2/18(金)公開『白い牛のバラッド』30秒予告
《第71回ベルリン国際映画祭 金熊賞&観客賞ノミネート》
死刑執行数世界2位イランからおくる衝撃の冤罪サスペンス
『白い牛のバラッド』2月18日(金) TOHOシネマズ シャンテほか全国公開!
愛する夫を死刑で失い、ろうあの娘を育てながら必死で生活するシングルマザ ーのミナ。 1 年後に突然、夫の無実が明かされ深い悲しみに襲われる。賠償金よりも判事に謝罪を求める彼女の前に、夫の友人を名乗る男レザが現れる。 ミナは親切な彼に心を開き、3 人は家族のように親密な関係を育んでいくが、ふたりを結びつける“ある秘密”には気づいていなかった…。 罪と償いの果てに、彼女が下した決断とはー
<作品情報>
監督:ベタシュ・サナイハ、マリヤム・モガッダム
出演:マリヤム・モガッダム、アリレザ・サニファル、プーリア・ラヒミサム
2020年/イラン・フランス/ペルシア語/105分/1.85ビスタ/カラー/5.1ch/英題:Ballad of a White Cow/日本語字幕:齋藤敦子 配給:ロングライド
愛する夫を冤罪で失った妻 妻の前に現れた謎の男性 映画「白い牛のバラッド」公開決定
2022年2月18日より劇場公開される、第71回ベルリン国際映画祭コンペティション部門に正式出品された映画「白い牛のバラッド」の、30秒予告とメインビジュアルが公開された。
公開された30秒予告は、最愛の夫を冤罪で失ったミナとろうあの娘ビタの元に、謎の男レザが現れるシーンから始まる。レザは「ご主人に借りた金を返しに来ました」と言い、悲しみに暮れていたミナは親切な彼に次第に心を開いていく。続くシーンでは水びたしの部屋にたたずむレザが映し出され、不穏な空気に一変。「愛する人を冤罪で失った時、あなたならどうしますか」の問いかけとともに、「死刑」「犠牲」「過ち」の言葉が二人の姿とあわせて映し出される。終わりには、タイトルとともに白い牛の姿が映し出されている。
あわせて公開されたメインビジュアルは、「男はなぜ、私の前に現れたのか」のコピーとともに、涙がほおをつたうミナの横顔が切り取られ、その下には白い牛にこぼれたミルクが描かれたデザインとなっている。
「白い牛のバラッド」は、愛する夫を死刑で失い、ろうあの娘を育てながら必死で生活するシングルマザーのミナを描いたサスペンス。1年後に突然、夫の無実が明かされ深い悲しみに襲われるミナ。賠償金よりも判事に謝罪を求める彼女の前に、夫の友人を名乗る男レザが現れる。ミナは親切な彼に心を開き、3人は家族のように親密な関係を育んでいくが、ふたりを結びつける“ある秘密”があった。監督を務めたのは、本作が2度目の共同監督となるマリヤム・モガッダムとベタシュ・サナイハ。モガッダム監督は脚本と主演を兼任し、理不尽な社会に立ち向かう女性を演じている。
【作品情報】
白い牛のバラッド
2022年2月18日(金)TOHOシネマズ シャンテほか全国公開
配給:ロングライド
死刑になった夫は無実だった…衝撃の本編映像解禁~映画『白い牛のバラッド』【2022年2月18日公開】
第71回ベルリン国際映画祭金熊賞&観客賞ノミネート作『白い牛のバラッド』が2月18日(金)よりTOHOシネマズ シャンテほか全国で公開される。
愛する夫を死刑で失い、ろうあの娘を育てながら必死で生活するシングルマザーのミナ(マリヤム・モガッダム)。1年後に突然、夫の無実が明かされ深い悲しみに襲われる。賠償金よりも判事に謝罪を求める彼女の前に、夫の友人を名乗る男レザ(アリレザ・サニファル)が現れる。ミナは親切な彼に心を開き、3人は家族のように親密な関係を育んでいくが、ふたりを結びつける“ある秘密”には気づいていなかった…。罪と償いの果てに、彼女が下した決断とは――。
自国では上映中止。世界中で絶賛された衝撃作がついに日本上陸。
死刑執行数世界2位の国イランの懲罰的な法制度を背景に、シングルマザーの生きづらさ、理不尽に立ち向かう女性の姿を巧みに描き出した本作。第71回ベルリン国際映画祭金熊賞&観客賞にノミネートされ、批評家からはアスガー・ファルハディ監督やモハマド・ラスロフ監督に並ぶ才能と賞賛、世界中の映画祭で数々の受賞を果たし、確かな実力を発揮したベタシュ・サナイハ監督とマリヤム・モガッダム監督。
イランでは、2020年2月のファジル国際映画祭で3回上映された以降、政府の検閲により劇場公開の許可が下りず、2年近く上映されていない。自国のタブーに斬り込んだ衝撃の冤罪サスペンスが、ついに日本公開を迎える。
このたび解禁された本編映像は、死刑で夫を亡くしたミナに、夫が冤罪であったことを告げられるシーン。裁判所の男の口から淡々と説明される、第二の証人が真犯人で、夫の死刑は誤りだったという衝撃的な事実。「遺族に2億7千万トマンが賠償金として支払われます」(日本円で2,500万円程)と告げられるミナはただ茫然とすることしかできない。そして、事実を把握した後、ミナが泣き叫ぶ姿で映像は終わる。
主演のマリヤムの迫真の演技が、観客までを悲劇の渦に巻き込む本作において重要なシーンだ。ミナという複雑なキャラクターを演じたことについて、主演で監督のマリヤムは、「ミナの性格は私自身とはまるで違いますが、彼女の葛藤や自尊心は理解できますし、悲しみにも共感します。彼女はイラン映画によく見られる典型的な弱い女性ではなく、弱さと強さを併せ持った女性です」と語り、今までのイラン映画には登場しなかった、リアルな女性像を目指したことを明かした。
監督:ベタシュ・サナイハ、マリヤム・モガッダム
出演:マリヤム・モガッダム、アリレザ・サニファル、プーリア・ラヒミサム
2020年/イラン・フランス/ペルシア語/105分/1.85ビスタ/カラー/5.1ch/英題:Ballad of a White Cow
日本語字幕:齋藤敦子
配給:ロングライド
2.18(金)公開『白い牛のバラッド』【本編映像第2弾】死刑になった夫は無実だった…衝撃の本編映像解禁
2.18(金)公開『白い牛のバラッド』【本編映像第3弾】真の正義とは?謝罪を求めるシングルマザー 。心を突き刺す本編映像解禁
全国公開中!『白い牛のバラッド』監督メッセージ映像到着
謎の男の突然の訪問。彼はいったい何者なのか? 映画『白い牛のバラッド』本編映像【2022年2月18日公開】
https://eiga.com/movie/94575/
イランの厳罰的な法制度を背景に、冤罪による死刑で夫を失ったシングルマザーの姿を通し、社会の不条理と人間の闇をあぶり出したサスペンスドラマ。テヘランの牛乳工場に勤めるシングルマザーのミナ。夫ババクは殺人罪で逮捕され、1年ほど前に死刑に処された。深い喪失感を抱え続ける彼女は、聴覚障害で口のきけない愛娘ビタを心の拠りどころにしている。ある日、裁判所に呼び出されたミナは、夫の事件の真犯人が他にいたことを知らされる。理不尽な現実を受け入れられず、謝罪を求めて繰り返し裁判所に足を運ぶミナだったが、夫に死刑を宣告した担当判事に会うことさえかなわない。そんな折、ミナのもとに夫の友人だったという中年男性レザが訪ねてくる。親切な彼に心を開き、家族のように親密な関係を築いていくミナだったが……。マリヤム・モガッダムとベタシュ・サナイハが監督を務め、モガッダムが脚本・主演も兼任した。2021年・第71回ベルリン国際映画祭コンペティション部門出品。
2020年製作/105分/G/イラン・フランス合作
原題:Ghasideyeh gave sefid
配給:ロングライド
公式サイト:https://longride.jp/whitecow/
INTRODUCTION


カンヌ国際映画祭の常連監督であるアスガー・ファルハディらを輩出し、世界的に注目を集める中東のイランから衝撃的な映画が届けられた。第71回ベルリン国際映画祭金熊賞&観客賞にノミネートされた本作は、これが2度目のタッグ作となるベタシュ・サナイハ、マリヤム・モガッダムの共同監督作品である。主人公のミナは、愛する夫を1年前に冤罪で処刑されてしまった女性。女優として長いキャリアを持つモガッダムは主演を兼任し、女性差別的な法律や風習が残るイランの現状を描出。未亡人でシングルマザーでもあるミナの苦闘を通して、“女性の生きづらさ”という普遍的な共感を呼び起こすテーマを追求した。
しかも本作は、多くの観客が予想するような再生や癒やしのドラマではない。日本と同じく死刑制度が存在するイラン社会の不条理に切り込んだモガダム監督は、あらゆる観客の心を激しく揺さぶり、ショッキングな結末が待ち受ける冤罪サスペンスを完成させた。すでに国際的な評価を確立したアスガー・ファルハディ、『悪は存在せず』で第70回ベルリン国際映画祭金熊賞を受賞したモハマド・ラスロフに続く、新たな才能の誕生を告げる一作である。なお自国ではイラン政府の検閲より正式な上映許可が下りず、3回しか上映されていない。
ストーリー
STORY
愛する人を冤罪で亡くした女の前に、
その男はなぜ現れたのか
その残酷な真実に触れたとき、あなたならどうしますか?
テヘランの牛乳工場で働きながら耳の聞こえない幼い娘ビタを育てるミナは、1年前に夫のババクを殺人罪で死刑に処せられたシングルマザー。
今なお喪失感に囚われている彼女は、裁判所から信じがたい事実を告げられる。ババクが告訴された殺人事件を再精査した結果、別の人物が真犯人だったというのだ。賠償金が支払われると聞いても納得できないミナは、担当判事アミニへの謝罪を求めるが門前払いされてしまう。理不尽な現実にあえぐミナに救いの手を差し伸べたのは、夫の旧友と称する中年男性レザだった。やがてミナとビタ、レザの3人は家族のように親密な関係を育んでいくが、レザはある重大な秘密を抱えていた。やがてその罪深き真実を知ったとき、ミナが最後に下した決断とは……。
STAFF
監督・脚本
ベタシュ・サナイハ
Behtash Sanaeeha
1978年、イラン・シーラーズ生まれ。土木工学の学位を取得後、短編映画、ドキュメンタリー、CMの脚本・監督を始め、テレビ向けのアニメシリーズ2本と映画1本を製作。イランの中流階級の苦悩を描いた長編映画デビュー作『Risk of Acid Rain』(2015)は、30以上の国際映画祭で上映された。次いで、アメリカとイランの和平を目指すエキセントリックなイラン人男性を追った長編ドキュメンタリー『The Invincible Diplomacy of Mr Naderi』(2017)をマリヤム・モガッダムと共同で監督。2018年には、スウェーデンのヨーテボリ国際映画祭でイングマール・ベルイマン賞の審査員を務めた。
監督・脚本・主演
マリヤム・モガッダム
Maryam Moghaddam
1970年、イラン・テヘラン生まれ。女優、脚本家、監督。スウェーデン・ヨーテボリのパフォーミング・アーツ・スクールを卒業。ヨーテボリ市立劇場など、スウェーデンの舞台で活躍。2013年のベルリン国際映画祭で銀熊賞を受賞したジャファル・パナヒとカンボジヤ・パルトヴィの『閉ざされたカーテン』など、数多くのイラン映画にも出演している。本作では主演のミナ役も務めている。
コメント
イングマール・ベルイマンの「処女の泉」を思い出した。
「神」の名の下に、罪悪感や世の理不尽さから目を逸らそうとする人々。
それは「神」に限らず、「国民感情」や「多数決」でも同じことか。
木村草太(憲法学者)
死刑大国イランで起きた冤罪による死刑執行。その結果として多くの人たちの人生が狂わされる。先進国では例外的な死刑存置国の日本に暮らす僕たちにとって、この事件は決して他人事ではない。ラストは思わず声が出た。そしてもう一つ。女性の映画でもある。
森達也(映画監督・作家)
これは、「白い牛(冤罪で殺された夫)」をめぐるイラン人女性ミナの話。
冤罪のリスクを認めず、死刑を「やむをえない」と8割が認めてしまう日本の私達に、はたして「白い牛(生贄)」は見えるのだろうか。
坂上香(ドキュメンタリー映画監督)
Kino cinema 横浜みなとみらい:14:15-16:00 (105分)
https://kinocinema.jp/minatomirai/movie/movie-detail/363
https://monad.txt-nifty.com/blog/2022/02/post-c9389f.html
「白い牛」:コーラン「雌牛の章」から、「死を宣告された無実の人」の暗喩。
コーラン第2章の雌牛章(Cow Surah、アル=バカラ)に因むもの、(全114章)(第2章:286節)(67節ー71節)
シャリア刑法のキサース(Qessas=同害報復刑)に関係している
(殺人罪の被害者の家族は、同害報復(キサース)を選び、加害者の死刑を求めることができる)
(加害者の罪を許し賠償金の支払いを求めることもできる)
(同害報復も全て神の御意志)
雌牛章178節にあるキサースが物語の軸。また白い牛は死を宣告された無実の人のメタファーのこと、
“アッラーは牛を屠るように命じている”という雌牛章の一節
旧約聖書申命記第21 章1〜9節:殺人の犯人を探すために雌牛を犠牲として神に許しを請う逸話
担当判事アミニ
ババクの古い友人、レザ
キサース(同害報復刑)の考えでミルクを差し出す
タイトルにもある“白い牛”については、イスラム教の聖典コーランに記された古代の寓話に由来しており、モガッダムは「イランの生活には近代的な側面がありますが、法律はイスラム法(シャリーア)に基づいています。宗教的な儀式における牛は、通常、生け贄とされています。本作における白い牛は、死を宣告された無実の人間のメタファーです。コーランの一章である雌牛は、キサースに関連しています。キサースとは“目には目を”という格言のとおり、同害報復刑を意味するシャリーア用語です。被害者の命や体の部位にまで金銭的価値がつけられ、加害者は何らかの形で賠償させられるのです」と、牛が表すメタファーから、イランにおける刑罰について説明。
続けて、サナイハは「このメタファーはタイトルの由来というだけではありません。例えば、ミナが見る牛の夢やミルクなど、脚本の中で繰り返し出てくるテーマです。ペルシャの文化や文学、特に詩においては、メタファーやダブルミーニングは非常に強い存在感を持っているので、自分たちの映画にもそういった複層的な解釈を取り入れるようにしています」とこだわりを語った。
And recall when Moses said to his people:
“Allah commands you to slaughter a cow”.
They answered: “Do you make a mockery of us ?”
Quran- Surah of the Cow (Al Baqarah)
モーゼは彼の民に言った
”神は牛を犠牲にせよと命じられた”
民は答えた
”私たちを嘲るのですか?”
コーラン 雌牛の章 (アル=バカラ)
https://www.amnesty.or.jp/human-rights/topic/death_penalty/statistics.html
死刑廃止 – 最新の死刑統計(2020)
クリックしてstatistics_DP_20200421.pdfにアクセス
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イラン映画 https://ja.wikipedia.org/wiki/イランの映画
アスガー・ファルハディ
https://ja.wikipedia.org/wiki/アスガル・ファルハーディー
https://ja.wikipedia.org/wiki/別離_(2011年の映画)
イラン・イスファハン出身。10代の頃から自主映画を撮り始め、テヘラン大学芸術学部で舞台演出の博士号を取得。イランの国営放送でラジオやTVドラマの脚本・演出を手がけ、2002年のエブラヒム・ハタミキア監督作「フライト・パニック ペルシア湾上空強行脱出」(日本劇場未公開)の共同脚本家として映画界でのキャリアをスタートさせた。翌03年、「Raghs dar Ghobar(英題:Dancing in the Dust)」で長編監督デビューを果たし、監督第4作「彼女が消えた浜辺」(09)でベルリン国際映画祭の銀熊賞(最優秀監督賞)に輝く。続く「別離」(11)は同映画祭の最高賞である金熊賞に加え、銀熊賞の最優秀男優賞と最優秀女優賞も受賞。アカデミー賞では外国語映画賞にノミネートされ、イラン映画として史上初のオスカー獲得を果たした。16年の「セールスマン」ではカンヌ国際映画祭の脚本賞を受賞。さらに2度目のアカデミー外国語映画賞を受賞したが、トランプ政権の移民政策等への反対を表明するため授賞式をボイコットした。
https://ja.wikipedia.org/wiki/彼女が消えた浜辺
https://ja.wikipedia.org/wiki/ある過去の行方
https://ja.wikipedia.org/wiki/セールスマン_(2016年の映画)
モハマド・ラスロフ Mohammad Rasoulof
「悪は存在せず」(2020) 第70回ベルリン国際映画祭金熊賞
https://ja.wikipedia.org/wiki/悪は存在せず
https://eiga.com/movie/92693/
2020年・第70回ベルリン国際映画祭コンペティション部門で最高賞の金熊賞を受賞。イランの死刑制度にまつわる4つのエピソードから、穏やかな日常がドラマティックに展開し、人間の尊厳を問う。ベルリン映画祭では、イラン政府と対立した監督が不在の受賞式となった。日本では同年の第33回東京国際映画祭のワールド・フォーカス部門で上映(国際交流基金アジアセンター共催上映)。「ドイツ映画祭 HORIZONTE 2021」(21年11月18~21日、東京・ユーロライブ)で上映。
2020年製作/151分/ドイツ・チェコ・イラン合作
原題:Sheytan vojud nadarad
https://2020.tiff-jp.net/ja/lineup/film/3304WFC12
『悪は存在せず』予告|There Is No Evil – Trailer|第33回東京国際映画祭 33rd Tokyo International Film Festival
サイード・ルスタイ 監督 Saeed Roustayi
1989年テヘラン生まれ。ソア大学の芸術・映画演出学科を卒業。2016年の第1回長編監督作「Life and a Day」(『ジャスト6.5 闘いの証』と同じく、ペイマン・モアディ、ナヴィッド・モハマドザデー、パリナーズ・イザドヤール共演)が、イランのアカデミー賞といわれるファジル国際映画祭で監督賞・脚本賞を含む9冠。2作目となる『ジャスト6・5 闘いの証』はイラン映画史上最大のヒット作となり(コメディ映画を除く)、東京国際映画祭でも監督賞を受賞。
「ジャスト6.5 闘いの証」(2019)
https://eiga.com/movie/91883/
イラン警察と麻薬組織のモラルなき戦いを臨場感たっぷりに描いた社会派クライムドラマ。薬物中毒者であふれるイランの街。イラン警察のサマド率いる麻薬撲滅チームは、麻薬組織の元締めナセル・ハクザドを逮捕するべく大規模な捜査に乗り出す。サマドたちは強引な手法で関係者を次々と連行し、ついにハクザドに接近するが……。サマド役に「別離」のペイマン・モアディ。2019年・第32回東京国際映画祭コンペティション部門で、最優秀監督賞と最優秀男優賞(ナビド・モハマドザデー)を受賞した(映画祭上映時タイトル「ジャスト 6.5」)。
2019年製作/134分/G/イラン
原題:Metri Shesh Va Nim
配給:オンリー・ハーツ
http://just6.5andwarden.onlyhearts.co.jp
イラン・トマン toman
リヤルがイランの公式通貨となった今でも、多くのイラン人は、毎日の取引に10リヤル単位の生産量の金高に対してトマンの単位を採用している。
トマンはモンゴル語で10000を意味する言葉「トゥメン」に由来しており、1932年までパフラヴィー朝の通貨だった。