7月16日(金)全国公開!『17歳の瞳に映る世界』90秒予告
【十代の少女ふたりの旅路に、観客も思わず釘付けに】
「男だったらと思う?」というスカイラーの問いかけから始まる。次のショットではエコー画面とオータムの腹部から顔のアップまでが印象的に映し出される。「母親になる自信がない」という言葉に呼応するように、いとこのスカイラーがお金を盗み、ふたりはバスに乗り込んでニューヨークへ向かう。
ニューヨークに着いたふたりは、重いスーツケースを抱え、慣れない土地で一夜を過ごす場所を探すなど、なんとか目的を果たそうとするが、地下鉄では男性にニヤついて見つめられ、時には太ももを触られるなど、女性ならではの痛みにも向き合わなければならない。たどり着いたクリニックでのやり取りが秀逸だ。「4択で答えて――“一度もない、めったにない、時々、いつも”」という原題でもある問いにオータムは涙を流す。「悲しみに気づいたとき、ただ隣にいてくれた」というナレーションと共に最後は笑顔が見られる、少女ふたりの連帯感を感じさせる予告編となっている。
【90秒予告解禁!】
第70回ベルリン国際映画祭銀熊賞(審査員グランプリ)、サンダンス映画祭2020ネオリアリズム賞をはじめ、世界中の映画賞を賑わせた『17歳の瞳に映る世界』(原題:Never Rarely Sometimes Always)が7月16日(金)より、TOHOシネマズ シャンテ他にて全国公開!
【ベルリン、サンダンスをはじめ、世界が絶賛!17歳の少女たちが向き合う世界を鮮やかに活写した物語】
ペンシルベニア州に住むオータムは、愛想がなく、友達も少ない17歳の高校生。ある日、オータムは予期せず妊娠していたことを知る。ペンシルベニア州では未成年者は両親の同意がなければ中絶手術を受けることができない。同じスーパーでアルバイトをしている、いとこであり唯一の親友スカイラーは、オータムの異変に気づき、ふたりで事態を解決するため、ニューヨークへ向かう……。
【7/16(金)公開】映画『17歳の瞳に映る世界』本編映像
17歳の少女たちが向き合う世界を鮮やかに活写した物語
映画『17歳の瞳に映る世界』
7月16日(金)よりTOHOシネマズ シャンテほか全国ロードショー
ペンシルベニア州に住むオータムは、愛想がなく、友達も少ない17歳の高校生。ある日、オータムは予期せず妊娠していたことを知る。ペンシルベニア州では未成年者は両親の同意がなければ中絶手術を受けることができない。同じスーパーでアルバイトをしている、いとこであり唯一の親友スカイラーは、オータムの異変に気づき、ふたりで事態を解決するため、ニューヨークへ向かう…。
少女ふたりの旅路は、どの国にも通じる思春期の感情と普遍的な問題をあぶり出す。17歳の少女の瞳を通して浮かび上がるこの世界をみずみずしく活写した新たな傑作。
セクシュアル・リプロダクティブ・ヘルス/ライツ(SRHR:性と生殖に関する健康と権利)という言葉を多くのメディアで目にする機会が増え、性教育の重要性が叫ばれる今、現代を生きる私たちの心に刺さる、少女たちの勇敢な旅路を劇場で見届けて。
監督・脚本:エリザ・ヒットマン
出演:シドニー・フラニガン タリア・ライダー セオドア・ペレリン ライアン・エッゴールド シャロン・ヴァン・エッテン
プロデューサー:アデル・ロマンスキー、サラ・マーフィー 製作総指揮:ローズ・ガーネット、ティム・ヘディントン、リア・ブマン、エリカ・ポートニー、アレックス・オーロブスキ、バリー・ジェンキンス、マーク・セリアク
2020年/アメリカ/101分/ユニバーサル作品 配給:ビターズ・エンド、パルコ 原題:Never Rarely Sometimes Always
(C) 2020 FRIENDS IN TROUBLE LLC / FOCUS FEATURES LLC
【本編映像】絶賛公開中!『17歳の瞳に映る世界』家族との食事会ー主人公オータムの孤独とは…。シンガーソングライターのシャロン・ヴァン・エッテン、大ヒットドラマ主演のライアン・エッゴールドも出演!
ペンシルベニアに住む17歳の高校生、オータムは学校の文化祭のステージで、ギターを抱え心の声を歌い上げる。
やりたくないのにさせられて
言いたくないのに言わされる
彼は私の愛の支配者
あたしを自由に操る
この度解禁された本編映像は、オータムが文化祭の夜に、母と義父と妹、そしていとこのスカイラーと共に、レストランで夕ご飯を食べる家族のシーンから始まる。ガヤガヤと賑やかなレストランで浮かない顔をして食事に手をつけないオータム。母が「何も食べないの?」と心配をしても、「気分が悪い」と機嫌が悪い。そんなオータムを見かねた母は、義父に「(ステージでのことを)褒めてあげて」と耳打ちしても「不機嫌な子は褒めづらい。」とよるすべもない。見かねた、いとこのスカイラーは「よかったよ」と声をかけるも、オータムの表情は変わらない。
文化祭のステージでは歌の途中で「メス犬!」とある男子生徒がからヤジを飛ばされた。そして目の前の義父からは「ママが言えって。“お前は最高だよ”」と、形式だけの褒め言葉を聞かされる。オータムは冷えきった心で「うざい」と席を立ちギターを抱えて席を立った。無言で見送る家族の隣には、食事中に目配せをしてきた男子生徒がいるテーブルがある。オータムは迷わずその男子生徒に向かって目の前のコップの水を顔にぶちまけ、男子の驚きと嘲笑が混じり合った声を背に、1人レストランを後にするのだった。本編映像では、オータムが抱えている問題は、ヤジや義父のギクシャクした関係だけではなく、もっと孤独な問題に直面しているのでは…と観客が“気付き”を得る、重要なシーンとなっている。
https://eiga.com/movie/92687/
新鋭女性監督エリザ・ヒットマンが少女たちの勇敢な旅路を描き、第70回ベルリン国際映画祭銀熊賞(審査員グランプリ)受賞したドラマ。友達も少なく、目立たない17歳の高校生のオータムは、ある日妊娠していたことを知る。彼女の住むペンシルベニアでは未成年者は両親の同意がなければ中絶手術を受けることができない。同じスーパーでアルバイトをしている親友でもある従妹のスカイラーは、オータムの異変に気付き、金を工面して、ふたりで中絶に両親の同意が必要ないニューヨークに向かう。性的アイデンティティに悩む青年を描いた「ブルックリンの片隅で」で2017年サンダンス映画祭監督賞を受賞し、一躍注目を集めたエリザ・ヒットマンの長編3作目。「ムーンライト」のバリー・ジェンキンスが製作総指揮に名を連ねる。
2020年製作/101分/PG12/アメリカ
原題:Never Rarely Sometimes Always
配給:ビターズ・エンド、パルコ
公式サイト:https://17hitomi-movie.jp
INTRODUCTION
ベルリン、サンダンスをはじめ、世界が絶賛!
17歳の少女たちが向き合う世界を鮮やかに活写した物語。
愛想がなく、友達も少ない17歳のオータム。予期せぬ妊娠をしたことで、いとこのスカイラーと共にペンシルベニアからニューヨークへ向かう。その旅の中で、彼女たちが常に向き合っている世界が浮き彫りになってゆく。女性であることで感じつづける痛み、女性であることを利用して生きていく機知、弱音を吐かない強がり、ただ寄り添うやさしさ、多くを語らずとも感じられる繋がり……。
少女ふたりの数日間を描いたロードムービーというミニマムな作りながら、どの国にも通じる、思春期の感情と、普遍的な問題をあぶり出し、ベルリン国際映画祭銀熊賞、サンダンス映画祭2020ネオリアリズム賞を獲得するなど世界中の映画賞を席巻! ロッテン・トマトでも99%(2021/4/22時点)の超高評価を得ている。大きな出来事が起きなくても、夢中で彼女たちの行方を見守る……現代を生きる我々の心に刺さる物語が誕生した。
主演のシドニー・フラニガンが全米で賞を総なめ!
バリー・ジェンキンスらが製作を強力バックアップ!
主人公オータムを演じるのは、新星シドニー・フラニガン。デビュー作であり、歌声も披露した本作の演技が喝采を浴び、全米の映画賞でブレイクスルー賞、女優賞を総なめにしている。スカイラー演じるタリア・ライダーもスティーブン・スピルバーグ監督作品『ウエスト・サイド・ストーリー』の出演が決定している注目株。また、エンディング曲を提供したシャロン・ヴァン・エッテンが、オータムの母役として出演しているのも見逃せない。俳優たちの素晴らしい演技により、本作に生き生きとしたリアリティが与えられた。
監督は本作が日本で劇場初公開となるエリザ・ヒットマン。前作「ブルックリンの片隅で」(17)でサンダンスの監督賞を受賞した新鋭監督だ。撮影はアニエス・ヴァルダ監督やヴィム・ヴェンダース監督との協働で知られるエレーヌ・ルヴァール。映画音楽を手掛けたのは、シンガーソングライターのジュリア・ホルター。そして、『ムーンライト』の監督・脚本のバリー・ジェンキンスとプロデューサーのアデル・ロマンスキーほか、強力なプロデューサーたちが製作に名を連ねている。
STORY
ペンシルベニア州に住むオータムは、愛想がなく、友達も少ない17歳の高校生。ある日、オータムは予期せず妊娠していたことを知る。ペンシルベニア州では未成年者は両親の同意がなければ中絶手術を受けることができない。同じスーパーでアルバイトをしている、いとこであり唯一の親友スカイラーは、オータムの異変に気づき、ふたりで事態を解決するため、ニューヨークへ向かう……。
CAST Profile
オータム/シドニー・フラニガン
Autumn/Sidney Flanigan
1998年10月19日、アメリカ、ニューヨーク州バッファロー生まれ。バッファロー芸能アカデミー高校で音楽を専攻、その後バッファロー州立大学で演技クラスを受講した。ヒットマン作品の編集を長年担当するスコット・カニンガムが彼女を発見し、本作で映画デビューを飾る。本作の演技により、数々の俳優賞を獲得。待機作として“Rounding”(アレックス・トンプソン監督)がある。シンガーソングライターとしても活躍し、Starjuiceというバンドのフロントマンでもある。労働者階級の町、人間関係、不安、ティーンエイジャーの怒りを表現する楽曲をアコースティック・ギターにのせて歌っている。
スカイラー/タリア・ライダー
Skylar/Talia Ryder
2002年8月16日、アメリカ、ニューヨーク州バッファロー生まれ。12歳でミュージカル「マチルダ」のホーテンシア役でブロードウェイに出演。また、15歳にしてミア・マイケルズ監督・振付による、ダンスによって社会正義を訴えた短編映画“Only we know”を製作した。21年はスティーブン・スピルバーグ監督『ウェスト・サイド・ストーリー』(12/10公開予定)に出演、ブロードウェイの常連やビッグ・スクリーンを飾った著名俳優と共に、ジェッツのコーラスを務めている。英国版VOGUEの「2021年ハリウッドの新時代をリードする6人の俳優」に選出されている。
DIRECTOR Profile
監督・脚本:エリザ・ヒットマン
Eliza Hittman
1979年、アメリカ、ニューヨーク州ブルックリン生まれ。カリフォルニア芸術大学で美術学修士を取得。2013年、『愛のように感じた』(7月公開予定)を製作。サンダンス国際映画祭NEXT部門でプレミア上映され、ニューヨーク・タイムズ紙の批評欄で取り上げられた。17年に製作した「ブルックリンの片隅で」(Netflix配信)は、サンダンス国際映画祭ドラマ部門のコンペティションでプレミア上映され、監督賞を受賞。さらにゴッサム・インディペンデント映画賞でブレイクスルー俳優賞を受賞するなど各国の映画祭を賑わせた。本作が長編映画三作目、日本劇場初公開となる。
https://en.wikipedia.org/wiki/Eliza_Hittman
TOHOシネマシャンテ :14:30-16:20 (101分)
https://www.cinemacafe.net/article/2021/07/21/73918.html
『17歳の瞳に映る世界』をきっかけに、「My Body, My Choice」を考える<アーカイブ>
https://screenonline.jp/_ct/17465132
注目のエリザ・ヒットマン監督の長編デビュー作『愛のように感じた』が8月14日公開へ