11/12(金)公開『ボストン市庁舎』予告編/フレデリック・ワイズマン監督最新作
フレデリック・ワイズマン監督最新作『ボストン市庁舎』
11/12(金)よりBunkamuraル・シネマ、ヒューマントラストシネマ有楽町、新宿シネマカリテほか全国順次ロードショー
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アカデミー名誉賞に輝く巨匠フレデリック・ワイズマンの「集大成」
『ニューヨーク公共図書館 エクス・リブリス』で知られるドキュメンタリー界の“生ける伝説”フレデリック・ワイズマンが選んだ新作の舞台は、ワイズマン生誕の地でもあるマサチューセッツ州のボストン市庁舎。カメラは飄々と市庁舎の中へ入り込み、市役所の人々とともに街のあちこちへ動き出す。そこに映し出されるのは、警察、消防、保健衛生、高齢者支援、出生、結婚、死亡記録など、数百種類ものサービスを提供する市役所の仕事の舞台裏。ワイズマンが軽やかに切り取るこれらの諸問題は、長年にわたり彼が多くの作品で取り上げてきた様々なテーマに通じ、まさにワイズマンの「集大成」ともいえる仕上がりだ。2020年「カイエ・デュ・シネマ」誌ベスト1に選出。
今コロナ禍で問われる「市民のための市役所」とは?
多様な人種・文化が共存する大都市ボストンを率いるのは、アイルランド移民のルーツを持つ労働者階級出身のマーティン・ウォルシュ市長(2021年3月23日よりアメリカ合衆国労働長官に就任)。2018~19年当時のアメリカを覆う分断化の中、「ここではアメリカ合衆国の問題を解決できません。しかし、一つの都市が変われば、その衝撃が国を変えてゆくのです。」と語る市長と市職員たちの挑戦を通して「市民のための市役所」の可能性が見えてくる。それはコロナ禍で激変する日本社会に暮らす私たちにもますます切実な問題だ。私たちが知る<お役所仕事>という言葉からは想像もできない、一つ一つが驚きとユーモアと問題提起に満ちた場面の数々。ボストン市庁舎を通して「人々がともに幸せに暮らしていくために、なぜ行政が必要なのか」を紐解きながら、いつの間にかアメリカ民主主義の根幹が見えてくるドキュメンタリーが誕生した。
監督・製作・編集・録音:フレデリック・ワイズマン
2020年/アメリカ/英語/274分/カラー/1.78 : 1/モノラル/DCP
原題:City Hall 字幕:齋藤敦子 後援:アメリカ大使館
配給:ミモザフィルムズ、ムヴィオラ
© 2020 Puritan Films, LLC – All Rights Reserved
https://eiga.com/movie/94410/
「ニューヨーク公共図書館 エクス・リブリス」などで知られるドキュメンタリーの巨匠フレデリック・ワイズマンが、自身の生まれ故郷であるマサチューセッツ州ボストンの市役所と街の姿を捉えたドキュメンタリー。多様な人種と文化が共存する大都市ボストン。カメラは市庁舎の中へ入り込み、市役所の人々とともに街のあちこちへと動き出す。警察、消防、保健衛生、高齢者支援、出生、結婚、死亡記録、ホームレスの人々の支援、同性婚の承認など数百種類ものサービスを提供する市役所の仕事の舞台裏、そして市民の幸せのために奮闘する市長マーティ・ウォルシュと市役所職員たちの姿を映し出す。山形国際ドキュメンタリー映画祭2021インターナショナル・コンペティション部門優秀賞受賞。
2020年製作/274分/G/アメリカ
原題:City Hall
配給:ミモザフィルムズ、ムヴィオラ
Frederick Wiseman誕生日1930年1月1日出身アメリカ/ボストン
ドキュメンタリー映画の巨匠。アメリカのイェール大学ロー・スクール卒業後、仏・パリでも法律を学び、帰国して弁護士になる。軍隊生活を経験した後、弁護士として働きながらボストン大学やハーバード大学で教鞭をとった。シャーリー・クラーク監督「クールワールド」(64)のプロデュースを機に映画界に足を踏み入れ、「チチカット・フォーリーズ」(67)で監督デビュー。70年に制作会社「ジポラフィルム」を設立し、米国の刑務所や病院、高校といった組織の構造に鋭く切り込むドキュメンタリーを数多く発表し続けている。日本での主な劇場公開作品は「コメディ・フランセーズ 演じられた愛」(96)、「パリ・オペラ座のすべて」(09)など。ドキュメンタリー以外では「セラフィータの日記」(80)、「最後の手紙」(02)の劇映画2作品を撮っている。
https://ja.wikipedia.org/wiki/ボストン市庁舎
https://www.pbs.org/show/city-hall/
公式サイト:https://cityhall-movie.com
INTRODUCTION
アカデミー名誉賞に輝く巨匠フレデリック・ワイズマンの「集大成」
『ニューヨーク公共図書館 エクス・リブリス』で知られるドキュメンタリー界の“生ける伝説”フレデリック・ワイズマンが選んだ新作の舞台は、ワイズマン生誕の地でもあるマサチューセッツ州のボストン市庁舎。カメラは飄々と市庁舎の中へ入り込み、市役所の人々とともに街のあちこちへ動き出す。そこに映し出されるのは、警察、消防、保健衛生、高齢者支援、出生、結婚、死亡記録など、数百種類ものサービスを提供する市役所の仕事の舞台裏。ワイズマンが軽やかに切り取るこれらの諸問題は、長年にわたり彼が多くの作品で取り上げてきた様々なテーマに通じ、まさにワイズマンの「集大成」ともいえる仕上がりだ。2020年「カイエ・デュ・シネマ」誌ベスト1に選出。
今コロナ禍で問われる
「市民のための市役所」とは?
多様な人種・文化が共存する大都市ボストンを率いるのは、アイルランド移民のルーツを持つ労働者階級出身のマーティン・ウォルシュ市長(2021年3月23日よりアメリカ合衆国労働長官に就任)。2018~19年当時のアメリカを覆う分断化の中、「ここではアメリカ合衆国の問題を解決できません。しかし、一つの都市が変われば、その衝撃が国を変えてゆくのです。」と語る市長と市職員たちの挑戦を通して「市民のための市役所」の可能性が見えてくる。それはコロナ禍で激変する日本社会に暮らす私たちにもますます切実な問題だ。私たちが知る<お役所仕事>という言葉からは想像もできない、一つ一つが驚きとユーモアと問題提起に満ちた場面の数々。ボストン市庁舎を通して「人々がともに幸せに暮らしていくために、なぜ行政が必要なのか」を紐解きながら、いつの間にかアメリカ民主主義の根幹が見えてくるドキュメンタリーが誕生した。
ABOUT BOSTON
ボストン市 City of Boston
米マサチューセッツ州北東部サフォーク郡に位置し、1630年設立したアメリカで最も歴史の古い街の1つ。現在、市民の半数以上を黒人・ヒスパニック・アジア系の有色人種が占める。トップレベルの高等教育機関を抱え、ボストン・レッドソックス、ボストン・セルティックスなどの名門スポーツチームを有する。
ボストン市庁舎 Boston City Hall
現在の市庁舎は、カルマン・マキンネル&ノウルズ設計により1968年竣工。当時のモダニズムの代表的建築物として知られる。
マサチューセッツ州会議事堂
建築家チャールズ・ブルフィンチによる設計で1798年竣工。フェデラル様式の名作の1つでアメリカ合衆国国定歴史建造物に認定。
バンカーヒル記念塔
バンカーヒルの戦いを記念し、1825年から17年の歳月を費やして建てられたアメリカ合衆国最初のオベリスク。
カスタムハウス・タワー
金融街マッキンリースクエアにある金融ビル。17世紀に建設されたカスタムハウスの一部で1915年に追加された。
フレデリック・ワイズマン
FREDERICK WISEMAN
1930年1月1日、ボストン生まれ。現在91歳。イェール大学法学部卒業。67年、初監督であるドキュメンタリー『チチカット・フォーリーズ』以降、様々な角度からアメリカを見つめる傑作を次々に発表。本作までにドキュメンタリー監督作は44を数え、世界の最も偉大なドキュメンタリー作家と称される。近作に『パリ・オペラ座のすべて』『ナショナル・ギャラリー 英国の至宝』『ニューヨーク公共図書館 エクス・リブリス』などがある。2014年にヴェネチア国際映画祭で 金獅子賞(特別功労賞)、2016年にはアカデミー賞名誉賞、2021年にカンヌ国際映画祭特別賞キャロス・ドールを受賞。
監督の言葉
『ボストン市庁舎』を私が監督したのは、人々がともに幸せに暮らしてゆくために、なぜ行政が必要なのかを映画を通して伝えるためでした。『ボストン市庁舎』では、アメリカがたどってきた多様性の歴史を典型的に示すような人口構成をもつ米国屈指の大都市で、人々の暮らしに必要なさまざまなサービスを提供している市役所の活動を見せています。ボストン市庁舎は、こうした市民サービスを合衆国憲法や民主主義の規範と整合のとれるかたちで提供することを目指しています。
ボストン市庁舎はトランプが体現するものの対極にあります。
FILMOGRAPHY
ドキュメンタリー
1967
チチカット・フォーリーズ Titicut Follies
1968
高校 High School
1969
法と秩序 Law and Order
病院 Hospital
1971
基礎訓練 Basic Training
1972
エッセネ派 Essene
1973
少年裁判所 Juvenile Court
1974
霊長類 Primate
1975
福祉 Welfare
1976
肉 Meat
1977
パナマ運河地帯 Canal Zone
1978
シナイ半島監視団 Sinai Field Mission
1979
軍事演習 Manoeuvre
1980
モデル Model
1983
ストア The Store
1985
競馬場 Racetrack
1986
視覚障害 Blind
聴覚障害 Deaf
適応と仕事 Adjustment and Work
多重障害 Multi–handicapped
1987
ミサイル Missile
1989
臨死 Near Death
セントラル・パーク Central Park
1991
アスペン Aspen
1993
動物園 Zoo
1994
高校2 High School II
1995
BALLET アメリカン・バレエ・シアターの世界(日本劇場公開)Ballet
1996
コメディ・フランセーズ 演じられた愛(日本劇場公開)La Comédie-Française ou L’Amour Joué
1997
パブリック・ハウジング Public Housing
1999
メイン州ベルファスト Belfast, Maine
2001
DVドメスティック・バイオレンス Domestic Violence
2002
DV2 Domestic Violence 2
2004
ガーデン The Garden
2006
州議会 State Legislature
2009
パリ・オペラ座のすべて(日本劇場公開)La Danse―Le Ballet de l’Opéra de Paris
2010
ボクシング・ジム Boxing Gym
2011
クレイジーホース・パリ 夜の宝石たち(日本劇場公開) Crazy Horse
2013
大学 At Berkeley
2014
ナショナル・ギャラリー 英国の至宝(日本劇場公開) National Gallery
2015
ニューヨーク、ジャクソンハイツへようこそ(日本劇場公開) In Jackson Heights
2017
ニューヨーク公共図書館 エクス・リブリス(日本劇場公開) EX Libris-The New York Public Library
2018
インディアナ州モンロヴィア Monrovia,Indiana
2020
ボストン市庁舎(日本劇場公開) City Hall
劇映画
1982
セラフィタの日記 Seraphita’s Diary
2002
最後の手紙 La Dernière Lettre
ヒューマントラストシネマ有楽町:11:40-16:30 (274分)
https://en.wikipedia.org/wiki/Marty_Walsh
トロント国際映画祭でのインタビューでワイズマンは「『ボストン市庁舎』は反トランプの映画であるが、それは市長と彼のもとで働く人たちが民主主義の規範を信じているからだ。彼らはドナルド・トランプが支持していないすべてのものを代表しているのだ」と答えた。
http://jcc.jp/news/17807168/
https://miyearnzzlabo.com/archives/77168
町山智浩 映画『ボストン市庁舎』2021.10.26【すべての人が観るべきドキュメンタリー、これが政治!】
https://eiga-pop.com/critic/191
https://news.yahoo.co.jp/articles/d83fe045be2bbf2d8bf6d8e26089127f2a2837c0
https://ameblo.jp/7owl/entry-12706991626.html
https://www.bs-asahi.co.jp/machiyama-now_cnn/
https://ja.wikipedia.org/wiki/ボストン
https://www.boston.gov
MEET THE MAYOR
Michelle Wu is the Mayor of Boston. She is a daughter of immigrants, Boston Public Schools mom to two boys, MBTA commuter, and fierce believer that we can solve our deepest challenges through building community.