予告編
第72回カンヌ国際映画祭コンペティション部門正式出品 エキュメニカル審査員賞受賞
テレンス・マリック監督、初の実話映画化『名もなき生涯』2020年2月21日(金)公開!
【STORY】第二次世界大戦時、ヒトラーへの忠誠を拒絶し、ナチスに加担するより自らの信念に殉じた一人の農夫がオーストリアに実在した。彼の名はフランツ(アウグスト・ディール)、山と谷に囲まれた美しい村で、妻のフランチスカ(ヴァレリー・パフナー)と3人の娘と暮らしていた。戦火が激化し戦争に駆り出された彼は、ヒトラーへの忠誠を頑なに拒む。直ちに収監され裁判を待つフランツを、フランチスカは手紙で励ますが、彼女自身も村でひどい仕打ちを受け始める──。
【監督】テレンス・マリック(『ツリー・オブ・ライフ』)
【キャスト】アウグスト・ディール、ヴァレリー・パフナー、ブルーノ・ガンツ ほか
【原題】A Hidden Life
【全米公開】2019年12月13日(予定)
【配給】ウォルト・ディズニー・ジャパン
【コピーライト】(C)2019 Twentieth Century Fox
「ツリー・オブ・ライフ」「シン・レッド・ライン」の巨匠テレンス・マリックが、第2次世界大戦時のオーストリアで、ヒトラーへの忠誠を拒み信念に殉じた実在の農夫の物語を映画化したヒューマンドラマ。第2次世界大戦下のオーストリア。山と谷に囲まれた美しい村で、妻フランチスカと3人の娘と暮らしていたフランツは、激化する戦争へと狩り出されるが、ヒトラーへの忠誠を拒んだことで収監される。裁判を待つフランツをフランチスカは手紙で励ますが、彼女自身もまた、裏切り者の妻として村人たちから酷い仕打ちを受けていた。ナチスに加担するよりも自らの信念に殉じ、後に列福されたフランツを「イングロリアス・バスターズ」「マルクス・エンゲルス」のアウグスト・ディール、妻フランチスカを「エゴン・シーレ 死と乙女」のバレリー・パフナーが演じた。また、2019年2月に他界した名優ブルーノ・ガンツが判事役を務めている。19年・第72回カンヌ国際映画祭コンペティション部門出品。
2019年製作/175分/アメリカ・ドイツ合作
原題:A Hidden Life
配給:ディズニー
公式サイト:http://www.foxmovies-jp.com/namonaki-shogai/
https://ja.wikipedia.org/wiki/名もなき生涯
第二次世界大戦時、ドイツに併合されたオーストリアで、ヒトラーへの忠誠と兵役を拒絶し、ナチスに加担するより自らの信念に殉じることを選んだ、フランツ・イェーガーシュテッターという一人の農夫の生涯
オーストリアの山と谷に囲まれた美しい村で農夫として働くフランツは、妻のファニと3人の娘と、穏やかで幸せな暮らしを送っていた。けれども、第二次世界大戦の戦火が日々激しくなり、フランツにも召集令状が届く。基地に出頭したフランツは、ヒトラーへの忠誠を誓う署名を頑なに拒み、直ちに収監される。非国民と責められ、孤独に耐えながら裁判を待つフランツを、ファニは手紙で優しく励ますが、彼女自身も村で裏切り者の妻としてひどい仕打ちを受け始める──。
本作は第二次世界大戦時にヒトラーへの忠誠宣誓を拒否し、ナチスへの加担より死を選んだオーストリアの農夫フランツ・
イェーガーシュテッターの真実の物語である。フランツの逸話は、ザンクト・ラーデグント以外ではほとんど知られていな
かった。1970年代に当地を訪れたアメリカ人ゴードン・ザーンによる研究が無ければ、埋もれたままだったかもしれない。
プロデューサーのグラント・ヒルは、「驚くべき不屈の愛の物語だ。群集心理や人が何かに駆り立てられる根源を掘り下げ、
信念と良心のために限界まで奮闘する姿を描き出し、大義名分があれば善人を傷つけてもよいのかと厳しく問いかける。
つまり、これはいつの時代にもあてはまる献身と愛と寛容の壮大な物語だ。マリック監督は、こうした側面に惹かれたのだと思う」と語る。
本作はマリック監督にとって初の実在した人物の伝記映画となり、その人物の子孫は存命している。ヒルは、「マリック監督はフランツの娘に本作に関わってもらおうとしたが、フランツの一族はひどく傷ついていた。そのため仲介者を通じて
懇談の場を設け、事実に即した一族が納得できる物語を作る方法を模索した。その結果、彼女は映画を撮ることを承認し、製作期間中ずっと協力してくれた」と振り返る。
https://ja.wikipedia.org/wiki/テレンス・マリック
kino cinema 横浜みなとみらい:12:30-15:30 (175分)
https://ja.wikipedia.org/wiki/フランツ・イエーガーシュテッター
フランツ・イエーガーシュテッター
イエーガーシュテッターをあしらったポスター
フランツ・イエーガーシュテッター[1](ドイツ語: Franz Jägerstätter[注釈 1]、1907年5月20日 – 1943年8月9日)は、オーストリア出身で第二次世界大戦中に良心的兵役拒否を行った人物である。出生名はフランツ・フーバー(独: Franz Huber)であった。イエーガーシュテッターは良心的兵役拒否が元で死刑に処されたが、死後殉教者としてカトリック教会から列福された。1994年にはマサチューセッツ州シャーボーン(英語版)の平和主義者記念館 (The Pacifist Memorial) に、良心的兵役拒否に関する彼の言葉を載せた青銅製の銘板が掲げられた。イェーガーシュテッターの生涯は、テレンス・マリックが監督した2019年の映画『名もなき生涯』で取り上げられた。
彼の辿った運命は、1964年にアメリカの社会学者ゴードン・ザーン(英語版)が伝記『イン・ソリタリー・ウィットネス(英語版)』(原題)を発表するまでよく知られていなかった。高名な厳律シトー会の修道士で平和活動家のトマス・マートンは、1968年に書いた “Faith and Violence” でイエーガーシュテッターに関して1章を割いている。1971年にオーストリアでのテレビ放送用に作られた映画 “Verweigerung”(意味は「拒否」、当初の題名は “Der Fall Jägerstätter”)では彼の人生が扱われ、アクセル・コーティ(英語版)が監督、クルト・ヴァインツィアール(英語版)が主演を務めた[15][16]。1989年には、彼の言葉を元に “You Call Me” という曲が作られた[17]。1995年には毎年開かれるブラウナウ現代史の日(英語版)でイエーガーシュテッターの話が取り上げられた[18]。1997年5月7日には、ベルリン地方裁判所(英語版)によって死刑判決が取り消された[19]。2006年にはザンクト・ラデグントにつまずきの石(英語版)が設置された[20]。
https://en.wikipedia.org/wiki/In_Solitary_Witness
https://en.wikipedia.org/wiki/Gordon_Zahn
Zahn, Gordon(英語版) (1964). In Solitary Witness. The life and death of Franz Jägerstätter. Springfield, Illinois: Templegate Publishers. ISBN 0-87243-141-X.
2009年ドキュメンタリー映画 “Franz Jaegerstaetter: A Man of Conscience”
題名の“隠された生活”とは、ジョージ・エリオットの小説<ミドルマーチ>の中の“世の中の善の大半は、歴史から忘れられた、人知れず、隠れた人生を送った人々の行動に負うている”(大意)という言葉から。
ジョージ・エリオットの名言、 「歴史に残らないような行為が世の中の善を作っていく 名もなき生涯を送り- 今は訪れる人もない墓にて眠る人々のお陰で 物事が さほど悪くはならないのだ」