2021年12月17日公開
第71回ベルリン国際映画祭で審査員グランプリを受賞したヒューマンドラマ。かつての恋人に親友が思いを寄せていることを知った女性を筆頭に、偶然と想像をテーマにした三つの物語が展開する。メガホンを取るのは『ドライブ・マイ・カー』などの濱口竜介。『十二人の死にたい子どもたち』などの古川琴音、『グッド・ストライプス』などの中島歩、『水の声を聞く』などの玄理のほか、渋川清彦、森郁月、甲斐翔真らが出演する。
あらすじ:https://www.cinematoday.jp/movie/T002…
公式サイト:https://guzen-sozo.incline.life/
(C) 2021 NEOPA / fictive
濱口竜介監督『偶然と想像』各話キャストからコメント到着【2021年12月17日公開】
世界がいまもっとも注目する映画作家・濱口竜介の最新作『偶然と想像』が2021年12月17日よりBunkamuraル・シネマほかにて全国公開。「偶然」をモチーフとした物語の中で、人のどんな本音、思惑が垣間見られるのか。各話ごとのキャストからそれぞれの見所や濱口監督とのエピソードが語られたコメント動画が到着いたした。
第1話『魔法(よりもっと不確か)』に出演した古川琴音、中島歩、玄理の3人は、それぞれ本作の見所を聞かれ、玄理は芽衣子(古川琴音)と和明(中島歩)のシーンで、「芽衣子(古川琴音)が和明(中島歩)に言ったあるセリフを言いたかった。映画史上に残る暴言!」。続けて古川、中島は「いつからそうなったの?」「3話ともみなさんが驚く内容の映画です。」と語る。また現場で「バチェラー」が話題になり、その概要を濱口監督に話したところ、「監督が大笑いして椅子から転げ落ちた!」と当時を振り返った。
第2話『扉は開けたままで』で大学教授・瀬川を演じた渋川清彦は「計3日間撮影日があって、20分近くの長回しのシーンがある。1日目は半分以上長回しのシーンを撮って、2日目、3日目もその長回しのシーンを最初から撮った。そこで『さすがだなハマちゃん! シビれました」と振り返った。甲斐翔真は「演技指導、レッスンのような、こんな世界もあるんだと言う片鱗を見た気がした。ご一緒できたのがとてもうれしいです」と初めての濱口組での思いを語った。
第3話『もう一度』に出演した占部房子、河井青葉は本作を「コメディ、SF、愛、ユーモア、いろんなジャンルが含まれている。3話とも違う話だが、どの話もないような、でも日常に起こり得るようなお話」だという。また撮影現場では「監督の提案で、現場では腰が据わるので「四股」を踏んでから撮影をスタートしていた。」と濱口監督ならではの思い出を振り返っている。
監督・脚本:濱口竜介『ドライブ・マイ・カー』(監督)『スパイの妻』(共同脚本)
古川琴音 中島歩 玄理 渋川清彦 森郁月 甲斐翔真 占部房子 河井青葉
プロデューサー:高田聡 / 撮影:飯岡幸子 / 整音:鈴木昭彦 / 助監督:高野徹 深田隆之 / 制作:大美賀均 / カラリスト:田巻源太 / 録音:城野直樹 黄永昌 / 美術:布部雅人 徐賢先 / スタイリスト:碓井章訓 / メイク:須見有樹子
エグゼクティブプロデューサー:原田将 徳山勝巳
製作:NEOPA fictive
配給:Incline
配給協力:コピアポア・フィルム
宣伝:FINOR / メゾン
2021年/121分/日本/カラー/1.85:1/5.1ch
(C) 2021 NEOPA / fictive
12/17(金)Bunkamuraル・シネマ他全国ロードショー『偶然と想像』
第71回ベルリン国際映画祭銀熊賞(審査員グランプリ)受賞
第22回東京フィルメックスオープニング作品
公式サイト)https://guzen-sozo.incline.life/
公式Twitter)@FilmWFF https://twitter.com/FilmWFF
予告編 https://www.youtube.com/watch?v=2HRq4…
10/30『偶然と想像』Q&A
有楽町朝日ホール
中島 歩(俳優)
濱口 竜介(監督)
神谷 直希(東京フィルメックス プログラム・ディレクター)
日本 / 2021 / 121分
監督:濱口竜介 ( HAMAGUCHI Ryusuke )
配給:Incline LLP
配給協力:コピアポア・フィルム
Japan / 2021 / 121min
Director:HAMAGUCHI Ryusuke
ご覧の動画のフルバージョンは、ONLINE FILMeXで視聴可能です。
ただしONLINE FILMeX のユーザー登録が必要です。
東京フィルメックスでは、コロナ禍の昨年、映画館でのフィジカル上映と並行して会期後にオンライン上映を行いました。
今年も、11/7(日)〜11/23(火)まで上映作品の一部を配信します。
※ ONLINE FILMeXでの配信は、2021年11月23日に終了いたしました。ありがとうございました。
甲斐翔真出演!映画「偶然と想像」舞台挨拶(第22回東京フィルメックス開会式)
濱口竜介監督初の短編集、映画「偶然と想像」が12月17日(金)全国公開!
公開に先駆けて舞台挨拶が行われ、古川琴音さん、玄理さん、渋川清彦さん、占部房子さん 河井青葉さん、濱口竜介監督、プログラム・ディレクターを務めた神谷直希さん、そして第二話に登場するゼミ生・佐々木演じる甲斐翔真が登壇しました。
「偶然」をテーマに3つの物語が織りなされる、濱口監督初、そして自身が「このスタイルをライフワークとしたい」と語る「短編集」となっています。
ぜひ動画にて舞台挨拶の様子をご覧ください。
映画「偶然と想像」
2021年12月17日(金)全国公開
出演:古川琴音・中島歩・玄理・渋川清彦・森郁月・甲斐翔真・占部房子・河井青葉
監督・脚本:濱口竜介
制作プロダクション:NEOPA fictive
配給:Incline
「第22回東京フィルメックス」
会期:10月30日(土)~11月7日(日)
会場:有楽町朝日ホール(メイン会場)/ヒューマントラストシネマ有楽町(レイトショー)
上映プログラム:東京フィルメックス・コンペティション、特別招待作品、メイド・イン・ジャパン部門プレ・オンライン配信を合わせた「全27作品」
▽「第22回東京フィルメックス」オフィシャルサイト
▽ストーリー
第一話「魔法(よりもっと不確か)」
撮影帰りのタクシーの中、モデルの芽衣子(古川琴音さん)は、仲の良いヘアメイクのつぐみ(玄理さん)から、彼女が最近会った気になる男性(中島歩さん)との惚気話を聞かされる。つぐみが先に下車したあと、ひとり車内に残った芽衣子が運転手に告げた行き先は──。
第二話「扉はあけたままで」
作家で教授の瀬川(渋川清彦さん)は、出席日数の足りないゼミ生・佐々木(甲斐翔真)の単位取得を認めず、佐々木の就職内定は取り消しに。逆恨みをした彼は、同級生の奈緒(森郁月さん)に色仕掛けの共謀をもちかけ、瀬川にスキャンダルを起こさせようとする。
第三話「もう一度」
高校の同窓会に参加するため仙台へやってきた夏子(占部房子さん)は、仙台駅のエスカ
レーターであや(河井青葉さん)とすれ違う。お互いを見返し、あわてて駆け寄る夏子と
あや。20年ぶりの再会に興奮を隠しきれず話し込むふたりの関係性に、やがて想像し得な
かった変化が訪れる。
▽映画「偶然と想像」オフィシャルサイト
https://guzen-sozo.incline.life/
【予告】映画『偶然と想像』公開記念 濱口竜介監督×三宅唱監督 トークショー【The Lounge トーク by 六本木 蔦屋書店】
【The Loungeトークby六本木 蔦屋書店】
映画『偶然と想像』公開記念 濱口竜介監督×三宅唱監督配信トークショー “短編を短編たらしめる”
の予告編です。
第71回ベルリン国際映画祭で審査員グランプリである銀熊賞を受賞した映画『偶然と想像』。
本作の公開を記念して、濱口竜介監督にご登壇頂いたトークショーを配信致します。対談のお相手として三宅唱監督をお招きし、お二人にとって“短編とは?”について語り合って頂きました。
前半は、まだ『偶然と想像』をご覧になられていないお客様でもお楽しみいただける内容となっております。後半は、“袋とじトーク”といたしまして、映画の内容に触れたトークをお送りいたします。配信期間ですと、何度でもご覧いただけるようになっておりますので、お好きなタイミングでお楽しみください。
さらに、濱口監督・三宅監督セレクトの短編作品を同時配信いたします。濱口竜介監督作品『天国はまだ遠い』。三宅唱監督作品『八月八日』。こちらのトークショーのチケットをご購入いただいたお客様は、そのままセットでお楽しみいただけます。
短編集という馴染みの薄い形態を、より理解する手助けになるかもしれません。
https://eiga.com/movie/94569/
「ハッピーアワー」「寝ても覚めても」の濱口竜介監督初の短編オムニバス。2021年・第71回ベルリン国際映画祭コンペティション部門に出品され、銀熊賞(審査員グランプリ)を受賞した。親友が「いま気になっている」と話題にした男が、2年前に別れた元カレだったと気づく「魔法(よりもっと不確か)」。50代にして芥川賞を受賞した大学教授に落第させられた男子学生が逆恨みから彼を陥れようと、女子学生を彼の研究室を訪ねさせる「扉は開けたままで」。仙台で20年ぶりに再会した2人の女性が、高校時代の思い出話に花を咲かせながら、現在の置かれた環境の違いから会話が次第にすれ違っていく「もう一度」。それぞれ「偶然」と「想像」という共通のテーマを持ちながら、異なる3編の物語から構成される。
2021年製作/121分/PG12/日本
配給:Incline
https://ja.wikipedia.org/wiki/偶然と想像
https://www.imdb.com/title/tt14034966/
公式サイト:https://guzen-sozo.incline.life
12/17(金)Bunkamuraル・シネマほかロードショー
監督・脚本 濱口竜介
『ドライブ・マイ・カー』(監督) 『スパイの妻』(共同脚本)
古川琴音 中島歩 玄理 渋川清彦 森郁月 甲斐翔真 占部房子 河井青葉
プロデューサー:高田聡 撮影:飯岡幸子 整音:鈴木昭彦 助監督:高野徹 深田隆之 制作:大美賀均 カラリスト:田巻源太
録音:城野直樹 黄永昌 美術:布部雅人 徐賢先 スタイリスト:碓井章訓 メイク:須見有樹子
エグゼクティブプロデューサー:原田将 徳山勝巳 製作:NEOPA fictive 配給:Incline 配給協力:コピアポア・フィルム 宣伝:FINOR メゾン
2021年/121分/日本/カラー/1.85:1/5.1ch



Introduction & Story


2020年のカンヌ映画祭では『ドライブ・マイ・カー』が脚本賞など4冠に輝き、2020年のベネチア国際映画祭では、共同脚本を手がけた『スパイの妻』が銀獅子賞(監督賞)、そして本作が第71回ベルリン国際映画祭で銀熊賞(審査員グランプリ)受賞するなど世界が最も注目する監督のひとりとなり、また日本映画の新しい時代をリードする存在となった濱口竜介。
待望の新作は、「偶然」をテーマに3つの物語が織りなされる初の、そして自身が「このスタイルをライフワークとしたい」と語る「短編集」となった。

親友同士の他愛のない恋バナ、大学教授に教えを乞う生徒、20年ぶりに再会した女友達…
軽快な物語の始まり、日常対話から一転、鳥肌が立つような緊張感とともに引き出される人間の本性、切り取られる人生の一瞬…
小さな撮影体制でリハーサル・撮影時間を充分に確保し、俳優たちの繊細な表現を丁寧に映した。まるで劇中に流れるシューマンのピアノ曲集『子供の憧憬』のように軽やかかつ精緻で、遊び心に溢れた俳優の演技は必見だ。
日本映画の新時代を感じさせる映画体験が、観るものの心を捉えるだろう。
第一話 魔法(よりもっと不確か)
撮影帰りのタクシーの中、モデルの芽衣子(古川琴音)は、仲の良いヘアメイクのつぐみ(玄理)から、彼女が最近会った気になる男性(中島歩)との惚気話を聞かされる。つぐみが先に下車したあと、ひとり車内に残った芽衣子が運転手に告げた行き先は──。
第二話 扉は開けたままで
作家で教授の瀬川(渋川清彦)は、出席日数の足りないゼミ生・佐々木(甲斐翔真)の単位取得を認めず、佐々木の就職内定は取り消しに。逆恨みをした彼は、同級生の奈緒(森郁月)に色仕掛けの共謀をもちかけ、瀬川にスキャンダルを起こさせようとする。
第三話 もう一度
高校の同窓会に参加するため仙台へやってきた夏子(占部房子)は、仙台駅のエスカレーターであや(河井青葉)とすれ違う。お互いを見返し、あわてて駆け寄る夏子とあや。20年ぶりの再会に興奮を隠しきれず話し込むふたりの関係性に、やがて想像し得なかった変化が訪れる。
Cast
第一話 魔法(よりもっと不確か)
古川琴音 / ふるかわ・ことね
1996年10月25日生まれ、神奈川県出身。2018年に女優デビュー。主な出演作に、連続テレビ小説「エール」(20/NHK)、「この恋あたためますか」(20/TBS)、「コントが始まる」(21/NTV)、映画『十二人の死にたい子どもたち』(19/堤幸彦監督作品)、『泣く子はいねぇが』(20/佐藤快磨監督作品)、『花束みたいな恋をした』(21/土井裕泰監督作品)、『街の上で』(21/今泉力哉監督作品)など。
今後は、短編映画『春』(10月1日公開/大森歩監督作品)や、初挑戦となるミュージカル「INTO THE WOODS」(2022年1月〜/日生劇場)の公演が控えている。
中島歩 / なかじま・あゆむ
1988年10月7日生まれ、宮城県出身。舞台「黒蜥蜴」のオーディションで200名の中から選ばれ、2013年に同舞台で俳優デビュー。その翌年、ドラマ「花子とアン」(14/NHK)に出演。主な出演作に『素敵なダイナマイトスキャンダル』(18/冨永昌敬監督作品)、『愛がなんだ』(19/今泉力哉監督作品)、『いとみち』(21/横浜聡子監督作品)、『水曜日が消えた』(20/吉野耕平監督作品)など。大河ドラマ「青天を衝け」(21/NHK)への出演、映画『愛なのに』(21/城定秀夫監督作品)の公開も控える。
玄理 / ひょんり
1986年12月18日生まれ、東京都出身。2014年に主演映画『水の声を聞く』(14/山本政志監督作品)で第29回高崎映画祭最優秀新進女優賞受賞。また、ソウル国際ドラマアワード2017でアジアスター賞受賞。主な映画出演作に『天国はまだ遠い』(16/濱口竜介監督作品)、『ハイヒール〜こだわりが生んだおとぎ話』(17/イ・インチョル監督作品)、『薔薇とチューリップ』(19/野口照夫監督作品)、『最初の晩餐』(19/常磐司郎監督作品)、『スパイの妻』(20/黒沢清監督作品)、『脳天パラダイス』(20/山本政志監督作品)など。
第二話 扉は開けたままで
渋川清彦 / しぶかわ・きよひこ
1974年7月2日生まれ、群馬県渋川市出身。モデルを経て、1998年に豊田利晃監督の『ポルノスター』で映画デビュー。以降、多くの映画やドラマなどで活躍する。主な出演作に『モーターズ』(15/渡辺大知監督作品)、『下衆の愛』(16/内田英治監督作品)、『追憶』(17/降旗康男監督作品)、『ルームロンダリング』(18/片桐健滋監督作品)、『菊とギロチン』(18/瀬々敬久監督作品)、『泣き虫しょったんの奇跡』(18/豊田利晃監督作品)、『半世界』(19/阪本順治監督作品)、『閉鎖病棟』(19/平山秀幸監督作品)、『ばるぼら』(20/手塚眞監督作品)。公開待機作に『燃えよ剣』(21年10月公開予定/原田眞人監督作品)を控える。
森郁月 / もり・かつき
1988年12月27日生まれ、大阪府出身。2003年より地元大阪にてモデルとして活躍し、2008年女優としてのキャリアをスタート。主な出演作に映画『ユートピア』(18/伊藤峻太監督作品)、『Sea Opening』(18/堀内博志監督作品)、『検察側の罪人』(18/原田眞人監督作品)、舞台「転校生」(15/Zeppブルーシアター六本木)など。
甲斐翔真 / かい・しょうま
1997年11月14日生まれ、東京都出身。2016年に「仮面ライダーエグゼイド」シリーズ(16〜18/EX)に出演し人気を博す。主な映画出演作に『覚悟はいいかそこの女子。』(18/井口昇監督作品)、『君は月夜に光り輝く』(19/月川翔監督作品)、『シグナル100』(20/竹葉リサ監督作品)、『君が世界のはじまり』(20/ふくだももこ監督作品)、『#ハンド全力』(20/松居大悟監督作品)、など。近年は 2020 年「デスノート THE MUSICAL」主演・夜神月役、「RENT」ロジャー役、2021年「マリー・アントワネット」フェルセン伯爵役、「ロミオとジュリエット」主演・ロミオ役を務めるなど活躍中。2021年10月から上演予定のミュージカル「October Sky-遠い空の向こうに-」では、主演・ホーマー・ヒッカム役を務める。
第三話 もう一度
占部房子 / うらべ・ふさこ
1978年1月9日生まれ、千葉県出身。1998年に舞台「夏の砂の上」でデビューし、その後舞台を中心に映画・ドラマなど幅広く活躍。主な出演作に舞台「CHIMERICA チャイメリカ」(19/世田谷パブリックシアター)、改訂版「埒もなく汚れなく」(19/シアター711)、「ミセス・クライン」(20/シアター風姿花伝)、映画では『寝ても覚めても』(18/濱口竜介監督作品)、『東京アディオス』(19/大塚恭司監督作品)、『コンプリシティ/優しい共犯』(20/近浦啓監督作品)、『風の電話』(20/諏訪敦彦監督作品)、『つぐない』(21/宮部一通監督作品)などに出演。今後、舞台「ラビット・ホール」(2022年2月〜/KAAT神奈川芸術劇場)の公演が控えている。
河井青葉 / かわい・あおば
1981年11月16日生まれ、東京都出身。10代からモデル活動を始め、20代で女優活動をスタート。以降、多くの映画・ドラマで活躍する。2015年に『お盆の弟』(大崎章監督作品)、『さよなら歌舞伎町』(廣木隆一)で第37回ヨコハマ映画祭助演女優賞を受賞。主な出演作は『私の男』(14/熊切和嘉監督作品)、『マエストロ!』(15/小林聖太郎監督作品)、『続 深夜食堂』(16/松岡錠司監督作品)、『二重生活』(16/岸善幸監督作品)、『望郷』(17/菊地健雄監督作品)、『あゝ、荒野 前後編』(17/岸善幸監督作品)、『こどもつかい』(17/清水崇監督作品)、『愛しのアイリーン』(19/吉田恵輔監督作品)、『高崎物語』(21/日向朝子監督作品)など。公開待機作に『ひらいて』(21年10月22日公開予定/首藤凛監督作品)がある。
Staff
監督・脚本:濱口竜介 / はまぐち・りゅうすけ
1978年神奈川県生まれ。2008年、東京藝術大学大学院映像研究科の修了制作『PASSION』がサン・セバスチャン国際映画祭や東京フィルメックスに出品され話題を呼ぶ。その後は日韓共同制作『THE DEPTHS』(10)、東日本大震災の被害を受けた人々の「語り」をとらえた『なみのおと』、『なみのこえ』、東北地方の民話の記録『うたうひと』(11~13/共同監督:酒井耕)、4時間を超える虚構と現実が交錯する意欲作『親密さ』(12)などを監督。15年、映像ワークショップに参加した演技経験のない4人の女性を主演に起用した5時間17分の長編『ハッピーアワー』が、ロカルノ、ナント、シンガポールほか国際映画祭で主要賞を受賞。商業映画デビュー作『寝ても覚めても』(18)がカンヌ国際映画祭コンペティション部門に選出され、共同脚本を手掛けた黒沢清監督作『スパイの妻〈劇場版〉』(20)ではヴェネチア国際映画祭銀獅子賞に輝く。本作『偶然と想像』は第71回ベルリン国際映画祭にて銀熊賞(審査員グランプリ)受賞。一足先に劇場公開された『ドライブ・マイ・カー』(21)では、第74回カンヌ国際映画祭にて脚本賞に加え、国際映画批評家連盟賞、AFCAE賞、エキュメニカル審査員賞も同時受賞。今、世界から最も注目される映画作家の一人として躍進を続けている。 (生年月日:1978年12月16日、現在42歳)
東京大学文学部卒業後、映画の助監督やTV番組のADを経て、東京藝術大学大学院映像研究科に入学。在学中は黒沢清監督らに師事し、2008年の修了制作「PASSION」がサン・セバスチャン国際映画祭や東京フィルメックスで高い評価を得る。酒井耕監督と共同制作した「東北記録映画3部作」と呼ばれるドキュメンタリー群(11~13)や、4時間を超える長編「親密さ」(12)などでメガホンをとる。15年に発表した監督・脚本作「ハッピーアワー」では、ロカルノ国際映画祭やナント国際映画祭など、数々の国際映画祭で主要な賞を受賞した。商業映画デビュー作品「寝ても覚めても」(18)が、カンヌ国際映画祭のコンペティション部門に選出されるなど、国内外で注目される。
https://ja.wikipedia.org/wiki/濱口竜介
https://mikiki.tokyo.jp/articles/-/30445
撮影:飯岡幸子 / いいおか・ゆきこ 映画美学校にて佐藤真氏に師事、映像制作を始める。東京藝術大学大学院映像研究科映画専攻修了。監督作品に『オイディプス王/ク・ナウカ』(2000年)、『ヒノサト』(2002年)。『偶然と想像』は、撮影監督の創造性に捧げられる映画祭である第42回マナキ・ブラザーズ国際撮影監督映画祭コンペティション部門に選出された。ほか撮影作品に『春原さんのうた』(2021年/杉田協士監督/第32回マルセイユ国際映画祭インターナショナル・コンペティション部門グランプリほか3冠受賞)、『ひかりの歌』(2017年/杉田協士監督)など。
J&B: 12:55-15:00 (121分)
https://www.bunkamura.co.jp/cinema/lineup/21_guzen.html
https://eiga.com/movie/94569/critic/
https://mainichi.jp/articles/20211210/dde/018/070/013000c