予告編
『Mommy/マミー』『たかが世界の終わり』などで知られるグザヴィエ・ドランが監督を務めた人間ドラマ。ニューヨークを舞台に、人気絶頂のさなかに夭折したスター俳優の謎に満ちた死の真相が描かれる。主演はドラマ「ゲーム・オブ・スローンズ」シリーズなどのキット・ハリントン。真相の鍵を握る少年に『ルーム』などのジェイコブ・トレンブレイがふんするほか、ナタリー・ポートマン、スーザン・サランドン、キャシー・ベイツらが共演する。
「Mommy マミー」「たかが世界の終わり」などで高い評価を得ているカナダ出身の若き俊英グザビエ・ドランが、初めて挑んだ英語作品。2006年、ニューヨーク。人気俳優のジョン・F・ドノヴァンが29歳の若さでこの世を去る。自殺か事故か、あるいは事件か、謎に包まれた死の真相について、鍵を握っていたのは11歳の少年ルパート・ターナーだった。10年後、新進俳優として注目される存在となっていたルパートは、ジョンと交わしていた100通以上の手紙を1冊の本として出版。さらには、著名なジャーナリストの取材を受けて、すべてを明らかにすると宣言するのだが……。物語は、ドランが幼いころ、憧れていたレオナルド・ディカプリオに手紙を送ったという自身の経験から着想を得た。出演は「ゲーム・オブ・スローンズ」のキット・ハリントン、「ルーム」のジェイコブ・トレンブレイをはじめ、ナタリー・ポートマン、スーザン・サランドン、キャシー・ベイツら豪華実力派がそろった。
公式サイト:http://www.phantom-film.com/donovan/
https://ja.wikipedia.org/wiki/ジョン・F・ドノヴァンの死と生
INTRODUCTION
豪華キャストの最高峰の演技×圧倒的な映像美
ドラン自身が集大成と語る、“人生の真実”を描いた愛の物語
2009年。19歳の才能に世界は一瞬で魂を奪われた。その後『Mommy/マミー』でカンヌ国際映画祭審査委員賞を受賞し、前作『たかが世界の終わり』でカンヌ国際映画祭グランプリに輝いた。そして今、グザヴィエ ・ドラン初英語監督作品を誕生させた。着想から10年の時を経て挑んだ本作は、8歳だったドランが当時『タイタニック』に出ていたレオナルド・ディカプリオにファンレターを書いたという自身の思い出をヒントに描かれる、スターと少年の物語だ。幼少期のドラン自身がモデルになった少年ルパートには、『ルーム』で絶賛された天才子役ジェイコブ・トレンブレイ。彼が憧れる俳優ジョンに、TVシリーズ「ゲーム・オブ・スローンズ」のキット・ハリントン。脇を固めるのはナタリー・ポートマン、スーザン・サランドン、キャシー・ベイツら豪華オスカー女優たち。さらにアデル、ザ・ヴァーヴの音楽、ほとばしる感情に揺れる映像で、美しきスターの光と影に迫る。デビューから一貫して描き続けてきた「母と息子」というテーマにおける集大成だと監督自身が語る最新作が遂に幕を上げる。
STORY
2006年、ニューヨーク。人気俳優のジョン・F・ドノヴァン(キット・ハリントン)が29歳の若さでこの世を去った。自殺か事故か、あるいは事件か。謎の真相の鍵を握るのは、一人の少年だった。それから10年の歳月が過ぎ、ドノヴァンと当時11歳の少年だったルパート・ターナー(ジェイコブ・トレンブイ)の“秘密の文通”が一冊の本として出版される。今では注目の新進俳優となったルパートが、100通以上の手紙の公開に踏み切ったのだ。さらにルパートは、著名なジャーナリストの取材を受け、すべてを明かすと宣言するのだが──。
監督・脚本・編集・プロデューサー:グザヴィエ・ドラン Xavier Dolan
1989年、カナダ・ケベック州出身。監督、脚本家、編集者。幼少期より映画やテレビ番組に出演する子役出身の俳優でもある。自身が19歳の時に監督、主演、脚本、プロデュースをした半自叙伝的なデビュー作『マイ・マザー』で国際的に高い評価を得る。その後『わたしはロランス』がトロント国際映画祭で最優秀カナダ映画賞受賞、カンヌ国際映画祭ある視点部門女優賞とクィア・パルム賞を受賞。『Mommy/マミー』で、カンヌ国際映画祭審査員賞受賞、カナダ・スクリーン・アワードで最優秀作品賞を含む9部門を受賞。前作『たかが世界の終わり』は、カンヌ国際映画祭グランプリはじめ、セザール賞最優秀監督賞と最優秀編集賞など多くの映画賞を受賞。映画の監督以外では、本作のオープニング曲を担当したシンガーソングライター・アデルのミュージックビデオを手掛け、カナダのグラミー賞に値するジュノー賞で年間最優秀賞に輝いた。次回作は、愛と友情の狭間で揺れる二人の青年のラブストーリー『Matthias & Maxime(原題)』(20年日本公開予定/ファントム・フィルム配給)。自身も主人公の青年の一人を演じる。
【これまでの監督作品】
2009年『マイ・マザー』【監督・脚本・出演】
2010年『胸騒ぎの恋人』【監督・脚本・編集・出演】
2012年『わたしはロランス』【監督・脚本・衣装・編集】
2013年『トム・アット・ザ・ファーム』【監督・脚本・衣装・編集・出演】
2014年『Mommy/マミー』【監督・脚本・衣装デザイン・編集・出演】
2015年 MV「Hello」(アデル)【監督・編集】
2016年『たかが世界の終わり』【監督・脚本・編集】
カナダ・ケベック州出身。6歳の頃から子役として映画やTVドラマに出演。19歳で完成させた監督デビュー作「マイ・マザー」(2009)が、第62回カンヌ国際映画祭の監督週間に出品され、若者の視点賞などを受賞。続く「胸騒ぎの恋人」(10)、「わたしはロランス」(12)もカンヌ国際映画祭のある視点部門に出品され、前者で再び若者の視点賞を受賞、後者では主演女優のスザヌ・クレマンに最優秀女優賞をもたらし、カナダの俊英として脚光を浴びる。監督4作目「トム・アット・ザ・ファーム」(13)では、第70回ベネチア国際映画祭コンペティション部門で国際批評家連盟賞を受賞。続く「Mommy マミー」(14)は第67回カンヌ国際映画祭で審査員特別賞(ジャン=リュック・ゴダール監督の「さらば、愛の言葉よ」と同時受賞)、「たかが世界の終わり」(16)では第69回カンヌ国際映画祭のグランプリを受賞した。自身の監督作で多く主演を務めているほか、「エレファント・ソング」(14)、「ある少年の告白」(18)などに俳優として出演。監督6作目「ジョン・F・ドノヴァンの死と生」(18)ではキット・ハリソン、ナタリー・ポートマンら豪華キャストを迎え、初の英語作品に挑戦した。
横浜ブルク13:10:30-12:45 (123分)