映画『デニス・ホー ビカミング・ザ・ソング』予告編
2021年6月、渋谷・シアター・イメージフォーラムにて公開予定
・公式サイト
http://deniseho-movie2021.com
・公式Twitter
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Denise Ho: Becoming the Song – Official Trailer
Now on Digital, Blu-ray, and DVD: https://bit.ly/3kZePlz
Denise Ho: Becoming the Song profiles the openly gay Hong Kong singer and human rights activist Denise Ho. Drawing on unprecedented, years-long access, the film explores her remarkable journey from commercial Cantopop superstar to outspoken political activist, an artist who has put her life and career on the line to support the determined struggle of Hong Kong citizens to maintain their identity and freedom.
Denise’s story mirrors almost perfectly the last three decades of Hong Kong’s uneasy relationship with China. A top international recording artist in Hong Kong and across China and other Asian nations, the turning point in her career came during the seminal moment of change for Hong Kong, the Umbrella Movement of 2014. Her public support of students who demanded free elections and occupied central Hong Kong for nearly three months had immediate and lasting consequences: she was arrested and then blacklisted by China.
Under pressure, sponsors dropped Denise and venues refused to let her perform. The film follows Denise on the road as she tours the U.S., Canada and UK and prepares to release a new hit song, attempting to rebuild her career. But it soon became clear she is also reflecting on her life’s trajectory. In June 2019, Hong Kong exploded in anti-extradition law protests with millions taking to the streets, and Denise once again faced a turning point. She has been in the streets with the tear gas and water cannons. She has tried to mediate for and protect the protesters. She has addressed the United Nations and U.S. Congress to explain the crisis and plead for international help, making it clear that Hong Kong’s struggle is a desperate fight for basic freedom and democracy around the world.
As the film draws to a close, the fight for Hong Kong continues…
スターの地位より、自由を求めた歌手。映画『デニス・ホー ビカミング・ザ・ソング』
詳しい情報はこちら?https://moov.ooo/article/60c839121a49…
民主化を求める香港の反政府デモ。中でも2014年に起きた「雨傘運動」は、世界中から大きな注目を集めました。警官の催涙弾に対抗し、若者達が手にした傘の映像を覚えている方もいるかもしれません。そんな雨傘運動の中に、一人の香港のスターの姿がありました。
映画『デニス・ホー ビカミング・ザ・ソング』は、香港のスターであるデニス・ホーさんを追ったドキュメンタリー作品です。歌手として成功を収め、映画やミュージカルにも出演する香港のスターの姿を通じて、激動の香港を伝える、そんな作品となっています。
監督の言葉
映画の中で「スターの地位よりも、行動することを選んだの」と話すデニス・ホーさん。彼女は2014年、雨傘運動の支持を表明し、座り込みを続けたことで逮捕されました。これにより、所属レコード会社からも契約を打ち切られ、インディーズでの活動を余儀なくされます。
2016年には、コンサートのスポンサーだった化粧品メーカー・ランコムが撤退を表明。これを海外メディアが、中国当局の圧力に屈したと報じました。
「デニスの人生が、そのまま香港の歴史に重なるということに気づいた」
そう語るのは監督のスー・ウィリアムズさん。
「他の香港人と比べ、彼女が際立つ点は、10 代の日々を過ごしたモントリオールの地で学び、吸収した民主主義の原則と、その価値観への揺るぎない信念だ。キャリアや資産を危険にさらし、逮捕され、スポンサーを失い、友人と思っていた人々が離れていく。そのような苦境を恐れ、言動を控える人々が多いなか、何百万人にのぼる香港市民の思いを伝えようと声を上げ、自由と民主主義のために戦う姿勢を公の場で表明する彼女の強さは、この固い信念があるからこそ」(スー・ウィリアムズ)
ホーさんは現在、香港で影響力を持つ民主活動家であり、ポップス歌手となっています。
自由を求めて
映画はシアター・イメージフォーラムなどで公開中。今後、単館系を中心とした全国の映画館で上映予定です。
自由を奪われたと感じたとき、私たちは今の立場を捨ててでも行動が起こせるでしょうか。彼女のキャリアの追いながら、香港の人達が求める「これから」を感じてみてはいかがでしょうか。
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#Shorts #映画 #雨傘運動
11/7『デニス・ホー:ビカミング・ザ・ソング』Q&A(リモート)
有楽町朝日ホール
スー・ウィリアムズ(監督)
市山 尚三(東京フィルメックス ディレクター)
大倉 美子(通訳)
アメリカ / 2020 / 83分
監督:スー・ウィリアムズ(Sue WILLIAMS)
United States / 2020 / 83 min
Director:Sue WILLIAMS
https://eiga.com/movie/93822/
香港ポップス界のスーパースター、デニス・ホーが、アーティストから民主活動家へと変貌していく様を長期密着取材で追ったドキュメンタリー。2014年、警官隊の催涙弾に対抗し、雨傘を持った若者たちが街を占拠したことから「雨傘運動」と呼ばれる香港の民主化デモ運動に、香港を代表するスター、デニス・ホーの姿があった。同性愛を公表する彼女は、この雨傘運動でキャリアの岐路に立たされていた。彼女は中心街を占拠した学生たちを支持したことにより逮捕され、中国のブラックリストに入ってしまう。スポンサーが次第に離れていき、公演を開催することが出来なくなった彼女は、自らのキャリアを再構築するため、第二の故郷であるモントリオールへと向かう。
2020年製作/83分/G/アメリカ
原題:Denise Ho: Becoming the Song
配給:太秦
公式サイト:http://deniseho-movie2021.com
イントロダクション
香港に自由を―アジアを代表するスター歌手 熱狂と再生のドキュメンタリー
2014年に香港で起きた「雨傘運動」。警官隊の催涙弾に対抗して雨傘を持った若者たちが街を占拠したこの運動に、一人のスーパースターの姿があった。彼女の名前はデニス・ホー。同性愛を公表する香港のスター歌手である彼女は、この雨傘運動でキャリアの岐路に立たされていた。彼女は、中心街を占拠した学生たちを支持したことで逮捕され、中国のブラックリストに入ってしまう。次第にスポンサーが離れていき、公演を開催することが出来なくなった彼女は、自らのキャリアを再構築しようと、第二の故郷モントリオールへと向かうのであった。
スー・ウィリアムズ監督による長期密着取材によって浮かび上がるのは、香港ポップスのアイコンであった彼女が、香港市民のアイデンティティと自由を守るために声を上げる一人のアーティスト、そして民主活動家へと変貌していく様である。その物語は、歪な関係にある香港と中国、過去30年間の情勢を見事に反映している。
そして、2019年6月。香港で逃亡犯条例改正に反対するデモが起き、彼女は再び岐路に立たされた。数百万のデモ参加者が街頭に繰り出した時、彼女は催涙ガスと放水砲が飛び交う通りに立ち続け、デモ参加者を守ろうとする。そして、国連やアメリカ議会で香港の危機的状況について訴え、自由と民主主義を守ろうとする人々の姿を世界に発信していくのだった。
自由を求める香港の人々の声が、デニス・ホーという存在に重なり、その願いが一つの歌となって響き渡る。映画の幕は閉じるが、香港の闘いはまだ終わっていない…
キャスト&スタッフ
デニス・ホー何韻詩
1977年香港生まれ。シンガーソングライター。11才の時に家族とカナダへ移住。9才の時にコンサートで見たアニタ・ムイ(梅艷芳)に夢中になり、1996年に香港のテレビ局とレコード会社の歌唱コンテストに出場したことがきっかけで歌手の道へ。敬愛するアニタ・ムイへの弟子入りも叶い、1999年にはアニタ・ムイのアルバムでデュエットしたりコンサートにも参加。
2001年にEP(マキシシングル)デビューし、自身のレーベル「Goomusic」を立ち上げ、数々の音楽賞を総ナメにして香港音楽シーンを賑わす存在に。2003年に敬愛するアニタ・ムイが病死、2004年に彼女に捧げたアルバム「艷光四射」をリリースした。以後香港ポッブスの中核を担う歌手としてワールドワイドに音楽活動を続ける中、映画や舞台など女優としても活躍。
2007年「何韻詩慈善基金」を設立、香港では数少ない社会運動に積極的に参加し主張するアーチストになる。2008年、社会問題をテーマにしたアルバム「Ten Days In The Madhouse」を出し、さらに積極的に社会運動に力を注ぐ。2010年にリリースした初の国語(中国語の標準語)アルバム「無名·詩」は台湾の有名アーチストとコラボし、広く中華圏で大ヒット。コンサートなど中国での活動も増えていく。
2012年のLGBTパレードに参加したデニスは、舞台上で自ら同性愛者であることを表明。香港の女性芸能人で初のカミングアウトとなった。2014年、雨傘運動に参加し最前線で座り込みを続けたデニスは逮捕され、俳優のチャップマン・トー(杜汶澤)やアンソニー・ウォン(黃秋生)と共に中国から封殺、所属していたレコード会社からも契約を打ち切られる。
しかし根強い人気を持つデニスは、インディーズ歌手としてチケット秒殺で4日間の香港コロシアムコンサートを成功させた。
そして2016年、デニスの雨傘運動支持に対し、コンサートのスポンサーであったフランスの化粧品メーカー「ランコム」が中止を発表する「ランコム事件」が起きる。このスポンサー撤退について、自社のマーケット保持のためランコムが中国当局の圧力に屈したと海外の主流メディアが報じた。2019年、返還22周年の香港で台湾と香港のアーティストがコラボレーションした曲「撐」が発表され、香港サイドではデニスと、彼女と共に社会運動を続けているアンソニー・ウォン(黄耀明)が歌っている。
5年前から始めたデニスのPodcastではミュージシャンのエリック・コッ(葛民輝)や活動家のアグネス・チョウ(周庭)ほか多彩なゲストを招き、YouTubeでも映像配信されチャンネル登録者は12万人を超えている。
アニタ・ムイ梅艷芳
1963年生まれ。歌手、女優。香港ポップス界&映画界を代表するスーパースターとして30枚を超えるアルバムと47本の映画を残し、2003年に亡くなった。
貧しい家庭に生まれたため4才から遊園地などで歌を歌って家計を助け、1982年、テレビ局とレコード会社が主催する歌唱コンテストで優勝、18才でデビュー。1983年に第12回東京音楽祭 に出場、日本語曲「唇をうばう前に」で「アジア特別賞」 と 「TBS賞」 を獲得した。
低音を生かしたアニタの歌はヒットを多発、コンサートではその歌唱力に加えゴージャスかつ前衛的なパフォーマンスで観客を圧倒。若い女性のファッション・リーダーとしても憧れの存在となる。音楽での受賞は数知れず、人望も厚く、若手のサポートにも寄与し、グラスホッパー(草蜢)、アンディ・ホイ(許志安)、デニス・ホー(何韻詩)ほかを育て上げた。
映画では、1988年『ルージュ(原題:胭脂扣)』で香港電影金像奨最優秀主演女優賞・第24回金馬奨最優秀主演女優賞を獲得。『縁份』(1984、日本未公開/『君が好きだから』の邦題でDVDリリース)、『半生縁』(1997、日本未公開/東京国際映画祭1997で上映)で香港電影金像奨最優秀助演女優賞を受賞。
慈善活動にも積極的で、香港芸能人による慈善基金会の創設に尽力。災害地への寄付はもとより、特に子供の福祉に力を注ぎ中国の貧困地域に学校を建設した。2003年、子宮頸癌であることを公表し、治療を続けながら活動を継続、11月に香港コロシアムでコンサートを行った直後、12月30日に逝去。
アンソニー・ウォン黄耀明
1962年生まれ、歌手、音楽プロデューサー、俳優。1981年、香港のテレビ局TVBのタレント養成所に入所。卒業後、アシスタントディレクターやラジオのDJを務める。
1985年にミュージシャンのタッツ・ラウ(劉以達)とバンド「達明一派」を結成しボーカルを担当、これが歌手デビューとなった。1990年にバンドは解散、台湾の反骨シンガーソングライターロー・ターヨウ(羅大祐)のレーベルからアルバムデビュー。ソロシンガーとして活躍するも、折々「達明一派」を再結成してライブ活動を行う。
1999年に仲間達と音楽製作&レーベル会社「人山人海音楽製作公司」を設立、自身の活動のほかat17やPixel Toyなどの新人バンドを育成した。2002年に同じレコード会社のレスリー・チャン(張國榮)とのコラボレーションマキシシングル「cross over」をリリース、イケメン男性アーチスト二人の競演は大きな話題を呼んだ。しかしレスリー・チャンはうつ病が深刻になり、翌年4月に飛び降り自殺した。
2013年4月のライブで同性愛者であることを公表、同じく同性愛者であることをカミングアウトしたデニス・ホー(何韻詩)らと「Big Love Alliance(大愛同盟)」を結成し、同性愛者の平等な権利を訴える活動を積極的に行っている。
また社会活動にも熱心で、香港の雨傘運動を支持した民主派芸能人ということで、中国から大陸での活動を封殺される。しかし社会運動の活動は続け、デモにも積極的に参加。台湾と香港のアーティストがコラボレーションした抗議デモを支持する歌「撐」(「チャン」という発音で「支える」とという意味)の香港サイドはデニス・ホーと歌っている。
監督・脚本・制作 スー・ウィリアムズ
アムブリカ・プロダクションズの創設者で、30年間に渡りドキュメンタリー映画制作に従事している。インパクト・パートナーズと共同制作の「デス・バイ・デザイン」ではエレクトロニクス産業がもたらす環境への影響を調査。本作は2016年にアルジャジーラで放映され、世界30カ国の映画祭で上映された。現在はオンデマンドで視聴可能である。
過去の作品には、高く評価された中国三部作「チャイナ・イン・レボリューション」「ザ・マオ・イヤーズ」「ボーン・アンダー・ザ・レッド・フラッグ」の他、「チャイナ・イン・レッド」「ヤング・アンド・レストレス・イン・チャイナ」が、PBS/フロントラインでプレミア放映された。また、PBSのシリーズ、アメリカン・エクスペリエンスで絶賛されたバイオグラフィー2作品「エレノア・ルーズベルト」「メアリー・ピックフォード」で監督を務めた。
主な受賞歴には、2016年ボストン・グローブ紙フィルムメーカー・オブ・ザ・イヤー賞、シネ・ゴールデン・イーグルス賞、国際映画ビデオフェスティバル賞、クリス賞、エドガー・デール最優秀脚本賞等がある。
[監督フィルモグラフィー]
1989 – China in Revolution(120 分)
1994 – The Mao Years(120 分)
1999 – Born Under the Red Flag(120分)
2000 – Eleanor Roosevelt(150分)
2001 – China in the Red(120分)
2003 – Mary Pickford(90分)
2005 – Time of Fear(60分)
2008 – Young &Restless in China(106分)
2012 ∸ Present – The Story Exchange, series of 5 (10 分)
2016 – Death by Design(72 分)
J&B: 13:25-14:55 (83分)
http://www.imageforum.co.jp/theatre/movies/4238/
https://www.nikkei.com/article/DGKKZO72574970U1A600C2BE0P00/