映画『瞽女GOZE』予告編
あなたの心に響く、感動の日本映画
2020年8月8日(土)新潟先行上映
映画『瞽女GOZE』公開前予告映像_吉本実憂主演
この映画は、生まれながらに盲目という過酷な障害を背負わされながら
母の教えを一途に守り、その運命を恨まず、人の幸せを妬まず、人を差別せずに
人生を全うした盲目の女旅芸人瞽女、小林ハルの物語です。
映画『瞽女-GOZE-』オフィシャルホームページ http://goze-movie.com/
映画【瞽女 GOZE】ティザー・特報 2019年6月 Feature film “GOZE” teaser june19
吉本実憂、感極まり涙「出演作で初めて泣いた」 映画「瞽女GOZE」完成披露試写会
吉本実憂、涙の訳を明かす「すべてがつながった」 三味線&長唄の特訓も 映画「瞽女GOZE」完成披露試写会
女優の吉本実憂さんが7月23日、東京都内で行われた映画「瞽女GOZE」(瀧澤正治監督)の完成披露試写会に川北のんさん、中島ひろ子さん、小林綾子さん、鈴木聖奈さん、小林幸子さん、瀧澤監督とともに登場した。映画は8月8日から新潟県の劇場で先行公開される。
映画『瞽女GOZE』「新潟のしょ みんなして、がんばろて!」ロングバージョン
新型コロナに負けるな!
真心という人の為に尽くそうとする気持ちで応援すれば
きっと見えないチカラが人を支えてくれる
そんな思いで、監督をはじめ出演者と共に
劇中歌の替え歌も作成した応援ムービーです
監督:瀧澤正治
占い師シン役:小林幸子
小林ハル(成人)役:吉本実憂
小林ハル(幼少)役:川北のん
母トメ役:中島ひろ子
サワ親方役:小林綾子
爺様役:綿引勝彦
映画『瞽女GOZE』GozeCorona SONG
映画「瞽女」製作発表会 全編新潟ロケで19年2月撮影開始
三条市出身の最後の瞽女(ごぜ)、小林ハルさんをモデルにした映画「瞽女」の製作発表会が16日、新潟市で開かれ、ハルさんを演じる女優吉本実憂さん(22)らが意気込みを語った。滝沢正治監督は「ハルさんの生き方に私自身が感動し勇気をもらったように、世界の人の心に響く作品にしたい」と語った。2月に新潟市や上越市で撮影を開始し、2020年春の公開を目指す。四季折々の新潟の情景が盛り込まれる予定だ。(2019/01/17)
(記事全文はこちら)
http://www.niigata-nippo.co.jp/news/m…
三条市出身の最後の瞽女(ごぜ)、小林ハルさんをモデルにした映画「瞽女」の製作発表会が16日、新潟市で開かれ、ハルさんを演じる女優吉本実憂さん(22)らが意気込みを語った。滝沢正治監督は「ハルさんの生き方に私自身が感動し勇気をもらったように、世界の人の心に響く作品にしたい」と語った。2月に新潟市や上越市で撮影を開始し、2020年春の公開を目指す。四季折々の新潟の情景が盛り込まれる予定だ。
ハルさんは生後3カ月で失明。幼少期から三味線や唄を習得し、各地を回って芸を披露した。国の無形文化財保持者にもなり、05年に105歳で亡くなった。
物語は「母と子、人の慈愛がテーマ」(滝沢監督)。瞽女として生きるために母から厳しくしつけを受けたハルさんの幼少期や、独り立ちし力強く歩んでゆく姿を追う。
オーディションで選ばれた、幼少期を演じる川北のんさん(9)は「ハルさんの生い立ちを自分で調べてみて、この役を演じたいと強く感じた」と話した。成人期を演じる吉本さんは「目が見えないのに旅や修行、人生を力強く進む姿に感動した。心から尊敬する」と力を込めた。
「瞽女」は昨年、新潟日報社のクラウドファンディング(CF)「にいがた、いっぽ」で募った資金でPR映像を製作し、協賛や支援を呼びかけた。滝沢監督は製作費について「自己資金と支援合わせて4千万円ぐらいで動いている」と話し、公開まで支援を募る活動を続けたいとしている。
キャストはほかに中島ひろ子さん、綿引勝彦さん、奈良岡朋子さんら。12日に亡くなった市原悦子さんが語り部として出演予定だった。滝沢監督は「訃報を聞いたときは、一日何もできなかった。企画を気に入っていただき、出演を受けてくださったことに感謝している」と語った。
2019/01/17
三味線を奏で、語り物などを歌いながら、各地を門付けして歩く、盲目の女旅芸人・瞽女(ごぜ)。国の無形文化財保持者でもある最後の瞽女、故・小林ハルさんの半生を描いた人間ドラマ。生後3カ月で失明したハルは2歳の時に父と死別し、盲目のために7歳で瞽女になる。ハルが瞽女になると、それまではやさしかった母のトメは、心を鬼にしてハルを厳しくしつける。それは、母親が子を思う愛情の深さだった。そんな母親のやさしさに気づかぬまま、ハルは8歳でフジ親方とともに初めての巡業の旅に出る。瞽女として過酷な人生を歩んだハルは、意地悪なフジ親方からは瞽女として生き抜く力を、サワ親方からは瞽女の心を授かり、一人前の瞽女として成長していく。国民的美少女コンテスト出身の吉本実憂が成年期のハル役で主演を務めた。監督は劇場版「名探偵コナン」シリーズのエンディング実写パートなどを手がけた瀧澤正治。
2019年製作/109分/G/日本
配給:エムエフピクチャーズ
公式サイト:https://goze-movie.com
瞽ご女ぜとは
What’s “GOZE”
親しく瞽女さんと呼ばれ、三味線を奏で語り物などを唄いながら、各地を門付けして歩く「盲目の女旅芸人」のことです。幼い頃から親方と呼ばれる師匠に預けられ、瞽女として生きてゆくために厳しく芸を仕込まれました。
瞽女が訪れた村にとっては、その日はハレの日です。彼女たちが持ち込む芸によって日々の疲れを癒し、やすらぎと娯楽を得ました。瞽女たちは、期待し待ち望んでいる村人たちのために、視力の残った手引きを先頭に、3~4人が一組となって師匠から弟子の順に前の人の肩の荷に左手を触れて動きを知り、右手に持った杖で足元を確認して歩きました。目の見えない女性が峠を越え、谷川の一本橋を渡り、この村にまで来てくれたのは、神のご加護によるものという畏敬の念で迎えられました。
庄屋は、宿を提供し村人をあつめて瞽女唄を聞かせます。瞽女たちは力いっぱい演じました。村人たちもお初穂を差し、わずかなおひねりを布施としました。お互いに自分が持っている気持ちが通った豊かなひとときをつくりだしました。
瞽女たちが聞かせてくれる三味線芸は、物語性のある古浄瑠璃などの段物を中心に、流行り歌、民謡などです。そのほか都会の出来事や地震災害などを読み込んだ口説き節で遠く離れた地方の動きを知りました。この主役になったのが瞽女たちです。
彼女たちは、雪原を行き峠を越えるつらい旅を杖を頼りにつづけても、村人の喜んでもらえる芸を披露することに生きがいを見出していました。そこに、瞽女という独特な芸能が生まれ独自の文化を形成しました。幼い時から師匠の下で、厳しく三味線芸の修行を続け、独自の掟としきたりの中で,強固な絆で結ばれ、世間の差別・偏見に対して身を寄せ合いながら盲目という障害を克服して生きてきました。
江戸時代まで全国各地に瞽女が存在したといわれ、瞽女たちの手によって津軽三味線の素地が伝えられ、信濃追分の馬子唄が順次伝播されて江差や松前追分に転化するなど民謡の伝播者としても大きな役割を残しました。明治期に越後・新潟にだけ残り長岡地区と上越高田地区の二つの集団が生まれました。
長岡地区には小林ハル 1900年(明治33年)~2005年(平成17年)高田地区には杉本キクイ1898年(明治31年)~1983年(昭和58年)が代表とされ、富山、長野、関東一円から福島、山形の各地を巡って旅の仕事を続けていました。両者とも国の無形文化財保持者として選択され、黄綬褒章を受けています。瞽女は女性だけの禁欲の世界です。しかし旅する中で、喜びがあり、愛があり、恋が生まれます。冷たい雪に身を埋めても燃える心を鎮めることのできない人間としての葛藤もあります。
画家、斎藤真一は油彩画に、作家、水上勉は文芸作品に、そして映画や舞台で瞽女の終末の美が描かれ、一大ブームとなりましたが昭和50年代に入ると近代化の波の中で瞽女は感傷の彼方に消えました。
しかし今、視覚障害者が担ってきた伝統文化を顕彰しようという動きが静かに起こり改めて瞽女の存在が注目されています。瞽女唄を受け継いだ健常者による演奏会、瞽女の足跡をたどるツアー。そして雪の下での瞽女宿体験など各地で瞽女関連のイベントが開催されその都度大勢の人たちが集まり、往時をしのんでいます。
The Story
良い人と歩けば祭り、悪い人と歩けば修行
生後3ヶ月で失明したハルは2歳のとき父と死別。盲目の為に七歳で瞽女になる、それまでは優しい母であったトメは、瞽女になった時から心を鬼にしてハルを厳しく躾ける。それは、母親が子を思う愛情の深さだった。その母親の優しさを気がつかないまま八歳でフジ親方と共に初めて巡業の旅に出る。その年、病が悪化してトメはこの世を去る。死別の際、ハルは自分を虐めた鬼である母親に涙一つ流さなかった。
苛酷な瞽女人生の中でハルは意地悪なフジ親方からは瞽女として生き抜く力を、サワ親方からは瞽女の心を授かるのである。ハルは言う「いい人と歩けば祭り、悪い人と歩けば修行」と・・・・
こうして様々な困難を経て親方になったハルは初めて幼い弟子ハナヨを向かい入れる、何も知らないハナヨを瞽女として生きていける様にとハルは厳しく躾をした時、自分が幼い頃母から鬼の様に厳しく躾けられる姿が走馬灯のように浮かび上がる。
その時、ハルは自分を愛してくれた母親トメの慈愛の深さを知る「カカさ・・・あり~がと・・・」
ハルは母に感謝の涙を流すのであった。
監督
私が最後の瞽女と言われた小林ハルさんの
映画を監督したいと思い立ったのは
二〇〇三年一月のことでした。
テレビ番組で初めて瞽女・小林ハルさんの
存在を知ったのです。
その時私は、彼女の過酷なまでの生き様に
強い衝撃をうけました。
しかもその結末に私は涙を止める事の出来ない
心地よい感動を受けたのでした。
盲目のハルさんは言う
「もし次の世に生まれたら虫でも良い
明るい目を持って生まれてぃなぁ」と。
この言葉の重みを本当に理解できるのは
視覚障害者の人たちだけでしょう。
この映画は子供からお年寄りまで
観て頂ける映画として、小林ハルさんを通し、
世界の人々に生きる事の喜びや
楽しみを伝えたいと考えています。
瀧澤 正治 Masaharu Takizawa
1949 2月3日 東京生まれ
1980
東映株式会社入社 CM企画演出部
1984
フリーランスとしてCM演出に携わる
1988
有限会社キッズ設立
2004
新社屋キッズビルに移転
2006
株式会社に改組 ~ 現在に至る
Message
この作品は劇場で上映するために
2020年を目指して製作します。
2020年が近づくにつれて障害者が持つ偉大な力に驚嘆しその生きる力に励まされます。オリンピック・パラリンピックでは、日本の伝統文化に世界の注目も集まります。そこには、琵琶、箏、三味線の分野で偉大な伝統文化を支えた視覚障害者が大きな実績を残しています。
昭和中期まで三味線芸を披露し心の癒しを届けた集団・瞽女が活躍していました。江戸時代から視覚に障害を持つ女性の芸能集団・瞽女は、農山村の奥地まで、三味線による芸能と情報を送り届けて、村人と交流し福祉の原点であるノーマライゼイションのひとときをつくりあげてきました。特に雪国越後のもつ民俗性は、心打つ民話に残り瞽女への追憶となっています。背景には雪とともに生きた人々の知恵と文化があります。瞽女は雪国を代表する文化の担い手でもあります。
私たちは「盲目の女性の旅芸人・瞽女」の果たした役割をとおして視覚障害というハンデキャップを克服し、超人的な厳しい修行を重ねる体験をした越後瞽女の、感動的に生きる姿を日本の美しい四季の移ろいの中に詩情豊に描き出します。
kino cinema 横浜みなとみらい:12:25-14:20 (109分)
https://ja.wikipedia.org/wiki/瞽女
https://ja.wikipedia.org/wiki/小林ハル#坂井ツルの弟子をやめる
最後の瞽女 小林ハル 津軽三味線の源流 The Last Goze, a blind female strolling musician,Kobayashi Haru
瞽女 -越後路に哀歌は流れる-関矢ハナさん・金子セキさん・中静ミサオさんの三味線音楽 [昭和48年11月] 中日ニュース No.1034_2
関矢ハナさん・金子セキさん・中静ミサオさんが三味線を手に旅する。
※当時の音声オリジナルのまま、編集しております。
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この映像は、株式会社 中日映画社がお送りしています。
弊社は、昭和29年1月から平成7年3月まで、週刊時事ニュースの制作・配給をして参りました。
延べ150時間に及ぶ貴重なニュース映像をTV番組等に提供し、ご好評を頂いております。
「こんな映像はないか?」等、どんなことでもお調べし、迅速対応させていただきます。
◆中日映画社HP http://www.chunichieigasha.co.jp/
最後の瞽女ハル
小林ハル – 祭文松阪 葛の葉 子別れの段
小林ハル – 最後の瞽女 小林ハル 96歳の絶唱
次の世は虫になっても 「瞽女・小林ハルの人生」 昭和59.10.27放送
昭和59年10月27日 20:55~21:55 NHK-FM で放送されたラジオドラマ。
FMステレオ・ドキュメンタリー
「次の世は虫になっても 瞽女・小林ハルの人生」
桐生清次:原作
https://ja.wikipedia.org/wiki/はなれ瞽女おりん
盲目の旅芸人・おりんと、警察や憲兵隊に追われる男・平太郎との愛を美しい自然の中に描く。脚本は「忍ぶ川」の長谷部慶治と「桜の森の満開の下」の篠田正浩、監督も同作の篠田正浩、撮影は「妖婆」の宮川一夫がそれぞれ担当。
1977年製作/117分/日本
原題:Melody in Grey
配給:東宝
ストーリー
大正七年、春まだ浅い山間の薄暮、おりんは、破れ阿弥陀堂で一人の大男(平太郎)と出会った。翌日から、廃寺の縁の下や地蔵堂を泊り歩く二人の奇妙な旅が始まる。ある日、木賃宿の広間で、漂客や酔客相手におりんが「八百屋お七」を語っている時、大男はその客に酒を注いだり、投げ銭を拾い集めていた。またある夜には、料理屋の宴席で「口説き節」を唄うおりんの声を聞きながら、大男は勝手口で、下駄の鼻緒のすげかえをすることもあった。それからも大男は、大八車を買入れ、おりんと二人の所帯道具を積み込んで、旅を続ける。そんな時、柏崎の薬師寺で縁日が開かれた。露店が立ち並ぶ境内の一隅に、下駄を作る大男と、できあがった下駄をフクサで磨きあげるおりんの姿があった。しかし、札をもらわずに店をはったという理由で、大男は土地のヤクザに呼び出される。大男が店を留守にした間に、香具師仲間の一人である別所彦三郎に、おりんは松林で帯をとかれていた。松林の中で、すべてを見てしまった大男は逆上し、大八車の道具箱からノミを取り出すと、松原を走り去った。やがて、渚に座りこんだままのおりんの前に大男が現れ、「また一緒になるから、当分別れてくらそう。俺は若狭の方へ行く。」と言い残すと姿を消した。季節は秋に変り、おりんは黒川の六地蔵で出会ったはなれ瞽女のおたまと共に、南の若狭方面へと向っていた。そんな時、大男は別所殺しの殺人犯として、また福井県鯖江隊所局の脱走兵としても追われていた。残雪を残す若狭の山に春が訪れる。若狭の片手観音堂に来ていたおりんは、ある日、参詣人でにぎわう境内で、大男に呼びとめられた。その夜、うれしさにうちふるえながら、おりんは初めて、大男に抱かれた。翌日から二人はまた旅を始める。しかし、二人の背後に、憲兵中尉・袴田虎三の姿が迫っていた。
Shamisen scene from “Ballad of Orin” はなれ瞽女おりん (Hanare goze Orin) (1977)
『はなれ瞽女おりん』予告編
映画『はなれ瞽女おりん』はビデックスJPで配信中!
http://www.videx.jp/detail/cinema/v_c…
あらすじ:大正7年、盲目の女旅芸人おりんは山間の阿弥陀堂で大男・平太郎と出会い、地蔵堂などを泊まり歩く奇妙な二人旅が始まった。ある日平太郎がいない間に、おりんは香具師仲間の別所彦三郎に帯をとかれてしまう。全てを見た平太郎は、ノミを片手に走り去る。2人は別れて旅を続けるが、後に再会し結ばれる。しかし、平太郎は別所殺しの殺人犯・脱走兵として追われていた。平太郎は逮捕され、おりんが初めてつかんだ愛もつかの間に終わる。
(C)2005表現社
篠田正浩監督 映画『はなれ瞽女おりん』 - 武満徹
はなれ瞽女おりん 「くずの葉子別れの段」
はなれ瞽女おりん「くずの葉子別れの段」
尺八・琵琶奏者:伴 英将
書道家:伴 蒼翠
鉦:谷野嘉子
おりん:井本利美
第2回津軽三味線・津軽民謡全国大会
平成26年11月29日 大津市民会館
高橋竹山 津軽三味線 一