「ザ・思いやり」ドキュメンタリー予告編1
在日米軍駐留経費の負担金の一部として知られる日本の「思いやり予算」に疑問を感じた1人のアメリカ人が、思いやり予算について切り込んだドキュメンタリー。監督のリラン・バクレーは1964年、アメリカ・テキサス州出身。20年以上にわたって日本で暮らし、大学の英語教師や英会話スクールの経営などをしながら、広島原爆の被爆者・天野文子氏の著作の英訳なども手がける。そんなバクレーが、78年から現在に至るまで、莫大な税金が投入され続けている思いやり予算の矛盾点や不条理を様々な視点から、時に笑いや涙を交えて、コミカルに問いかけていく。
2015年製作/88分/日本
配給:「ザ・思いやり」上映事務局
公式サイト:https://zaomoiyari.com
ストーリー
日本の経済が困難な状況の中、なぜ日本人がここまでアメリカ軍を思いやらなければいけないのか。アメリカとの条約においては一切義務付けられていない“思いやり予算”は、1978年から始まり、日本人が自ら働いて支払っている税金から在日米軍へ6兆円以上が投入されてきた。米兵1人当たりに換算すると、年間1500万円という莫大な額のほとんどが、アメリカ軍人の贅沢な生活を支援するために使われているのだ。その使用目的は、在日米軍家族のための住宅、小中学校、教会、銀行、ゴルフ場、マクドナルドなどの施設から、電気、水道、ガス料金、さらには米兵による凶悪・暴行事件の賠償金まで多岐に渡る。この映画では、“思いやり予算”の不条理さと矛盾を、様々な視点から鋭くユーモアたっぷりに日本人に問いかける。
米国人監督、リラン・バクレー Leland Buckley
【リラン・バクレー監督プロフィール】Leland Buckley
1964年生まれ、アメリカ・テキサス州出身。1980年、高校1年生で初めて来日し、埼玉でホームステイを経験。歴史を専攻し高校社会科の教員資格を取得。アメリカで大学院終了後、日本の大学院で文部省の大学院研究者として日本文学を専攻。1995年に天野文子氏の広島原爆日記を英訳し、原爆投下50年に、天野氏と数人でアメリカ各地を訪問し、テレビ、ラジオ番組等で原爆禁止をアピール。本作は、『ザ・思いやり』に続く、監督第2作目。その他、地産地消、食糧やエネルギー自足に興味を持って活動している。英会話スクール経営、青山学院大学英語講師。20年以上神奈川県民。日本語ペラペラ、英語もペラペラ。
ドキュメンタリー映画『ザ・思いやり』
(88分)
https://www.nishinippon.co.jp/item/o/335829/
ドキュメンタリー映画『ザ・思いやり』パート2希望と行動編
在日米軍駐留経費の一部を日本側が負担するという「思いやり予算」について、在日アメリカ人のリラン・バクレーが問題提起するドキュメンタリー「ザ・思いやり」の第2弾。20年以上日本で暮らしているバクレーが、アメリカ人としての視点から、世界の戦場へ繰り出している在日米軍がそこで何をしているのか、また不条理なことの多い沖縄に希望はあるのかなど、在日米軍関連のさまざまなシリアスな問題について、「思いやり」をもって生きる人々の声を聞きながら、時にコミカルに切り込んでいく。
2017年製作/90分/日本
配給:映画「ザ・思いやり」事務局
公式サイト:https://zaomoiyari2.wordpress.com
https://cinemarine.co.jp/the-·-compassion-part-2/
日本に住むアメリカ人が作るドキュメンタリー、待望の第2弾!
バクレー監督が希望をもって行動している人に会いにいく!
アメリカ人がみたニッポンを伝えたい!あきらめずに行動して生きる人々の姿を! 思いやり予算とは?1978年、時の防衛長官・金丸信大臣が、在日米軍基地で働く日本人従業員の給与の一部(62億円)を日本側が負担すると決めたことから始まる。日米地位協定の枠を超える法的根拠のない負担に対して、円高ドル安などによってアメリカの負担増を考慮した大臣が、「思いやりの立場で対処すべき」などと答弁したことから、“思いやり予算”と呼ばれるようになった。
シリアスだからコミカルに!さらに問いかける
在日米軍は世界の戦場に出張ばかり?そこで何してるの?
オキナワでも不条理ばかり、どこに希望はあるの?
本当の“思いやり”をもって生きる人々の声を聞きたい!
【上映貸し出し】
参加者数20人まで1万円、40人まで2万円、60人まで3万円、61名以上は参加者数×500円
「ザ・思いやり」事務局 メール:zaomoiyari@hotmail.co.jp
平沢清一(090-4135-2563)佐藤契(090-2625-8775)
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/332644
青森県・三沢米軍基地から飛び立つ戦闘機がシリア・ヨルダンで空爆参加!? 〜国会前に連帯!青森駅前で「戦争法廃止!憲法改悪は許さない!」集会とパレード 2016.9.19
(IWJ青森中継市民・外川鉄治)
「三沢米軍基地航空祭」
「(三沢米軍基地で)『この爆弾を病院や学校に落としたらどうなるか?』と聞くと、米兵は笑いながら『多分、完全に壊滅状態になる。みんな死んでいるでしょう』と答えました。
そして今度はパイロットに、『この飛行機は、最近、どこまで飛んだのか?』と尋ねたら、『シリアやヨルダンまで飛んで、空爆している』と。笑いながら、恥を感じずに答えたことに違和感を感じました」
三沢米軍基地に配備されている戦闘機が、海外の軍事作戦に参加しているというバクレー監督の指摘は、日本では全くといっていいほど報じられていない。しかし、2013年5月、「東奥日報」の斉藤光政編集委員が講師をつとめた学習会でも、「三沢基地は米空軍F-16が40機、F-16を改造した航空自衛隊のF-2戦闘機が40機(当時)が配備され、世界最大の攻撃基地になっている」と報告されている。
アメリカ軍三沢基地報道部によると、F-16戦闘機12機と整備要員100人が2007年1月16日、イラク戦争に出動。中東地域の対テロ作戦に参加し、同年10月に帰還した。イラク出動中の2007年8月12日に同部隊のF-16戦闘機4機がイラクから直接アフガニスタン東部の反政府武装勢力タリバンの拠点を夜間に精密誘導爆弾で攻撃する作戦を行なったことがわかった。この作戦は13回にわたって空中給油を受け往復約6800 km、6カ国の上空を通過する11時間に及ぶ小型の戦闘機としては異例の長距離飛行で、このことは日本の駐留部隊が米空軍の世界戦略である「グローバル・ストライク・システムズ(全地球規模での長距離先制攻撃)[25]」の役割を担っていることの証明であるとされる