3月11日(金)より、ヒューマントラストシネマ有楽町、新宿武蔵野館他、全国順次ロードショー!ケイト・ブランシェットをして「唯一無二の才能」と言わしめた、クリストス・ニク監督デビュー作『林檎とポラロイド』の予告篇が解禁!
公式HP:https://www.bitters.co.jp/ringo/
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【ストーリー】記憶喪失を引き起こす奇病が蔓延する世界――。それでも男は毎日リンゴを食べる。
「お名前は?」「覚えていません」――。 バスの中で目覚めた男は、記憶を失っていた。
覚えているのはリンゴが好きなことだけ。世界は、記憶喪失を引 き起こす奇病が蔓延し、
治療として「新しい自分」と呼ばれる回復プログラムが行われている。
毎日送られてくるカセットテープに吹き込まれた様々なミッ ションをこなしていく。
自転車に乗る、仮装パーティーで友達をつくる、ホラー映画を見る。
そして、その新たな経験をポラロイドに記録する。
様々なミッションをこなして行く中で、ある日、男は、同じくプログラムに参加する
女と出会い、仲良くなっていく。
しかし、「新しい日常」に慣れてきた頃、男は忘 れたはずの以前住んでいた番地を
ふと口にする・・・。「哀しい記憶だけ失うことはできませんか?」口数の少ない主人公が
治療を通して心に宿した本当の思いとはーー?
https://eiga.com/movie/93887/
ギリシャの新鋭クリストス・ニクが長編初メガホンをとり、記憶喪失を引き起こす奇病が蔓延する世界を舞台に描いたドラマ。ある日突然記憶を失った男は、治療のための回復プログラム「新しい自分」に参加する。彼は毎日送られてくるカセットテープに吹き込まれた内容をもとに、自転車に乗る、仮装パーティで友だちをつくる、ホラー映画を観るなど様々なミッションをこなしていく。そんな中、男は同じく回復プログラムに参加する女と出会い、親しくなっていく。男が新しい日常に慣れてきた頃、彼はそれまで忘れていた、以前住んでいた番地をふと口にする。新しい思い出を作るためのミッションによって、男の過去が徐々にひも解かれていくが……。ケイト・ブランシェットが絶賛し、製作総指揮に名を連ねた。
2020年製作/90分/G/ギリシャ・ポーランド・スロベニア合作
原題:Mila
配給:ビターズ・エンド
公式サイト:https://www.bitters.co.jp/ringo/
STORY
「お名前は?」「覚えていません」──。バスの中で目覚めた男は、記憶を失っていた。覚えているのはリンゴが好きなことだけ。治療のための回復プログラム“新しい自分”に男は参加することに。毎日リンゴを食べ、送られてくるカセットテープに吹き込まれた様々なミッションをこなしていく。自転車に乗る、ホラー映画を見る、バーで女を誘う…
──そして新たな経験をポラロイドに記録する。
ある日、男は、同じプログラムに参加する女と出会う。言葉を交わし、デートを重ね、仲良くなっていく。毎日のミッションをこなし「新しい日常」にも慣れてきた頃、買い物中に住まいを尋ねられた男は、以前住んでいた番地をふと口にする…。記憶はどこにいったのか? 新しい思い出を作るためのミッションが、男の過去を徐々に紐解いていく。
突然記憶を失った男。おかしなミッションを通して、新しい世界に溶け込んでいく様は、まるで不思議の国のアリスのよう。寡黙で物憂げな表情、どこか滑稽で真面目なふるまい、明かされていく過去──。観る者の心をつかむ緻密でオリジナリティあふれる物語は、近未来的な設定ながら、人肌のような温もりに満ちている。哀愁とユーモアを絶妙なバランスでブレンドした新たなる傑作が誕生した!

STAFF
クリストス・ニク / Christos Nikou
監督・脚本 / Director, Screenplay
1984年、ギリシャ・アテネ生まれ。2012年、監督・脚本を担当した短編“KM”がロッテルダム、ストックホルム、パーム・スプリングス、シドニー、タリン・ブラック・ナイト、インターフィルム・ベルリンなど世界40以上の国際映画祭に出品され、クロアチアのモトヴン国際映画祭で最優秀短編賞を受賞。これまでに数多くの長編映画に参加し、助監督としてリチャード・リンクレイター監督、ヨルゴス・ランティモス監督らの作品に携わる。
20年、本作『林檎とポラロイド』で長編映画デビューを果たす。デビュー作でありながらヴェネチア国際映画祭オリゾンティ部門のオープニング作品に選ばれる。同映画祭コンペティション部門の審査員長を務めていたケイト・ブランシェットが、評判を聞きつけて作品を観賞。作品に心酔したケイトは、映画完成後にも関わらず、エグゼクティブ・プロデューサーへの就任を熱望、そしてクレジットされた。
長編第2作目は、ケイト・ブランシェットプロデュース、キャリー・マリガン主演でハリウッドデビューの企画が進行中。
COMMENT
ケイト・ブランシェット / Cate Blanchett
エグゼクティブ・プロデューサー / Executive producer
1969年、オーストラリア・ビクトリア州生まれ。多彩な役柄を演じる引く手あまたの名女優。2004年の『アビエイター』でアカデミー賞助演女優賞、13年には『ブルージャスミン』で主演女優賞を受賞と2度オスカー像を手にしている。さらに、18年にはカンヌ国際映画祭、20年にはヴェネチア国際映画祭のコンペティション部門の審査員長も務めている。主な出演作に『エリザベス』(98)、『ロード・オブ・ザ・リング』シリーズ(01~14)、『ベンジャミン・バトン 数奇な人生』(08)、『ドント・ルック・アップ』(21)などがある。
女優業のほかプロデューサーとしても精力的に活動し、製作会社ダーティ・フィルムズを立ち上げ、自身が主演しアカデミー賞主演女優賞候補となった『キャロル』(15)、作品完成後にも関わらず作品に惚れ込み、エグゼクティブ・プロデューサーとして参加を決めた本作『林檎とポラロイド』、故郷オーストラリアで19年から翌年まで続いた森林火災を追ったドキュメンタリー“Burning”(21)などの製作に携わる。
22年2月には彼女の長年の功績に対して、フランスで最も権威ある映画賞・セザール賞の名誉賞を受賞することが決まった。映画業界での活躍に加え、国連難民高等弁務官事務所UNHCR親善大使を務める他、18年にスイスで開催された世界経済フォーラムでクリスタル賞を受賞したことなど、社会貢献での活動も評価されている。
Kino cinema 横浜みなとみらい:10:20-11:55 (90分)
https://kinocinema.jp/minatomirai/movie/movie-detail/379