『アメリカン・ビューティー』でアカデミー賞監督賞を受賞、『007スペクター』を始めダニエル・クレイグ版ジェームズ・ボンドの007シリーズをスタイリッシュに一新し、全世界を熱狂させたサム・メンデス監督による最新作『1917 命をかけた伝令』。
第一次世界大戦の”若きイギリス兵のある一日”を壮大なスケールと深いドラマで、且つリアルタイムで描き出す。
若きイギリス兵のスコフィールドとブレイクが、危険待ち受ける敵の陣地を抜け、進軍する仲間と兄弟が所属する1600人の友軍兵士たちの命を救うべく、一刻も早く「作戦中止」の重要な伝令するために立ち向かっていく。
若きイギリス兵には、ジョージ・マッケイ、ディーン・チャールズ=チャップマンのフレッシュな英国俳優を起用し、ベネディクト・カンバーバッチ、コリン・ファース、マーク・ストロングらイギリスを代表する実力派俳優が脇を固める。
監督:サム・メンデス(『007 スペクター』(15)、『007 スカイフォール』(12)、『アメリカン・ビューティー』(99)ほか)
脚本:サム・メンデス、クリスティ・ウィルソン=ケアンズ(「ナイトメア ~血塗られた秘密~」シリーズ)
製作:サム・メンデス、ピッパ・ハリス(「ナイトメア ~血塗られた秘密~」シリーズ、『悲しみが乾くまで』(08)ほか
出演:ジョージ・マッケイ、ディーン・チャールズ=チャップマン、ベネディクト・カンバーバッチ、コリン・ファース、マーク・ストロングほか
配給宣伝:東宝東和
(c)2019 Universal Pictures and Storyteller Distribution Co., LLC. All Rights Reserved.
「007 スペクター」「レボリューショナリー・ロード 燃え尽きるまで」などで知られる名匠サム・メンデスが、第1次世界大戦を舞台に描く戦争ドラマ。若きイギリス兵のスコフィールドとブレイクの2人が、兄を含めた最前線にいる仲間1600人の命を救うべく、重要な命令を一刻も早く伝達するため、さまざまな危険が待ち受ける敵陣に身を投じて駆け抜けていく姿を、全編ワンカット撮影で描いた。1917年4月、フランスの西部戦線では防衛線を挟んでドイツ軍と連合国軍のにらみ合いが続き、消耗戦を繰り返していた。そんな中、若きイギリス兵のスコフィールドとブレイクは、撤退したドイツ軍を追撃中のマッケンジー大佐の部隊に重要なメッセージを届ける任務を与えられる。戦場を駆け抜ける2人の英国兵をジョージ・マッケイ、ディーン・チャールズ=チャップマンという若手俳優が演じ、その周囲をベネディクト・カンバーバッチ、コリン・ファース、マーク・ストロングらイギリスを代表する実力派が固めた。撮影は、「007 スペクター」でもメンデス監督とタッグを組んだ名手ロジャー・ディーキンス。第92回アカデミー賞では作品賞、監督賞を含む10部門でノミネートされ撮影賞、録音賞、視覚効果賞を受賞した。
2019年製作/119分/G/イギリス・アメリカ合作
配給:東宝東和
公式サイト:https://1917-movie.jp
https://ja.wikipedia.org/wiki/1917_命をかけた伝令
この度、異次元の没入体験を生み出したサム・メンデス監督、
ロジャー・ディーキンス、主演のジョージ・マッケイと
ディーン=チャールズ・チャップマンらが、
本作に込めた想いや見どころについて熱弁する特別映像が到着!
解禁された約11分間に及ぶ本映像では、第一次世界大戦を体験した祖父の話をきっかけに初の脚本執筆に挑んだというサム・メンデス監督による本作の題材・ストーリー、そしてワンカット撮影という技法を選んだ想いについて明かすところから始まる。続けて、スタッフだけでなくカメラに追い回されるキャストの動きも重要となる独特な撮影のなかで主演に大抜擢されたジョージ・マッケイとディーン=チャールズ・チャップマンが登場し、ジョージが「舞台の芝居と同じ。間違えたとしても演じ続けなきゃならない。」、ディーンが「実際に台詞が被ることもあった」と明かすようにトラブルが起きても芝居と撮影を続行したというワンカット撮影ならではのエピソードとその実際の本編映像が明かされ、本年度アカデミー賞で撮影賞を受賞した巨匠ロジャー・ディーキンスが、自身の撮影にかけたポリシーについて熱く語る姿も映し出されていく。
メイキング映像では、ロジャーが実際にカメラを抱えて撮影する様子や、サム・メンデスともにロケーションをみながら打ち合わせを重ねたり、ジョージやディーンも加わり美術セットも仕上がっていない平地の状態のロケ地でリハーサルに打ち込む姿、またジョージがスタントを使わずに自ら激流に飛び込んだり、砂の塊が容赦なく舞う戦場を駆け抜けるという身体を張ったアクションに挑む姿のほか、『007 スペクター』や『007 スカイフォール』で活躍したプロダクション・デザインのデニス・ガスナー率いる美術チームが史実に忠実な塹壕や廃墟を作り上げ、照明チームがロジャーの監修の元で夜間シーンの撮影に試行錯誤する様子なども映し出され、サム・メンデス監督、ロジャー・ディーキンス、主演キャストの2人はもちろん、本作に参加したすべてのクルーが、”リアルタイムで物語を描く”ことを徹底的に追求して、本作の制作に挑んだことがひしひしと伝わる濃厚な映像に仕上がっている。
見どころたっぷりの映像の最後は、ロジャー・ディーキンスが「実際にスクリーンで観て、ワンカット撮影の世界と、その撮影技術を堪能してほしい。」と自身が生み出したワンカット映像に自信を覗かせ、サム・メンデスが「”ワンカットで撮影する”そう決めた覚悟が重要なんだ。それが観客の心に響く作品に結実すればこんなに嬉しいことはないね。」と信念を持って仕上げた本作を観客の目に託すコメントで締まる。巨匠たちがこれまでの映画にない異次元の没入体験を追い求めて見事映像化に成功した本作。日本を始め、世界中の観客や賞レースで高評価を浴びる映像を、是非とも劇場公開のうちに最高の環境でご覧ください!
サム・メンデス監督が、「リアルタイムで描くと決めていた。足音や息遣いまで一挙手一投足を捉えるためだ。」と映像の冒頭で明かすように、観客に若き兵士の壮絶な挑戦を臨場感たっぷりに体感させるためとことんリアルな映像を追求した本作だが、そのこだわりは、ワンカット映像だけでなく物語が展開する美術セットの面でも大いに反映された。特に美術チームの骨を折る作業となったのは、主人公のスコフィールドやブレイクが、全編通して歩き回る長い塹壕。たくさんの兵士たちで溢れかえり、最前線に進むにつれて壮絶な戦いの場へと空気を変えていく冒頭の移動のストロークから、ベネディクト・カンバーバッチ演じるマッケンジー大佐やコリン・ファース演じるエリンモア将軍が待機する内部の美術や、敵であるドイツ軍の塹壕に至るまで、トータルで数キロにも及ぶすべての塹壕のセットを、美術チームの力とその人の手によって、広大な屋外の敷地にゼロから制作されたという。
『007 スカイフォール』(12)や『ブレードランナー 2049』(17)でもプロダクション・デザインを担当したデニス・ガスナーは「大変な作業量だ。何もない平地でゼロから作り上げたからね。」とその苦労を明かす。デニスのもとで塹壕の美術監督を担当し、過去に『美女と野獣』(17)にも参加していたエレイン・クスミシュコは、史実に忠実な塹壕を作ることにこだわったようで「当時、第一次世界大戦は長期間に及ぶ戦争になると考えられていた。でもイギリスは窮地に追い込まれていて、それ対しドイツ軍の塹壕はコンクリート製で膨大な労力がかけられていたの。」と自身の分析を明かしており、その塹壕の明らかな違いや、忠実さを求めた美術チームの姿は、本映像のメイキングや、映画本編で窺うことができる。
細部に至るまでの徹底したこだわりは、俳優の演技にも大きな影響を与えたようで、主人公のスコフィールドを演じたジョージ・マッケイは、「塹壕のリアルさに刺激を受けたよ。」、ブレイクを演じたディーン=チャールズ・チャップマンは「役と場面に没頭できた。」と明かしており、さらにディーンは「塹壕の撮影は屋外だったから雨を遮るものはなかった。大雨が降ってきたときに、ふと大勢のエキストラたちを見ると、彼らは軍服を着たまま、少しでも雨をよけようと小さなメタルの下に密集していた。そのときに”100年前もまさに同じ光景だったんだ”と痛感した」と撮影時のエピソードを明かしている。
「観客が体験できるセットよ。実際に塹壕にいるかのように錯覚する。」とこれまでサム・メンデス監督のプロダクションで様々な作品に参加してきた製作のピッパ・ハリスが自信を覗かせるように、ワンカット映像による撮影のみならず、美術の細部に至るまでリアルタイムにこだわられた本作の圧巻の映像体験を、ぜひとも大きなスクリーンで体感していただきたい!
「007 スペクター」「レボリューショナリー・ロード 燃え尽きるまで」などで知られる名匠サム・メンデスが、第1次世界大戦を舞台に描く戦争ドラマ。若きイギリス兵のスコフィールドとブレイクの2人が、兄を含めた最前線にいる仲間1600人の命を救うべく、重要な命令を一刻も早く伝達するため、さまざまな危険が待ち受ける敵陣に身を投じて駆け抜けていく姿を、全編ワンカット撮影で描いた。1917年4月、フランスの西部戦線では防衛線を挟んでドイツ軍と連合国軍のにらみ合いが続き、消耗戦を繰り返していた。そんな中、若きイギリス兵のスコフィールドとブレイクは、撤退したドイツ軍を追撃中のマッケンジー大佐の部隊に重要なメッセージを届ける任務を与えられる。戦場を駆け抜ける2人の英国兵をジョージ・マッケイ、ディーン・チャールズ=チャップマンという若手俳優が演じ、その周囲をベネディクト・カンバーバッチ、コリン・ファース、マーク・ストロングらイギリスを代表する実力派が固めた。撮影は、「007 スペクター」でもメンデス監督とタッグを組んだ名手ロジャー・ディーキンス。第92回アカデミー賞では作品賞、監督賞を含む10部門でノミネートされ撮影賞、録音賞、視覚効果賞を受賞した。
2019年製作/119分/G/イギリス・アメリカ合作
原題:1917
配給:東宝東和
監督サム・メンデス
https://eiga.com/news/20200218/13/
【独占インタビュー】
https://ja.wikipedia.org/wiki/サム・メンデス
横浜ブルク13:11:50-14:00 (119分)
「第92回アカデミー賞」3部門受賞! <撮影賞、録音賞、視覚効果賞>
「第73回英国アカデミー賞」でも、7部門受賞と快進撃が続く中、日本時間2月10日(月)、遂に最大の映画賞「第92回アカデミー賞」が発表され、<撮影賞、録音賞、視覚効果賞>の3部門で受賞!!
撮影賞を受賞したロジャー・ディーキンスは、「仲間の撮影監督のインスピレーション、友情に感謝します。さらに支えてくれた妻や、スタッフのみんな、そしてサム・メンデス監督、このような素晴らしい経験を与えてもらい感謝しています。」と、喜びの表情を浮かべた。撮影賞を受賞するのは第90回アカデミー賞での『ブレードランナー 2049』以
来、2度目となった。
本作は、サム・メンデス監督が、若き兵士たちが困難なミッションに立ち向かう姿を臨場感たっぷりに、さらに観る人たちを物語への究極の没入感へ導き、登場人物たちの行動や心情を体感してもらうために”ワンカット映像”という画期的な撮影方法を全編に採用した。全編を途切れることなくひとつながりの映像で見せる【ワンシーン ワンカット】は、登場人物の感情や臨場感を表現する<長回し>として多くの監督がその手法を取り入れてきた。監督によると「完璧に途切れなく物語を描くために、全てにおいて秒単位まで計算されるなど緻密な調整をした。特にリハーサルについては、今までの過去のどの作品よりも時間を費やした。自身のキャリアにおいて、最もエキサイティングな仕事だった」さらに、「本作は、映画の歴史を語るわけでも、何かメッセージを伝えたいというわけでもない。使える映画の技術はすべてつぎ込んだよ。映画は体験だ。観客には頭を空っぽにして観て、感じて欲しい」。撮影監督のロジャー・ディーキンスもその画期的な演出方法について「(長回しで撮影するために)照明器具を置くことができなかったり、天候に左右されたりして撮影は大変だった。だが、そこを注目して欲しいのではなく、それを忘れて作品の物語へ没頭してもらうことが目的だ」と語っている。
海外でも「本年度の作品でめざましい技術的な成果を残した作品の一つ」(バニティ・フェア)と評され、その画期的な撮影および演出に注目される本作。 53の賞、163部門で受賞&ノミネート(宣伝調べ:受賞とノミネーションの合計※ノミネーション後に受賞したものは、ノミネート数時点でカウント)を記録しており、今週14(金)から始まる全国公開は大いに盛り上がりを見せると期待が高まっている。
壇上スピーチ
★撮影賞:ロジャー・ディーキンス
「仲間の撮影監督のインスピレーション、友情に感謝します。さらに支えてくれた妻や、スタッフのみんな、そしてサム・メンデス監督に、このような素晴らしい経験を与えてもらい、感謝しています。」(撮影賞を受賞するのは第90回アカデミー賞での『ブレードランナー 2049』以来、2度目。)
★録音賞:マーク・テイラー、スチュアート・ウィルソン
「本作のスタッフ・キャストを代表して受け取ります。塹壕のなかや様々な過酷な現場で、クルーの全員が素晴らしい仕事をしてくれました。プロデューサーやスタッフ、キャスト、家族に感謝します。そして、サム・メンデス監督がいないとこころに立てていません。本当にありがとうございました。」
★視覚効果賞:ギョーム・ロシェロン、グレッグ・バトラー、ドミニク・トゥーイ
「今作はドリームプロジェクトであって、VFXにどうアプローチするかのチャレンジであり、素晴らしい仲間たちとコラボレーションのできる機会でもありました。プロデューサーをはじめ、スタッフ、キャスト、そしてサム・メンデス監督に感謝しています。」