OAFF2021『三姉妹 / Three Sisters / 세자매』予告編 Trailer
『三姉妹』Three Sisters [세자매]
監督:イ・スンウォン(이승원)
Director: LEE Seung-won|2020年|韓国|115分
作品詳細はこちら
https://www.oaff.jp/2021/ja/program/s…
More details
https://www.oaff.jp/2021/en/program/s…
映画『三姉妹』予告編
韓国・ソウルで生活している3姉妹の絆を描く人間ドラマ。性格も職業も生活スタイルも違う3姉妹が久しぶりに再会し、封印していた過去の傷と向き合う。イ・スンウォンが監督と脚本を手掛けるほか、『オアシス』などのムン・ソリが出演と共同プロデューサーを担当。『マルモイ ことばあつめ』などのキム・ソニョン、『ベテラン』などのチャン・ユンジュ、ドラマ「海街チャチャチャ」などのチョ・ハンチョルらが出演する。
作品情報:https://www.cinematoday.jp/movie/T002…
配給: ザジフィルムズ
公式サイト:http://www.zaziefilms.com/threesisters/
(C) 2020 Studio Up. All rights reserved.
劇場公開:2022年6月17日
ムン・ソリ主演 韓国映画「三姉妹」
Kエンタメ・ラボ~古家正亨の韓流研究所~韓国映画「三姉妹」
韓国のドラマ、映画、K-POPなどをはじめ様々な韓流エンタテインメントをテーマに、そのトレンドや魅力などについてあらゆる角度から楽しくお伝えするプログラムです。
今回のプログラムでは、同じソウルに暮らしながらも、それぞれに問題を抱え、日々の生活に追われて疎遠になりがちな三姉妹の絆を描いた人間ドラマで、2021年の韓国の主要映画祭の女優賞を多数受賞した映画『三姉妹』(原題:세자매)をご紹介します。映画の見どころや魅力などについて、映画の宣伝担当をされているザジフィルムズの平井萌菜さんとMCの古家正亨さんのトークを通じて楽しく紹介します。
プレゼント企画もあります。
<プレゼント企画>
・映画「三姉妹」劇場鑑賞券(5名様)
本動画のコメント欄に「プレゼント希望」と明記の上、動画についてのご意見やご感想などコメントしていただいた方の中から抽選にてプレゼント(締切:2022年6月12日[日] 23:59)
※ 当選された方にはコメント欄からご連絡します。
※ プレゼントの発送先は日本国内に限ります。
*『三姉妹』 公式サイト: http://www.zaziefilms.com/threesisters/
6月17日(金)よりヒューマントラストシネマ有楽町、新宿武蔵野館ほか全国順次ロードショー!
・制作:駐日韓国文化院、韓国コンテンツ振興院(KOCCA)
・協力:韓国コンテンツ事業者協議会(KCBA)
https://eiga.com/movie/96667/
ドラマ「愛の不時着」のキム・ソニョン、「オアシス」のムン・ソリ、「ベテラン」のチャン・ユンジュが三姉妹を演じ、第42回青龍映画祭をはじめとする韓国の主要映画祭で多数の女優賞を受賞した人間ドラマ。ソウルに暮らす三姉妹。花屋を営みながら元夫の借金を返済している長女ヒスクは、娘に疎まれながらも大丈夫なふりをして毎日をやり過ごしている。高級マンションで家族と暮らす次女ミヨンは、模範的な信徒として熱心に教会に通い、聖歌隊の指揮者も務めている。そんな彼女の完璧な日常が、次第にほころびを見せはじめる。劇作家の三女ミオクはスランプに陥って自暴自棄になり、酒浸りの日々を送っている。父の誕生日を祝うため久々に集まった三姉妹は、そこで幼少期の心の傷と向き合うことになり、それぞれもがき苦しみながらも希望を見いだしていく。
2020年製作/115分/G/韓国
原題:Three Sisters
配給:ザジフィルムズ
https://en.wikipedia.org/wiki/Three_Sisters_(2020_film)
公式サイト:http://www.zaziefilms.com/threesisters/
三姉妹を演じたわたしたちには、
それぞれ娘がいます。
彼女たちが暴力や嫌悪の時代を越えて、
明るく、堂々と笑いながら
生きていけるような社会になって欲しい、
という願いを込めた作品です。
― ムン・ソリ
『三姉妹』主演 / プロデューサー
イントロダクション
同じソウルに暮らしながらも、それぞれに問題を抱え、日々の生活に追われて疎遠になりがちな三姉妹が、久しぶりに年老いた父の誕生日会に集まった。その席上で彼女たちは蓋をしていた幼い頃からの心の傷に、真正面から向き合うことになる…。
近年、『はちどり』『82年生まれ、キム・ジヨン』など韓国の厳格な家父長制度の下で、女性が生きていく生きづらさを描く秀作が次々生まれています。
本作は『オアシス』での体当たり演技が今も語り継がれる名俳優ムン・ソリがその脚本に感銘を受け、次女役で主演するとともに、「娘たちの世代が、暴力や嫌悪の時代を越えて、明るく堂々と笑いながら生きていける社会になるように…」との祈りを込めて共同プロデュースを買って出た、超弩級の人間ドラマです。
共演は、長女役にドラマ『愛の不時着』で北朝鮮の人民班長役を演じ、強い印象を残したキム・ソニョン。三女役には長年トップモデルとして第一線で活躍、2015年の韓国年間ベストの興収を記録した『ベテラン』で映画デビューを果たしミス・ボン役を好演したチャン・ユンジュ。
監督は、長女役キム・ソニョンの公私にわたるパートナーで、本作が長編第三作目となるイ・スンウォン。イ・チャンドン監督がその手腕を激賞する異才です。
ストーリー
韓国・ソウルに暮らす三姉妹。
長女ヒスク(キム・ソニョン)は別れた夫の借金を返しながら、しがない花屋を営んでいる。一人娘のボミは冴えないパンクバンドに入れあげ、反抗期真っ盛り。元夫からお金をせびられ、娘に疎まれても、“大丈夫なフリ”をして日々をやり過ごす。
次女ミヨン(ムン・ソリ)は熱心に教会に通い、聖歌隊の指揮者も務める模範的な信徒。大学教授である夫(チョ・ハンチョル)と一男一女に恵まれ、高級マンションに引っ越したばかり。しかし、夫の裏切りが発覚し“完璧なフリ”をした日常がほころびを見せ始める。
三女ミオク(チャン・ユンジュ)はスランプ中の劇作家。食品卸業の夫(ヒョン・ボンシク)と、夫の連れ子である中学生の息子の3人で暮らしているが、自暴自棄になって昼夜問わず酒浸りの毎日。“酔っていないフリ”をして息子の保護者面談に乗り込んでしまう。
三人揃うことはほとんどない姉妹だが、父親の誕生日会のために久しぶりに帰省し一堂に会することに。牧師様も同席し、祈りが捧げられる時、思いもよらぬ出来事が起きる。そして、三人はそれまで蓋をしていた幼少期の心の傷と向き合うことになる――。
キャスト
* ムン・ソリ
Moon So-ri
(プロデューサー)
Profile
1974年7月2日、プサン生まれ。成均館大学在学中より演劇活動を始め、99年にイ・チャンドン監督の『ペパーミント・キャンディー』で鮮烈に映画デビュー。次に出演した同監督『オアシス』(02)で脳性麻痺のヒロインを熱演し、ヴェネツィア国際映画祭で新人俳優賞であるマルチェロ・マストロヤンニ賞を受賞。韓国国内でも青龍映画賞新人賞をはじめ賞を総なめにした。翌年主演した『浮気な家族』(03)では韓国のアカデミー賞と謳われる大鐘賞の最優秀主演女優賞など国内外の賞を多数受賞し、名実共に実力派女優に。その後もホン・サンス監督作品『3人のアンヌ』(12)、『自由が丘で』(16)や、パク・チャヌク監督作品『お嬢さん』(16)に出演するなど韓国の名匠たちと作品を共にする一方、『なまず』(22)などのインディペンデント作品にも積極的に出演。また俳優業以外にも2017年には自身で監督・脚本を務めた『The Running Actress』(未)を発表、映画祭の審査員も多数務めている。本作では脚本に惚れ込み、主演とともに共同プロデューサーも務めた。その他の映画出演作に『大統領の理髪師』(04)、『ザ・スパイ シークレット・ライズ』(13)、『8番目の男』(19)など。
* キム・ソニョン
Kim Sun-young
Profile
976年4月10日、慶尚北道盈徳(ヨンドク)郡生まれ。中学時代に演劇に目覚め、翰林大学校では哲学を専攻、95年に舞台女優としてデビューする。舞台俳優として長く活躍し、『恋の潜伏捜査』(08)で映画デビュー。2014年に「ホテルキング」や「花じいさん捜査隊」といったTVドラマに立て続けに出演、役によって全く違う表情を魅せるカメレオン俳優として韓国ドラマ・映画界に欠かせない名バイプレイヤーとなる。19年には「椿の花咲く頃」や、日本でも一大ブームとなった「愛の不時着」では北朝鮮の人民班長ナ・ウォルスク役を演じ第56回百想芸術大賞最優秀助演女優賞、第7回APANスターアワード女性演技賞を受賞した。本作のイ・スンウォン監督とは夫婦関係にあり、イ監督作品の『Happy Bus Day』『コミュニケーションと嘘』にも出演し、『コミュニケーションと嘘』では第18回春史大賞で最優秀助演女優賞を獲得している。その他の映画出演作は『マルモイ ことばあつめ』(19)、『ひかり探して』(20)など
* チャン・ユンジュ
Jang Yoon-ju
Profile
* 1980年11月7日、ソウル生まれ。17歳でモデルとしてデビューし、現在まで第一線で活躍。モデルのほかに、人気リアリティTV番組「Korean’s Next Top Model」のホスト役を務めるなど、TV番組のパーソナリティやラジオDJ、歌手などその活動は多岐にわたる。ソウル芸術大学で映画学を専攻しているが、映画出演は2015年の『ベテラン』ミス・ボン役が初めてで、『三姉妹』が映画出演2作目となった。
* チョ・ハンチョル Jo Han-chul Profile
* ヒョン・ボンシク
Hyeon Pong-Sik
Profile
監 督
イ・スンウォン
Lee Seung-Won
Profile
1977年生まれ。2004年にソウル総合芸術実用学校の映画学科を卒業。短編『Contradiction』(05)が全州国際映画祭の批評家週間に招待されて以来、映画界だけでなく演劇やミュージカルでも脚本や演出等で活躍。公私にわたるパートナーであるキム・ソニョンと劇団も立ち上げている。2015年に壊滅的な運命をたどる男女の関係を描いた長編デビュー作『コミュニケーションと嘘』が第20回釜山国際映画祭でNETPAC賞を受賞し、ロッテルダム国際映画祭、ブエノスアイレス国際映画祭、カルロヴィヴァリ国際映画祭など世界各地の映画祭に招待され注目を集める。釜山国際映画祭の審査員のひとりがムン・ソリで、「次回作を執筆したらぜひ見てみたい」とイ・スンウォンに伝えたことから本作が始動した。
脚本
イ・スンウォン Lee Seung-Won
Filmography
2005 『Contradiction』
※短編/日本未公開
2015 『コミュニケーションと嘘』
※2018年にアテネ・フランセ文化センターにて上映
2017 『Happy Bus Day』※日本未公開
2020 『三姉妹』
J&B: 17:20-19:20 (115分)
https://www.jackandbetty.net/cinema/detail/2904/
https://ttcg.jp/movie/0845200.html
https://www.oaff.jp/2021/ja/program/sl10.html
https://www.banger.jp/movie/79782/
女性の生きづらさ描く『三姉妹』イ・スンウォン監督が語る「家父長制と教会文化」