https://www.dailymotion.com/video/x82a7qj
NNNドキュメント「セックスと同意−「性犯罪」刑法は変わるのか-」 0510 202106280125
【放送日】
▼地上波放送
日本テレビ系列全国放送 6月27日(日)25:25~26:20
▼BS
BS日テレ 7月11日(日)8:00~
▼CS・ケーブルテレビ
日テレNEWS24 7月 4日(日)5:00~/24:00~
サイト:https://www.ntv.co.jp/document/backnumber/articles/1894swwxjy084crxd1kc.html
「同意のない性行為を犯罪に」今、性被害者らが刑法改正を求めて声を上げている。なぜなら今の性犯罪の刑法には「暴行・脅迫を用いたもの」などの規定があり、性被害の実態に見合っていないからだ。一方、冤罪のリスクなどを理由に反対の声も。国は、刑法改正の議論を進めている。他にも「性交同意年齢」「時効」など課題は山積みだ。「私たちは、どんな法律を、どんな社会を選ぶべきか」。被害者や専門家への取材を通じて考える。
https://kakaku.com/tv/channel=4/programID=4003/episodeID=1480455/
「NNNドキュメント ~セックスと同意-「性犯罪」刑法は変わるのか?~」 2021年6月28日(月)放送内容 日本テレビ
「NNNドキュメント」 2021年6月28日(月)放送内容
『セックスと同意-「性犯罪」刑法は変わるのか?』
2021年6月28日(月) 01:25~02:20 日本テレビ
【声の出演】 林原めぐみ
【その他】 岡野めぐみ , 上谷さくら , 齋藤梓 , 山本潤 , 後藤貞人 , 嘉門優 , 岡本泰典 , 本村翔太
(オープニング)
川越少年刑務所
性犯罪者が多く収容されている川越少年刑務所では15年前から再犯防止の指導に力を入れている。グループで行う認知行動療法で、派手な格好をした女性は誘っているなどのゆがんだ考えを修正し、問題行動の改善を図るのだという。
* 情報タイプ:施設 地域:埼玉県 電話:049-242-0226 住所:埼玉県川越市南大塚1508
上智大学
「性的同意」とは性的な行為をするときに言葉や態度で同意を確認し合うこと。この「性的同意」を広めるサークルが数年前から各大学で立ち上がった。加害者にならないためにも「性的同意」を文化にしていきましょうと話し合った。
* 情報タイプ:企業 URL:http://www.sophia.ac.jp/
早稲田大学
* 情報タイプ:企業 URL:http://www.waseda.jp/
慶應義塾大学
* 情報タイプ:企業 URL:http://www.keio.ac.jp/
国際基督教大学
* 情報タイプ:企業 街名:三鷹 URL:http://www.icu.ac.jp/
(次週予告)
https://ameblo.jp/gitarcla/entry-12683052551.html
https://jcc.jp/news/17386489/
2021/07/11 BS日テレ 【NNNドキュメント’21】
セックスと同意-「性犯罪」刑法は変わるのか-
ことし5月21日、法務省の検討会は報告書をまとめた。
検討会は「性犯罪の処罰規定の本質は、被害者が同意していないにもかかわらず性的行為を行うことにある」と結論づけた。
その一方で、被害者らが処罰の条件を「不同意」にするべきと訴えた点については、「課題が残る」とした。
フランス、弁護士に言及。
上川陽子法務大臣の映像。
性暴力被害の相談:#8891(全国共通)。
https://jcc.jp/news/17386432/
2021/07/11 BS日テレ 【NNNドキュメント’21】
セックスと同意-「性犯罪」刑法は変わるのか-
大学院で法律を学び、弁護士を目指している岡野めぐみは3年前、性被害に遭った。
大学の先輩から、付き合っている女性のことで悩んでいると相談を持ち掛けられた帰り道、半ば先輩の家に強引に上がらせられたという。
先輩は弁護士をつけ、暴行や脅迫がなかったため犯罪には当たらないと示唆してきた。
訴えることさえ簡単ではない状況は、被害者に大きな絶望をもたらしている。
「性犯罪」で最も多いのは、罠にはめるを意味するエントラップメント型。
顔見知りから心理的に追い詰められ、逃げられなくなるケースだ。
いまの刑法は適切なのか、法務省は刑法改正について議論する検討会を開始。
検討会の委員は、刑法学者、弁護士、精神科医など17名の有識者。
複数の論点を1年かけて議論した。
中でも、大きな論点の1つが「暴行、脅迫」要件。
被害当事者であり、検討委員会委員でもある山本潤は、処罰条件を不同意にし、客観的証拠に基づいて犯罪にすべきとの改正案を提案した。
2017年の刑法改正では、「強姦罪」は被害者の性別を女性に限定していたが、「強制性交等罪」となり性別も問わなくなった。
弁護士・上谷さくら、公認心理師・齋藤梓、森まさこ法務大臣(当時)、弁護士・小島妙子、弁護士・宮田桂子のコメント。
警察、PTSD、精神障害、居酒屋、事件化、飲酒型、全国の被害者からの回答5899件、LGBTQに言及。
フラワーデモの映像。
https://camp-fire.jp/goodmorning/issues/sexcrime_laws
2020年、性犯罪に関する刑法改正が求められている理由
https://www.huffingtonpost.jp/entry/story_jp_60417911c5b613cec15c6b13
なぜ、性犯罪の刑法改正が必要なの? いま知ってほしいこと、わかりやすく解説
https://www.huffingtonpost.jp/2017/07/13/sexual-offence_n_17471320.html
強制性交等罪とは? 性犯罪の厳罰化で変わった5つのこと「男性も被害者」「告訴いらず」【わかりやすい解説】
https://www.huffingtonpost.jp/2017/04/27/criminal-law-amendment_n_16285608.html
性犯罪被害者が語る、刑法改正を早く実現するべき2つの理由 「私は3歳から父に性虐待を受けて育ちました」
https://www.huffingtonpost.jp/2017/05/29/sexual-offenses_n_16874018.html
元TBS支局長を性犯罪被害で告発した女性が会見 性犯罪厳罰化の早期実現求める声高まる
https://news.yahoo.co.jp/byline/ogawatamaka/20170227-00068160
【性犯罪刑法改正】一番大事な「同意」の話
法務省 性犯罪に関する刑事法検討会 各委員から提出された自己紹介及び意見
https://www.news24.jp/articles/2021/05/21/07875923.html
https://www.nhk.or.jp/heart-net/article/128/
一般社団法人 Spring 見直そう! 刑法性犯罪 〜性被害当事者の視点から〜
刑法性犯罪改正に取り組むワケ
https://ja.wikipedia.org/wiki/性的同意
https://ja.wikipedia.org/wiki/性的同意年齢
https://www.tokyo-np.co.jp/article/11839
スウェーデン「イエス」なき性交は犯罪 国内規定「さらなる改正必要」
CHOSE LIFE PROJECT
【番組概要】
2021年4月5日(月)20:00-21:00
性暴力をめぐる刑法改正についての番組を配信します。2017年の改正で積み残された課題。更なる見直しが議論されていますがその行方は?”No means No”とは何かについても考えます。
4/5 What’s “No means No”? 性暴力の刑法改正に向けて、何が議論されているのか #性犯罪刑法改正
【出演】
永井玲衣(MC/哲学研究者)
山本潤(一般社団法人「Spring」代表理事)
寺町東子(弁護士)
鶴田七瀬(一般社団法人「ソウレッジ」代表)
性暴力に関する刑法改正
残された課題
・「暴行」「脅迫」「抵抗不能」要件
・パートナーからの性犯罪
・「地位・関係性」を利用した性犯罪
・性交同意年齢(13歳)
・公訴時効
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番組内容
2017年6月16日成立「性犯罪」刑法改正(7月13日施行)
警察相談後
被害届受理46%、検察起訴6%
刑法第177条(強制性交等)
十三歳以上の者に対し、暴行又は脅迫を用いて性交、肛門性交又は口腔性交(以下「性交等」という。)をした者は、強制性交等の罪とし、五年以上の有期懲役に処する。十三歳未満の者に対し、性交等をした者も、同様とする。
(被害者の性別は問わない)
https://ja.wikibooks.org/wiki/刑法第177条
(改正前)強姦
暴行又は脅迫を用いて十三歳以上の女子を姦淫した者は、強姦の罪とし、三年以上の有期懲役に処する。十三歳未満の女子を姦淫した者も、同様とする。
(被害者の性別を女性に限定)
刑法第176条(強制わいせつ)
13歳以上の者に対し、暴行又は脅迫を用いてわいせつな行為をした者は、6月以上10年以下の懲役に処する。13歳未満の者に対し、わいせつな行為をした者も、同様とする。
https://ja.wikibooks.org/wiki/刑法第176条
(平成29年改正前において、強制わいせつ罪の特別法の位置づけになる強姦罪等については、犯罪の主体は男性のみであった。一般法である強制わいせつ罪は犯罪の主体は男女を問わなかったため、それを明示する意図も含め「男女」と記したものであるが、平成29年改正により、強姦罪等の後継である強制性交等の一連の罪の主体は性別を問うことが無くなったので、「男女」の明記を一般的な表記にしたもの。)
第178条(準強制わいせつ及び準強姦)
1. 人の心神喪失若しくは抗拒不能に乗じ、又は心神を喪失させ、若しくは抗拒不能にさせて、わいせつな行為をした者は、第176条の例による。
2. 人の心神喪失若しくは抗拒不能に乗じ、又は心神を喪失させ、若しくは抗拒不能にさせて、性交等をした者は、前条の例による。
第22章 わいせつ、強制性交等及び重婚の罪(第174条~第184条)
第174条(公然わいせつ)
第175条(わいせつ物頒布等)
第176条(強制わいせつ)
第177条(強制性交等)
第178条(準強制わいせつ及び準強制性交等)
第178条の2 削除(集団強姦等)
第179条(監護者わいせつ及び監護者性交等)
第180条(未遂罪)
第181条(強制わいせつ等致死傷)
第182条(淫行勧誘)
第183条 削除(姦通):刑事罰としての姦通罪は廃止.
第184条(重婚)
岡野めぐみ
暴行・脅迫あり==>犯罪
暴行・脅迫なし==>犯罪ではない
同意の上(同意していた)=暴行・脅迫はなかったーー>犯罪でない
弁護士:上谷(上谷)さくら
フラワーデモ(性暴力に抗議するデモ) (被害者)「性被害」?
公認心理師:斎藤梓
<性被害4つのケース>
奇襲型
飲酒・薬物使用を伴う型
性虐待型
エントラップメント型(罠にはめる)(加害者は顔見知りが多い)
(逆らう・断ると、仕事上、不利益を被る)思い込まされる。(明確な(直接の)暴行・脅迫なし) 「裁かれない性暴力」
2020年6月
「性犯罪に関する刑事法検討会」
森まさこ(法務大臣)
17名
弁護士・小島妙子 (被害者側)
弁護士・宮田桂子 (被告人側)
弁護士・上谷さくら (暴行・脅迫+「欺罔ぎもう」「不意打ち」「威迫」「監禁」など(刑罰する)
山本潤 (実態・被害を刑法に反映)
アンケート(5899回答)「被害者の実地調査」
警察に相談 15%
被害届を受理 7%
(暴行・脅迫あり6%)
改正案「不同意性交等罪」の創設 (同意のない性行為)客観的証拠に基づいて犯罪に
男性・LGBTQの被害
論点
「暴行・脅迫」要件
「同意のない性行為」が犯罪になる国・地域
イギリス・カナダ・ドイツ・スウェーデン・デンマーク・ベルギー・アメリカニューヨーク州・台湾
「被害者の救済」スウェーデン
<レイプ罪の対象>自発的に参加していない者に対して性交等を行った者
Yes means Yes型 (自発的な参加が必要)
「同意を確認するために何をしたのか」にフォーカス
「すべての人が性的な自己決定権を持っていて、それが尊重されなければならない」ことを明示。
「不同意」が犯罪要件になることに、 懸念の声
冤罪のケースが出てくる
「100%冤罪が起きないとは言えない」が、
被害者の供述だけに頼るわけではない。
有罪にするためには裏づけとなる証拠が必要。
(友人に話した内容、すぐに警察に通報したか、被害後の様子を家族がどう見ていたか、SNSや友人とのチャットなど)
弁護士・後藤貞人(被告人の弁護) 冤罪が増える
・刑罰を科する犯罪は明確でなければならない
・「暴行・脅迫」は、している方もわかる、されている方も分かる、第3者から見てもわかる、外形的なもの
・一方、「不同意」は内心ですよね、被害者の内心
「同意したと思われたけど、実は同意していなかった」そんなことはいくらでもある。だって内心だもん、だって揺れ動くんだもん
冤罪は増える、と考えるべきではないか。
刑法学者(立命館大学教授)・嘉門優
・(日本が)性行為の時にYESという文化なのか(その文化にはまだ到達していない)若者の教育もない
・相手の子が、「実はYESじゃなかった」と(言った場合)「あなたは犯罪です」ということは
刑法学者として「刑法で処罰する」という判断をすることに対して、懸念がはある。
それで一生レイプ犯ですからね。
「不同意」を処罰の条件とすべきか
(被告人の弁護の立場から)
・殺人や窃盗は、誰が見ても犯罪ですが、
性行為はそれ自体が犯罪ではありません。
「本来取り締まるべきではない性行為」について
議論してから法改正の議論をすることが必要です。
被害者の救済と刑を科す重み
論点2
性交同意年齢(成功に同意する判断ができる年齢)
13歳未満への性交等ーー>犯罪
13歳以上への性交等ーー>暴行・脅迫等があれば、犯罪。
(明治40年:女子の月経開始期は、平均13歳何ヶ月とのこと、13歳説には根拠あり。)
<各国の性交同意年齢>
16~18歳 アメリカ
16歳:イギリス・カナダ・フィンランド・スペイン・スイス・ロシア・韓国
15歳:フランス・スウェーデン
14歳:ドイツ・イタリア・オーストリア
13歳:日本
刑法学者・橋爪隆
引き上げた場合、中学生同士のキスや性行為も処罰対象になってしまうので、何らかの対応が必要です。
グルーミング(てなづける)
論点3
公訴時効
強制性交等罪 10年
強制わいせつ罪 7年
刑法学者 佐藤陽子
例えば5歳の時にわいせつな被害に遭って、12歳で時効が完成するのは、あまりにも早過ぎて
本人が被害を認識できない点で、非常に問題があります。
(時効の延長、時効の起算点を遅らせる)
(被告人側に立つ)弁護士 宮田桂子
被告人が防御のために証拠を集めることも考えてほしいと思います。時間がたてば無罪の証拠が何もなくなる危険があります。
加害者の心理
川越少年刑務所 (15年前から)
性犯罪 再犯防止指導
「認知行動療法」
背後の考え(ゆがんだ考え)
(派手な格好をした女性は男性を誘っている)
(子どもとセックスすることは、子どもへの愛情表現だ)
(嫌がっていなかったので、あれは合意の上だ)
(女性が思わせぶりな態度をとっているのだから、何をしても問題ない)
「認知のゆがみ」の例
修正ーー>問題行動の改善
「派手な格好をした女性は誘っている」?
「嫌よ嫌よも好きのうち」?
被害者に非があるかのようなゆがんだ考え
上智大学のサークル
Speak Up Sophia
「性的同意ワークショップ」
「性的同意」(性的な行為をする時に言葉や態度で同意を確認し合うこと)
性的同意を取り合うこと。
(フランス人パートナー)コンセント(同意)教育
2021年5月法務省検討会
「 性犯罪に関する刑事法検討会」取りまとめ報告書
・性犯罪の処罰規定の本質は、被害者が同意していないにもかかわらず、性的行為を行うことにあるとの結論
・「不同意」のみを要件にすることには、課題が残る。
(要約)性犯罪が被害者に深甚な苦痛を与えるlことに思いを致し、(しかし)
処罰されるべきでない行為が取り込まれないように留意し、
刑法改正に向けた取り組みを迅速に進めることを求めたい。
法制審議会(条文の審議)