9/4(土)公開/映画『ミス・マルクス』予告編
映画『ミス・マルクス』
9/4(土)よりシアター・イメージフォーラム、新宿シネマカリテほか全国順次公開
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カール・マルクスの伝説の娘エリノア その知られざる激動の半生を初映画化
19世紀を代表する哲学者、経済学者カール・マルクスの娘エリノア・マルクス。マルクス家の伝説の3姉妹の末娘であり、女性や子供たち、労働者の権利向上のため生涯を捧げ、43歳の若さでこの世を去ったエリノアの、時代を先駆けた女性活動家としての知られざる激動の半生を初めて映画化。
2020年ヴェネツィア国際映画祭2冠 主演ロモーラ・ガライ史上最高のパフォーマンス
主人公エリノアに扮するのは『エンジェル』(07)、『つぐない』(07)のロモーラ・ガライ、エイヴリング役に『戦火の馬』(11)のパトリック・ケネディほか英国を代表する実力派俳優が集結。監督・脚本を手掛けたのは、イタリア出身のスザンナ・ニッキャレッリ監督。ヴェネツィア国際映画祭オリゾンティ部門作品賞を受賞した前作『Nico, 1988』(17)で発揮した音楽センスをもって、エリノアの生き様にアメリカのパンクロック・バンド、ダウンタウン・ボーイズの楽曲を重ねた大胆な演出で、2020年ヴェネツィア国際映画祭コンペティション部門でベストサウンドトラックSTARS賞を含む2冠に輝き、2021年ダヴィッド•ディ•ドナテッロ賞11部門ノミネート、3冠受賞。
監督・脚本:スザンナ・ニッキャレッリ
出演:ロモーラ・ガライ、パトリック・ケネディ、ジョン・ゴードン・シンクレア、フェリシティ・モンタギュー、フィリップ・グレーニング
2020年/イタリア=ベルギー/英語・ドイツ語/107分/カラー/ビスタ/5.1CH
原題:Miss Marx 字幕:大西公子
後援:イタリア大使館、イタリア文化会館、ベルギー大使館
配給:ミモザフィルムズ ©2020 Vivo film/Tarantula
https://eiga.com/movie/93564/
19世紀を代表する哲学者、経済学者カール・マルクスの末娘で、女性や子ども、労働者の権利向上に生涯を捧げた活動家エリノア・マルクスの激動の半生を、パンクロックに乗せて描いた伝記ドラマ。1883年、イギリス。最愛の父カールを亡くしたエリノアは、社会主義者の劇作家エドワード・エイヴリングと出会い恋に落ちる。しかし、不実なエイヴリングヘの献身的な愛は、次第に彼女の心を蝕んでいく。エリノアは時代に先駆けた女性活動家として活躍しながら、苦悩に満ちた愛と政治的信念の間で引き裂かれていく。「エンジェル」のロモーラ・ガライが主演を務め、「戦火の馬」のパトリック・ケネディがエイヴリングを演じた。2020年・第77回ベネチア国際映画祭コンペティション部門に出品され、FEDIC賞とベストサウンドトラックSTARS賞を受賞。
2020年製作/107分/PG12/イタリア・ベルギー合作
原題:Miss Marx
配給:ミモザフィルムズ
https://ja.wikipedia.org/wiki/ミス・マルクス
公式サイト:https://missmarx-movie.com
ELEANOR MARXエリノア・マルクス
1855年1月16日、イギリス、ロンドンで、マルクス家の6人目の末娘として生まれる。
長女ジェニー、次女ラウラとエリノア以外の子どもたちは幼くして亡くなっている。ジェニー・ジュリア・エリノアと名付けられ、若い頃から「トゥッシー」のあだ名で呼ばれた。子どもの頃から政治に深い関心を抱き、10代から父の秘書として働く。労働者や女性の権利のための戦いに人生を捧げる一方で、父の遺作、そして「資本論」の英語版の刊行を手掛けた。また、幼い頃からウィリアム・シェイクスピアを始めとする文学や演劇への関心が深く、後に文学作品や演劇作品の翻訳も手掛けている。ギュスターヴ・フローベールの「ボヴァリー夫人」やヘンリック・イプセンの戯曲「海の夫人」や「民衆の敵」などを最初に英訳し、「人形の家」のノラ役を始め、その戯曲を俳優として演じることもあった。きわめて強い政治的信条を持ちながら、感情面では非常にもろかったエリノアは、劇作家・俳優で確固たる信念をもった社会主義者だったエドワード・エイヴリングとの有害な関係に負けてしまった。
エリノアの人生は、現代において女性であることがはらむ多くの矛盾や、女性解放の過程の複雑さを示している。ブルジョア階級、労働者階級を問わず、家庭内で女性が強いられる服従から、児童労働の残酷さに至るまで、いくつかの問題の緊急性を初めて明示したのが、エリノアと彼女の同志たちだった。1898年3月31日死去。享年43歳。
『エリノア・マルクス 1855-1898 ある社会主義者の悲劇』【オンデマンド版】
著者:都築忠七
発行:みすず書房(1984年初版発行)
INTRODUCTION
カール・マルクスの伝説の娘エリノア
その知られざる激動の半生を初映画化
19世紀を代表する哲学者、経済学者カール・マルクスの娘エリノア・マルクス。マルクス家の伝説の3姉妹の末娘であり、女性や子供たち、労働者の権利向上のため生涯を捧げ、43歳の若さでこの世を去ったエリノアの、時代を先駆けた女性活動としての知られざる激動の半生を初めて映画化したのが本作『ミス・マルクス』だ。
2020年ヴェネツィア国際映画祭2冠
主演ロモーラ・ガライ史上最高のパフォーマンス
主人公エリノアに扮するのは『エンジェル』(07)、『つぐない』(07)のロモーラ・ガライ、エイヴリング役に『戦火の馬』(11)のパトリック・ケネディほか英国を代表する実力派俳優が集結。監督・脚本を手掛けたのは、イタリア出身のスザンナ・ニッキャレッリ監督。ヴェネツィア国際映画祭オリゾンティ部門作品賞を受賞した前作『Nico, 1988』(17)で発揮した音楽センスをもって、エリノアの生き様にアメリカのパンクロック・バンド、ダウンタウン・ボーイズの楽曲を重ねた大胆な演出で、2020年ヴェネツィア国際映画祭コンペティション部門でベストサウンドトラックSTARS賞を含む2冠に輝き、2021年ダヴィッド・ディ・ドナテッロ賞11部門ノミネート、3冠受賞を果たしている。
STORY
1883年、イギリス。最愛の父カールを失ったエリノア・マルクスは劇作家、社会主義者のエドワード・エイヴリングと出会い恋に落ちるが、不実なエイヴリングへの献身的な愛は、次第に彼女の心を蝕んでいく。社会主義とフェミニズムを結びつけた草分けの一人として時代を先駆けながら、エイヴリングへの愛と政治的信念の間で引き裂かれていくエリノアの孤独な魂の叫びが、時代を越えて激しいパンクロックの響きに乗せて現代に甦る。
ロモーラ・ガライRomola Garaiエリノア・マルクス役
1982年8月6日、イギリス領香港生まれ。2004年、ジェームズ・マカヴォイと共演した『ダンシング・インサイド/明日を生きる』で、英国インディペンデント映画賞助演女優賞ノミネート、ロンドン映画批評家協会賞助演女優賞を受賞した。2007年、フランソワ・オゾン監督初となる英語作品『エンジェル』の主演に抜擢され、ゴールデングローブ賞作品賞(ドラマ部門)と英国アカデミー賞作品賞を受賞したジョー・ライト監督作『つぐない』にも出演。テレビドラマ『エマ 恋するキューピッド』(09)、『THE HOUR 裏切りのニュース』(11-12)で、それぞれゴールデングローブ賞テレビドラマ部門女優賞(ミニシリーズ・テレビ映画部門)にノミネートされている。その他の映画出演作に、『悪女』(04)や『アメイジング・グレイス』(06)、『ワン・デイ 23年のラブストーリー』(11)、『ラスト・デイズ・オン・マーズ』(13)、『未来を花束にして』(15)など。
監督・脚本:スザンナ・ニッキャレッリ Susanna Nicchiarelli
1975年、イタリア、ローマ生まれ。ピサ高等師範学校で学び、哲学の博士号を取得。2004年にイタリア国立映画実験センターの映画演出科を卒業。短編映画やドキュメンタリー映画を数本監督した後、2009年に『コズモナウタ 宇宙飛行士』(10、イタリア映画祭)で長編監督デビューを果たし、ヴェネツィア映画祭コントロカンポ・イタリアーノ部門で受賞、ダヴィッド・ディ・ドナテッロ賞で新人監督賞にノミネートされる。2017年に、トリーネ・ディアホムを主演に迎え、ヴェルヴェット・アンダーグラウンドで活動したドイツ人シンガー、ニコの伝記映画『Nico,1988』(17)を監督。『Nico, 1988』でヴェネツィア映画祭オリゾンティ部門作品賞、ダヴィッド・ディ・ドナテッロ賞で脚本賞含む4部門受賞に輝いた。本作『ミス・マルクス』は、2020年のヴェネツィア国際映画祭コンペティション部門に出品され2冠に輝き、2021年にダヴィッド・ディ・ドナテッロ賞11部門ノミネート、3冠を果たしている。
J&B:10:50-12:40 (107分)
https://www.imageforum.co.jp/theatre/movies/4533/