映画『ブラックバード 家族が家族であるうちに』予告編
6/11(金)よりTOHOシネマズシャンテほか全国ロードショー!
映画『ブラックバード 家族が家族であるうちに』ショート予告編
【6/11(金)公開】映画『ブラックバード 家族が家族であるうちに』安楽死の決意を語るスーザン・サランドンの熱演(本編映像)
6/11(金)TOHOシネマズシャンテほか全国ロードショー
主人公リリーに『デッドマン・ウォーキング』(1995年)でアカデミー賞主演女優賞を受賞したスーザン・サランドン。長女のジェニファーに『タイタニック』(97年)で世界的にその名を知らしめ『愛を読むひと』(2008年)でアカデミー賞主演女優賞受賞を受賞したケイト・ウインスレット。二大オスカー女優の初共演。
ある週末の朝、リリー(スーザン・サランドン)は夫のポール(サム・ニール)と暮らす静かな海辺の邸宅に、娘のジェニファー(ケイト・ウィンスレット)、アンナ(ミア・ワシコウスカ)とその家族たち、そしてリリーの学生時代からの大親友で家族同然のリズ(リンゼイ・ダンカン)を集める。
しかしそれはともに楽しい時を過ごすためのものではなく、安楽死を選択したリリーが“家族が家族であるうちに”過ごすために自らが用意した“最後の晩餐会”だった。
「もう皆で充分話し合ったと思うけど、私は理解できると言いたい」アンナの恋人であるクリス(ベックス・テイラー=クラウス)は、その決断に理解を示そうとする。
「死ぬ日を決めたら、おかしいことに、死が怖くなくなった」「不安はあるわ、でも誰でもいつか人は死ぬ」「分からないはずのその日が、私には分かってるだけ」とユーモアを交えながら淡々と述べるリリーに対し、やはりまだ完全にその決意を受け入れられない家族は「生きてる時は死を忘れるだろう」と問いかけるが、「死を知る方がいいわ」「その方が余計なことにかまけなくなる」と、その強い意思を静かに語るだけだった。
「明日この場所に母・リリーがいない」――逃れられない現実を突きつけられた家族が、それでもリリーの心に少しでも近づき、理解するために入っていこうとする。リリーが安楽死の決意を改めて語る、緊張感あふれるシーン映像となっている。
監督:ロジャー・ミッシェル
脚本:クリスチャン・トープ
出演:スーザン・サランドン、ケイト・ウィンスレット、ミア・ワシコウスカ、サム・ニール、リンジー・ダンカン、レイン・ウィルソン、
ベックス・テイラー=クラウス、アンソン・ブーン
2019年/アメリカ、イギリス/英語/97分/スコープサイズ/5.1ch
原題:Blackbird
日本語字幕:斎藤敦子
配給:プレシディオ、彩プロ PG12
公式HP:blackbird.ayapro.ne.jp
(C) 2019 BLACK BIRD PRODUCTIONS, INC ALL RIGHTS RESERVED
【6/11(金)公開】映画『ブラックバード 家族が家族であるうちに』冒頭映像
6月11日(金)TOHOシネマズシャンテほか全国ロードショー
ある週末の朝、リリー(スーザン・サランドン)は夫のポール(サム・ニール)と暮らす静かな海辺の邸宅に、娘のジェニファー(ケイト・ウィンスレット)、アナ(ミア・ワシコウスカ)とその家族たち、そしてリリーの学生時代からの大親友で家族同然のリズ(リンゼイ・ダンカン)を集める。
しかしそれはともに楽しい時を過ごすためのものではなく、安楽死を選択したリリーが“家族が家族であるうちに”過ごすために自らが用意した最後の時間だった。集った家族とその友人たちは、それぞれ平静さを装いながら母の願いである最後の晩餐に参加する。しかし、あるきっかけで緊張の糸が切れ、次々と明かされていくそれぞれの秘密。そして最後に家族がとった行動とは…。
『マンデラの名もなき看守』(08)や『ペレ』(87)などで知られるビレ・アウグスト監督による傑作デンマーク映画『サイレント・ハート』(14年・未)を、同作の脚本家であるクリスチャン・トープが自身でアメリカ映画として脚色、『ブラックバード 家族が家族であるうちに』として、新たな物語を紡ぎ出した。
本作の冒頭、海辺の近くに建てられた静かな一軒の邸宅とその周囲の風景を切り取ったシーンから映像は始まる。邸宅の周りには他の家はもちろん、景色を遮るものも何もなく、見渡す限りの静謐で美しい環境。そんな中、その邸宅の中から、大きな窓を開けて外の空気を入れるポールの姿が見える。
その後映しだされるのはベッドからぎこちなく起き出す母リリーの様子。自分の意思で身体を動かすには限界が来ている彼女をポールは心配そうに見つめるが「一人でできるわ」と気丈に振る舞い、降り立ったキッチンでは「陰気な曲」を嫌がったリリーが変更した楽しそうな音楽に寄り添いながら、この上なく幸せそうに踊りだす。安楽死を決意した週末、あくまでもいつも通りに振る舞おうとする二人の夫婦の姿を切り取ったシーンを見ることができる。
監督:ロジャー・ミッシェル
脚本:クリスチャン・トープ
出演:スーザン・サランドン、ケイト・ウィンスレット、ミア・ワシコウスカ、サム・ニール、リンジー・ダンカン、レイン・ウィルソン、
ベックス・テイラー=クラウス、アンソン・ブーン
2019年/アメリカ、イギリス/英語/97分/スコープサイズ/5.1ch
原題:Blackbird
日本語字幕:斎藤敦子
配給:プレシディオ、彩プロ PG12
公式HP:blackbird.ayapro.ne.jp
(C) 2019 BLACK BIRD PRODUCTIONS, INC ALL RIGHTS RESERVED
「デッドマン・ウォーキング」のスーザン・サランドンと「愛を読むひと」のケイト・ウィンスレットという、ともにオスカーを受賞している2人が初共演し、2014年製作のデンマーク映画「サイレント・ハート」をリメイクしたヒューマンドラマ。同作の脚本家クリスチャン・トープが自ら脚色を手がけ、「ノッティングヒルの恋人」のロジャー・ミッシェル監督がメガホンをとった。ある週末、リリーは夫ポールと暮らす海辺の邸宅に、娘のジェニファー、アンナとその家族、そしてリリーの学生時代からの大親友リズを集める。それは、ある理由によって死を覚悟したリリーが、“家族が家族であるうちに”過ごすために自ら用意した最後の時間だった。それぞれ平静を装いながらリリーの願いである最後の晩餐を共にする彼らだったが、あることをきっかけに緊張感が弾け、それぞれの秘密が明かされていく。リリーをサランドン、ジェニファーをウィンストレットが演じ、リリーの夫ポール役で「ジュラシック・パーク」シリーズのサム・ニール、次女アンナ役で「アリス・イン・ワンダーランド」のミア・ワシコウスカが共演。
2019年製作/97分/PG12/アメリカ・イギリス合作
原題:Blackbird
配給:プレシディオ、彩プロ
https://ja.wikipedia.org/wiki/ブラックバード_家族が家族であるうちに
https://screenmediafilms.net/productions/details/3181/Blackbird
公式サイト:https://blackbird.ayapro.ne.jp
Introduction
2大オスカー俳優が演じる本年最高の感動作
病状が進むなか、安楽死の選択をした母を看取るために家族が集まった最後の週末。スーザン・サランドンとケイト・ウィンスレットというアカデミー賞受賞2大女優が初共演した本作は、母の決意によって残された家族の生き方を考えさせてくれる濃密なヒューマンドラマである。
わだかまりや自分の思いが一気にあふれ出し、大きな秘密を共有することになる“家族”を演じる顔ぶれもまた実力派揃い。サランドン演じる気丈なリリーを医師としても支える夫に、サム・ニール。ウィンスレット演じる生真面目な長女と反目し、母の愛にすがる次女にミア・ワシコウスカ。リリーの親友リズを舞台女優としても評価の高いリンゼイ・ダンカンが演じている。さらには長女の夫にはレイン・ウィルソン、次女の恋人にはベックス・テイラー=クラウスと個性的な顔ぶれが集い、長女の息子を演じる新鋭アンソン・ブーンも輝きを放っている。
ビレ・アウグスト監督によるデンマーク映画『サイレント・ハート』(14/未)を、その脚本家クリスチャン・トープ自身がアメリカでの映画化に向けて脚色。『ノッティングヒルの恋人』(99)『ウィークエンドはパリで』(13)のロジャー・ミッシェル監督が、静謐さの中に時にユーモアを交えながら、秘密を共有する家族の物語を紡ぎ出した。海辺の家で8人の登場人物だけで繰り広げられる物語が、深く静かに心に刻まれる映画だ。
Story
母の決意が、私を変える。
ある週末、医師のポール(サム・ニール)とその妻リリー(スーザン・サランドン)が暮らす瀟洒な海辺の家に娘たちが集まってくる。病が進行し、次第に体の自由が効かなくなっているリリーは安楽死する決意をしており、家族と最後の時間を一緒に過ごそうとしていた。長女ジェニファー(ケイト・ウィンスレット)は母の決意を受け入れているものの、やはりどこか落ち着かず、夫マイケル(レイン・ウィルソン)の行動に苛立ちがち。家族だけで過ごすはずの週末にリリーの親友リズ(リンゼイ・ダンカン)がいることにも納得がいかない。詳しい事情を知らなかった15歳の息子ジョナサン(アンソン・ブーン)も、この訪問の意味を知ることに。
長らく連絡が取れなかった次女アナ(ミア・ワシコウスカ)も、くっついたり離れたりを繰り返している恋人クリス(ベックス・テイラー=クラウス)と共にやってくるが、姉と違い、母の決意を受け入れられておらず、ジェニファーと衝突を繰り返す。
大きな秘密を共有する家族がともに週末を過ごすなか、それぞれが抱えていた秘密も浮かびあがりジェニファーとアンナの想いは揺れ動き、リリーの決意を覆そうと試みる…。
Roger Michell, Directorロジャー・ミッシェル(監督)
1956年6月5日 南アフリカ プレトリア生まれ。
イギリス外交官の息子として南アフリカで生まれ、幼少期をベイルート、ダマスカス、プラハで過ごした。学生のときに演劇の演出を始め、その後ケンブリッジ大学に進学。1977年のナショナル・スチューデント・ドラマ・フェスティバルでRSCバズ・グッドボディ賞を受賞し、さらに同年のエディンバラ・フェスティバルでフリンジ・ファースト賞を受賞した。その後、ナショナル・シアター、オールド・ヴィック、リリック・ハンマースミス、ドンマー、ハンプステッド、ロイヤル・コート、アルメイダ、ウエストエンドやブロードウェイの劇場など至るところで演出を務め、その後、ストラトフォードとロンドンでロイヤル・シェイクスピア・カンパニーの常任監督を6年間務めた。
主な監督作品は『ノッティングヒルの恋人』(99)、『チェンジング・レーン』(02)、『パッション』(03)、『Jの悲劇』(04)、『ヴィーナス』(06)、『恋とニュースのつくり方』(10)、『ウィークエンドはパリで』(13)、『レイチェル』(17)また、BBC放送のドキュメンタリーや、数多くのコマーシャルの監督も務めている。
これまでに、英アカデミー賞を2回、イブニング・スタンダード賞、エンパイア賞を2回、批評家協会賞を受賞。また、エムデン国際映画祭、ロカルノ国際映画祭、セビリヤ・ヨーロッパ映画祭、上海国際映画祭、ランス映画祭など、数々の映画祭でも賞を受賞している。
https://ja.wikipedia.org/wiki/ロジャー・ミッシェル
Christian Torpe, Writerクリスチャン・トープ(脚本)
1978年5月12日デンマーク フュン島生まれ。
ビレ・アウグストがデンマークに帰国し、監督を務めた『サイレント・ハート』(14・未)で脚本を担当して絶賛を浴び、デンマークのアカデミー賞を受賞した。Netflixのヒットシリーズ「RITA リタ」(12~20)で企画/脚本に携わりブレイク。同シリーズは、オランダで「Tessa」(15)、フランスで「Sam」(16)としてリメイクされた。近作に、クレスチャン・ヨンガスンの世界的ベストセラー小説「The Exception」を基にしたデンマークのTVシリーズ「Fred til lands」(19)がある。ロサンゼルスとコペンハーゲンを行き来して活動している。
Kino cinema 横浜みなとみらい:15:00-16:45(97分)
デンマーク映画『サイレント・ハート』(14/未)
脚本家クリスチャン・トープ
2016年2月に開催の<トーキョーノーザンライツフェスティバル2016>にて本邦初上映。
SILENT HEART trailer © SF FILM PRODUCTION 2014
https://france-chebunbun.com/2016/02/11/post-5522/#i
https://digital.asahi.com/articles/DA3S14936694.html
闇夜の中、光を目指して飛んでいく黒い鳥の姿