く。ある夜、アパートに車が衝突し、女性が亡くなる。幸せな家族らの日常に、歪みが生じはじめる。車を運転していたのは、3階に暮らす息子アンドレア(アレッサンドロ・スペルドゥティ)。犯罪者となった息子のことで苦しむヴィットリオ(ナンニ・モレッティ)とドーラ(マルゲリータ・ブイ)夫妻。一方、仕事場が事故で崩壊した1階のルーチョ(リッカルド・スカマルチョ)とサラ(エレナ・リエッティ)夫妻は、娘を隣の老紳士レナード(パオロ・グラツィオージ)に預ける。しかし、レナードは壊れているという娘の言葉に耳を傾けずにいたために、娘とレナードは行方不明に。公園で無事発見されるものの、ルーチョはレナードが娘に危害を加えたと疑い、「娘に何をした」と掴みかかる。2階のモニカ(アルバ・ロルヴァケル)は、夫が不在でひとり育児をする孤独を吐露。部屋に現れる不吉なカラスを見つめ、怯えている。あの日、どこで道を見失ったのか…。「夫か息子かの選択を強いるなんてむごすぎる、でも私は選んだ」と力強く宣言する3階のドーラ。〝人生の謎を解く鍵はいくつもある″のキャッチコピーとともに、アルゼンチンタンゴを踊る人々を、アパートの門の前で見守る3つの家族。それぞれの選択がもたらす運命の行方、そして苦しみの末に、人生を切り開いていく未来を予感させる。巨匠モレッティ、熟練の演出で見せる緊迫したドラマに、期待が高まる予告編に仕上がっている。
『3つの鍵』
2022年9月16日(金)より、ヒューマントラストシネマ有楽町、新宿武蔵野館、UPLINK吉祥寺ほか全国公開
監督・脚本:ナンニ・モレッティ
原作:エシュコル・ネヴォ
出演:マルゲリータ・ブイ リッカルド・スカマルチョ アルバ・ロルヴァケル ナンニ・モレッティ
配給:チャイルド・フィルム
【ストーリー】 ある夜、建物に車が衝突し女性が亡くなる。運転していたのは3階に住むジョバンニとドーラの裁判官夫婦の息子アンドレアだった。同じ夜2階のモニカ(アルバ・ロルヴァケル)は陣痛が始まり、夫(アドリアーノ・ジョンニーニ)が長期出張中のためたった一人で病院に向かう。仕事場が事故で崩壊した1階のルーチョとサラの夫婦は、娘を朝まで向かいの老夫婦に預けた。後日、認知症の老夫と娘が行方不明になりルーチョは娘に何か起きたのではと疑念を持ち始める。
© 2021 Sacher Film Fandango Le Pacte
TRE PIANI (2021) di Nanni Moretti – Trailer Ufficiale HD
Presentato in Concorso alla 74a edizione del Festival di Cannes, #TrePiani, il nuovo film di Nanni Moretti tratto dall’omonimo romanzo di Eshkol Nevo. #SoloaACinema dal prossimo 23 settembre. Con Margherita Buy, Riccardo Scamarcio, Alba Rohrwacher, Adriano Giannini, Elena Lietti, Alessandro Sperduti, Denise Tantucci, Nanni Moretti, Anna Bonaiuto, Paolo Graziosi, Stefano Dionisi, Tommaso Ragno.
Al primo piano di una palazzina vivono Lucio, Sara e la loro bambina di sette anni, Francesca.
Nell’appartamento accanto ci sono Giovanna e Renato, che spesso fanno da babysitter alla bambina. Una sera, Renato, a cui è stata affidata Francesca, scompare con la bambina per molte ore. Quando finalmente i due vengono ritrovati, Lucio teme che a sua figlia sia accaduto qualcosa di terribile. La sua paura si trasforma in una vera e propria ossessione. Al secondo piano vive Monica, alle prese con la prima esperienza di maternità. Suo marito Giorgio è un ingegnere e trascorre lunghi periodi all’estero per lavoro. Monica combatte una silenziosa battaglia contro la solitudine e la paura di diventare un giorno come sua madre, ricoverata in clinica per disturbi mentali. Giorgio capisce che non potrà più allontanarsi da sua moglie e sua figlia. Forse però è troppo tardi. Dora è una giudice, come suo marito Vittorio. Abitano all’ultimo piano insieme al figlio di vent’anni, Andrea. Una notte il ragazzo, ubriaco, investe e uccide una donna. Sconvolto, chiede ai genitori di fargli evitare il
carcere. Vittorio pensa che suo figlio debba essere giudicato e condannato per quello che ha fatto. La tensione tra padre e figlio esplode, fino a creare una frattura definitiva tra i due. Vittorio costringe Dora a una scelta dolorosa: o lui o il figlio.
PARTECIPA ALLA CONVERSAZIONE: #TrePiani
Three Floors (2021) | Trailer | Margherita Buy | Riccardo Scamarcio | Alba Rohrwacher
Watch Three Floors Trailer (2021) on The Match Factory
A series of events will radically change the lives of the inhabitants of a Roman apartment building, revealing their difficulties in being parents, siblings or neighbours, in a world where coexistence seems to be ruled by fear and resentment. While the men are imprisoned by their obstinacy, the women, each in their own way, attempt to mend these fragmented lives to finally and serenely pass on a love that had been thought lost forever.
Director: Nanni Moretti
Stars: Margherita Buy, Riccardo Scamarcio, Alba Rohrwacher, Adriano Giannini
Three Floors (Tre Piani) new trailer official from Cannes Film Festival 2021
Nanni Moretti’s Three Floors (Tre Piani) new trailer official from Cannes Film Festival 2021
This is a clip for press use (EPK), for any enquiries you can reach us on info@theupcoming.co.uk.
Three Floors is part of the Official Competition at Cannes 2021.
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「息子の部屋」でカンヌ国際映画祭パルムドール、「親愛なる日記」で同監督賞を受賞しているイタリアの名匠ナンニ・モレッティが、同じアパートに住む3つの家族の素顔が、ひとつの事故をきっかけに次第に露わになっていく様子をスリリングに描いた人間ドラマ。
ローマの高級住宅地にあるアパートに暮らす、3つの家族。それぞれが顔見知り程度で、各家庭の扉の向こう側にある本当の顔は知らない。ある夜、3階に住むジョバンニとドーラの裁判官夫婦の息子アンドレアの運転する車が建物に衝突し、ひとりの女性が亡くなる。同じ夜、2階に住む妊婦のモニカは陣痛が始まり、夫が出張中のためひとりで病院に向かう。1階のルーチョとサラの夫婦は、仕事場で起こったトラブルのため娘を朝まで向かいの老夫婦に預けるが、認知症の老夫と娘が一緒に行方不明になってしまう。
イスラエルの作家エシュコル・ネボの「Three floors up」が原作で、デビュー以来オリジナル作品を手がけてきたモレッティ監督にとっては初の原作ものとなった。出演はマルゲリータ・ブイ、リッカルド・スカマルチョ、アルバ・ロルバケルら。
2021年製作/119分/R15+/イタリア・フランス合作
原題:Tre piani
配給:チャイルド・フィルム
公式サイト:https://child-film.com/3keys/#modal
Introduction + Story
心の扉をひらくと、新しい風が入ってくる脆
もろく傷つきやすい人間たちが、苦しみの末に手にした人生を開く鍵とは?
ローマの高級住宅街。同じアパートに住む3つの家族。
顔見知り程度の隣人の扉の向こう側の顔を誰も知らない。
ある夜、建物に車が衝突し女性が亡くなる。運転していたのは3階に住む裁判官夫婦の息子アンドレアだった。2階のモニカは夫が長期出張中のため一人で出産のため病院に向かう最中で、1階の夫婦は仕事場が崩壊したので娘を朝まで向かいの老人に預けることにした。小さな選択の過ちが、予想もしなかった家族の不和を引き起こし、彼らを次第に追い詰めていく。彼らが手にする未来の扉を開く鍵とは?スリリングな展開に目が離せなくなる。
巨匠モレッティが卓越した演出で見せる緊迫のドラマ
「息子の部屋」でパルム・ドールを受賞以来、カンヌ国際映画祭の常連となったモレッティ。俳優として3階の父親役を演じるほかマルゲリータ・ブイをはじめアルバ・ロルヴァケルやリッカルド・スカマルチョらイタリアを代表する俳優たちが出演しているのも見逃せない。
Director
ナンニ・モレッティ
Nanni Moretti
1953年8月19日トレンティーノ=アルト・アディジェ州ブルーニコ生まれ。ローマで育つ。父は碑文研究者ルイジ・モレッティ。父はまた俳優として度々彼の作品に出演した。兄フランコ・モレッティは比較文学者・文学理論研究者で著書の邦訳もある。
学生時代は映画と水球に熱中し、後に水球選手を主人公に映画『赤いシュート』(1989)を製作。1973年に切手のコレクションを売って手に入れたスーパー8で短編「La sconfitta」を、1976年には最初の長編映画「Io sono un autarchico」を撮影。この作品で続く4作品でも自ら演じることになる架空の人物Michele Apicellaが登場する。Apicellaは母の旧姓。この作品は16ミリフィルムにブローアップされベルリンやパリのシネクラブなどでも上映された。77年には俳優としてヴィットリオとパオロのタヴィアーニ兄弟が監督した『父 パードレ・パドローネ』に出演し、パルム・ドールを受賞。後にベルリン国際映画祭で金熊賞を受賞したタヴィアーニ兄弟の『塀の中のジュリアス・シーザー』(2012)の配給会社探しが難航していた時、いち早くこの作品を見抜き自身の会社サケルが配給に名乗りをあげた。
1981年の『監督ミケーレの黄金の夢』でヴェネツィア国際映画祭審査員特別賞受賞。85年には『ジュリオの当惑』ではベルリン国際映画祭、審査員特別賞を受賞。93年の『親愛なる日記』でカンヌ国際映画祭監督賞を受賞し、2001年の『息子の部屋』でパルム・ドールを受賞。『親愛なる日記』以降は監督作全てがカンヌ国際映画祭のコンペンティション部門で上映され、2012年には審査委員長を務めた。日本で劇場公開される機会は少ないが短編やドキュメンタリー作品も多く発表している。最新作は「Il sol dell’avvenire」で『夫婦の危機』でシルヴィオ・オルランドに主役の座を譲って以来久しぶりに主役を演じている。
ローマでNuovo Sacherという映画館を共同経営している。名前はモレッティの好きなケーキ、ザッハトルテに由来する。
1976
IO SONO UN AUTARCHICO
1978
青春のくずや~おはらい ECCE BOMBO
1981
監督ミケーレの黄金の夢 SOGNI D’ORO
ヴェネチア国際映画祭 特別金獅子賞(審査員特別賞)
1984
僕のビアンカ BIANCA
1985
ジュリオの当惑 LA MESSA È FINITA
1986年ベルリン国際映画祭 銀熊賞(審査員グランプリ)
1989
赤いシュート PALOMBELLA ROSSA
1993
親愛なる日記 CARO DIARIO
カンヌ国際映画祭監督賞受賞
1998
ナンニ・モレッティのエイプリル APRILE
2001
息子の部屋 LA STANZA DEL FIGLIO
カンヌ国際映画祭パルム・ドール受賞
2006
夫婦の危機 IL CAIMANO
2011
ローマ法王の休日 HABEMUS PAPAM
2015
母よ、 MIA MADRE
2021
3つの鍵 TRE PIANI
Director’s Comment
この映画はエシュコル・ネヴォの小説が原作で同じ建物に暮らす3つの家族のお話です。罪悪感、選択の結果、正義、親としての責任など、普遍的なテーマを扱っています。登場人物たちは脆く怯えていて、恐怖と強迫観念に駆られ、しばしば極端な行動をとってしまいます。その理由は私たちにはよく理解できるものです。小説では危機の真っ最中に物語が終わります。しかし映画では、物語を最後までたどり、登場人物の行動が彼ら自身や彼らの愛する人たちの人生に与える影響を探ることが重要だと考えました。
それぞれの物語は1つの映画のように展開し、やがて互いに絡み合っていきます。ひとりの人物から別の人物へ物語が移っていく中、物語を中断したり、シーンの切り替えを追加したりすることは考えられませんでした。小説で扱われたテーマの深さから、映画は本質的なものに絞り込むべきであり、雑念や脱線のないドライなトーンであるべきだと考えたのです。
私たちが子供たちに残す自然遺産について多くの議論が交わされる今日においても、倫理的・道徳的遺産という観点から何を残すかについては、ほとんど語られていません。私たちの行動ひとつひとつが、たとえ家庭のプライバシーであっても、将来の世代に影響を与えるものなのです。私たち一人ひとりがこの事実を認識し、その責任を負わなければなりません。私たちの行動が、子供たちに影響を与えるのです。この物語は、私たちがいかに孤立した生活を送り、もはや意識することもない、あるいは使い捨てのコミュニティから、自分をどれほど遠ざけてしまっているかを描写しています。また、自分をコミュニティの一部と感じるために、私たちがどれほど集団的努力に関与しているかを示しています。この映画は、私たちの家庭の壁の外に存在する外の世界へ、心を開くよう誘っているのです。今、私たちは、この3つのフロアのいずれかに自分自身を閉じ込めないようにすることが重要です。
https://ja.wikipedia.org/wiki/ナンニ・モレッティ
ヒューマントラスト有楽町:14:20-16:25 (119分)
https://ttcg.jp/human_yurakucho/movie/0877200.html
https://shinjuku.musashino-k.jp/movies/27719/
原作:エシュコル・ネヴォ
ベストセラー小説『三階 あの日テルアビブのアパートで起きたこと』
https://realsound.jp/movie/2022/09/post-1133080.html