『ほえる犬は噛まない』予告編 ビデックスJPで配信中!
■あらすじ
中流家庭の住む閑静なマンション。うだつの上がらない大学の非常勤講師ユンジュは、出産間近の妻ウンシルに養われながら教授を目指している。だが最近、飼うことを禁止されているはずの犬の鳴き声がマンション内に響き渡り、なかなか出世できない彼をイラつかせていた。そしてある時、彼はたまたま犬を見つけると地下室に閉じこめてしまう。一方、マンションの管理事務所で働くヒョンナムは、平凡で退屈な毎日を送っていた。そんな時、団地に住む少女の愛犬ピンドリがいなくなったと知り、正義感を燃やしてビラ貼りを手伝い始めるのだった…。
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冒頭3分無料
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解説
「殺人の追憶」が大ヒットを記録し、一躍注目を集めたポン・ジュノの劇場長編初監督作。とあるマンションを舞台に、連続小犬失踪事件をめぐる騒動を描いた異色コメディ。中流家庭の住むマンションに暮らすユンジュは、うだつの上がらない大学の非常勤講師で、出産間近の妻ウンシルに養われながら教授を目指している。近頃マンションでは飼うことが禁止されているはずの犬の鳴き声が頻繁に響き、イラついていたユンジュは、たまたま見かけた犬を地下室に閉じ込めてしまう。一方、マンションの管理事務所で働くヒョンナムは、団地に住む少女の愛犬がいなくなったことを知り、迷い犬のビラ貼りを手伝うことに。その犬は手術をしているため吠えないというのが特徴で……。正義感の強いヒョンナムを、本作をきっかけにブレイクしたペ・ドゥナを演じた。
2000年製作/110分/韓国
原題:Barking Dogs Never Bite
配給:ファイヤークラッカー
監督 :ポン・ジュノ
Bong Joon-Ho
誕生日1969年9月14日
出身韓国
延世大学社会学科を卒業後、短編映画「White Man」(95)などを監督する。95年、韓国映画アカデミーを第11期生として卒業し、卒業制作の「支離滅裂」はバンクーバー国際映画祭や香港国際映画祭に招待された。長編映画初監督作は、00年の「ほえる犬は噛まない」(00)で、脚本も担当。カンヌ国際映画祭で話題を呼んだ「殺人の追憶」(03)や続く「グエムル 漢江の怪物」(06)は韓国で大ヒットし、日本でも注目を集める。初の海外作品となったオムニバス映画「TOKYO!」(08)では、ミシェル・ゴンドリーやレオス・カラックスらとともに監督を務めた。その後は「母なる証明」(09)を経て、クリス・エバンスやティルダ・スウィントンら欧米のキャストを招いた初の英語作品「スノーピアサー」(13)やNetflixオリジナル映画「オクジャ okja」(17)など独創的な作品を次々ものにする。そして「パラサイト 半地下の家族」(19)では、韓国映画として初めてカンヌ国際映画祭パルムドールを受賞。同作は第92回アカデミー賞でも、アジア映画として初めて作品賞を受賞する快挙を成し遂げ、ポン監督自身も監督賞、国際長編映画賞、脚本賞を受賞した。
ペ・ドゥナ
Bae Doona
本名:裵斗娜
誕生日1979年10月11日
出身韓国/ソウル
漢陽大学演劇映画学科に在籍していた99年からモデルとして活動する。同年、映画デビューも果たし、TVドラマ「学校」で注目を浴びる。ポン・ジュノ監督「ほえる犬は噛まない」(00)で初めて主演を務め、「子猫をお願い」(01)で映画批評家協会賞の主演女優賞を受賞する。山下敦弘監督の「リンダリンダリンダ」(05)に出演したのをきっかけに、日本でも知られるようになる。同作で韓国から留学してきた高校生を演じ、ザ・ブルーハーツの「リンダリンダ」や「僕の右手」を熱唱した。是枝裕和監督作「空気人形」(09)では、心を持ってしまった人形を演じる。その他の作品に「春の日のクマは好きですか?」(03)、「グエムル 漢江の怪物」(06)など。TVドラマ「ドラゴン桜 韓国版」「グロリア」(ともに10)は日本でも放送されている。
https://ja.wikipedia.org/wiki/ペ・ドゥナ
https://ja.wikipedia.org/wiki/リンダ_リンダ_リンダ
http://www.doona.net
ぺ・ドゥナ、世界が認める監督たちと一緒に仕事ができた理由/俳優研究所/WATCHA
”俳優研究所’はWATCHAで集めたデータとともに
‘俳優’という職業と人生について語る番組です。
https://ja.wikipedia.org/wiki/ほえる犬は噛まない
日本公式サイト:http://firecracker.mods.jp/hoeru_inu/index.html
INTRODUCTION
◆ とびっきりキュートでちょっぴりシュールなエンタテインメント・ムービー!!
【かいせつ】
“ちょっとありえない”ような“日常”のお話
閑静な郊外のマンションで、連続小犬失踪事件が発生する。
そこに登場するのは、自分の手で犯人を捕まえようと奔走する女子事務員とその親友。いつまでも大学教授になれずにいる甲斐性の無い夫と、その夫を養う年上の妻。いじわるそうな婆さんやうさん臭い警備員、そして個性的な小犬たち・・・等々愛すべきキャラクターたちが、綿密に計算された映像と全篇に流れる軽快なジャズの中を走り回る。これまでになかったような、既存のジャンルに納まらない新しい感覚が楽しめる作品が登場した。
本作が初長篇デビュー作となったポン・ジュノは386世代(60年代生まれの世代)の中でも評価が最も高い映画監督。2003年、春に公開された長篇第2作『殺人のおもいで』は、韓国で記録的な大ヒットとなった。
本作では、漫画的な表現やディテールにこだわった笑いを随所に仕掛け、“日常”ではありえない奇妙な事件や、荒唐無稽な状況を次々と創り上げている。その一方で、トボケた登場人物たちの内面に秘められている感情を丁寧に描き、それを、ストーリーが進むにつれて鮮明になっていく様々な色彩(特に黄色に注目)でも表現している。
元気がカラ回り気味な女子事務員ヒョンナムを演じ、さわやかな印象を残したペ・ドゥナは、CM、モデル、TV番組の司会やドラマ出演など、旺盛な活動の後、本作を機に本格的な女優業に転身した。韓国では『猫をお願い』(01)で数多くの女優賞を受賞し、最新作『チューブ』(02)も話題となった。
「美術館の隣の動物園」(98)や「アタック・ザ・ガス・ステーション!」(99)、「エンジェル・スノー」(01)など、出演作品ごとに様々な役柄を演じ分けるイ・ソンジェは、本作では、気弱で少しずる賢いがどこか憎めないユンジュ役を好演している。
都会的だけれども温かく、残酷に見えるがやさしげで、普通だけれどもファンタジーな“日常”を舞台に展開する、韓国発のエンタテインメント・ムービー。第13回東京国際映画祭をはじめ世界各国の映画祭で大反響を巻き起こし、日本でも一般公開を望む声が高かった本作が満を持しての公開となった。
ほえる犬は噛まない【諺】=口やかましい者ほど、実行が伴わないの意
狂ってるわけじゃない。正しいけでもない。 ただただまっすぐ、だからせつない、
ポ ン・ジュノ監督のデビュー作!これがデビュー作かよ、まいったな。オレは一から出直しだ!
監督:阪本順治
◆ 登場人物(と犬たち)
ヒョンナム:ペ・ドゥナ
マンションの管理事務所に勤めている。優しくて正義感は強いが、純粋すぎる天下のお人好し。尊敬する人物は、銀行強盗犯を素手で取り押さえて市民栄誉賞を受けた女性行員。人生の目標はその市民栄誉賞を取ってテレビに出ること。緊張するとフードをかぶってしまう癖がある。
ユンジュ:イ・ソンジェ
出産間近の妻に養われ、フリーターのような生活を送る大学の非常勤講師。教授となる為の賄賂を工面できずに頭を悩ます日々を送っている。肝心な時に限って、他愛の無いことに夢中になる傾向が見られる。最近の関心事は、マンション内に響き渡る犬の鳴き声。
チャンミ:コ・スヒ
マンション敷地内にある文房具店の店員。ヒョンナムの悪友でかなりのチェーンスモーカー。そして、計り知れない怪力の持ち主。“このアマ”という言葉をリアルに吐き捨て、世の中を冷ややかに眺めているが、ふとした時に意外な一面も見せるニクイ奴。
ウンシル:キム・ホジョン
ユンジュの2歳年上の妻。甲斐性の無い夫に代わって家計を支えている。夫に対する愛情表現はやや荒っぽく、ユンジュに対し自分のことを“お姉さん”と呼ばせようとしたり、ちょっと小バカにしているようにも見えるのだが...。
ピョン警備員:ピョン・ヒボン
マンションの警備員。仕事をする姿はあまり見かけず、ネギや食材が入った袋を下げて歩いている姿がしばしば目撃されている。言い逃れのための作り話には、非凡な才能を見せる。お気に入りの場所はマンションの地下室。
ツバ吐きばあさん:キム・ジング
ワンちゃんの飼い主。身寄りも無くこのマンションで一人暮らしをしている。どこにでもツバを吐く癖があり、どんな状況でも“切干大根論”を熱く語る。年のワリに身のこなしが軽い。
謎の男:キム・ルェハ
食欲のままに行動する住所不定の謎の男。おそらく無職。自分でも気付かないまま、小犬失踪事件に巻き込まれていく。持ち物はスプーン。
ピンドリ
シーズー。黄色いレインコートを着た少女の愛犬。小犬失踪事件の最初の犠牲犬となってしまった。特徴は“声帯手術をしている為ほえない”事。
ワンちゃん
カステラ好きのミニチュア・ピンシャー。間違えてチワワと呼ばれるのを最も嫌うプライドの高い犬。日夜ほえまくり、この事件のキー・・ワンとなる。
スンジャ
ウンシルが買ってきたプードル。ユンジュの生活に突然入り込み、夫婦の間に新たな揉め事をもたらす。毎晩イチゴ牛乳を飲まないと寝つけない優雅な体質。
STORY
◆ ものがたり
迷い犬を探しています-特徴:手術をしているため・・・・ほえない。
●ユンジュは怒っていた。
ユンジュは出産間近の妻に養われている大学の非常勤講師。なかなか教授になれず妻との間にも冷たい風が吹いていた。そんな状況もあり、最近はマンション内に響き渡る犬の鳴き声に神経過敏となっていた。そんなある日、隣のドアの前にチョコンと座る犬を見つけると、おもわず地下室へ閉じ込めてしまうのだった。
●ヒョンナムは立ち上がる。
ヒョンナムはマンションの管理事務所で働く女の子。脱け殻のごとく仕事をする毎日を送っていた。ところが、マンションに住む少女の愛犬ピンドリが行方不明と知り、眠っていた“正義感”に火がついてしまう。そして、街のいたる所に小犬捜索のチラシを貼りまくるのだった。
●ユンジュは困惑していた。
教授になるには学長への賄賂が必要だと先輩に諭され、ヤケ酒を飲んで家に帰ったユンジュ。そこへまたしても聞こえてくる犬の鳴き声! なんと、その声の主はツバ吐きばあさんのワンちゃんだった。自分の間違いを悟ったユンジュは、無実の小犬を救出するため地下室に向かう。
●警備員は語り出す。
閉じこめた小犬が消えていることに焦るユンジュは、物音に気づいて身を隠す。そこに現れたのは警備員ピョン。何やら美味しそうなナベの準備を始めるが、たまたまやって来た管理主任に見つかってしまう。そこでピョンは、このマンションに隠されている秘密を語り出す。あくまでもこの場を取り繕う為に。
●ヒョンナムは追撃する。
友人のチャンミと屋上でだらだらするヒョンナム。ところが! 持っていた双眼鏡で向かいの屋上を覗いた時、そこにいた男の衝撃的な行動を目撃してしまう。追うヒョンナムと逃げる男。あと少しで犯人に手が届く!と思えたその瞬間、ある部屋のドアが開き出し...。
●ユンジュは苦悩していた。
ユンジュと妻ウンシルとの間にはお互いの不満が渦巻いていた。そんなある日ユンジュは、ウンシルの愛犬スンジャを散歩させている途中で見失ってしまう。激怒するウンシルに対してユンジュも今までの不満をぶつけてしまうのだが、ウンシルが胸の内を語りだすと...。
●ヒョンナムはヒーローを目指す。
少女の愛犬ピンドリ。ツバ吐きばあさんのワンちゃん。そして、ウンシルの大事なスンジャ。ヒョンナムは、彼女の非力さと天然ぶりを心配するチャンミの警告も耳に入らず“小犬失踪事件”の犯人を捕まえて市民栄誉賞を受賞するために疾走(ムダも多い)を開始する!
●ヒョンナムとユンジュは歩き出す。
ヒョンナムの活躍(?)とチャンミの力技で解決をみた“小犬失踪事件”だが、その代償にヒョンナムは職場をクビになってしまう。そして、夢見ていた“市民栄誉賞”や“TV出演”は...。一方、ユンジュも自分の変化にとまどいを感じていた。 (ヨッパライ状態で)月夜の晩に再会する二人。何故か夜更けのランニングを始めてしまう。あたかも、あの日のように。
CAST & STAFF
◆ 出演者
ペ・ドゥナ(パク・ヒョンナム)
1979年10月11日生まれ。
韓国では一般大衆、特に若い世代から熱烈な支持を受け“大衆に選ばれたスター”と呼ばれている。漢陽大学の演劇映画科在学中に街頭でスカウトされファッション・モデルとしてキャリアをスタートさせた。以後、数多くのファッション誌やCFに出演し、TV音楽番組のMCやラジオのDJ等、幅広い活躍をしてきた。映画デビュー作は『リング(韓国版)』(99)だが、本作「ほえる犬は噛まない」での韓国青龍賞新人女優賞の受賞を機に本格的な女優業を開始した。彼女自身が「ほえる犬は~」を女優としての処女作だと言い切る程、本作に対する想い入れが深いという。
TVドラマでは韓国人気ナンバーワン若手俳優ウォンビンと共演した「クァンキ」や「威風堂々の彼女」などに出演しており、韓国ドラマブームとなっている日本でも知名度が急速に上がってきている。
劇場公開作も「ほえる犬は噛まない」の皮切りに「猫をお願い」「復讐者に憐れみを」「チューブ」などの日本公開が待機中で、本年から2004年にかけて日本でもブレイクが予想される。
イ・ソンジェ(コ・ユンジュ)
1970年8月23日生まれ。1997年に東国大学演劇映画学科を卒業。
1995年からテレビドラマで活動を開始し『イエスタデイ』『地平線の向こうに』『嘘』などへの出演で人気となる。1998年に「美術館の隣の動物園」で映画デビューを飾り、以後、『チャグィモ』(99)「アタック・ザ・ガス・ステーション!」(99)「エンジェル・スノー」(00)などに出演。1999年テジョン賞、ペクサン芸術大賞、映画批評家賞新人男優賞を受賞するなど、すでに韓国映画界で主演クラスの俳優としての地位を確立している。
出演作品ごとに自分のイメージやキャラクターをカメレオンのように演じ分けるイ・ソンジェだが、彼にとって4本目の出演映画となった本作「ほえる犬は噛まない」では、少しずる賢くて残忍だが小市民的なユンジュ役を好演しさらに演技の幅を広げている。
現場の証言によると、彼は本作の撮影中ずっと、普段のイメージから離れ、“崩れた”キャラクターになりきっていたという。共演したペ・ドゥナが撮影終了後、イ・ソンジェに会った時「撮影中は、イ・ソンジェさんがこんなにハンサムだとは思わなかった」と感嘆しながら語っていたという。
氷雨 エンジェル・スノー 風林高(新羅の月夜) 公共の敵 ほえる犬は噛まない チャグィモ アタック・ザ・ガス・ステーション! 第20回青龍賞/新人男優賞 美術館の隣の動物園 第36回大鐘賞/新人男優賞 第19回映画評論家協会賞/新人男優賞590
【 監督 】 ポン・ジュノ Bong joon-ho
1969年9月14日生まれ。
1995年、韓国映画アカデミー11期卒業。在学中に製作した短編映画『支離滅裂』が高い評価を受けた。
本作が長編デビューとなったポン・ジュノは、ユーモアと想像力を持って作品を描き出し、登場するキャラクターたちの人間性を様々な角度から切り取って表現してみせた。
その設定についてポン・ジュノは「どんな組織にも、役に立たないように見えるが、常に必要な仕事をしている人たちがいる。その一方で、華やかに見えるが、実は卑屈に生きている知識人たちもいる。この映画では、例えば管理事務所で働くヒョンナムは明るさを象徴し、大学講師のユンジュは暗闇を象徴している。全く異なる立場の二人が同じ状況に置かれたとき視点が食い違う面白さ、対照的な反応を面白く描いてみたかった」と語っている。
最新作『殺人のおもいで』は韓国で空前の大ヒットとなり、韓国映画界でも期待の若手監督としてトップに踊り出た。
https://ja.wikipedia.org/wiki/ポン・ジュノ
音楽/チェ・ソンウ
1963年生まれ。
延世大学哲学科卒業、大学院修士課程および博士課程修了。
延世大学、忠北大学にて美学科および哲学科の講師を勤める。
《映画音楽担当作品》
1996年『ランナウェイ』
1998年「八月のクリスマス」(1999年テジョン賞映画音楽賞ノミネート)
「情事」『約束』
1999年「ヤンガリー」「少女達の遺言」『情け容赦なし』
監督:ポン・ジュノ
製作総指揮:チャ・スンジェ(「八月のクリスマス」「イルマーレ」「春の日は過ぎゆく」『武士』)
製作:チョ・ミンファン
脚本:ポン・ジュノ/ソン・テウン/ソン・ジホ
音楽:チョ・ソンウ
撮影:チョ・ヨンギュ(「バッド・ムービー」「美術館の隣の動物園」)
照明:パク・チョンファン(「モーテル・カクタス」)
ユーロスペース 2004 10/18~12/12
109分
英題とそれを直訳した邦題『ほえる犬は噛まない』は、「口やかましい者ほど、実行力・実力が伴わない」という意味の諺。
https://cinemakorea.org/korean_movie/movie/furandasu.htm
CINEMA KOREA
https://www.videx.jp/detail/cinema/v_c_ryosenmytheater/cmyc1738_0001/index.htm?ref_youtube
VIDEX
あらすじ
中流家庭の住む閑静なマンション。うだつの上がらない大学の非常勤講師ユンジュは、出産間近の妻ウンシルに養われながら教授を目指している。だが最近、飼うことを禁止されているはずの犬の鳴き声がマンション内に響き渡り、なかなか出世できない彼をイラつかせていた。そしてある時、彼はたまたま犬を見つけると地下室に閉じこめてしまう。一方、マンションの管理事務所で働くヒョンナムは、平凡で退屈な毎日を送っていた。そんな時、団地に住む少女の愛犬ピンドリがいなくなったと知り、正義感を燃やしてビラ貼りを手伝い始めるのだった…。
解説
迷い犬を探しています― 特徴:手術をしているため・・・ほえない。閑静な郊外のマンションで起こった連続小犬失踪事件を巡るシニカルコメディ!管理事務所のさえない女子事務員、いつまでも大学教授になれずにいる甲斐性の無い夫と年上の妻。いじわるそうな婆さんやうさん臭い警備員、そして個性的な小犬たち・・・愛すべきキャラクターたちが小犬失踪事件を巡りドタバタを繰り広げる“ちょっとありえない”ような“日常”のお話。第13回東京国際映画祭をはじめ世界各国の映画祭で大反響を巻き起こしたポン・ジュノ長編デビュー作!
https://miyearnzzlabo.com/archives/62637
町山智浩・宮藤官九郎・伊勢志摩 ポン・ジュノ作品を語る
https://tomomachi.stores.jp/items/5e888214e20b047d7d8d0f24
町山智浩の映画トーク ポン・ジュノ監督の世界。