映画『パピチャ 未来へのランウェイ』予告篇 10.30(fri) ROADSHOW
わたしらしく、闘う。
<カンヌ国際映画祭 ある視点部門 正式出品>
<セザール賞 新人監督賞・有望若手女優賞 2冠>
<アカデミー賞 国際長編映画賞 アルジェリア代表>
1990年代、アルジェリア。ファッションデザインに夢中な大学生のネジュマはナイトクラブで自作のドレスを販売している。夢は、世界中の女性の服を作るデザイナーになること。だがイスラム原理主義の台頭によりテロが頻発する首都アルジェでは、ヒジャブの着用を強制するポスターがいたるところに貼られるように。従うことを拒むネジュマはある悲劇的な出来事をきっかけに、自分たちの自由と未来のため、立ちはだかる障害と死の匂いに屈せずに命がけでファッションショーを行うことを決意するー。
★PAPICHA(パピチャ)とは
アルジェリアのスラング。「愉快で魅力的で常識にとらわれない自由な女性」という意味を持つ。
監督:ムニア・メドゥール
出演:リナ・クードリ、シリン・ブティラ、アミラ・イルダ・ドゥアウダ、ザーラ・ドゥモンディ
配給:クロックワークス
2019年/フランス・アルジェリア・ベルギー・カタール/スコープサイズ/109分/アラビア語・フランス語・英語/原題:PAPICHA
© 2019 HIGH SEA PRODUCTION – THE INK CONNECTION – TAYDA FILM – SCOPE PICTURES – TRIBUS P FILMS –– JOUR2FETE – CREAMINAL – CALESON – CADC
映画『パピチャ 未来へのランウェイ』ショート予告編
「若くて自立した、強い女性の物語」4人の“パピチャ”達が見どころを語る/映画『パピチャ 未来へのランウェイ』特別映像
「パピチャ 未来へのランウェイ」本編映像2
Papicha (2019) – Trailer (English Subs)
Directed by : Mounia Meddour
Produced by : The Ink Connection, High Sea Production
Genre: Fiction – Runtime: 1 h 45 min
French release: 09/10/2019
Production year: 2019
Algeria, 1990s.
Nedjma, an 18 year-old student passionate about fashion design refuses to let the tragic events of the Algerian Civil War to keep her from experiencing a normal life and going out at night with her friend Wassila. As the social climate becomes more conservative, she rejects the new bans set by the radicals and decides to fight for her freedom and independence by putting up a fashion show.
More info: https://en.unifrance.org/movie/47228/…
映画『パピチャ 未来へのランウェイ』本編冒頭映像
1990年代のアルジェリア内戦(暗黒の10年)を背景に、ファッションデザイナーを志す少女の視点を通して、イスラム原理主義による女性弾圧の実態を描いた人間ドラマ。アルジェリアで17歳まで過ごし、これが長編映画監督デビュー作となるムニア・メドゥールが、自身の経験から生み出した。2019年・第72回カンヌ国際映画祭ある視点部門で上映されて称賛を集めるも、本国アルジェリアでは当局によって上映禁止となった。90年代、アルジェリア。ファッションデザイナーを夢みる大学生のネジャマは、ナイトクラブで自作のドレスを販売していたが、イスラム原理主義の台頭により、首都アルジェでは女性にヒジャブの着用を強要するポスターがいたるところに貼りだされていた。そんな現実に抗うネジュマは、ある悲劇的な出来事をきっかけに、自分たちの自由と未来をつかみ取るため、命がけともいえるファッションショーの開催を決意する。
2019年製作/109分/G/フランス・アルジェリア・ベルギー・カタール合作
原題:Papicha
配給:クロックワークス
公式サイト:https://papicha-movie.com
INTRODUCTION
第72回カンヌ国際映画祭ある視点部門に出品されるや、性差による抑圧に対する解放の賛辞だとして話題を呼んだ『パピチャ 未来へのランウェイ』。“暗黒の10年”と呼ばれる内戦下のアルジェリアを舞台に、ファッションデザイナーになるという夢に向かって生きる大学生・ネジュマの視点で、当時横行していた弾圧の真実を、劇的かつ瑞々しく描ききった。自身も内紛渦巻く90年代をアルジェリアで過ごし、家族とともにフランスへ逃れた経験を持つ新鋭ムニア・メドゥール監督が本作で鮮烈なデビューを果たした。
監督が自身の姿も投影したという主人公・ネジュマ役を務めたリナ・クードリは、豪華キャスト集結で話題のウェス・アンダーソン監督最新作『The French Dispatch』(20/未)でティモシー・シャラメの相手役を務めるほか、今年のカンヌ国際映画祭オフィシャルセレクション作品『GAGARINE』(20/未)ではヒロインを、さらにファッションブランドDior全面協力のフランス映画『Haute Couture』(20/未)など注目作への出演が続くブレイク必至の新進女優。リナ自身もアルジェリアで生まれ、後にフランスへ移住した経歴を持ち、本作ではその魂の演技で第45回セザール賞有望若手女優賞を受賞している。その他、親友のワシラ役に抜擢されたヨーロッパで人気のインフルエンサーのシリン・ブティラなど、フレッシュな顔ぶれの少女たちがスクリーンで躍動する。
本作はアルジェリア国内で全編撮影が行われ、アルジェリア映画として国内でのプレミア上映が2019年9月に予定されていたが、突如当局により上映中止が発表された。当初公式発表では内部事情によるものとされ、対象となっていた米アカデミー賞国際長編映画賞のエントリー条件を満たさないとして選出が危ぶまれる事態に陥った。しかし制作陣は政府からの検閲による圧力だと訴え、最終的には特例措置として代表と認められるに至った。
抑圧を求める権威主義的な社会の風向きにも、媚びず、流されず、輝きを放つ少女たち。暴力や死の匂いに屈することなく立ち向かう彼女たちへの称賛の声は、いまも世界中から鳴り止まない。
日本が121位となり話題となった世界経済フォーラム発表のジェンダーギャップ指数では、アルジェリアは153カ国中の132位*。フランス植民地からの独立後、イスラーム主義の台頭を経て社会構造に組み込まれた弾圧はいまだ存在しているのか、本作の本国公開も未だ見込みは立っていない。真の自由を求め、「自分らしく」を掴み取るため立ち向かう少女たちの闘いは、いま、この瞬間もまだ続いている。
*出典:世界経済フォーラム Global Center Gap Report 2020
STORY
1990年代、アルジェリア。ファッションデザインに夢中な大学生のネジュマはナイトクラブで自作のドレスを販売している。夢は、世界中の女性の服を作るデザイナーになること。だが武装した過激派のイスラム主義勢力の台頭によりテロが頻発する首都アルジェでは、ヒジャブの着用を強制するポスターがいたるところに貼られるように。従うことを拒むネジュマはある悲劇的な出来事をきっかけに、自分たちの自由と未来のため、命がけでファッションショーを行うことを決意する―。
CAST
1992年生まれ、アルジェリア出身。 父はジャーナリスト、母はバイオリニスト。2歳の時に家族でフランスに移住、ドイツでも約1年暮らしたことがある。2014年にフランスのTVシリーズ「Josephine Guardian Angel」(97~)で女優デビュー。「The Blessed」(17)の演技が評価され、第74回ヴェネチア国際映画祭最優秀女優賞を受賞。本作で第45回セザール賞有望若手女優賞受賞。今後、ウェス・アンダーソン監督作『The French Dispatch』(仏2020年公開予定)、Dior全面協力の映画『Haute Couture』(仏2020年12月公開予定)など注目作への出演が続く。
<主な出演作>
『ポリーナ、私を踊る』(16)、『The Blessed』(17)、『The Party’s Over』(18)、『Luna』(17)、『パピチャ 未来へのランウェイ』(19)、『スペシャルズ! ~政府が潰そうとした自閉症ケア施設を守った男たちの実話~』(19)、『The Breitner Commando』(19)、『The French Dispatch』(20年公開予定)、『Haute Couture』(20年公開予定)、『GAGARINE』(20年カンヌ国際映画祭出品)
STAFF
1978年生まれ、ロシア・モスクワ出身、アルジェリア育ち。アルジェリア内戦時に、家族と共にフランスへ移住。大学でジャーナリズムを専攻した後パリにあるフランス国立映像音響芸術学院の夏季映画監督プログラムに参加。初監督と務めた短編映画『EDWIGE』(11)でサン=ジャン=ド=リュズ国際映画祭のCiné+賞と、ユニフランス短編映画賞に輝き、ドバイ国際映画祭などいくつかの映画祭で上映された。『パピチャ 未来へのランウェイ』は長編第1作目となり、第72回カンヌ国際映画祭ある視点部門に正式出品された。
<フィルモグラフィー>
- 2020年 『HOURIA』 脚本/監督/共同製作(長編映画)※制作中
- 2019年 『パピチャ 未来へのランウェイ』 脚本/監督/共同製作(長編映画)
- 2012年 『EDWIGE』 脚本/監督/共同制作(短編映画)
- 2011年 『CINÉMA ALGÉRIEN UN NOUVEAU SOUFFLE』脚本/監督/共同製作(ドキュメンタリー)
- 2009年 『LA CUISINE EN HÉRITAGE』 脚本/監督(ドキュメンタリー)
- 2007年 『PARTICULES ÉLÉMENTAIRES』 脚本/監督(ドキュメンタリー)
https://eiga.com/news/20201029/11/
https://fansvoice.jp/2020/10/30/papicha-mounia-meddour-interview/
横浜シネマリン:10:00-11:55 (109分)
それでも、未来を諦めない。
私たちの命は、私たちのために輝く。
1990年代、アルジェリア。ファッションデザインに夢中な大学生のネジュマはナイトクラブで自作のドレスを販売している。夢は、世界中の女性の服を作るデザイナーになること。だが武装した過激派のイスラム主義勢力の台頭によりテロが頻発する首都アルジェでは、ヒジャブの着用を強制するポスターがいたるところに貼られるように。従うことを拒むネジュマはある悲劇的な出来事をきっかけに、自分たちの自由と未来のため、命がけでファッションショーを行うことを決意する―。
本国当局により上映中止の問題作
カンヌ国際映画祭で上映されるや、その迸るエネルギーで世界を圧倒した本作は、新鋭監督ムニア・メドゥール自身の経験から生まれた。アルジェリア“暗黒の10年”を舞台に、イスラム原理主義による女性弾圧の真実を、ファッションデザイナーを夢見る少女の視点で瑞々しく描ききった。
媚びず、流されず、自らのために立ち向かう力強さは観客に勇気を与え、性差による抑圧に対する解放の賛辞だとして話題を呼んだ。ところが、大統領選を控えていた本国では、当局によって説明なしに上映が中止され物議を醸す事態に。エントリー要件を満たさないとしてアカデミー賞国際長編映画賞への代表選出が危ぶまれたが、制作陣が政府からの圧力があったと訴え、最終的に特例措置で代表として認められた。その後、セザール賞で新人監督賞、主演のリナ・クードリもその魂の演技で有望若手女優賞を受賞し二冠を果たすも、未だに本国での公開には至っていない。真の自由を求め、「自分らしく」を掴み取るため立ち向かう少女たちの闘いは、いま、この瞬間もまだ続いている。
*第72回カンヌ国際映画祭 ある視点部門 正式出品
*第45回セザール賞 2冠 新人監督賞、有望若手女優賞
*第92回アカデミー賞® 国際長編映画賞 アルジェリア代表
https://www.bunkamura.co.jp/cinema/lineup/20_papicha.html
https://ttcg.jp/movie/0687500.html
https://news.yahoo.co.jp/articles/484dc977c533e663ad3b3cd5354da0c9c86fcca5?page=1
https://news.yahoo.co.jp/articles/484dc977c533e663ad3b3cd5354da0c9c86fcca5?page=2
https://news.yahoo.co.jp/articles/484dc977c533e663ad3b3cd5354da0c9c86fcca5?page=3
1990年代のアルジェリア“暗黒の10年”
ジェリア政府と様々なイスラム武力勢力との間に衝突が起こっていた期間、1992年にはイスラム武装集団が結成。過激派によるテロで内戦にまで発展。
終焉にまで何千人もの人々が国を追われ、100万人が難民、15万人もの命が失われた。
https://www.weblio.jp/wkpja/content/アルジェリアの歴史_「暗黒の10年」と呼ばれた内戦(1991年-2002年)
https://eiga.com/news/20201030/14/